2021年04月08日
マリッジcelebration。。。266複雑に考えるのはもうおしまい。
「今日ちゃん。。。間一発って言ったら変だけど。。今日ちゃん達が帰ってどうかな、20分もしないぐらいに。。慶子さんが来たのよ。慶子さん、いろいろお客様連れて来てくださるから。、」
東京恵比寿の北海道犬の今日子の元に銀座のバーラナンキュラスのママを任せている妹の澪から電話がありました。澪は三度目の結婚で、10歳年下のチワワの旦那とお台場で暮らしています。
「慶子が。。。」
あの日、高校時代の親友環と一緒に銀座のバーラナンキュラスに飲みに行った今日子。
知人の家具職人兼オーナーのアポロン先生の顔を久しぶりに伺ったと思えば、アポロン先生のお連れ女性のダイヤさんは、環も知っていて。。それで。
偶然にも世田谷の成城育ちのダイヤさんが
高校時代環の初めての彼氏の伊集院三太夫君の近所の育ちで。。。
なんという偶然という事で、四人で話が盛り上がって。。でお開きになって解散して間もなく。。
高校時代に仲良し三人組でいたペルシャ猫の女医慶子がラナンキュラスに飲みに来たらしい。。。
今日子は、少し気まづいかなと。確かに昔から。。三人組とは言え。。
慶子はちょっと違うかなというところがあり。。高校卒業して、大学進学先は、今日子も慶子も帝王大学なものの。。。
慶子は医学部だし。今日子は、教養学部で環だけKO大学だったものの。。
高校を卒業しても、今日子と環の方が慶子よりお互い仲が良いし。決して偏見ではないものの、慶子はスカウトされたとかで銀座のクラブでも働いていたり。
環と今日子は既婚で離婚歴なし、慶子は男性関係が派手な割に一度も結婚歴無し。。
勿論、高校卒業後三人で会う事が有るけれど
女医の慶子が忙しいのもあるけど、慶子抜きで環と今日子が二人で会う事があって。別に慶子を仲間外れにしている訳ではないし。。やましくはないんだけど。
でもねぇ。。慶子は昔、ホストクラブにハマったり。銀座のクラブや女医をしていたらそりゃ、経済的に余裕があるでしょうし。。慶子は独身だし。だけど、環や私にホストクラブの良さを語られてもねぇ。
学生時代
バーでバーテンダーをして翻訳家傍銀座のバーのオーナーの今日子だけど。。
夜のお店と言ってもバーテンダーとホストやホステスはお店の色も次元も違うし。
あの、環や家具職人のアポロン先生と彼女のダイヤさんとラナンキュラスで飲んだ後に。。慶子が来たらしい。今日子の妹の澪ママは、さっきまで姉と親友の環がラナンキュラスにいた事は、慶子に内緒にしていた。慶子が知ったら、なんで誘ってくれなかったのという空気になるし。。
それにさ。。。環の高校時代の彼氏の伊集院三太夫君って、慶子に全くなびかなかったし。
プレイガールの慶子でも、さすがに親友環や今日子の彼氏を略奪する事はなく。。
かと言って。。目をつけていた伊集院三太夫君にはフラれて。。それから伊集院三太夫君は、
環と仲良くなって。。ま。慶子はモテるし恋多き女性だから、
その時は慶子に大学生の彼氏がいて、伊集院君の事も忘れたのか、環と揉める事も無かったしね。それに、男ウケするタイプの女性が苦手とか好みじゃない人だっているわけよ。だけど、環とラナンキュラスに行ったあの晩は誘ってない慶子と鉢合わせしなくてよかった慶子に声を掛けてないのもきまずいし、アポロン先生や彼女のダイヤさんと
伊集院君の話しが出るのも気まづい。伊集院三太夫君は、慶子を袖にして環と仲良くなり。。そんな高校時代の淡い思い出でも。。。
プライドの高い
慶子は絶対面白くないだろうし。
代官山のタワマンで一人暮らししている慶子。。。恵比寿のうちから結構近いんだけ最近どころか、ここ何年かは、全然疎遠なのよね。。。
