「わ。。。二日酔いって。。。」
海辺の白い家で。
アザラシの福ちゃんとミニチュアシュナウザーのシュナ坊と金星人のグリが呆れたように口をそろえます。
昨夜プルメリア島の高級フレンチ
青の洞窟のほとりで接待を受けたヴィーナスは、翌日頭がズキンズキンするから今日は悪いけど先にグリのUFOで学校行ってて。。。と、シーツにくるまりながら海辺の白い家の同居人達に言いました。
神楽町市の南側の麗しが浜の海辺の白い家で、ヴィーナスは、アザラシの福ちゃんと同居しています。今はもう、同じクラスのミニチュアシュナウザーのシュナ坊ももともとは神楽町市の都心部の福の神楽園、通称福楽園の福の神の家に住んでいましたが同じクラスのヴィーナスに連れまわされるうちに勝手に海辺の白い家で暮らす様になりました。
そして、ヴィーナスの故郷の金星からやってきた実家の隣家の幼なじみのグリも、ここ暫くは海辺の白い家に滞在して神楽町小学校に一緒に通っています。グリは金星人の親が地球旅行好きの大の親日家なのでグリの行先は、地球の日本で幼なじみのヴィーナスの元なので、安心してるしグリはグリエンタティーメントサプライズという社名の祝福パーティーサプライズ雑貨も販売して収入があるので親も大好きな日本の小学校でグリが学べるし、教育されるので
家から出ても自立できて
無収入で厚かましくよその家に居候する事もないと地球暮らしを温かく見守っていました。
もともと、この海辺の白い家は、福の神神楽町市の就労児童で真珠業マーメードティアーズの雇われ社長になった福ちゃんに会長の福の神笑〜が福ちゃんの家族が南極に帰ってしまうのでお祝いに神楽町市の海辺に白い家をプレゼントしました。福ちゃんは、親と一緒に南極には帰らずに大好きな神楽町市に残り福の神の就労児童の試験を受けます。
福ちゃんは兄さん姉さん妹、弟とにかくきょうだいがたくさんいすぎるぐらいいすぎるので進学もしたいし運転免許も車も早くほしいし家に仕送りしたいのでなによりも日本が好きだし神楽町市が大好きなので神楽町市で就労児童になる事に決めました。就労児童の仕事は、児童本人が決められず
福の神が本人の資質を判断してこれがあなたのお仕事だと天職に振り分けられるのですがやりたくない興味がない職種の場合
本人が辞退や拒否する場合もあります。
でも、福の神が本人の適職天職を知っていて振り分けるのでもともと本人の資質や特技にかなった職種であり今のところ就労児童試験に合格して働く児童から福の神就労児童制度を辞退した子どもは誰もいません。その人にとっても、自分の適性
アザラシの福ちゃんも本当は車関係の仕事につきたいと思っていたしそれなのに宝石やらの真珠関係と言われて、自分も予想していなかった業種にはかなりびっくりしましたが
笑〜から、貴重品を扱うのは信用信頼誠実な性格でなければいけないしそれに、お客様は女性が多いので綺麗な女の子より綺麗な男の子の方がウケが良いからと言われて悪くはないと海辺の白い家にすみ小学校へ通いながらも仕事をしています。
福の神からあなたの適正や天職はこうですよと言われるのは、試験を受ける子ども達にとって楽しみでもドキドキ不安ではないなんとも言えない緊張感もまたもやの楽しみの一つです。一人寂しい慣れない一人暮らしでしたが
ある日突然金星からヴィーナスが降ってきて福ちゃんと一緒に暮らすことになり
またそのヴィーナスが仲良しのクラスメイトのシュナ坊や金星の幼なじみのグリを呼んでも
もともと大家族育ちの福ちゃんは、気心知れた楽しい友達と住めて怒るどころか大賛成です。
そんな福ちゃんは今朝体調不調なヴィーナスに「大丈夫なの。。。今日は学校休んだら」と声をかけるとヴィーナスは、「大丈夫、先生には午前中仕事だから。。。給食ぐらいには顔を出せるってLINE入れたから。。二日酔いなんて言えるわけないでしょ。」「そんなん、たまには休んだら。別に体調悪いならズル休みじゃないし。」とグリが言うとヴィーナスが怒って「ヤダー孤独死しちゃう」「ハァ。。。」
ヴィーナスは小学校が大好きで、小学校をまるで行かないと損をする無料の遊園地かなんかだと思っているフシがあります。学校には友達がいっぱいいるし給食が美味しいし無料で日々新たな事を日進月歩学ぶおもしろい勉強ができるし人がたくさんいて
世話好きで場を仕切りたがるので人がいない生活には耐えられないし。宇宙人でスポンジが水を吸い込む様に飲み込みが早いので遊び感覚で学校に通っています。世話焼きジジイ体質のなんでもやりたがりなので児童会の初期や低学年クラスの学級委員もしています。神楽町小学校の顔役なので自分が休むわけにいかないと思い込んでいます。
「絶対に二日酔いって先生に言わないでちょうだいよ。それから、頭痛が痛いとか、病気らしいことは言わないでよ?風邪かもしれないから学校休めって言われたらやだし。これというのもあのおデブさんが悪いのよ。」ヴィーナスがシーツの中でクラクラと頭を抱えながらいうと。
「頭痛が痛いって頭が痛いから頭痛でしょ。おデブさんって。。。昨日からヴィーナスはベルちゃんに怒ってるけどさ。いったいどうしたんだよ。」シュナ坊が言います。「今は頭が痛いからアヤツの話はしないでちょうだい」ヴィーナスはさらに亀が甲羅に縮こまるみたいにギュッとシーツにくるまります。
「昨日、ウチの真珠を扱ったお守りの話で木蓮寺に行ってベルちゃんにも会ったけどあのベルちゃんがそんな酷いことを言ったりやりそうに思わないけど。なんか、誤解なんじゃないの。。。」福ちゃんも不思議そうに言います。「間違ってカクテル飲むなんて。。。一人だけ高い接待受けるからよ。。。昨日は私達お隣のきし蔵のきしめんだったのにね。」グリが笑って言います。海辺の白い家の隣は隣がきしめん屋のきし蔵で反対の隣が居酒屋くじらです。「なにを言ってるの一緒に誘ったからどうって言ったのに、かしこまったテーブルマナーは嫌だってアンタらが逃げたんじゃないの。」「そんなん、昨日はヴィーナスの仕事の接待の場でしょ。仲良しこよしな宴会やパリピの飲み会じゃないんだからさ。社外秘や企業秘密もあるだろうし。ゾロゾロ僕らは着いて行ったらダメでしょうに。」小学生社会人の福ちゃんが言います。「まぁ。。。そうなんだけどさーあんまりきしぞうへばっかり行くとくじらのオヤジに見つかると妬くわよ。」ヴィーナスが言うと「ウチんらくじらさんにもちゃんと行ってるでしょ。くじらはあんまり夜遅いと居酒屋でお客にウザい酔っ払いがでてくるからやなのよ。相手するのめんどくさいし。坊ちゃん爺さんみたいな顔して可愛いとか悪口かセクハラみたいな事言われるしさ。」ミニチュアシュナウザーのシュナ坊が言います。「それ、全然悪口でもない事実だし。あんた可愛い爺さんみたいじゃない。でも、悪口だと思うんならモラハラっていうんじゃないの。まぁ、アタシが変わったチワワがいるみたいに言われるよりよっぽど爺さんの方がマシじゃないの。」ヴィーナスはあいかわらずシーツにくるまったまま口だけは達者です。
神楽町市の南部
海辺の白い家がある南新町麗しが浜では、港町か商店街があったりこ綺麗ではあるものの港町区で下町の雰囲気です。福ちゃんの海辺の白い家を挟んで西側がきしめん屋きし蔵東側が居酒屋くじらでヴィーナスが買った白い家の裏の広い敷地を月極駐車場にしてご近所の商店街に良心的な値段で貸しています。本業の美術家演出家だけでも相当な収入で福の神神楽町市の一定収入以上で税金を支払っていますがクラスメイトからは、いったいどれだけ稼ぐのよ。。。もうお金なんて本業だけでも使いきれないほど有り余っているでしょうに。と、今度マンション経営もしようかな管理会社に任せれば良いし。みたいな事をチラッと言ったら呆れ果てられました。
ところがヴィーナスは「なにを言ってるの。アタシが稼げばそのぶんドンドン市にも税金が入るしあんた達ももっともっともっといい思いできるじゃないの。」福の神が治める神楽町市は一定の高額納税者のみ税金を納め、一般市民は無税なので、
お金を稼ぐのは人の為にも社会の為にもなることだ
税金を支払う事はいいことだ、自分も税金をたくさん支払えるようになりたいと
一般的な税金は支払いたくないという感覚とは全く真逆の住民感覚でした。
「わかった。。お大事に。。。僕らご飯食べたら先に学校へ行くよ。早くベルちゃんと仲直りするといいね。」シュナ坊が言うと「だからアヤツの話しを今はしないでちょうだいってムカついてるんだからさ。」かたくなにヴィーナスが言うので
「もう耳掃除させて貰えなくなるね。VIPのお客さんって言ってたのに。残念だね。」グリが言うと。。。シーツにくるまったヴィーナスは。。。「ウッ。。。」
そうです。ヴィーナスは、人の耳掃除が中毒の様に大好きで抜群に上手なので小学校で先生に隠れて内緒で友達の耳掃除をしていますが、みつごのきょうだいのベルもがデブなのに綺麗にしても耳穴の新陳代謝が激しいのか耳垢ゴッソリなので超VIP客だとヴィーナスは目をつけてわざわざ半月に一回ぐらい遊びがてらに馬鹿馬鹿しくもベルモやチワワの耳掃除に木蓮寺にやってきます。超VIP客と言ってもベルモ達から別にお金を取るわけでもなし。
昔は
ベルモの妹分のチワワのミーナもココナも以前は耳掃除が大嫌いで泣いて逃げまわっていたもののヴィーナスが耳掃除をするようになってからチワワ達もあまりにも気持ち良いので途中でウトウトスヤスヤ眠りに落ちるぐらいです。ヴィーナスはヴィーナスで、他人様の耳掃除をしてスッキリするのが究極の至福の贅沢時間です。「自分で勝手に取らないでちょうだい。ちゃんと私が耳掃除してあげるから」耳掃除のしがいがあるベルモに上から目線で釘を刺すのでした。ベルモもベルモでヴィーナスの耳掃除は怖しいほどきもちいいのでその言いつけは守っています。
さて。。。そのベルモですが。
ベルモは笑〜からスマホにパーフェクトサーズディの関係者として白骨死体のモンタージュの吾朗太さんの三太夫さんではないもう一人の兄。。。異母兄になりますが四朗さんという人からTV局に電話が入ったのでその録音を送られました。四朗さんという異母兄の他にも吾朗太さんにはあと二人異母兄はいたのですが四朗さんの話しだと二人は行方不明だし歳の離れたヤクザなのであまり吾朗太には関係ないだろうという話しでした。この四朗さんという人と、あとは、ホストクラブ極楽鳥夜。。。で、吾朗太さんはストレチヤで氷室終夜として働いていたと麗夜という新宿のホストクラブのオーナーが電話してきたという録音も聞きました。
「あれっ。。。なんか、男にはお優しいこと。。。女には金を巻き上げて食い物にして。三太夫さんは実兄だからかばうとしても。。。愛人の子どもでわがままなのに。この四朗さんて人も麗夜さんて人も、なんか。。かなり吾朗太さんを褒めてる気がするけど。。」
ストレチヤ。。。と言えば、そうそう。プルメリア島の駿栄さんが流星という名前で働いてるホストクラブの熱帯夜のオーナーの朔夜社長も電話で褒めてたっけ。
あたしにはデブだのブーコだの。。散々憎まれ口叩くくせに。。。
まぁ、それもそうか。。。吾朗太さんというのは父親のヤクザの組長剣崎蓮気氏に寵愛されてさらにはマヒル社長にも可愛がられて小さい頃から若い衆にも若、だの歳上男性からかなりチヤホヤされてきた事もあり。
そのせいか、男性に対して余裕があるって言うか甘いというかあまり敵愾心もなく自分が一番というより、積極的に素質があるイケメンをホストクラブにスカウトしたり。
そりゃあ、スカウトも自分の金になるという話しだけれど。。。自分もホストのキャストだからいいホストが入ってきたら、自分の地位も危うくなる可能性があるかもしれないというのに。。。むしろイケメンや優秀な男性には好意的で共感していたようね。
女にモテる男性の中には、男性からは嫌われるタイプの人もいるだろうけど。
吾朗太氏は、割と男性から可愛がられたり好かれていたようだ。。。吾朗太さん、今は生前の記憶は無くしてる。だけど、生前の記憶を取り戻して自覚して自分がどういう原因で亡くなったのかを取り戻せば、吾朗太氏は天使のコウちゃんの特別な取り計らいで天国に行けるのだ。そして。。。天国へ行ったあとは、何年後かはわからないけど吾朗太氏の魂は生まれ変わる。。。
だから、吾朗太さんには記憶を取り戻してほしい。だけど。。。その前に、吾朗太さんには記憶を取り戻してしまう前に頼みがあるのよね。
吾朗太さんに頼んだら。。いいのかわからない。でも。。。吾朗太さんが記憶を取り戻して天国へ行ってしまったら。。もう。。。
吾朗太さんには頼めないし。。それに。。
意外にも、吾朗太さんは魂は生まれ変わるという事を信じて早く生まれ変わりたいようで。
そんなのアホだ迷信だとてっきりあの桑田ミリオンみたいに生まれ変わりなど魂は転生する、だの言うと宗教キチだのインチキ坊主だの馬鹿にされると思ったんだけどー。
吾朗太さんは、木蓮幼稚園がはじまり園児が集まりがやがやとする前にどこかへフラッと行ってしまう。
早く。。。吾朗太さんに頼み込むべきか。それとも。。。
時間が無いわ
2021年11月27日
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