「今夜なら大丈夫だけど。」
えっ、急だね〜と言いながらも、木蓮寺の木蓮和尚はベルモの急なお願いにも、終始ニコニコニコニコsrc="https://fanblogs.jp/_images_g/a11.png">今夜、ベルモのみつごのきょうだいのヴィーナスが学校が終わったら木蓮寺に来たいと言うのだ。びっくりする事に、ヴィーナスは幽霊。。。しかも、吾朗太さんらしき人をみてしまったらしく。。。霊媒体質で霊感の強いベルモに怖くなってそのことで不安なので相談したいとの事だった。ベルモも、ちょうど、友達のハリネズミの純ちゃんの事で、明日の正午までに。。。ご本尊様へ、純ちゃんの父親は誰かを伝えなければならない。それによって純ちゃんは助かるのだ。ヴィーナスも純ちゃんを知ってるし、この事も相談してみようかなとも、でもやめとこうかなとも。。。
ヴィーナスに相談したって。。純ちゃんのお父さんは穏やかなジェントルマンの俊さんでしょう何を言ってるかヤクザが父親のわけがないと言う返事が返ってくるのが目に見えてるし。
それにしても。。。ヴィーナスからLINEで、幽霊を見てしまっただから学校終わったら怖いから夕方木蓮寺へ行くから
と、あったんだけど。。。夕方、じきに夜になったら、多分吾朗太さんがまた木蓮寺に戻ってくるんだけど。。。
また、ヴィーナスはもしかして木蓮寺に帰ってきた吾朗太さんを視てしまう事になるかもしれないのに。。大丈夫とは言え、幽霊が見えた事がショックというか初めての経験なんでびっくり戸惑っているのだろう。吾朗太さん自身が怖いとか、そういうわけではないようだし。吾朗太さんって。。木蓮寺に入ってくるぐらいだから、別に悪い霊ってわけではないし、なにか意味があるからこのお寺にご縁があって、
さまよえる霊だと言うのにご本尊様から放り出されないんだよね。悪霊なら結界が張ってあるし、木蓮寺には立ち入れないはず。たまに、結界が切れてしまう事があるけどその場合は、木蓮寺の蓮池にも金龍の蓮池の主が住んでいるし。蓮池の主が悪霊なんか黙ってなく食べたりつまみ出すだろうけど、吾朗太さんの事は蓮池の主も知っていて夜に木蓮寺に泊まっているのを黙認してるし。なにより、なんだかんだで、吾朗太さんとは友達みたいなもんだし。
だからベルモも吾朗太さんがいち早く昇華できるように、いろいろ協力したくなってしてるんだけど。あの人はなんなんだろう。なんで、特別扱いというか仏様に特別なお計らいを受けるんだろうか。生前の調べてわかった事は。。。ヤクザの子どもで反社会に生きてホストクラブで働いて女を金蔓にして食いものにして女性に暴力を振るったり。。。でも、言っては悪いが、生前の行いって、地獄に堕ちて当たり前じゃん。。。って感じなのにさ。なんで天国へ行くチャンスが与えられていて生まれ変わるチャンスも与えられているんだろうか。確かに憎めない人だし。。ああ、愛情もお金にも恵まれて生きていたんだという事が接していて垣間見る事ができる。デブだのブー子だの。。アタシの事をイジり憎まれ口ばっかり言ってきて口は悪いけどね。なんだか、人に対して余裕があるのだ。
すごいイケメンで勝手に女性が寄ってきて尽くされて貢がれて。。。だけど、吾朗太さんは男性からも人気がある妬まないし。ヤクザの家に産まれて父親から寵愛されて兄二人。。。上の異母兄からは嫌われて妬まれてきたけど、三太夫さんと異母兄の四朗さんには可愛がられて若い衆からも若、若と可愛がられてきたはずだ。小さな頃から男性にも甘え上手で要領がいいし、そのせいか
ホストクラブでは伝説のホスト氷室終夜として爆売れしていたが、他にも優秀なホストを店にどんどんスカウトしてきたみたいで。生き馬の目を抜く世界でスーパースター軍団を結成して、お店も個人も儲けさせる。他人を蹴落としたり優秀な人を憎むどころか、吾朗太さんは、モテる男性ほど人間的に好きで妬むどころか歓迎する。おおざっぱだけど、楽しみは人に教えたくないという人がいるが、吾朗太さんはその真逆で楽しみはどんどん人に知って欲しいし、いいものはどんどん発展して欲しいし。確かにいい人材をスカウトすれば自分もバックマージンがなんらかあって自分も儲かるけど、それだけの問題でもない気がする