まぁ、慶子の職業柄、休日も不安定だし呼び出しされたりや。。。環と3人で会いましょうって時も結局は慶子が病院に呼び出されて慶子だけ来れなくなったしって事も何度かありで。
なんて。。今日子がぼんやり考えていると。。。澪は、「慶子さん、かなり歳下のダックスの男性。。。というか男の子連れてきてたわよ。勿論、慶子さんのプライバシーだし、こっちは商売だし。わざわざどんな関係って干渉する筋合いもないし。しないけど。。ま、私も旦那は10歳年下だから人の事あれこれ言えないかもしれないけど。。。慶子さんと親子ぐらいの年齢差だしさ。かと言って、慶子さんって反対に父親ぐらいの男性紳士とお店に来たりね。。。パトロンかしら。。。ま、慶子さん独身だし。プライバシーだしねー。、」
やれやれ。。。慶子は結婚する気がないんだろうか。まぁ、女医で自立してるし。結婚に向いてなさそうだし。余計なお世話よね。。。今日子はそう思いながら、「異性関係はなんとも言えないわ。自分の彼氏や配偶者に手を出されない限りは、私は他人様の異性関係はあれこれ言うべきじゃないし、関心もないな。お盛んな女性だっているしね。それはそういう人なんじゃない。異性と親子年齢差も。。。他人がどうこう言う事でもないしさ。」「もちろん、私もそう思うんだけど。慶子さんは、ドクター仲間やいいお客様たくさん連れてきてくれてありがたいしね。」
妹のラナンキュラスの澪ママと
あれこれ話すと今日子は電話を切って。。。
翻訳家の今日子は独立して在宅で仕事してるし。ジャーマンシェパードの旦那さんはニューヨークで仕事してるし。社会人の娘は自立してるし、息子は京都の大学へ進学して、今日子の姉の涼子の嫁ぎ先の持っているマンションに下宿して東京から離れてるし。事実上気楽な独身一人暮らしみたいなもの。今日子は、白い純北海道犬の三姉妹の次女で三姉妹とも嫁いでいます。三姉妹は純北海道犬なのに、姉の涼子は柴犬、妹の澪はチワワ、今日子はジャーマンシェパードと、姉妹3人とも違う犬種と結婚しました。
午前中に来たお客様がくださったリビングの極楽鳥花がふと今日子の目に入りました。京都に嫁いだ姉が子どもの頃に小学校の図書館で誕生花の本を借りて来てさりげなし今日子も自分の誕生花を調べたら
極楽鳥花で、それをたまたまお客様が極楽鳥花を育てているという話になった時に、今日子は、私は12月6日産まれで誕生花は極楽鳥花なんです。と言ったらそのお客様が極楽鳥花が咲く頃に切り花を差し入れてくれるようになりました。子どもの頃。。。
ドキドキしながら誕生花を調べて
正直言って薔薇とか、チューリップやカーネーションとか、芍薬とかピンクや赤の可愛らしい誕生花じゃない事にがクッときたものの。。
エキゾチックで華やかで
明るい南国の南向きなムードや、なによりとても縁起の良い花言葉や意味合いを持つ花でじわりじわりとだんだん極楽鳥花が好きになり。
えーっと。。。あ。。。そう言えば。。
昔むかし、慶子がホストにハマっていた頃。。。極楽鳥夜。。。ストレチリヤっていうお店の。。。ホスト
興味ないし。。。誰だったか。。
名前忘れちゃったんだけど。歳下のホストにボケてかなり貢いで相談されたっけ。。
もちろん、今日子は一切興味ないしそのホスト自身は一度も会った事もないのだけど。超硬すぎる環にはホストに行ってるの知られると軽蔑されたら嫌だから内緒にしてって。。
別に環は他人様は他人様のプライベートを割り切りそんな事で軽蔑するような子じゃないし。私は夜のバーテンダーのアルバイトしてるけど。。。かと言って。。ホストの事を相談されたとて。
ホストはご商売で夢とサービスと労力や時間を提供しているのであって。慶子には言えないけど。誰が好きでもない女性にタダで動くのよ。と。慶子だって銀座のクラブで夜の蝶をしお店サイドの罠を仕掛ける側の体験を積んでおきながら。。そんな事もわからないのかしら。極めて簡単な事なんだけどー。自分は特別って勘違いするのか。あちらさんからしたらワンノブゼムなのに、お客は自分こそがオンリーワンだと思い込むのよね。
だいたい。。本気で付き合おうもんならお客と区別してお店に呼ばないでしょうそれも彼らの仕事の内のたかがリップサービスの甘い言葉を都合の良い解釈をするのだろう。
確かに好きやターゲット、好みの異性にちょっとだけでも気のある素振りを見せられると誰しも針小棒大に都合の良い解釈をするってわからないでもない。今日子も若い頃アクセサリー感覚の癖で携帯の古いタイプの絵文字にあまり可愛いのがなくて、ハートマークをさりげにメッセージに送っていた事があり、ただ可愛らしい絵文字がないので、あえて若い女性のアクセサリー感覚で友人知人にメッセージを送っていたら、その中のなんとも思わないただの知人男性から、ハートマークの絵文字があるね、と、わーキャーした返信を送られてきてげっとキモくなった事がある。
だからもう、自分が関心ないのにあちらが一方的に興味を持ってくる異性というのは針小棒大に過大評価で期待されるので下手な事を言ったりやったりしないどこと思って。
でも、そういう錯覚や自惚れ可能性があるかも感覚をうまく収入や稼ぎに繋げるのが。。彼らホストなんだろう。
あんな聡明な慶子が。。。ホストさんって例え新人でも相手はお金で動いているんだし。お付き合いするというより、社交として気晴らしで行くにとどめるのが無難なものだと全く異性を相手にする系の夜の店に興味がない今日子は傍観する。
でも、その錯覚やお客様の自惚れや勘違いで儲けるお仕事なんだろうに。そりゃ、例外でお客様と結婚しましたってあるでしょうけれど。もしも、たくさん店に通えば結婚できる保証があるならば、金に物を言わせる奴が勝つし、でも現実はたいていそうじゃない。飲み屋婚活で、借金してでも好みや好きなキャストの夜の店に通う人なんてわんさか出てくるでしょうに。
なんて思いながらも口には出せないので、
やんわりと、「私が思うによ。あくまで私の想像ね、私はホストクラブは行かないし
そりゃホストというお仕事だし、
お客様とホストはあくまでもスターとファンという間柄じゃないかしらね。お客様は好きな男性を応援しながらその男性との時間を楽しむみたいなさ。自分の好みやお気に入りの王子様が出てくるお芝居に自分が姫として参加する演技っていうのか。。
なんだろう。非日常性を買うっていうのか。
わたしにはよくわからないけど、気晴らしを楽しめない、応援できないと思ったなら行くべきではないと思うし。ちょとわかんない、ごめん。
」
みたいな事言ったかなぁ。飽きっぽいプレイガールの慶子が、歳下のホストに夢中なんて。。。あー、そういや、ハリネズミだって言ってなかったかなぁ
環の初めての彼氏
伊集院くん。。タイプだったんだろうか。誰にでも好みのツボってあるわよね。。。
そう、慶子が若い頃極楽鳥夜。。ストレチリヤというホストクラブに通っている事を知り
あまりホストクラブにいい印象が無い今日子は
なんだか、私の誕生花の極楽鳥花が汚されたような気になって。ハァ。まぁ、でも人に愛されて縁起がいい花だからわざわざ店名になるんだわ。とも思ったり。。
で、銀座のバーを開く時は極楽鳥花やストレチリアは慶子ご執心だったホストクラブと被るので、自分はオーナーで妹の澪に店長を任せるので、澪の誕生花5月25日のラナンキュラスにしました。
子どもの頃、誕生花の本を一緒に見ていた澪の誕生花のラナンキュラスが、カラフルでフワフワで上品で可愛くておまけに、花言葉が、あなたの魅力に目を奪われるとか、とにかくとても魅力的なという感じで、それから澪はラナンキュラスが大好きになったし。ラナンキュラスって響きもいいのよね。
そして。。。プルメリア島。
木蓮寺森沢ベルモ。。。
あー。。考えても。。。考えても。。ベルモは、奥座敷で取材を受けながらみんなでランチしています。
東京から取材に来たリリコは、プルメリア島付近の福の神の街、神楽町市で就労児童をしながら小学校に通う真珠養殖と販売の社長の福ちゃんにインタビューし都王新聞で
試験はあるけど、福の神のお弟子として、持って産まれた素質素材を活かして学校に通いながら働く就労児童制度についてアピールする事にしました。
十人十色で、様々な能力や資質素質才能を持って産まれてきた子どもが、自分の素質を知り磨きながら社会に貢献して成長していける。
誰しも持って生まれた傾向や資質を鍛錬し研磨しながらそれを天職に繋いで生きて社会に貢献して成長するのは大きな目指したい夢のひとつなんだろう。生きがいや夢、目標は生きる活力や糧になります。
などと、アザラシの福ちゃんはさきほどから就労児童制度と自身の体験などなど話して。。。
常日頃ベルモもそう思ったりしているものの。
どうも。。頭に入ってこない。。。なんで。。。
そう。。純ちゃんの事を気にして。
純ちゃんは、俊さんの娘か、それとも吾朗太さんの娘か。。。
誰にも内緒でおくびにも出せないけれども。
大事な事、純ちゃんの生死が決まる。。
ゆっくり一人になりたい。
一人になりたくてもそうはさせてくれないのだ。
なんだか、自分だけ蓮の花の香りに取り込まれているのかと感じると、ベルモの頭の中でご本尊様らしき声がする。。。
゛ね、ベルモ。。。あなた。。大事な考えやいいアイデアって。。なにも一人でジーっと考えている時ばかり浮かんでくるわけじゃないよね。。。そうじゃない一人で考える時間が欲しいって。。それだけが、大事な事を考える方法でもないわよ。。
友人知人と話している時にハッとさせられるヒントを貰ったり思いついたり、歩いていて突然浮かんでくる場合もある。。。あなたは頭デッカチなのよ。。。それに、あなたは、頭で考えるだけでなくて、もっと自分のハートを信じたら。”
ご本尊様。。。
だって。。。そんな事言われたって。だって。。純ちゃんの
森沢家宅の敷地内の
そんな頃。。。木蓮寺幼稚園児達は給食時間になり。みんな園舎に入って準備していました。
運動場は誰もいなくなりましたが。。。
果樹園と芋畑で、吾朗太さんは、天使のこうちゃんに見つめられて、まるで催眠術をかけられているように意識が薄らいでいきます。。
ウゥッな、なんだコイツ意識を飛ばさないように、必死に眠気のような湧いてくるものと吾朗太さんは闘っています。
こ。。。お。。コイツ。。ま、まさかヤバいヤツなんかた、助けてくれ、デブなにやってんだ、ベルモのデブ飯食ってるのかのんきにバカヤロウ
こうなりゃ、俺が見えるなら。。。あのぴいな、ぴーコロクソぴーさっきまでオレを見つけて喜んどいてオレに散々絡んどいて助けやがれ
天使のこうちゃんは、ゴローちゃんあそぼ、ゴローちゃん。。催眠術をかけるかのように、
吾朗太のインナーチャイルドを呼び出します。
さ、子どものゴローちゃん出てきて。。
うわぁ
と、とんでもないヤツなのか
吾朗太さんはもう亡くなっているのに得体の知れない今日恐怖が湧いてきたかと思うと
スーッと意識を失いました。
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