アフィリエイト広告を利用しています
ファン
検索
<< 2024年11月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール

2021年02月27日

マリッジcelebration261喜びも悲しみも南風に乗って。。。

B2A283F9-E86A-41B5-8F03-44FA088B9895.jpeg


オーガストさんは、木蓮寺から指示された
参拝客用ではなくて
森沢家の方の駐車場にタクシーを停めると、「平日なのに朝から結構参拝客さんがみえますね。と言いながらお客のリリコとタクシーを降りました平日なのに境内は賑わっています。吾朗太さんに会った後すぐに木蓮寺に向かいがてらにだいたい吾朗太さんが何をどう言っていたかを霊感があるオーガストさんが通訳のようにリリコにさきほどの吾朗太さんとの会話を話していましたが、

木蓮寺に到着したリリコは、「あら、だけどさー、木蓮寺幼稚園は敷地内って言ってもだいぶ木蓮寺は広いのよ。見てほら、」
とリリコが言う、「確かに広大ですねー。」ひぐらしの鳴く境内で、南風に乗って幼稚園児の合唱が聴こえてきました。「こんなに広ければ、吾朗太さんは、わざわざ幼稚園スペースに行かずとも、境内や反対側の方に居たらいいんじゃない。昼間の木蓮寺がそんなに嫌なの。。。」「そう言う次元の問題じゃないと思いますよ。吾朗太さんはこの木蓮寺で寝泊まりしていて敷地内に幼稚園がある事を知っていてこうやって、風に乗って幼稚園児の歌声や楽しそうな歓声も聴こえてくるんです。また、昼間は幼稚園スペースじゃなくても、楽しそうな観光客や家族連れがたくさん来るんです。。。多分。。そういう前途洋洋な今を生きる人や、明るい未来を背負ってる愛される子どもを目の当たりにするのが身を斬られる思いなんでしょうね。」「でもじゃあ、なんでお寺にわざわざ寝泊まりするのかしら。」「おそらく。。。会話からして、何度もデブがって言ってたんで。失礼ながらこちらのお寺のお嬢様のお大福様と親しいのでは。。。お大福様は霊感があってある程度のお喋りを吾朗太さんとできるんじゃないでしょうかね。だから居場所みたいになって頼りにしてるんじゃないでしょうか。」そろそろ時間になって、リリコはオーガストさんも木蓮寺に住む吾朗太さんの幽霊を見て喋ったので、後でベルモに吾朗太さんについて聞いてみるし、良かったら取材に同席してくださいとお願いしました。9616B252-855E-43E6-8983-CF091D5EFE5B.jpeg

10時きっかりに、リリコはチャイムを鳴らしました。森沢家本宅と渡り廊下の離れがあります。

玄関が開くと、穏やかそうな太めの木蓮和尚が、

「こんにちは。ようこそ、いらっしゃいませ。どうぞ、お入りください。」にこやかに歓迎してくれました。「こんにちは。叶リリコです。本日はご貴重なお時間をいただきまして、お招きいただきありがとうございます。こちらは、取材をお手伝いいただきますプレゼンスタクシーのオーガストさんです。」「こんにちは。」「こんにちは、オーガストさん、今日は取材のお手伝いですか。」木蓮和尚が言いました。お仕事柄オーガストさんは、木蓮寺に檀家さんや参拝客さんを迎えに来る事もあり、木蓮夫妻とは顔見知りでした。

8E2D9DD8-5D9C-4A85-854E-5E0984A21FB6.jpeg

リリコとオーガストさんが
木蓮和尚に涼しげな奥座敷に通されると、ふすまが開き、抹茶を入れた木蓮和尚の奥さまが「いらっしゃいませ、奥の紫子でございます。

紫子夫人がお抹茶をいれてオモテナシしてくれたのはいいのですが、ふすまがまた開き茶菓子を持ってきたベルモを見て
クククククっ。。
ぷ。。。ぷぷっぷぷっぷぷっぷぷっ。。ぷー。

あーアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハアハハハハハ6D30D9EF-D2D2-4806-A5E2-4DC5CD1C8F8A.png

し、しまったーっ。ベルモの姿はネットで見てるのでこんなものかとなんとなくリリコは把握していました。初対面の人に笑われたりするとホームページのベルモのエッセイに書いてあり、もはやベルモ自身はネタにしているようでしたが、まがりにも女の子でお気の毒だし
失礼なので笑わない心構えじゅうぶんだったのに。。まんじゅうがまんじゅうを運んできたー餅みたいな人が饅頭を運んでくるなんてルール違反蟻がエサを運んでくるより新鮮
キャー
な。。無いわー1653CD3C-620B-4FF1-96C2-8FD8E6D0DB22.jpegもはやボケ

しかしながら、ベルモは初対面の人から笑われたりからかわれたりするのは鍛錬に鍛えられた筋肉の様にびくともしない修行を積んでいるようで。。。不動心だか平常心で余裕に溢れた笑顔でにっこりとおー。福々しい神々しいこういうところが、このお大福様の尊敬されて人気があるところなんだろう。。。器や次元が違うかもしれない。。まるで悟りの境地なベルモにリリコは感動しました。ところがまた。。。

「森沢ベルモ、木蓮寺僧侶大福でございます。」ベルモはお利口に挨拶しました。ベルモが大福です。と言ったので、僧籍大福さんというのはわかっていましたが、リリコは名は体を表す、文字どおりととうとうさらなる不可抗力かのボケ倒しにひっくり返って笑いが堪えなくなりました。

オーガストさんは、ベルモを何度かは見かけた事があるようで笑わらうことはありませんでした。

「ごめんなさい、本当に失礼しました、はじめまして東京から来ました都王新聞文化部叶リリコです。こちらは、本日アシスタントいただきますプレゼンスタクシーのオーガストさんです。

紫子夫人はお茶を木蓮和尚とベルモ、向き合ったリリコ、オーガストさんに出すとごゆっくりと席を離れました。ベルモもお茶菓子を出すと木蓮和尚の横にちょこんと座りました。C19565AE-D5B5-4B14-A558-FAF17E89DAED.png

リリコは、地元渋谷の小洒落たスイーツの手土産を木蓮和尚にお渡しすると、深々と御礼をしたのち

「遠方からわざわざお越しいただきまして。住職の木蓮と、娘のベルモ、僧籍大福でございます。本日はよろしくお願い申し上げます。」木蓮和尚とベルモが挨拶をして、よろしくお願い申し上げます。と、リリコとオーガストさんも頭を下げました。「私、ハリネズミの神野純の幼なじみです。近所で。プルメリア島に来ているホストクラブ熱帯夜の流星も純の隣の家ですし。二人とも幼稚園以前からよく知ってます。純がベルモさんと仲がいいとかで、流星からは、昨日お店へ顔を出したらプレゼンスタクシーのオーガストさんを紹介していただきました。
あっ、流星というのはキャストとしての源氏名ですね。本名駿栄です。」リリコが言うとベルモが、「あっ、ウチのお寺に純ちゃんと話し合いに来てたベーグルの。。。」というので、木蓮和尚が、「何度もゆうとるのに。。。駿栄さんはビークルじゃ。」「てへっ。そうだった。。。うちの幼稚園も生徒に何人かベーグル。。。ビークルちゃんがいるけど、ベーグルとビークルを間違えて。。。メインクーンとメークインを間違えるし。。。」ベルモはそう笑う
431B5DE7-4556-41BF-9060-607F1D36CAD3.jpeg