いい事は他人とシェアしたらよりでっかいいい事になるというそんな所がある。だからベルモとも友達なんだろう。かと言ってそんな性格だけど反社会は反社会で生きてきたヤクザなのだ。
どうして。。。仏様はあの人を贔屓するんだろうな。真面目に生きてきて、若いうちに不慮に亡くなって仏様に愛されない人だって幾らでもいるのに。すごいイケメンだからといって贔屓するんだろうか。。。なんだかなぁ。。。
まぁ、吾朗太さんには幸せになって欲しいし不思議とそうさせる魅力があるからかな。
まぁ、とにかく木蓮和尚には、今夜は、急だけど、ヴィーナス達の接待をよろしくと幼稚園の放課時間に伝えて。
木蓮和尚も
昨日都王新聞の叶リリコの取材でお客様接待したばかりだったが、なんだかんだで理由をつけて他人様をお招きして料理でもてなすのが生きがいなのだ。料理をして振る舞ってお酒を飲みながら喋るのが至福の喜び美味しいものを食べるのが至福のひとときな人は多いが、それより料理する方がよっぽど幸せだし、料理上手な女性と結婚するより、
自分が作った料理を美味しく喜んで食べてくれる女性と結婚する方がよほど幸せなのだ、
まぁ、今日来るのはベルモのみつごのきょうだいのヴィーナスと、その同級生で同居人の二人だから子どもで彼らは飲まないが別に自分は飲んで飲まない人と喋ればいいし。
それでも、木蓮和尚は料理が好きすぎて誰かに料理を振る舞うのが嬉しい。木蓮和尚は子どもの頃から料理が好きだし考え事があると料理するといい答えが浮かんできたりストレスの解消にもなる。それは、料理が好きだから好きなことをやっていれば自然に物事がいい方へ行くと思うところもある。さらには料理の腕に自信があるので、それを一人で食べるよりも、誰かと一緒に食べたり誰かに喜ばれるとさらに元気になってくるのだ。
なので、急に今夜は木蓮寺にヴィーナスを家に呼んでいいかとベルモが聞いたら木蓮和尚はもう二つ返事で待ってましたとばかりに「後で、蜂蜜たっぷり下ごしらえをしとく。それこそ、今日はハナキンさんが来たし。ハナキンさんちの孫娘さんのハニーちゃんは、確かヴィーナスとおんなじクラスじゃろう。」
木蓮和尚はホクホク顔だったああ、檀家さんのハナキンさんが来たそれって、きっと大きな額の寄付が来たんだわあと、蜂蜜もたっぷり差し入れされたわね。。
ハナキンと呼ばれているのは、花蜜養蜂という養蜂の老舗総合会社で元祖の人が花蜜金之丞という人で、お金持ちという事もあり、それから代々老舗の蜜蜂の花蜜養蜂はハナキンと呼ばれている。
檀家さんの中でもかなり熱心な信心で、寄付もずば抜けて大きい
ベルモは、
ああ、あの美人の、ヴィーナスの愛人とからかわれているハニーちゃんね。花蜜ハニーというのは、蜜蜂の女の子でヴィーナスと同じ神楽小学校の低学年クラス、中学年クラスにブーンというお兄ちゃんもいるが、オテンバで活発なハニーはよく学校でヤンチャなヴィーナスと取っ組み合いの喧嘩をするらしく勝手に周りからヴィーナスとの仲を噂されたり夫婦喧嘩とからかわれているけど本人は全然そうでもない感じそれどころか、ヴィーナスと、福の神笑〜の家に居てヴィーナスにくびったけの赤ちゃんチワワのチイちゃんとヴィーナスをくつっけたがっているのだ。
それで、その事でヴィーナスをからかって取っ組み合いの喧嘩に発展するらしい。ハニー自身は神楽小学校のアイドルで、可愛いので女の子からも人気があり、ファンクラブもあるらしいし、姫と呼ばれているらしい。だから、殿と呼ばれて仲の良いような、しょっちゅう喧嘩するようなヴィーナスと、夫婦喧嘩と周りにからかわれるだけであってヴィーナス自身もハニーの事は、なんか男っぽいし気が強いし、可愛いかなぁ。。。というように本人同士が異性としては全く興味ないと言った様子。。。
