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2022年01月08日

マリッジcelebration302ミリオンズマイルール。

「なんか、ベルモの様子が昨日からおかしくないかのう。心ここにあらず、って言うか。」お茶を飲みながらに木蓮和尚が奥さんの紫子さんに言います。「えーそうかしらねー」「だってさ、昨日小樽や札幌でも行こうかって、札幌行くみたいに言うといつももっと喜んでた気がするんじゃがのう。小樽で寿司でもって言っても。。いつもみたいにそこまで喜んでなかったような。。
「あらまぁ?言われてみれば。。。そうかしらねー、でも何度か行ってるから飽きたってわけじゃないけど札幌方面にも行くのがあたりまえみたいに慣れてきたんじゃないですか。プルメリア島が常夏とは言え、屋内エアコン効いて当たり前の涼しい生活だし。。。」「そうかのう。。なんだかそういう問題じゃないと思う。」木蓮和尚が言いますが、紫子夫人は、「いえ、お寿司を食べますって確かにベルモはお寿司も大好きだけど。。。あの子は、和尚のお料理が一番好きみたいですし。。」と言うと木蓮和尚はニヤリとし「そうかのう。。。でも、そういう理由があるわけじゃない気がするんじゃ。」料理を褒められた木蓮和尚は満更でもないようす。紫子夫人は内心まただわと呆れ返るも木蓮和尚の無類の
料理好きのおかげで。結構な美味しい思いしてきたからね。だいたい木蓮和尚は、FB5DE7D8-ACE1-4625-8194-193B845FE1B4.jpeg暇さえ有ればしょっちゅう料理をするし。忙しいなかでも下ごしらえだけするとか。自分の作った料理を美味しく食べる女性が好きでそもそも見合いの話も紫子夫人の姉さんの浅葱さんが木蓮和尚と同級生で木蓮寺の檀家の娘さんだし縁談どうだろうという話が持ち上がり。
浅葱さん紫子夫人の姉妹は木蓮寺のお嫁さんの濃紫婆さんが名付けて小さい頃からお茶やお花を習っていて近所だし割と昔から知った仲だけど。。。姉さんの浅葱さんは少食なので木蓮和尚がどうしても嫌だとなって、妹の紫子さんの方にお見合い話がきたらしい。木蓮和尚は姉さんの浅葱さんとは何度か同じクラスになった事もあるし。浅葱さんと言えば好き嫌いも多いし給食が食べられなくて何時間も残されてる子だったし、とんでもない
冗談じゃない木蓮和尚は、幾ら綺麗な女性でも少食な人は好きじゃないのだ、体質だからそれは仕方ないにしろ。ましてや少食でもないのに周りにカッコをつけるために食べたい癖にわざわざ少食ぶるあざとい女なんか最低だと思うし。どういう見栄っ張りなんだろう、とど級のドブスにしか見えない

人は誰でも異性に対する好みのツボや生理的良し悪しはあって当たり前なのだましてや恋人どころか一生を共にする配偶者なのだ。

木蓮和尚は、別に料理上手な女性がいいわけではないし。女性が料理なんかできなくてもいいのだ。時間があれば自分が料理ぐらいするし、なければ家政婦さんを雇うし
もともと母親の濃紫婆さんもお寺の裏方の仕事やお茶やお花を教えてそれほど料理をする方じゃなかったし、家政婦さんや子ども時代の木蓮和尚が料理をしていたぐらいだし。むしろ、自分より料理上手な女性ではドヤ顔をされるとなんだかしゃくにさわるし。紫子夫人は料理をしなくもないけど、木蓮和尚がいれば横からサッサと料理の主導権を握ってしまうし。紫子夫人は運転免許がないし運転はしないけど運転にしろ、木蓮和尚はできる限りは自分が運転しないと気が済まないのだ。だから紫子夫人にも一切車の免許を取りなさいとも言った事すらないし。酔っても寺には酒を飲めない運転が好きな僧侶が何人かいるし。タクシーだってあるし。

そんな木蓮和尚の料理心をうまくくすぐると木蓮和尚は、「それはそうとも。。なんだかなぁ。気のせいなのか。」「まあっ。。。まさか、あの子ったら、恋わずらいかしら。」ブフッ

木蓮和尚は紫子夫人のトンチンカンな的はずれもいいところの返答に「あ、あのなー、お前さんはまたすべった転んだだのやれ惚れた腫れただのそーゆーワイドショーかドラマか週刊誌の見過ぎでは。もう、状態はいい加減にしてくれ、

なんかあると、ミーハードラマや週刊誌が好きな頭の中にピンクの花でも咲いたかの様に紫子夫人はすぐに恋愛じゃないかに結びつける。F6F399F8-B6A6-487C-99EB-E88B65C53AD7.jpeg全く恋愛にも結婚にも一切興味がないベルモに娘として少しでも恋愛や結婚に幸せを見出して欲しいのだ。「だって、ほら、私は見えないけど、あのTVの。。あったじゃないですか、パーフェクトサーズディのモンタージュの。。。あの人がベルモには視えていろいろ話してるんでしょ。モンタージュ。幽霊でウチによく来てるみたいだけど、お祭り派手すぎるけどなかなかのイケメンだし。」その言葉に木蓮和尚はまたまたお茶をブフッ