木蓮寺については。。。
遥か大昔、神々の遊び場として福の神が別荘地としてプルメリア島をつくり。不思議な事に周りの地域は四季があるのにプルメリア島だけは常夏で。天国に一番近い島というか、生きているのにまるで極楽にいるような絶景の島になり。それを祝福するかのように島中に
花盛り。。。
プルメリアが咲き乱れました。96B8B6FF-3548-41E2-8368-DDD0BCC09C9A.jpeg
木蓮寺の裏庭にある生命の女神の井戸は、くめども尽きぬ美しい湧き水がある日突然溢れて今は汲み放題でペットボトルやタンクを持って参拝客や近所の人々が水を汲みにきています。プルメリア島に
突然湧き出た
聖なる幸せの水が溢れる記念に
その場所にお寺を建てた美術や建築系の福の神達が、さらにお寺を建てた記念に他の福の神々達を集めてお寺で飲めや歌えの祝宴をはじめました。福の神のラブは薔薇、笑〜は芍薬のように、昔っからF65779C9-DF90-40A6-8768-7FE2F1B3B497.jpeg

女性の福の神の福の女神達は、それぞれ自分のイメージフラワーがあり、福の女神達が、祝宴に飾る為にそれぞれの花を持ち寄りました。

お祝いの福の女神が自分の可愛がっているおめでたい紅白の甘い香りがする美しい木蓮の花びらを木蓮吹雪に撒き散らしました。すると、
常夏には普通は生えない大好きな
おめでたい紅白両方ともの
木蓮の木の群れがプルメリア島の中で木蓮寺の境内だけには一年中常に咲き誇るように生え出しました。福の女神達の花の中でも木蓮の花だけが、お寺に残り根付いて繁栄したので、このお寺は木蓮寺となりました。喜んだ祝福の女神は、木蓮寺に無数のヒグラシを住まわせ、長い歴史から今まで木蓮寺の境内には、ヒグラシの鳴き声がします。
そして遥か昔の森沢家の先祖の一人が、数人の仲間たちとたまたまプルメリア島を発見して福の神々の酒宴を覗き見て宴に参加させられると、その中のリーダーだった森沢家の森沢無限心(むげんしん)が、代表として
福の神に依頼されてお寺を預かる事になります。僧侶なんて滅相もございません。と森沢家のご先祖はお断りしますが、木蓮寺は、結婚もしていい、むしろ子孫繁栄おめでたいので愛し合う二人が結婚し、温かい家庭を持つ事を賞賛するし、結婚もしたくなきゃしないでいい。

肉や魚も命をいただくと感謝していただいて良い植物だって命に過ぎないし。断食なんかないし、やりたきゃやればいいし腹がいっぱいになったら断食して腹が減ったら断食は辞めればいい。酒も般若湯と嘘をつくぐらいなら飲みますと飲んでよろしい。お神酒で神様だってお酒を供えられ飲んでいるだろう。いいものだから神様が飲むんだし、仏様だって下戸ばかりじゃあるまいに。

楽しい前向きなお酒なら。。。
この世にいる人それぞれが、お互い様の違いを尊重し合ってその人らしく輝いて世の中を照らして豊かにする。うちは、女性が生理だから仏様に参拝するなとか生理だから穢らわしいなんて狭い気持ちの仏様はいないし、置きません。夫婦やカップルで来ると嫉妬して別れさせるなんて下世話な御神仏はうちの寺にふさわしくないので一切敷居をまたがせないから。。。

