2023年07月22日
マリッジセレブレーション。363想いでのページをめくるように。。。
「私はアルコールはやめときます、3時からプルメリア警察署へ出向きますしそれに、私はお菓子や料理のアルコールぐらいなら大丈夫ですが、もともと酒は飲まないんです。オヤジの家系は全くの下戸だし。おふくろの家系は酒飲みだけど、。。。」四朗がそういうと、ミリオンは宝石のようにキラキラしたノンアルコールのメニューを四朗に手渡しました。「うわぁすっごいですね。。。これ、全部。。。ノンアルコールのビールと、ワインと。。。カクテル。。ですか」「最近は、あんまり飲めないとか車でお店に来てくれたお客さんは帰りも運転しなきゃいけないとか結構あるでしょ。代行運転もあるけど。。。飲めない人にも雰囲気だけでも楽しんでもらおうと思って。ほら、それにそれこそ。。。イシベーヌさんもだけどお菓子とか、ケーキとか。。。今時はシャレててキラキラしてるでしょ。あと、ここらへんの海の中の珊瑚礁の色とりどりの熱帯魚とか、そんな、カラフルで自由なワクワクするもの、見てるだけでウキウキするようなもんを、うちもこんな店だけど宝石箱をひっくり返したような、おもちゃ箱をひっくり返したような。。。そんなもんがうちのメニューにもあったらいいかなって。ミリオンが言ってきたんだよ。」桑田の大将が言いました。「ノンアルコールも、俺は飲まないけど最初はビールとワインとか、それぐらいだったもんな。。この店もさ、で、ミリちゃんがなんかそれじゃあちょっと。。。まぁ、俺みたいなのは関係ないし、俺ら漁師とか、ここの常連さんは酒飲みでノンアルコールは関係ないけどさ。でも、漁師や常連さんばっかりじゃないでしょ。釣り人や観光客や、女性だってくるし、車でくる人もいるしで、ミリちゃんがいろいろノンアルコールのカクテルを増やしていったんだよ。」隣のテーブルのすっかり出来上がったスギさんが言いました。ミリオンは、
「アタシは。。。実は美術とか絵は全然ダメ、絵も。
。ちょっと。。どうなのなわりには、こういう盛り付けのバランスとか、調合とか、色とか味プラスマイナス、混ぜたらどうなるとか、
幸いわりとセンスに自信はあるしレシピもすぐに覚えれるしでカクテルやノンアルコールカクテルの開発にはかなりハマったのよ。最近は、スムージーもねノンアルコールもアルコールも、」
「えっ。。。アルコール。。。の、飲んでるのだ、大丈夫な、の」
同じテーブルに居る
ホストの駿栄と饗がギョッとしました。確か。。。まだミリオンは4歳。。。「あ。。。ああ、まぁ、その。。。実はアタシ。。アルコールはめっちゃ強い。。というか、別に美味しいとは思わないからあんまり飲まないんだけど、この通りに赤ちゃんの時から大将に連れられてこの店に出てるでしょ。常連さんから少しお酒をもらったり飲まされたりアルコールに強い体質って事がわかってかと言って。。飲んでも酔っ払わないし。アルコール。。別に好んでまでもって感じだからお酒を作るときとか、お客さんにちょっと貰った時ぐらいしか飲まないわよ。ただ、アタシはえーと、カラフルマニアというか、それこそイシベーヌさんとこの色とりどりのスイーツとか、ガムボールとか、夜景とか見かけによらず、そういうもののマニアでそういうものを見ると元気になってくるのよ。チョコレートのいろんな種類の入ったやつとかね。だから、お酒、カクテルやスムージーやノンアルコールカクテルなんかも、考えたりアレンジしたり。。。無限の組み合わせやらと、こりだしたら止まらなくて。」見かけに全然よらずミリオンはあまり知らない人からはクールで冷たい印象を持たれがちだけど
赤ちゃんの頃からおもちゃより
パソコンや機械家電屋が好きだけどそれよりもっともっと
買う買わないは別として。ペンなどのステイショナリー大型の店舗のズラーっと数えきれないほどのカラフルな色とりどりのペンが売られているのに喜んだり
働くようになったし株式投資である程度お金も溜まってきたら、海の灯り屋の離れに海底部屋をつくり近所の人やお客さんにプルメリア島の珊瑚礁環礁を楽しんでもらう事にしました。
もともと
桑田の大将は、ミリオンに、「もしかして、昔っからミリってやたらとカラフルな色とりどりのものばかりに目を向けて喜んでるけど、花火や夜景に気持ちを奪われるのはわかるけど、
別に買わないのに盆踊りの屋台で水風船とかさ。ずっと眺めてたりして、もしかして。。。カラフルなもんが。。。無性に好きなのか。。。」
「えっ。。。あっ、気づいた自分でも、多分本能的にお酒には酔っ払わないのに、こういうの気分良くなるんだよね。テンションあがるし、で。。。」という事で、お金は全部管理維持も自分でするからと離れに水族館みたいに海底部屋をつくってしまいました。ミリオンも時々手伝う海の灯り屋は桑田の大将の長男の源氏が今は老舗代々から引き継ぎをしていますが先代の桑田の大将が和風の旅館だけではなく、南仏系の別館も増設したし。旅館の土地にじゅうぶん余りがあったのでお金を持っていて、これからもじゅうぶん稼げる自信があるミリオンが親孝行と兄孝行のために水族館のような海底部屋の離れを建てました。
「あっ、カラフルな。。気持ちわかる。なんかワクワクするよねーもしかして、アレも、入り口のところの。」
入り口には何種類かのガムボールマシーンが置いてあります。
ミリオンは笑って「あれは、寄付の。。。いろんな種類のガムボールマシーンで、マシーンによって個別の行き先があるのよね、自然災害とか、貧困とか、障害や難病とか。。。国内とか海外とか。飲みに来たお客さん、結構オツリが小銭で出ると寄付していくのよ。まぁ、寄付って言ってもガムが食べたいから買っていく、って人も多いんでしょうけどだけど、宝くじだってワクワクウキウキしながら自然に福祉に寄付してるわけでしょ。知らない間に楽しみながら、社会貢献してるっていいじゃん。」
「うわぁ、優しいんですね。。。」
実家の大手新聞社という
職業柄、小さい頃から有名人にはたくさん会ってきたリリコ。良くも悪くも有名人の売り出しのイメージやキャラ作りに実際の本人に会って喜びも悲しみも、ショックも感動も悲喜交々にとギャップや個性を垣間見てきたけどミリオンの事は意外だった世間のイメージ。。。本当にクールで割り切って淡々としていると思ってた。
だけど、カラフルなものに弱いとか。積極的に楽しませて寄付や募金を募るとか。。。確かにこの子、華やか好きで楽しませ上手な社交家の金星人だ。。国民性というか、本能的な星民性質があるんだろう。なんか、昨日のベルモさんといい勉強になる。。。リリコは感激しながらお酒と美味しいものの力もあって取材をノリノリですすめていました。
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