あれは。。。アザラシの福ちゃんの末っ子の妹が産まれた三年ぐらい前、まだ名前が決まっていない
産まれてまもない頃に。夜に電話で末っ子の赤ちゃんの事で
雇われ社長福ちゃんの宝石会社もだけど、
芸能事務所や芸能界も取り仕切っているオーナーでクラスメイトの美と魅力の福の神笑〜に相談していて、笑〜が電話の向こうで
「ね。福ちゃんから写メを何枚か送って貰ったけどめっちゃ可愛い私は職種柄芸能人関係はスカウトしていいのよ。別に芸能人やタレントやモデルになれって強制してるわけじゃないけど福ちゃんの末っ子の妹さん、うちの会社のCMだけにでもでてみない。茶目コも赤ちゃんの時に半月ぐらい歳上の赤ちゃんの私が口説いたのよ。茶目ちゃんは産まれて早いうちからお喋りできたし。笑〜は福の神なのでもちろん産まれてすぐにお喋りできたし。福ちゃんも1ヶ月もせずにお喋りできたらしい。だけど、福ちゃんの末っ子の妹はまだまだ産まれてまもないなし。もしもすぐお喋りできる子であれば、アヤコが末っ子だからスエコと命名するのにギャンギャン泣き喚くにちがいないんだけど。。。「だ。。。だけどさ?南極だよ。。。」福ちゃんが戸惑って
「あら、会社でプレゼンス系のレンタカーでUFOをレンタルすればいいじゃん。南極までなら3時間ちょっとだし。それに、南極には、私たちのリゾートホテルエクスクルーシブSouthernがあるわよ。わたしも所有権あるし、CM撮影にスイートルーム押さえるし。」笑〜が平然と言うので。「え、エクスクルーシブ。。って一泊500万以上するんじゃない。」
「福ちゃん、だからあそこはわたしの名義もあるのよ。他のきょうだいと共用だけどね。コネはあるからなんとかするわ。レンタルUFOも、撮影班やスタッフ用に会社で借りれると思うしうちの大蔵の乗らないやつがうちにあるけど私たちはそれを借りればいいわ。大蔵は全然UFOは使わないしね。便利だと、運転するのがすきだからそもそも
免許証いらないし、ボタンだけで目的地に着くのが嫌なんだって。よっぽど急ぎの用事にしか使わないし。」
福の神笑〜の四つごの兄や姉の中で三男の大蔵は交通の福の神であり空港や鉄道関係もあるけど、車関係の会社やレンタカーの会社もある。大蔵プレゼンスグループで、大蔵のレンタカーは、申請が通ればUFOもレンタルできるのだ。
プライベートに高級車やジェットやヘリコプターや船やヨットだけでなく大蔵はUFOも持っています。だけど、UFOはナビのボタンを押すだけなので運転好きな大蔵は全く物足りないのでほとんど使いません。福の神は、未成年でも10歳以上になればお酒も飲んでも良いのですが、大蔵は見かけによらず下戸でほとんど飲めないですし。致し方ないよっぽど急ぎの用事にしかUFOは使わないのでした。福の神達は共用で各地に富裕層に大人気の超高級ラグジュアリーホテルを持っていますが、南極にもありました。「なんか。。クラクラ。。めまいがしそう。。。さすがというか。。どこまでお金持ってるんだ。。。」「ともかく、まぁ、福ちゃんも、うちはラグジュアリージュエリーなんだから、ちょっとやそっとのお金にひるんじゃダメなのよ。じゃ、また後でね。」
そう、夜の9時。神楽町市の都心部福の神楽園の福の神の家の笑〜と、海辺の白い家の福ちゃんと当時同居の姉のくるみとミルク、
そして、遥か遠く離れた南極の福ちゃん達の父親のリムジンとで。福ちゃんの末っ子の妹の事でパソコンでズーム会議をする約束なのだ。
後でね。。と言っても、もうすこしで約束の21時。なんだかんだであっという間に21時、福ちゃんと双子の姉達は、