と熱心に頼まれて、楽天的でおおらかなで愛と感謝に溢れている宗派なら、と森沢家の遥か昔のご先祖様の森沢無限心が木蓮寺の住職になりました。木蓮和尚は、木蓮寺の馴れ初めを語りながら
「私は本当は、料理人になりたくて仕方ありませんでした。だけど、男児は私だけ。姉が三人、妹が一人います。昔から、檀家さんやご近所さん全国の檀家様から贈り物や食材の贈答やご寄付をいただきまして、私は子どもの頃から大好きな料理ばかりしていました。うちは、神様だってスルメをお供えされてるわけだし。植物も生命体だし、植物も土に還った動植物を養分にしているので、生きとし生けるもの、お互い様に命をいただいている、感謝していただきなさいで、肉も魚も食べて良い宗派でしたし子孫繁栄賛成の結婚も子どもも賛成の宗派でしたので、私はお寺を継ぐのはどうしても嫌という事はありませんが、本来は料理人になりたかったですね。後から妹が私がお寺を継いでも良かったんだけどー、と言われてしまったとは思ったもののこれも仏様のご縁なんでしょう。
木蓮和尚は満更でもなさそうです。リリコは、ICレコーダーで木蓮和尚の会話を録音しています。
「うちの住職候補は、代々若い頃2、3年北海道の風蓮寺に修行に出されます。神楽町市の睡蓮の池が美しい水蓮寺の兄弟子の水蓮和尚と私は三年ほど風蓮寺で修行をしました。神楽町市は四季がありますが、プルメリア島は常夏です、あえて北国の北海道に修行に行きます。うちの母親の濃紫は、100歳過ぎましたが、元々札幌の人間で若い頃風蓮寺のお手伝いをしていた時に風蓮寺で修行中の亡くなった先代の翡翠仁と知り合って結婚しました。濃紫は、木蓮寺の檀家ですが、かなり遠方なので風蓮寺がなにかと木蓮寺の代行をしてくれます。そのご縁で母親濃紫は風蓮寺の手伝いに出ていましたが、それも私が産まれてくる仏様の巡り合わせでしょう。若い修行僧が、お寺にお手伝いに来た若い娘と恋に落ちて結婚など。。。なんたる事かとおっしゃる方々もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、風蓮も木蓮も、両方ともお寺は仏縁、ご縁、良縁、子孫繁栄を大事にしている宗派です。父親がハタチ、母親が16歳の時に二人は結婚しました。
木蓮和尚はさらに続けて
こんなはずじゃなかったなんて事が人生には誰にもあると思いますが、今ここにいる幸せに感謝できるのが幸せなのです。後からあの時嫌だった事や失敗など、今思えばあれで良かったと思える成長の気づきなど誰にもございましょう。私なんぞ、料理人になりたかったと言っても生来職人気質ではありません。むしろ人と話すのも料理と同じぐらい大好きですからね。趣味として料理もできて、僧侶としてたくさんの方々と交流させていただき、なんとまぁ幸せで贅沢な事でしょうか。私もウチの寺があれいかんこれいかんの厳しい宗派でしたらグレて家出して逃げていたでしょうね。妹や姉も厳しい宗派には合わないでしょうし、それ以前に女人禁制で女性はダメでしょうしね。。。」「もちろん否定はしません、他人様の信心は。。。しかし。。あまりに厳しいと変態のドMかしらと思っちゃうもん。」リリコがかなりズレた事を言うと「リリコさん、バチあたりですぞ。。しかし、私どもは、縁結びのお寺として良縁を結び悪縁を切るお寺でもございますし、結婚や出産、子孫繁栄をおめでたい事として称賛し婚活のイベントもしています。ここ最近近年は婚活をするお寺や仏前結婚式を行ったり、男女の結びつきを祝福するお寺が多くありまして、家族連れで訪問していただく方々も大変多いです。反面、私どもは、人生相談としてお寺の一室で悩める人と面談ご相談を行なっております。」木蓮和尚が言うと、オーガストさんは、「私もご家族連れやお子様と和気藹々とした方々を乗せて木蓮寺に来る事もあれば、今にも大丈夫かな。。。という方々を乗せてここに来る事があります。なんとも言えない複雑な気持ちです。」「天国と地獄って言ったら変なんだけど。。。病院でも、出産と堕胎と、亡くなった人が混在する不思議な場所だけど。。お寺も縁結びと死者へのお弔いと。。。なんだか、陰陽が激しい不思議な場所ですね。。」リリコが言います。「因果な商売です。」ベルモが言います。「ベルモさんは、このお寺の僧侶になられる時に、随分と和尚様ご夫婦に反対されたとか。。。」リリコが言いますと、ベルモは、
「もう大変でしたよ。精神病院に入院させられる寸前でしたし。」「えっ」「若い女の子がこれから成長する今時の女の子が僧侶ってって。。。木蓮和尚様ご夫婦の時代は結婚して出産するのがステータスな時代で、和尚様のお子様達も独立して家庭がありますし、私は女の子として育てられる事になりましたから、木蓮寺幼稚園を手伝っているのは微笑ましく思われましたが、でも、僧侶になりますと言った時は。。。私は一生結婚する事もありませんから、と宣言した時は。。。和尚様ご夫婦に泣かれましたね。なぜ幼稚園の先生が良くって僧侶になるののが悪いのか私は理解できませんでした。。。私は生まれながら読経に安らぎを感じるというのに。