としそうになる。。。「あ、あのなぁ。。ベルモはまだまだ4歳だし。それに。。あのキンキラキンのハリネズミのオニイチャンは、ちょっとワルというかアチラの筋モンじゃろう?893とは言わないまでも。。ま、お亡くなりになって幽霊じゃとしてもイケメンでも。。。」木蓮和尚がひっくり返りそうになりながら言うと「幽霊で生きていないからお付き合いや結婚できなくて安心だし。反社会のヤンチャなお兄ちゃんでもこれがきっかけでベルモが異性に憧れたり好きになるという女性的な感覚を持ってくれたら万々歳じゃない。幼児でも今時はカッコいいお兄さんや初恋なんか幼児でも済ます子はいっくらでもいるでしょうに。。。」「ナイナイないないナイあるわけないあのモンタージュの幽霊ハリネズミのにいちゃんは二十代半ばかハタチは過ぎてる感じじゃぞいっくらなんでも。。若いお父さんの年齢差じゃし。」木蓮和尚は首を振りました
絶対
将来は結婚しませんからねと既に赤ちゃんの頃からずーっと宣言しているベルモを結婚も出産も当たり前世代の木蓮和尚夫妻は心配になり嘆き悲しんで精神病院に強制的に入院させようとすら考えた時もあったけど。。。

まだまだこの先成長しなきゃわからないものの、
アロマティック、アセックス。。。そういう他人に関して恋愛感情や性的な感情を持てない人もいる事を、今時理解しなければいけない、おそらくベルモはそういうタイプなんだろう。まぁ、でもこれから成長すれば考えも変わり異性に興味を持つとか、幸せな結婚をして欲しいとか。。。

なんて親としてはちょっとは期待する。可愛い娘なんだし。でも、

まさか、幾らなんでもベルモの様子がおかしいのは恋わずらいなんて話しが飛び過ぎて馬鹿げてる。。。何を言うかあのキンキラキンにいちゃん
派手祭りどころか幽霊で反社会で若干の親子年齢差だろうに。
反社会、キンキラキン、身体に絵が書いてある
年齢差があるなんて。どう考えても娘を持つ父親が大反対して怒る相手だと言うのに。「あら。。いろいろ気のせいかしらね。ベルモも少しはお洒落に目覚めるとか、カッコいい男の子に憧れたり好きになるとかそうやって女の子に目覚めたらいいと思ったんだけど。このままじゃ、ミーナやココナまで仏門に入るとベルモのマネをして。。女の子を里親に迎えた楽しみが無くなるかもしれないわ紅子が嫁に行ってからまた女の子を育てる楽しみが出来たと思ったのに。」少女趣味の紫子さんが嘆きます。女性的な少女趣味の嫌いな興味なしのベルモ。その下の妹分のチワワのミーナやココナまでそのうちベルモのマネをしだすのではないかと紫子さんはヒヤヒヤしています。
そりゃあ
子どものその子らしい個性を尊重せずに
子どもを所有物のように自分の趣味を押し付けるのは毒親なので絶対ダメとは分かってはいるけれど男の子2人、そして念願の女の子がやっと産まれたけどその娘も近所に嫁に行って木蓮幼稚園を手伝ってくれてるけど。。。やっとまた娘が3人できたのに。。。ベルモは男っぽいわけじゃないけどあまり女の子らしいセンスが好きじゃないから張り合いがない。「まぁ、ベルモはベルモらしいのが一番じゃ。これから成長すればまた変わってくるかもしれないしのう。結婚を毛嫌いするとか。。。どちらかと言えば桑田さんちのミリちゃんの方が結婚なんかしたくないとか興味なしみたいに言いそうじゃがのう。」木蓮和尚が言うと、紫子さんは、「そうねぇ。でも、ミリちゃんは桑田さんちで男の子として育てられてるんだし。賢いしお金稼ぐしモテそうだから、みつごの中でも案外一番早く結婚するんじゃない。桑田さん夫婦も気さくでおおらかだしお嫁さん来やすいわよ。

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あっ、クシュん11FBB36A-9B3B-4CA3-9980-D500D5D71001.jpeg

「まあっ、誰かがアタシの噂でもしてんのかしらねー」海の家クワタではミリオンがクシャミをしつつ言いました。「可愛らしいクシャミですねーみつごでも、ちょっとベルモさんとは違うような。」オーガストさんが言います「あー、ベルちゃんは、あれだろ、ブヒッだろーかわいそうだがあれは豚かと思ったよ。笑いをこらえるけど。」桑田の大将が言います。

厨房から奥さんの有希子さんの声がしたとミリオンはまたシュルッと腕を2本伸ばしました。
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ミリオンは、たちまちお造りをシュルッと運びます。
「えっ、こんなざわめきで。。厨房のら奥様の声が聞こえたの」ガヤガヤしたざわめきで、とリリコはびっくり

ところが、ミリオンは相変わらず涼しい顔をして「アタシは超地獄耳ですからね」「ミリオンさんは調理はするんですか」と、リリコが言うと桑田の大将が、

「ミリオンは、レシピを見れば分量とかすぐに覚えるんだけどなぁ」するとミリオンが、「ええ。猫の手も借りたいほどに忙しい時はやるんだけどね、アタシはきっちり、調味料や火加減や時間とか決まりを守らないと気が済まないせいか、出来たお料理が自分で言うのも結構美味しいとは思うけど、なんだか機械やロボットが作ったみたいでなんか物足りないのよ。薄味傾向だし。こういうお店って、お客さんはそういうものを求むってわけじゃないでしょう。ほら、おふくろの味というか、お母さんの味というかね。美味しいけど、洗練された上品な味じゃなくて。下町の温かみとか、ホッとする味が欲しいわけでしょ。私がやると店のテーマやカラーから脱線するし。上品で好きだなって褒めてくれる人はいるけど。私は大将や女将さんのお料理の方が好きだしFE69D87C-3624-4897-A0C2-A97BC4167081.jpeg
あくまでもホールスタッフだから。
だから、あまり調理はしない様にしてるのよね。私も調理をするってより作業って感じになるのはわかってるからね。別に料理は趣味にするほど好きじゃないし。」

「まぁ、でもミリオンはさ、目分量できっちり調味料を何グラムとか火加減やどれくらいとかわざわざ測りや時計を見なくてもきっちり感覚でわかるしお客さんの顔は一度見れば覚えてるし、お客さんのアレルギーや好みもすぐ覚えるし。なかなか頼もしいんですよ。だいたい何センチって言うと正確に感覚で食材を切れるし。魚もさばけるしね。細かいし正確だし器用なんです。」桑田の大将がウチの子自慢の様に言います。「お客さんの好みは覚えていて、今日は何何がありますよ、とは言うけどもちろん強制はしないわよ。食べものなんて今何が食べたいとか気分ってその時によりけりに決まってるしね。例えば、いつも同じものをオーダーするお客さんが違うものをオーダーしたとして店の店員がげっ、とした顔したり今日はいつものじゃないんですかとわざわざチャチャ入れたら来てくださるお客さんに、お客さんの自由なのに嫌な気分がするでしょう。飲んだり食べたりなんて楽しくないとと思うしね。」とミリオンが言う。

もちろん、いつものやつとかこないだのやつと言われればそれをサッと出すんだけど。

なかなか謙虚でいい子なんだなぁ。勉強になるわ。世間ではの、冷たいんじゃないかってイメージと大違いリリコはミリオンを見直しました。455FBAB0-AD2D-443E-B084-4D9798AE1232.png

「まぁね、自慢かもしれませんが、うちにミリオンが来てくれて本当に感謝してるんですよ。ウチの長男が継いだ海の灯りの旅館のお客さんで釣りが好きな人が早朝海でミリオンとベルちゃんを発見したんですが、どうも宇宙人の赤ちゃんみたいだけど。って、ここに連れてきたんです。その人は海外出張ばかりでやっと日本に戻ってきて、宿の常連さんで日本に戻ってくるともう何年も結構うちに来てくれるんだけど、本人はまた海外へ行かなきゃいけないし面倒みれないって言うんで、アッシが育てる事にしたんすよ。もう息子たちは2人とも独立して家庭があるし。ベルちゃんの方は死んでいると思って可哀想だからお弔いをと菩提寺の木蓮寺に持っていきましたら、仮死状態でね。で、木蓮和尚が育てる事になったんすよ。もちろん宇宙人の子どもなんて育てた事ないから、木蓮寺とお互いに相談しあって育てようってね。」桑田さんが言いますと、ミリオンが、

「あーお寺に引き取られなくて良かったわー30CBDF52-BD3C-4BAD-843F-91C7DA6D9203.pngと言うので桑田さんは慌てて「コレっミリっ」とたしなめるものの。。。ペロッと舌を出すミリオンに続けて桑田さんは、

「ハァ。ミリオンは、それはもう最初の頃はね木蓮寺というか、お寺の檀家大反対で大変でしたよー騙されてるんじゃないかとか、何年も何年も亡くなった人を引っ張って何回忌だの商売をしてるだの戒名が金を積めば変わってくるなんてやばいぼろ儲け商法だのぼったくりオプションだの、ヤクザはヤクザだから悪いって裏も表もヤクザで悪いけど寺は表は聖職者裏はヤクザみたいなもんでヤクザよりやばいんじゃないかって大騒ぎして。




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