プルメリア島の観光名所の一つ青の洞窟の、超高級フレンチ青の洞窟のほとりでは、
美と魅力の福の神笑〜が、持ち物のひとつであるマスコミ芸能関係の接待中で。仕事関係者幹部やら、人気女優の同級生茶目コと、飛ぶ鳥を落とす勢いの人気美術家のヴィーナスとあーでもないコーデもないと話に花を咲かせていましたが、話題はもっぱらのメガロポリタンTVチャンネルの看板番組パーフェクトサーズディで、プルメリア島の美しい海で生放送中に発見されたハリネズミ男性の白骨死体の霊視番組の回で、謎の霊能者、エミコデラックス大反響で、視聴率の良かったヴィーナスが生放送中に白骨死体を発見したプルメリア島を巡るの回の視聴率を上回りました。目立ちたがりのヴィーナスはそれを悔しがりましたが。。。謎の霊能者エミコデラックスの霊視で、特徴的な白骨死体生前モンタージュ、パッキンキンのキンパの前身キンキラキンの金髪に、ドクロの派手な入れ墨。。。
その放送を観て、その白骨死体の生き別れになった兄伊集院三太夫という人がプルメリア警察署を訪ねてきました。そして、メガロポリタンチャンネルにさらに情報が寄せられて白骨死体、剣崎吾朗太、結婚後神野吾朗太は、東京新宿歌舞伎町のホストクラブ極楽鳥夜、ストレチヤのオーナーのお気に入りだった未成年ホスト氷室終夜だった事がわかりました。そして、さらには。。。
笑〜のもとに、白骨死体の身元の剣崎吾朗太(神野吾朗太)の異母兄だという石鍋四朗という男性からメガロポリタンチャンネル社に情報が入ったと連絡がありました。笑〜のスマホに石鍋四朗氏と電話対応したスタッフとの録音や、箇条書きしたPDFが送られてきました。
被害者
吾朗太氏は、今はなき暴力団剣崎組の組長の子息だという事で、男ばかり5人兄弟で、三男三太夫氏と五男太氏は妾腹の子どもで。残りは本妻の息子。
札幌刑務所に服役していた時の担当刑務官からも連絡が入りあれはジンゴロではないかと。
吾朗太氏は結婚して目くらましかなんかかわざわざ女性の籍に入り神野吾朗太となり、
同じく妾腹の息子で実兄の三太夫氏は中学校に上がる時に父親が反社会と縁切りをさせたくてわざわざカタギの富裕層に里親に出す。
そして、メガロポリタンTVに電話してきた石鍋四朗氏は、本妻の息子で四男だが、異母兄の三太夫氏から吾朗太氏についてプルメリア警察署へ出向いた事を電話で告げられました。
幼い頃から
神童でヤクザにも全く向かない性質の三太夫氏は、父親の剣崎組の組長剣崎蓮気に里親に出されてお前の為だから、反社会のウチとは一切関わるなとキツく命じられたものの、影から弟の吾朗太を見守り父親組長蓮気が射殺されて剣崎組も解散になったので
仲の良かった本妻の息子異母弟の四朗とは結局は幼い頃から一緒に育った絆連絡を取りあっていました。
それで四朗氏も自分もなんの役にも立たないかもしれませんが一応関係者でございますからと情報を求めるTV番組に電話しました。
三太夫は四朗の5歳上、吾朗太は四朗の3歳年下です。同じく本妻の息子の長男次男の太朗や次水は歳も離れていたし、実兄達は気性が荒くいかにもヤクザという感じで気の弱い四朗は恐ろしく、ほとんど口もきかない仲でしたし、母親の本妻の要は息子の気が弱いグズな四朗を疎んじてバカにしたり愛人の子達と一緒に冷遇していました。
異母兄の三太夫が情報を提供したので、私もと四朗は促される様にメガロポリタンTVに電話してきます。「先日、伊集院三太夫という者がそちらに情報を提供された様ですが私は三太夫の異母弟でございまして、亡くなった吾朗太の異母兄になります。石鍋四朗と申します。われわれ兄弟は、剣崎家の息子でしたが、三太夫は中学校から里親に出されて、吾朗太はどうも私と一緒で結婚して名字が変わっていたようですね。先日プルメリア警察署へ出向いた三太夫から聞きました。」
石鍋四朗は、剣崎組組長の四男だが全くヤクザとは無縁の生活を送ってきたようだ。びっくりするぐらいめちゃくちゃに礼儀正しくかしこまっている「あの、あなたは失礼ですが、その、吾朗太さんの異母兄さんというと。。。」ヤクザじゃなかろうかと恐る恐るスタッフが対応すると、
「私はヤクザが嫌でヤクザとは全く無縁でございます。今は妻の実家の老舗の銀座の洋菓子屋に婿に入りました。妻は再婚で男の子二人連れ子がおりまして彼らが小さいうちに初婚で結婚しました。子どもの名字を変えたくないのと妻は一人娘なのと私は剣崎を捨てたいので婿入りしました。」石鍋四朗氏の話しによると、
吾朗太は、剣崎家の末っ子で若い衆や周りから若、と呼ばれて可愛がられていたらしい。若、と呼ばれるのはゆくゆく剣崎組を父親の蓮気が末っ子の吾朗太に継がせる暗黙の了解だった。
四朗はヤクザなんてとんでもない怖いとヤクザになるのを小さな頃から拒否していたので父親の蓮気も四朗は諦めていた四朗は二人の実兄たちの様なヤクザ気質でもなく
異母兄弟の三太夫や吾朗太の様に可愛くて美少年で優秀な三太夫や、ヤクザ気質の活発な美少年の吾朗太のようでもなく自分が常に産まれてきた意味が分からず家族でどうでもいい存在ではないかと悩んできた。優しい気の弱い性格でも、家がヤクザなので子どもの頃はいじめられないもののそれが原因で怖がられて全然友達はできないし。運動オンチで勉強ができるわけではないし。なんの取り柄もない父親も横着い長男次男は殴る蹴る鉄拳制裁を加えたが、
優秀な三太夫は叱られない、ヤンチャな吾朗太は甘やかされ殴られない四朗も大人しいのでヤクザの父親蓮気に殴られる事をしなかったけどどうも自分だけは父親からも全く期待されていないから叱られないし殴られもしないと思った。母親の要はのんびりとして愛人の子達兄弟と仲良くする四朗につらくあたり散らして
アンタなんか産むんじゃなかったと罵声を浴びせましたが。。。
「グズなわたし、あれは、小学校にあがったばかりのヤンチャな吾朗太が、私の母親の要に顔面にグーパンかキックかアンタなんか産むんじゃなかったと私に罵倒した瞬間思いっきり殴る蹴るの暴行を働いたのです。それまで吾朗太は、口の悪い要を叩いたり蹴ったりぐらいはありましたけど。
情けなく私は泣いてブルブル震えるばかりで周りの若い衆が暴れる吾朗太をなんとか止めましたがもう要は鼻血出してまして。。、、父親の蓮気の耳に入りましたけど蓮気は何にも言わなかったですね。蓮気は女性を殴るなんてあたりまえの事だし、あっ、私は全然女性に手をあげませんよ、勿論です小学生の吾朗太に要があの女の血だからみたいに吾朗太に毒づいた時も吾朗太は要の髪を引っ張ってぶん殴ったり。吾朗太を産んで母親のなつめさんは亡くなり吾朗太は母親の顔は知りませんが吾朗太は、尊敬する父親をみて女に暴力を振るうのは悪い事じゃないみたいに刷り込んだのかただね、要をぶん殴るのも私へのあまりにもな暴言や自分の母親への侮辱で殴ったり吾朗太なりの筋を通すというか吾朗太は私の母親要とは犬猿の仲でしたけどだからといって家庭内暴力で弱い親に一方的に攻撃する様な無闇に暴力を振るう人みたいなそういうわけじゃなかったですね、悪いヤカラ同士の喧嘩はよくしてましたが。」
吾朗太が小学生に上がる前ぐらいに三太夫は剣崎家から外されてカタギの富裕層に里親に出されて吾朗太は、
乱暴でヤンチャで先生の手に負えないので幼稚園をクビになり追放されて小学生になっても少年院に入ったりと吾朗太は暴れまわったものの、3歳歳上の異母兄の四朗を四朗と呼び捨てにしたものの、
全然正反対の性格なのに歳が近いせいか仲は良かったし、電話の向こうの四朗氏は涙声になって
「私は。。。吾朗太に助けられてきたんです。吾朗太は命の恩人です。」なんでも四朗は生きている意味がわからずヤクザの家も嫌になり、中学生になった頃自殺をしようとしたのを吾朗太に偶然発見されて
首を吊ろうという四朗は吾朗太に思いっきりぶん殴られ後にも先にも、四朗が吾朗太に殴られたのはこの一度っきりだけど。「テメェは何をやってるんだあのクソBBAの言う事を鵜呑みにする気か情けねーぞ」クソBBAというのは要の事で、先日アンタなんか産むんじゃなかったと四朗に面と向かって罵倒したところを吾朗太がぶん殴ってボコボコにしたのだが
我にかえって
四朗は泣くばかりで「僕には将来なんてないヤクザなんかになれないし三ちゃんみたいに賢くないし。ヤクザの家なんかヤダ」みたいな事をわめいていたと思う。三ちゃんというのは三太夫の事で三太夫は優秀なので父親がわざわざ配慮してヤクザのうちから縁を切らせた。「お前は気が弱いし全くヤクザには向かないよ。だからといって、生きていけないわけないだろうに。お前は確かに賢くはないかもしれないが、手先が器用だろうお前の作る菓子も美味いしそっちに進め、うちには菓子屋があるし、職人でもなんでも、手に職をつけろ。四朗にしかできない事があるだろ」
わずか
小学生の吾朗太の言葉にはっと我にかえって。四朗は料理番の若い衆の料理を手伝うのが好きで下戸でお酒が飲めない父親蓮気が甘いものが好きであの頃は蓮気の趣味でケーキ屋や和菓子屋もうちの組は持っていたし、組員の中には職人もいたし
私は子どもの頃から料理というか、自分も甘いものが好きだし要に命令されて若い衆と一緒に役に立たないならそれぐらいおやりと台所仕事をさせられましたので蓮気には、自ら私が好きで台所仕事をやっているんだと要は嘘をつきました。
要は
愛人の子ども達は基本無視していましたし、蓮気が可愛がっている
三太夫や吾朗太をこき使うのがばれると蓮気に殴られるし、そもそも吾朗太が素直に
要の言う事なんかきくわけがない。
とは言っても四朗は台所仕事は私は全く苦にならなくて。甘党の父親蓮気の為にデザートを作る事がありまして、唯一、そのデザートだけは蓮気に褒められたので。三太夫さんも吾朗太も褒めてくれましたね。うちはお恥ずかしいですが、下戸の家系か、お酒は全く飲めないか弱いんです。私もあまり飲めません。料理としてのアルコールぐらいしか興味はないし、付き合いで飲んでも全く美味しいとは思えませんが幸いアレルギーほどではないので洋菓子の勉強もできました。
吾朗太が小さい時にウイスキーボンボンか、なんかをただのチョコレートと間違えて食べて発作を起こして救命救急に運ばれた事がありました。私と若い衆がすぐに気づいたので
回復はしたのですが、小さい頃に吾朗太は若い衆のカクテルをジュースと間違えて飲んだ時は少量でもまるで睡眠薬を飲んだみたいに眠ってなかなか起きませんでした。その時は命に別状はないんですが、
成長してから吾朗太はかろうじてアルコールはカクテルは飲めると言ってましたね。凄くアルコールに弱いのと中にはアレルギーがあるアルコールがあるんでしょう。今思えば、あのアルコール事件も憎しみを込めて小さな吾朗太を殺害しようと要がやったのかもしれませんね。手に届くところにチョコレートが置いてあったら目がない吾朗太は勝手に食べるに決まってますし。三太夫と吾朗太の母親のなつめさんは、アルコールアレルギーで、熱で飛ばせば大丈夫ですが。注射の消毒ですら腫れたり、口にするなんてもってのほかだったと父親の蓮気が言ってましたから。多分要は吾朗太もアルコールには害があるか弱いかもと踏んだんでしょう。父親の蓮気も酒はダメで、母親のなつめさんはアルコールアレルギーでしたから。あの頃吾朗太は、まだまだ
小さい子どもだったし。命を狙ったんじゃないでしょうか。
旦那の蓮気が愛人を作り愛人にくびったけになり、三太夫を産み三太夫が小さな頃から可愛くて神童でそれがゆえに対抗するように、本妻要は長男次男と歳が離れた四朗を産んだものの
平凡で気の弱い四朗。さらにはまた愛人なつめが吾朗太を産む。
吾朗太は吾朗太でヤンチャで可愛くて父親蓮気が寵愛する。賢くも可愛くもない平凡な四朗に母親の要はますますイライラする
ヤクザの本妻として、旦那が何人愛人を作ろうと逆らえないし殴られたら殴り返せない。若い衆に当たり散らすわけにはいかず、愛人の子達に当たり散らすわけにもいかず。。このストレスは、サンドバッグが必要となり。ターゲットにされた気の弱い四朗は母親の要に邪険に扱われそれでも、三太夫や吾朗太とは仲が良かったし若い衆ともうまく付き合っていたという。
父親が暴力団抗争で射殺されて、剣崎組は代替わりしたけれど結局は最終的に解散してしまった。吾朗太は小学生のうちから歳上女性に可愛がられて家出を繰り返して。父親の遺産があったので四朗は高校に進学してその後パテシィエの専門学校へ行こうと決めた。父親の葬儀に出るなという遺言を守った三太夫は、父親蓮気の遺産を放棄して。
本妻の要は蓮気の遺産が入るとタガが外れた様に遊び歩く様になり、長男の太朗や次水は、蓮気の遺言状で自分に何かあったら吾朗太が幼い場合は摂政として誰だれに組長を、と組の他の幹部を指名されてしまい長男次男は
幹部と揉めて組を追放処分になり今はもう行方不明である。
死んでいるかもしれないが死んでもしょうがない人達だとしか思えないし、自分の兄達をそんなふうに思える自分も情け無い。ただ、吾朗太が亡くなっていたと三太夫さんから聞いて薄々はそうかもしれないと思ったが、実際に訃報を受けると物凄く不憫で四朗は言う。。。
「お釈迦さまの、ほら、蜘蛛の糸ってあるでしょう、学校でだいたい習うやつ。道徳か国語か英語か忘れましたが時々思うんですよ。吾朗太はいろいろ悪さしたと思いますしろくでもない奴だと思います、でもね、時として、ふっと蜘蛛を助けようみたいな気まぐれかもしれないけど。。そんな暖かいところがありましたよ。女性に対しても、確かに女性を騙したりホストをやったり。。。女性を喰い物にしまくってましたね。吾朗太からすれば、あちらが惚れてくるんだからビジネスだという事で。わたしには理解できない価値観でしたが、
成人した吾朗太とたまたま街で偶然会った時に酒に弱い吾朗太が一杯だけとカクテルを飲んだら酔っ払ってつい私に本音が出たんでしょうね。ガキができないようにしてるから心配するな、と、で、私はまさかそんな若さでパイプカットをしたのかと聞くと、吾朗太は馬鹿か、俺は女ぐらいガキの頃から扱い慣れて避妊なんか失敗した事ねーよと言われて。可哀想だろ、ガキができたら。罪はねえんだぞ。女のガキだったらどうするんだよ、と酔っ払った吾朗太の言葉にはっ、としました。そうです。。。普段はガキなんか嫌いだと言っていた吾朗太。。。実は。。。そうでもなかったんじゃないかと思いました。。。」
吾朗太もなんだかんだ言っても。。。
ウチの家系に女の子が産まれたら
可哀想だって。。。思ってるんだ
誠に
バカバカしい、怪談話か頭がおかしいと思われるかもしれませんが。
四朗は、実家の剣崎家にまつわる呪いの話しをし始めていました。
2021年10月13日
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