ベルモの言葉にゲストのリリコとオーガストさんは顔を見合わせてボー然としました。「なぜ。。。結婚したくないのでしょうか。」リリコが言いますと、「結婚したい方がわかりません。いちいち赤の他人に顔色を伺って監視しあって。。どこがいいのでしょうか。全く育った環境の違う人間が暮らして主導権の取り合いですよ。うちの木蓮和尚夫妻は持ちつ持たれつでうまくやってますが、私は結婚はしませんね。興味もありません。女の子なのに花嫁さんになりたく無いなんてと特に和尚夫人は嘆きましたが、時代を考えてください。長女の姉様、木蓮幼稚園の副園長の中村紅子先生は嫁いでお子さんもいるのでそれで良いし、和尚夫人の趣味のフリフリの服なら私の妹2人、チワワのミーナやココナに着せればいいのですよ。

あたしが、デブがピンクを着ると漫才師ですし。私はお笑い芸人ではありません、僧侶です。

うちは厳しくない宗派ですが、結婚生活ほど厳しい修行はないと思います。わざわざ厳しい修行をしたがる方々も多いのです。もちろん、私は他人様が結婚したいと思うのは全く否定しませんし、したければすれば良いと思います。」「幼稚園の先生ならベルモさんは子ども好きってわけじゃないのですか。子ども欲しくないんでしょうか、、」オーガストさんが聴くとベルモは、

「子どもは好きですが、自分の子どもを産んで育てたいって人とは違った意味の子ども好きでしょうね。世の中は、子どもが嫌いじゃないけどわざわざ産んで育てるほど好きじゃないって人もたくさんいるでしょうし、私みたいに子どもを産みたくはないけど、子どもに携わっている女性も結構いらっしゃるんでしょうね。働く女性もたくさんの世の中ですから、子どもはいないけど子どもに携わる仕事をする女性がたくさんいてもいいと思います。介護も子育てもやれない事は一人で抱え込まず、こじれる前にお金を払ってプロにお任せするのも私は良い事だと思っています。F5671546-1DD2-4716-997B-06439F0C904C.jpegベルモがこのお寺にやってきた経緯を説明しはじめると。。。


GU goo。。。グー。。。「お。。。お腹の虫が」11時を過ぎて、ベルモのお腹の虫が騒ぎ出しました。BB8ABFBF-80A7-4C66-A5D1-AE665133D048.jpeg

「リリコさん達、お昼のご予定は。。」と、木蓮和尚が聞くので、「この後、青の洞窟へ行くんですが、オーガストさんに御礼を兼ねて青の洞窟でランチを。。。ご遠慮するオーガストさんに、それじゃ私はお酒を飲みますから、話し相手とオーガストさんの取材もさせてくださいと。。。あっしまった予約してなかった」とリリコがいうので、木蓮和尚はニヤリとして、「青の洞窟は取材ですか」「取材というか、写真を撮ったり地元の人にインタビューしてみようかと。。。」

木蓮和尚はルンルンとして
「それじゃ、今から巨大鉄板焼きしましょう。明日はまた桑田さんのところで海鮮でしょうから、お好み焼きなんかどうですかね。おふたり様はアレルギー大丈夫ですか。」とにかく木蓮和尚はアホかと思うぐらいに病気のように料理モテナシが大好きなようで。。。リリコが、「でも、いろいろしていただきましては。。。」
しかし、木蓮和尚は強引に、「リリコさんがご予約をしなかったのも、ベルモの腹の虫が騒いだのも全て仏様の思し召しでしょうね。あっ、リリコさんはお酒を嗜むご予定でしたら、お酒も出しますよ。オーガストさんは申し訳ないですが、お仕事中なので、お茶かお水で申し訳ないですが。。。」「あら、和尚もお仕事中に飲む気がまんまんだわね。。。キラキラお目目で。。。」ベルモが言います。「まぁ、私がお昼の準備してきますから、このベルモに経緯の話をその間になんでも聞いてやってくださいませ。」そういうと木蓮和尚は席を立ちました。。。