そんなハニーの実家
花蜜家が代々木蓮寺の檀家さんなので神楽町市から、ハニーがたまに木蓮寺に親についてきたりもう家の仕事を手伝っている就労児童なので木蓮寺幼稚園の親子クッキングなど幼稚園で人気の親子一緒の調理実習で蜂蜜を使う時に木蓮寺が仕入れて持ってきたり。ベルモも顔を合わせるとハニーは手を振ってきて結構お喋りする事があるけど、気さくで愛嬌があって楽しい子だと思う。まぁ、そんなハニーの家をはじめ食材関係の檀家さんも全国的にいるわけだし。寄付も多いので幼稚園のイベントも体験学習としてたくさん行われています
木蓮寺と
木蓮幼稚園があるプルメリア島は周りの地域が四季があるのに、福の神が遊び場として作ったので常夏で。体験学習として園児達は、野菜の好き嫌いを無くす事と、中には農業や園芸に興味が出てくる子が期待される事もあり、夏野菜を栽培したりなど栽培した野菜を収穫したり、漁業や農業や食材の檀家さんからの寄付や、檀家さんのお付き合いで購入する食材などなどで、料理に興味を持って、将来料理関係に進みたい子どもが期待されるためと親子のコミニュケーションで、保護者と調理実習の親子クッキングの実習があったり
毎回人気なので
抽選で定人数の木蓮和尚の子どもが好き嫌いをなくす料理教室を保護者に向けて行なっていたり木蓮和尚は幼稚園時代は親が子どもにかけがえのない記憶親子一緒に思い出を作り楽しく過ごすというのは最高のプレゼント、普段なかなか忙しくて最近の親は共働きや方親もザラなので、
親が子どもにしてあげる最高のプレゼントなる一緒に体験する思い出をつくるお手伝いをといろいろな親子イベントを楽しみ、親子の成長を応援するのだ。それは、子どもだけではなく親も大きく成長する。
ベルモも、木蓮幼稚園の先生として子ども達の笑顔に元気になって見るのが楽しい園児の成長過程においてかけがえのない素晴らしい記憶や思い出を生徒や保護者へと協力するけど
だからなんだ、だから昼間幸せそうなこれからぐんぐん伸びる成長の勢いを感じる元気な子ども達を見るのが。。吾朗太さんは辛いんだまぶしいほどのイキイキした生命力と、これからがある、未知の可能性が無限に広がる子ども達の希望に溢れた前途が。。。
だから、吾朗太さんは、朝になるとさっさとどこかへ行ってしまう。時には寝坊して、園児の幽霊が見える子にキンキンとからかわれるけど、
風来坊のように、幼稚園が終わり日が暮れるとだいたい戻ってきて。いったい、彼はいつまでそんな生活を続けてさまようのだろう。
吾朗太さんとしても、早く成仏、生まれ変わりたいはずだ。
そして。ベルモ、自分もイキイキと好きな仕事をして忙しすら笑って楽しみに生きている姿は。
本当のところ、吾朗太さんには辛いんじゃないか。
死んでしまった吾朗太さんに会うと、憎まれ口をたたかれても、
後からふと、いつもいたたまれない気持ちになるのだ。
だから。。。早く吾朗太さんが自分が生前吾朗太さんであったという自覚と、吾朗太さんが亡くなった原因を本人が思い出したら、天使が吾朗太さんを天国へ。。。
なんだけど。。ちょっとだけ、ちょっとだけまだ思い出さないでほしい吾朗太さんが全てを思い出してしまったら、手の届かないところへ。天に上がってしまえば。。。
純ちゃんの件は頼めない。。。
ねぇ、待ってお願いだから。。。
純ちゃんの父親。。。俊さんか、吾朗太さんか、まだ。。決まってないけど
でも。。。どうしよう、吾朗太さんが全て思い出して、この世から消えてしまったら。。。
思い出すなんて、ある日突然、いつそういう時が来てもおかしくない。。
2023年07月05日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12066560
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック