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2021年09月28日

マリッジcelebration290きっと。。。微笑み合う事もできない。。。

「ベルモ、ベルモ


はっE811160E-8832-487A-8861-F7B012272BB8.png「なんじゃ。。さっきから。。。考え事でもあるんかいのう。」木蓮和尚や、小坊主さん達、それから妹分のチワワのミーナとココナがお手伝いした手打ち蕎麦を食べながらベルモは物思いにふける様な感じで心はうわの空で。。。「えっ
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「ほら、だって。。。ベルモ、あなたもう海老天無くなるわよ。まぁ、海老天は一人2匹ずつってうちの暗黙のルールだから残ってるけど。。」紫子夫人が言う。ざる蕎麦のお供に大皿には天ぷらが山盛りにあって、キノコやシシトウやかき揚げやイカやらカボチャやら。。森沢家のルールは、海老天だけは一人2匹ずつでだけど、ベルモの妹分のチワワ達が偏って勝手に好きなものばかりを食べない様に海老天だけ一人2匹ずつの暗黙のルールがあるのだ。先に万が一を考えてチワワに狙われやすい海老天を確保するクセのあるベルモが今日はなにやらうわのそらで。。。

それでとっさに、「あ、あー、ちょっとだけヴィーナスとさっき電話で喧嘩になって悪い事しちゃったかなぁって。」「そうかいの。。まぁ、ベルモはうちにもきょうだいが多いし、また外に金星人にもきょうだいがいるし。なかなか大変じゃのう。ワシは女の姉妹しかいないからのう。喧嘩するにものう。。」木蓮和尚は、上に四人の姉下に一人妹がいる女性だらけの唯一の森沢家の長男で。。。

ベルモは、森沢家に養女というか特別養子縁組で森沢家の次女になったけど森沢家には長男、次男、長女四十代男性と三十代女性は全て既婚で子どももいて独立してるし。。。あとは、ベルモの下に2人特別養子縁組の妹のチワワのミーナとココナがいて。同居して木蓮寺僧侶なので
森沢家の筆頭総領娘みたいに間違われる事もあるけど、ちゃんと森沢家には外に出ている総領長男氏の琥珀さんがいるのだ。次男の紺さんは、ニューヨークでビジネスマンでお寺とは関係ないけれど。。。

「言い過ぎだかなぁあまりヴィーナスと喧嘩した事なかったから。。。新鮮って言うか変ななんとも言えない様な複雑な不思議な感覚で。あのこ、短気で怒りやすいけど。。。今まで言い合いはなかったし。。。」平生を装いいつものように海老天を2匹サッと確保して
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ベルモはそう言うものの、本当は、ヴィーナスとの喧嘩についてではなくて純ちゃんの生命の事で思い悩んでいて。純ちゃん。。。純ちゃんとは大事な友人だし、運命をねじ曲げても元気でこの先長生きしてほしい。「まぁ、よくわからんが、ヴィーナスちゃんとも話し合って仲直りできたらいいのう。。」濃紫婆さんも言う。。。

「ところで、来月ぐらいに卒園旅行の下見と琥珀の顔でも見に3泊4日で札幌と小樽でも家族でどうかのう。風蓮寺にも顔を出したいし。札幌だけじゃなくて小樽で寿司でも。。。」晩酌をしてすっかりご機嫌さんの木蓮和尚がニッコリする。71D10C6B-481C-4100-82B3-D0EE41F290A9.jpeg
札幌にある風蓮寺は、代々木蓮寺の息子たちが一時的に修行に出ています。
木蓮和尚も若い頃風蓮寺で修行をしていました。
実は木蓮寺の長男の琥珀さんが若い頃に修行に出たまま木蓮寺に戻らずにいま副住職的な立場になっています。

木蓮和尚は料理大好きで小さな頃からシェフになりたかったのを泣く泣く諦めて実家の木蓮寺を継いだので息子達には好きな道を歩む様に子どもの頃から言いました。長男の琥珀さんは、僧侶になったもののいまだに木蓮寺に帰ってきていませんが、木蓮和尚はその事に関して口出しは一切しませんでした。「あら、小樽イイわね。私はプルメリア島産まれ育ちでお嫁に来たのも島の中だから。。。近所だしね。札幌出身のお義母さんが羨ましいわ。」紫子夫人が濃紫婆さんに言います。「まさかまさかの。。。雪国から常夏の島に嫁に来るなんて、恋の力というのは恐ろしいもんじゃわー。」と、100歳過ぎた濃紫婆さんが恋だのうんぬん言うので、晩酌していた木蓮和尚は、思わず飲んでいた冷酒を吹き出しそうになりました。「うわー、恋って。。かあさん。。」「笑い事じゃないぞよ。ワシが爺様と出会わなきゃおまえもいないし、札幌の風蓮寺に修行に来ていた死んだ爺様とたまたま手伝いに来ていた近所の小娘のわし。ハタチと16歳。ウチの菩提寺の木蓮寺はご縁良縁大賛成の宗派だし、いい人を見つけたらエイヤッと行動せねばと。濃紫婆さんの実家が木蓮寺の檀家で、遥か遠方だから近所の木蓮寺の姉妹寺の風蓮寺がうちの実家のいろいろ法事や代行してたからのう。」濃紫婆さんは夢見る乙女の様に遥か遠く青春時代を思い出しているようだ。

濃紫婆さんには、姉が1人と兄が5人もいて親が歳をとって突然出来た、あと1人ぐらい女の子が欲しいと考えていた両親の末っ子の次女の女の子なので家族からも相当大事にされたし、元々親の目の届く比較的に近いところで良い男性を探してゆくゆくお見合いでもと両親は考えていたのだけれど。。。まさかまさかの。。。風蓮寺に修行に来ていた菩提寺の総領息子と大恋愛するなんて。青天の霹靂だったものの、可愛い末っ子娘。手放したくない嫁にやりたくないと複雑に親の気持ちごねようと。。。相反していずれ嫁に出す娘は若いうちにできるだけいいところへ嫁がせたい。。。確かに遠距離はかなり気になるけど、
それにしても、
木蓮寺の総領息子の翡翠仁氏は、家柄もしっかりしているし、眉目秀麗で誠実で濃紫婆さんより4歳年上で年齢差も程よくそんなにないし一般人のいち檀家の濃紫婆さんが遥かに極上の尊敬する菩提寺の家柄、お寺に嫁に出す事に濃紫婆さんの両親は遠慮や躊躇があったものの、それでも

娘を持つ親ならお寺のお嫁さんの覚悟が有れば心配以上に何より信頼できるしかなり美味しい旨味たっぷりな申し分のない優良物件で。。。

まぁ、木蓮寺サイドは、家柄や身分は平等だが仮に高い身分にせよ、下品にそれに胡座をかいたり物を言わせず、人間性や品格が大事でありますというスタンスなので、代々の木蓮寺の奥様は昔には珍しく割と恋愛で嫁に来て結婚しているし

檀家の娘の濃紫婆さんはそんなこんなで早々と札幌から遥か遠くプルメリア島に嫁いでいきました。

「まぁ、あっちではレンタカー借りてじゃのー、」と木蓮和尚が言うので、ベルモがキッと和尚を睨み「飲むんでしょう札幌や小樽なら、なんとか車いらないし究極タクシーでいいでしょうに。お金はそういうプロ任せの安全に惜しみなく使わないと」「いや、飲むって夜だしさ、別にそのまま旅館かホテルで寝るし旅先の運転はまた妙に楽しいし。。。」運転が好きな木蓮和尚がゴニョゴニョ言うと「そろそろ木蓮和尚の免許を取上げたいんだけど024BDAE4-1E47-4FF6-81BD-F9C78AC1383B.png

同居している娘の私にも年寄りの運転免許返納問題には責任があります」ベルモが言うと、紫子夫人も、「そうねー、うちは小坊主さんも何人か運転できるし、日常生活は交通の便がいいでしょ。だから早めに私も和尚の免許は返納した方がいいと思うのよね。運転が好きな自信がある人ほどなかなか返納しないし。」さらなる追い撃ちをかけました。

木蓮和尚は、奥様の紫子夫人に、
「いやさ、紫子は運転免許ないからわからないかもしれんけどな運転も一つの大事な趣味なんだし、まだ70歳ちょっと過ぎたから免許返納は、いくらなんでも早いんじゃないか、早すぎる母さんだって90歳に強引に説得して免許返納させたんだし「万の言うことはわからんでもないがのう。ワシも、、車の運転は一つの趣味じゃったからのう。」濃紫婆さんが言いますが「ともかく、車必須の長距離な北海道の大自然散策じゃなくて、札幌や小樽の街中でしょう。私もお金出すからタクシーかハイヤーか、自動操縦のレンタルUFOにしましょ。和尚ならUFOレンタルの審査も通るでしょう。」ベルモが注意を促すと「ちょっとワシはまだまだ七十三歳じゃぞ80歳ぐらいになったら免許返納を視野に入れてもおかしくないけど。七十代チョイでちょっとそれはないわ」木蓮和尚はベルモに高齢者みたいな扱いや言い方をされてクサクサしています。「木蓮寺の和尚というそれなりの社会的地位があるんですからね。そりゃ、和尚には長生きして欲しいけどさ、交通事故は最低限自分だけがケガや最悪死ねばって単純な問題じゃないのよ。他人様の大事な生命や幸せを奪う可能性だってじゅうぶんあるのよ。周りの言う事をきかない傲慢な生い先短い自己中な爺婆の自惚れの為に、罪のない先の長い人々の人生を全部奪う事だってあるのよ。さらに遺族を苦しめるのよ。万が一の時に、私が和尚の首根っこを捕まえておおやけに引きずり出してこのうちの馬鹿が代わりに死ねば良かったんですって遺族や世間様に土下座して謝罪をしたって金銭的に償って済む話しじゃないでしょう」高齢者の運転事故のニュースのたびにベルモは和尚にこうなったらどうするのか、と口を酸っぱくしてヒヤヒヤする幾つに免許を返納するんだと問い詰める。だけど、運転が好きな和尚は和尚で免許を返納するには、自分はまだまだ七十代前半のハナタレ小僧だしとのらりくらりとかわして。。。


そして。。。こちらは東京。。。0C2758DE-A8E3-4DDB-81B0-27FE086542FE.jpeg
隣家の大親友で幼なじみの
純ちゃんの家で夕食を一緒に食べた後、純ちゃんは話があるから、と部屋にミーシャを再び招き入れました。
「う。。。嘘だ」ミーシャはびっくりしました。

「そうよ。まずは、親友のミーシャにはこの事を言っておかなくてはと思って、東京に帰ってきたんだもん。」純ちゃんは言います。

「えっ。。。叔母さん。。って見たことないけど。。。喜美お婆ちゃんの娘さん、、、」「うん。緋夏って言うんだけど。。家出してほとんど家に寄り付かないのよ。。私には優しかったんだけど、志乃の大お婆ちゃんがいたでしょう。」「うん。。。私ら家族にも優しかったけど。。。
今はもう亡くなりましたが、
志乃は、純ちゃんの曽祖母、祖父のジローの母親で同居していました。
「志乃の大お婆ちゃんがその緋夏さんをいじめていたみたいでどうも。。。爺ちゃんの前のお嫁さんの子どもは、うちのお母さんの環と、離婚して名古屋に連れ帰ったのが妹の舞さんで、女の子ばかりでしょう。それでまた、外で子どもが出来てた喜美お婆ちゃんがやっぱり。。。また緋夏さんは女の子で。。志乃の大お婆ちゃんが私は男の子の跡取りを産んだのにって」「えーだ、だって。跡取りってそんな確かに純の家は代々の資産があるけど、それでも男の子を産むのどうのって。。どっちかというと男、言っちゃなんだけども、ジローお爺ちゃんが原因でしょ。」「昔の人は、そういう様な知識ない人多いって言うか、どうしても嫁が悪いって風潮に流される人多いからともかく、環のお母さんはお爺ちゃんに似てるし、私が言うのもなんだけど勉強できるし活発だったから、志乃の大お婆ちゃんは、女だけどお母さんはお気に入りで。ウチのお父さんも婿養子になったし。。。男の子、お兄ちゃんや弟も産まれたし。」

「それで。。。その、緋夏さんって喜美お婆ちゃんの娘さんが純の本当のお母さんなの。、。

ミーシャは驚くだって、純の兄や弟より、環のおばさんや邦彦のおじさんは確実に娘の純を可愛がっているし。別に純の兄の渡海や弟のケイトに冷たいわけじゃなくごく普通なんだけど

それよりも隣のおじさんおばさん夫婦は、娘さんの純をもっと大事にしてるし。環さんが純の叔母さんであって、母親じゃないなんて。亡くなった志乃の大お婆ちゃんだって、渡海さんやケイト君より純を可愛がっていたじゃない。

でも、確かに純は環さんとは全然違うタイプだとは思う。純は進学したとは言えめちゃくちゃ頭が良いわけじゃないし性格はおっとりしてる。環さんは凛とした海外を飛び回るバリバリのキャリアウーマンだし確かに2人とも品格あって優しいし思いやり深いけど全然違うタイプよね。。。

そう、どっちかというとジローお爺ちゃんの後妻の喜美お婆ちゃんに似てるわ、ミーシャの頭の中がグルグルしてきた。

ウチのお父さんの兄弟。。。生き別れた実のお父さんが見つかるかもって情報が来て人生いろいろあるんだなと驚いていたら、今度は隣の幼なじみ、親友の純が。。

隣のおばさんおじさんの実の娘ではないって
いい悪いじゃなくてドラマみたいな出来事にあったり、。、
ジェットコースターみたいな人生を歩む人もいるんだ

ミーシャは飲食大手ブルーモーメントグループ会長青山奏の娘で小さい頃から両親揃っているし、渋谷の松濤の一頭地で裕福に暮らしCC205F2A-A67D-47FC-A97C-1550CA965FCB.jpeg

なんの苦労もないと言うか。順境ばかりに身を置くままに生きてきててっきり隣家の純ちゃんも当然なんの大きな悩みもないだろうと考えてた。。。

だけど。。。いろいろあるのね。ウチのお父さん自体親に捨てられて貧乏な家で育ち、中卒で成功して波瀾万丈みたいなんだけど

「ミーシャ。。。私は。。。反社会の犯罪者の娘かもしれないわ。」純ちゃんがポツリと言いました

「えー

「実は。。。緋夏さんというその私の実の母親であろう人が起こした事件があって。。。福の神の笑〜ちゃん達が尽力してくれて環のウチのお母さんが勘違いで刺されたんだけど。その裁判で。。。私は緋夏さんて人の顔を見たくないから欠席したんだけど。。。

「えっ」さらなる親友の告白に、ただミーシャは驚くばかり。。。

「笑〜ちゃんから裁判の様子の動画を私は関係者としてスマホに送られてきたんだけど。。。

わたしは。。。私の父親は、もしかして。。。いろいろ素行が悪くて逮捕されていた刑務所に入ったヤクザかなんかの娘かもしれないの。。。」

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