散りばめられた宝石がキラキラ輝く星空が美しい夜空が臨める
天窓付きの屋上ルームのパソコンの前に集まりました。パソコンのSkypeでチャットモードにすると
福の神笑〜と、南極のリムジンが映ります。「このたびは、笑〜のお嬢さん、いつも重ね重ねお世話になっております。」リムジンはかしこまりました。無理もない、相手が幼い少女とは言え、福の神だし。しかも、息子もいきなり笑〜のいち会社の雇われとは言え社長だし。
福ちゃんが福の神就労児童の試験合格して素質や素材に適しているからと笑〜の会社の一つのラグジュアリージュエリーの会社の社長に抜擢され両親のリムジンとアヤコは子だくさんだし、就労児童制度は福の神側がその子の本質を見極めたナチュラルボーンな職業を与えて子ども本人はそれで天職をしるんだけどそれが納得できないやりたくないなら就労児童制度はやめればいい。強制的ではないし。福ちゃんは、とりあえずやってみる事にしました。
へーなるほどねーと、福ちゃんの両親は関心しきり。まぁ、確かに福ちゃんは、車が欲しい早く免許が欲しい、きょうだいがいっぱいでも進学したい、大学まで行きたいからという理由で就労児童試験を受けましたが確かに福ちゃんはどちらかと言うと女性に携わる仕事が向いてるかもしれない。女性に携わる仕事と言うと、まずは女性から嫌われるタイプであってはならないし。男臭くてもいけない。引っ込み思案すぎてはだめだけど、俺が俺がと出過ぎるのもだめ。物腰が柔らかい感じで、品がなくてはならないし。
宝石扱いともなると、信頼は大事だし。
まぁ、福ちゃんは小さい頃はきょうだいがたくさんなので10歳歳上の姉さんの双子のミルクとくるみが育児を担当して小さい頃は女の子の服を着せられたりある程度まで近所の人の中には福ちゃんを女の子だと思っている人すらいました。
笑〜は、パソコンの向こうから、
「こんばんは、リムジンさん。福ちゃん、くるみさん、ミルクさん。
それから、
あまりかしこまらないでください。リムジンさん。才能豊かな素晴らしいお子さんをたくさん社会に授けて夕ご夫妻には、くださって感謝してます。特に、福ちゃんにはラグジュアリージュエリーショップとなれば、責任者をなかなか見つけるのが大変で。お客様は女性が多いし、女性より男性の方がいいですし。若くて信頼できて人当たりも良くて品もあって、俺が俺がってタイプじゃだめだし、そうそう、同級生のクラスメイトって事で、ここは、笑〜ちゃんでいいですので。お姉様方達も。」
生き馬の目を抜く芸能事界や芸能人達と普段接している笑〜は、
惜しげもなく大胆に率直に
平気でサッパリとストレートに相手を褒めます。ですが笑〜はお世辞を言う性格ではありません。
「こんばんは、笑〜ちゃん。いつもお世話になってます。今日は、私たちの末っ子の妹の事名前の問題で。本当にご心配ご迷惑をおかけしまして。」双子姉妹の姉のくるみが言う。あの頃、高校生のくるみとミルクは福ちゃんと一緒に笑〜から贈られた海辺の白い家に住んでいました。だから笑〜には感謝しきりなのです。
笑〜は、
「まぁ。。くるみさん、くるみさん達が悪いわけじゃないし、それに。。。赤ちゃんをアヤコさんが産むんだし、ヨソの小娘が余計なおせっかいかもしれないんだけど。私も皆さんがいうように、赤ちゃんが末っ子だからスエコだなんて名付けられるのは反対だわ。でも、福ちゃんがアヤコさんにいったんストップをかけて、パールかティアラにしたらどう、末っ子誕生のお祝いにうちの店でティアラを買うからって言ったら食指が動いたんですって。」すると妹の方のミルクが、
「福からチラッと聞いたんです。パールやティアラなら、可愛いし。でも、パールだと。。。兄の子ども、姪っ子に既にいますし、それに私たちみたいな六月産まれなら誕生石でいいかもしれないんだけど、妹は9月だしね、別に誕生石にこだわらなくてもいいんだけど、私はティアラの方がいいなって思うわ。」するとリムジンが、「オカンはカンムリに釣られて。。。チアらって名前もいいなって言ったんだ。」
「ティアラ、でしょ。ティ、アラ。」福ちゃんが呆れると、「帰国女子だし。」というリムジンにくるみが、「なにをバカな事言ってるの、帰国女子って帰国子女だし、おとうちゃんは違うでしょうに。南極から日本に駆け落ちして日本国籍になってまた故郷に帰ったって事でしょ。駆け落ち家出人でしょ。それよりどうなの、お母ちゃんは。というか、おじいちゃんやおばちゃんは。。なんか言ってるの。。赤ちゃんの名前の事に。、。」
リムジンとアヤコはいま、福ちゃん以下の弟妹と、リムジンの実家の両親の無尽蔵と冨貴と5年間という約束で南極に戻って同居しています。とは言えもうリムジンの親は90代半ば。それで心配になった末っ子のリムジンが同居を希望したのですが、。。
「あんな爺婆でも、かあちゃんのいないところで俺にリムジン、アヤコさんを説得しな。わしらはアヤコさんに感謝してるしなんにも言えない立場だけど末っ子の孫があまりにも可哀想でいまどきスエコもマツコもないじゃないかい。赤ん坊がグレたらどうするんだよ。とかコソコソ言ってくるんだけどさ。爺婆もアヤコに無理を言ってまさかの同居してもらってるし、強く言えないんだよ。でもあんな昔の人ですらヤバいとか、やめさせろだと。だけど、俺も命名権は全くないんだよ。」
名前というのは自分では決められないけれど誰かからもらう初めての一生の貴重な贈り物かもしれない。笑〜は、「なるほどねーそうよね。100歳近いお年寄りすらやめとけ可哀想か。という事で、なんだけど。福ちゃんが言うように赤ちゃんの名前は、ティアラかパール、ミルクさんはティアラちゃんがいいって言ってるんだけど。」くるみが、「パールはハヤマにいちゃんとこの娘さんがパールちゃんだしね。私たちの姪っ子になるんだけどそれが、なんとびっくり私たちと全く生年月日が一緒の6月1日産まれなんだよねー」
福ちゃんのきょうだいは、子だくさんで上の方はかなり世代が違うので同じぐらいの甥っ子姪っ子、あるいは、甥っ子や姪っ子が歳上というのもなんら珍しくありません。げんに福ちゃんも札幌で産まれた時は母親が姉の愛の出産の付き添いで寝ている間に産まれて一瞬は妊娠していた愛の子どもが産まれたのかと勘違いしたぐらいでしたし。リムジンも、「まぁ、パールはいるからなぁ。チアらでいいぞ。あーもう、スエコとか婆さんみたいな名前でなけりゃもう。」福ちゃんは、「だからもうティアラだって今から発音きちんとしとかないと可哀想だよ。スエコやマツコよりはマシだと思うけどさ。」
笑〜は、「という事で、ティアラ作戦ね。外堀からがっつり硬めましょ。」
「大丈夫かねぇ。こないだもさ、アヤコ、俺たち幼なじみだからアヤコの実家は近所だけど。。今やもうアヤコの両親が亡くなって後家ハウスというか。アヤコの未亡人の姉さんやだんなと別居している姉さんが空き家にしたくないからと住んでてもともとアヤコの兄達は全く別居だったし。
アヤコが赤ちゃんを見せに実家に行くと実家にいた姉さん達と喧嘩したって帰ってきたんだ。なんでだって聞いたら、赤ちゃんにスエコかマツコか名付けを悩んでると言ったら私に逆らわない姉さん達がアヤちゃん、いまどきそれはないわよ、と言われて意見されたり反対されたのにプイッと怒って帰ってきてさ。」
小さい頃の慣れとはおそろしいアヤコは末っ子で上の方の姉はアヤコが物心ついたら嫁いでるはおろか、アヤコぐらいの子どもすらいたし、1番上の姉さんとは30歳は離れていたし。
ほかの兄や姉も子供の頃
アヤコが癇癪を起こしても末っ子教の両親は、アヤコの姉や兄にいちいち小さい子にムキになる方がおかしい。年齢を考えろ、と揉め事もアヤコ連戦連勝の出来レースだし兄や姉もアヤコを可愛がってショウガナイというところはある。ワガママなアヤコの両親が夫婦喧嘩をすると
母親はいつも、「アヤコを連れて出て行く」と怒鳴っていました。リムジンはアヤコと幼なじみだったので子どもの頃はアヤコの家にもよく行きましたがアヤコの母親が、アヤコの兄や姉に、「しょうがないでしょ親は末っ子が可愛いに決まってるんだから、野生の本能で自然の法則だから仕方ないアヤコは私が出産最後50歳の時の子で女の子だからもう可愛くて可愛くてショウガナイ」みたいな事を平気で言っていたのにはびっくりしました。
リムジンも末っ子の双子で弟で本格末っ子でしたが殿様姫様で他の兄や姉達より随分親には可愛がられていたけどさすがに親はそれをはっきり兄や姉の前では言わない配慮はありました。アヤコの母親の小町は、名前通り若い頃は南極小町でミスコンで優勝したような美人だし。プライドも高くてワガママでしたが。。。
リムジンがアヤコには困ったようにどうしたものかとパソコンの向こうで愚痴っていると
リムジンの画面からは
オーイ、オーイ、と、。。。スピーカーからかなりお年寄りの男性の声がする。
リムジンは、
「あオジイ起きたかも、ちょっとごめんね、書斎のスピーカー切り忘れてたうち、爺婆歳だからなんかあったらと心配で各種ルーム同士繋がる内線インターフォンがついてるんだけど」
「それはスイッチを切らなくて良かったわリムジンさん、お父さんに答えてあげて。」笑〜がいうと
リムジンが、「皆さん、ちょっとすんません、書斎にいるの見つかったなぁ、なんだよ、オトン」リムジンが内線に返事するとスピーカーから
「チビ、酒はどこやったんだ」リムジンの父親の無尽蔵はどうもイライラしている様子です。「何言ってんだよ。まさかオトンボケたのかリビングのガラスケースにウイスキー置いてあるだろう」
「ウイスキーの話をしとるんじゃない、酒、酒。酒じゃいクニマロとかいう一升瓶」「クニマロじゃない国稀あれはダメだ、あれは北海道の桃子がわざわざ俺に送ってくれた奴なんだから、近所で売ってないから買えないんだよ」リムジンはひととおりアルコールはなんでも飲めるものの、その中でもビールや日本酒が好きでその中でも日本酒の国稀がお気に入りのようです。出し惜しみする息子にスピーカーの無尽蔵は、
「チビ、チビはネットやらしゃらくさいもんが使えるからまたクニマロをネットで買えばいいじゃろにわしはそんなもん使えんの早く寝酒を出さんかい」
パソコンの向こうの南極で
やり取りするリムジンと父親。。。
「ち。。。チビぷ。。。ぷぷっ」ミルクが笑うと、「チビ、アハハハハハチビって。。。」福ちゃんも笑い出し
失礼だからと
笑〜も笑を必死になってこらえていましたが、とうとう我慢できなくなりキャハハと笑い出してしまいました。
これは本当に
しょうがない。。大人になろうと、子どもや孫ができようとも。。。
末っ子で親や姉や兄からいつまでもいつまでもチビと呼ばれている人はけっこういるもんでありまする
2022年05月16日
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