ぴいなも、尊敬して大好きなベルモ先生に
白骨死体の魂。。。
パッキンキンのマッキンキンの。。。DQNを助けてあげよう。
とけしかけてくる。。。助けてあげるには、このパッキンキンのハリネズミのニイちゃんの身元を割らなければいけないらしく。。。同じくハリネズミの天使のコウちゃんが、ベルモの霊感を生かして、
白骨したいのハリネズミが、こんな感じで、マッキンキンのパッキンキンのドクロの入れ墨があるならかなり特徴的なので身元が判明しやすいって事なんだけど。。。
果たして。。。十数年かそれぐらい前に亡くなり、どうもカタギじゃないハリネズミ。。
アウトレイジパリピというか。。DQNというか。。
世捨て人というか。。
身内も疎遠とか、縁を切られたような気もする。。身内が必死になって探してたり、心配して名乗りでてくる可能性は薄いと思うな。。。それこそ消されたかもしれないし。。
ベルモは持ち前の霊感で知らないあいだに犯罪捜査の役に立ってきたんだけど。。。
ベルモは、プルメリア警察署の警察署長冷泉巽氏とは昔なじみだし。。。知らないあいだに。。。
ベルモがペラペラ霊感を通して見たり感じたりした事を世間話程度に喋って冷泉氏の昇進を後押ししてきたようです。
確かに。。。ベルモの霊感は的を得て。。何件かの事件解決に繋がりましたが。。。果たして非科学に走っていいのでしょうか。
ベルモの霊感が有力であっても、その力に警察署が依存するようになるのも良くないし。。。ベルモが優れた霊感があったおかげで、最初は宇宙人が国宝級の木蓮寺の乗っ取りの詐欺師が、宇宙人の赤ちゃんベルモに化けて木蓮和尚とその家族を洗脳して根こそぎ木蓮寺の資産を取り上げるんじゃないか。
と、プルメリア警察署の警察署長の冷泉氏が勝手にベルモを詐欺師かもしれないとマークしていたのですが、
そのため頻繁にベルモに接しているうちに事件の解決になる不思議な言動をベルモがしはじめてそのおかげでたくさんの事件は解決され、すっかり冷泉氏もベルモを信用したり感謝したりするようになったわけなんだけど。。。
いつベルモの霊感がブレるのかわかりません。しかしながら。。。迅速で正確な事件解決。。。社会の役に立って社会を平和にするのは警察だけではなく、僧侶としても人としても、人間じゃなく宇宙人ですが。。。
地球に生きる生命体としては、社会の役に立ちますのは当たり前な事なのです。読経供養とともに。。。パッキンキンの身元と死因調査に協力する。。。
「あ、お昼休みが終わっちゃうから、ぴいちゃんは教室に戻りなさい。
」ベルモがぴいなに言いました。「ミャハ
じゃ、ペズもてんてー、ドクロのにーたんを助けてあげてね。
ピィたん、ウンチとドングリ。。にーたんの背中に描いたげよっか。
ピーたん、ウンチとドングリ描けるようになった。ミャハ」ウンチだのドングリだの。。やたら子どもが好きなものを連発してくる。。。
パッキンキンはぴいなに呆れて。
「いや。。。いーよ。
ウンチやドングリを描けるなら。。ドクロぐらい描けるだろ。。。
この子頭大丈夫か。。。」「２歳だもん。そんなもんでしょ。
で、あなたはどうしたいの、天国に行きたいの。。。このまま彷徨いフラフラしてるの？」ベルモが言いました。
「もー、だからさ。俺は記憶はないし、もー、どーでもいんだって。メンドクサ」相変わらずだなぁ。。。
ベルモは、ぴいながまた木蓮幼稚園の敷地に戻って行くのを見届けて。。。コウちゃんに、「ミスター。。。あ、プルメリア警察署長の冷泉さんに電話してみるわ。でも、今は多分白骨死体の現場検証でわたしを相手にしてる場合じゃないと思うから、まず木蓮和尚にはきちんとこの旨は話してみる。
」「お。羨ましいな、ねーちゃん、どうやらここのお寺の子どもらしいな。イイよな。。。ねーちゃんみたいに最初っからこんな金持ちんちに産まれてりゃ。オレは生きてる時金持ちだか貧乏だかそれすらわからない。だけど。。死んだ今はもうそんな事どうだっていいね。金があってもなくてもどうでもいいし。おお金持ちの家に生まれたり、生きてる時になんらかの成功して。。。大金を掴んでたとて。。もう命は返ってこないし。」悲しそうにパッキンキンが言います。死んでしまえば。。。財産はあの世や墓場に持っていけないけどかと言って。。生きてるうちは喜怒哀楽の体験経験を通して成長する事は大事だし。
貴重な財産を楽しむ事も大事だし。。。
人生は空虚でもなければセピア色に色褪せているわけでもない。。。眼に見えるものばかりがすべてじゃないけど、眼に見えるものもありがたい。
まぁ。。。デブだの言ってきたけど。。
ムカつくけど。。身元不明の白骨死体の捜査協力。。木蓮和尚に話をして。。。
木蓮和尚も霊感はあるけど僧侶として修行を積んだため、
浄霊や御祓もある程度できるし。。自分で霊を感知しないようにはできるんだけど。。ベルモは木蓮和尚よりずっとかなりの霊媒体質なんでしょうが。。。まだまだ修行が足りないので霊に取り込まれたり。。肝心の浄霊や御祓もまだまだ。。
でも、修行を積み重ねていけば。。木蓮和尚が足元に及ばないほど、悪霊を退散できるというか。。？
パッキンキンとの出会い。。。これも修行のうちなのか。。。
こちらは、個性風変わり溢れる面々なお客様の喫茶店南風。。
俊さんは、緑色のビジョンブリーゼ、お喋りブロッコリーはじめ、入れ墨カワウソなど。。
今日は個性的なメンバーだ、と常連さんが笑あっていました。
日によって時間によってお客様の顔ぶれにより凪のように静かな落ち着いた空間になるらしく。。それまた南風の良いところらしい。
客層が。。。七変化というか、かといって飛んでたり個性的な人もいるけど。。
柄の悪いお客様はいなく。。。
幅広く愛されているらしいのだ。。
それは今やもう飛ぶ鳥を落とす勢いの人気美術家ヴィーナス愛用のお店というのもあり。マスターのグーさんが若くてイケメンなのもあり。
基本的にはもちろん珈琲やスイーツのクォリティの高さやお店の佇まい、おーきく全部ひっくるめて、なんだけど。。。
残念ながら、今日はマスターのグーは、用事で出かけているらしい。
会ってみたかったな。。。まぁ。。また、こうやって変装してくるかな。
直焙煎の珈琲の香りが香ばしい。。どこか懐かしい気もする。。。
深煎りのコクと程よい苦味。。。あっ。。。
俊さんは。。。ジワっと涙が出てきた。
あれっ。。。俊さんは珈琲が大好きで普段から自分で色々な珈琲豆を買ってきて挽いている。。
なんだけど。。。
「お、おいおい、アンタ、大丈夫か。。確かにここの珈琲は、ひときわ美味いけどさ。」ヤンチャそうなカワウソが、俊さんのグラサンから溢れ出す涙を見て心配する。。。
「あ。。。わたしは。。昔から、ずっとずっとかなりの前から珈琲が大好きだった気もする。。。
」十代、若い頃の記憶をなくした俊さんのはるか懐かしい子どもの日々から。。
珈琲がそこに佇んでいた気がした。。