すると、ベルモが、「あの、オーガストさん。。。オーガストさんは。。。変な事を聞いて申し訳ないんですが。。。幽霊が見えたり霊感があるんですか。」「えっ」「たまにうちに来る霊がいまして。。。タクシー運転手さんに話しかけられてそれが、ロシアンブルーで、極楽鳥花を供えてくれたとか。。。どうも貴方の事を言ってるんじゃないかと思うんですが。オーガストさんは、極楽鳥花の古民家住まいですよね。」「それが。。。朝、リリコさんとここへ来る前に見ましたよ。リリコさんには見えませんが、確かに話しました。なんでも、昼間の木蓮寺にいるのが嫌だみたいな気持ちらしいですね。ハリネズミの派手なお兄ちゃんでしょう。」「そうでしたか。。。幸せそうな幼稚園児が嫌みたいですね。私のクラスなんか特に小さくてふわふわの子が多いんでいつも私に生徒をいじり倒してきたり叩かれてます。別に子どもに何かするわけじゃないんで、害は無いしあちらから出て行くのでほおっておきますが。」「それじゃ、木蓮寺にいなくても。。他に行けばいいんじゃない。幽霊ならどこへでも行けるでしょうに。」リリコが非難すると、「とりあえずは安全安心なんでしょうね、あの人は。。。私と会話できますし。」「あの人。。。身元が判明したんでしょう。私はあの人のお兄さんという人をタクシーに乗せましたし。お兄さんからいろいろ聞きましたよ。。。お兄さんとプルメリア港でお弔いしました。。。吾朗太さんというんでしょう。。。」オーガストさんがいうと、

「確かに身元は判明したんですが、本人に言ってもそれを思い出せないんです。お兄さんの名前を言っても。。。本人が生前の自分を自覚すれば成仏できますのにね。


だけど、木蓮寺は結界が張ってあり。悪い霊や、さまよう霊が寄り付かないようにはしてあるものの。。。それでもこの木蓮寺に寄り付くというのは何か意味があるという事だそうだ。

3C08630E-5412-4651-9F2C-A59EE80B424C.jpeg

僕は。。。
あのお兄ちゃんを。。。必ず幸せにしてあげる。。。

天使のコウちゃんが、身を隠しながら森沢家の奥座敷を覗いています。南の風に乗ってまた、楽しそうな幼稚園児の歌声が聴こえてきました。

大きくなったらなんになる〜わーたしたちは宝もの、なりたいものになんでもなれる〜楽しいな〜、嬉しいな〜ニコニコ笑顔のお日様の中幸せいっぱい、夢いっぱい。。今日も元気にありがとう

キャアキャアパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
僕も。。。もしも生きていたらこの幼稚園であの歌をパパとママに。。聞かせてあげたかったなぁ。楽しそうだなぁ。。。
9E7733F9-4DA7-4DC8-9372-C1A1A7742FBC.png
あの子達は。。笑顔でぬくぬくといい香りのする木蓮幼稚園に通って。。。あのお兄ちゃんも。。。あんな幸せそうな子達が、いつも未来に希望溢れたキラキラした歌をうたう。

将来の夢をお絵描きして発表しあったり。。。


お昼間のここは天国にして。。。

あのお兄ちゃんには地獄だろう。。。可哀想なお兄ちゃん。


お兄ちゃんを早くラクにしてあげる。。待っていて。。。もうすぐ。。。626CE4B3-E57C-4C0F-A7F2-5E4217DE3BA2.jpeg





この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10565149
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック