2020年03月09日
マリッジcelebration153言いようのない想いにとらわれながら。。。
アット。
木蓮寺。。。
「そ。。。そうだったのね。。。」早朝、プルメリア警察署の冷泉署長に、取り調べ。。。ではないけれど。
霊媒体質を見込まれて相談を、木蓮和尚とともに受けたベルモ。ベルモ自体は、あまり刑事事件や民事事件に、霊能を使うのは良くない
と、主張しています。
民事事件でも、旦那の不倫、奥様の浮気。携帯の中味と一緒で見てはいけない領域というか。。。昔話で、よく見るな、と言ったのに見てしまった
いやいや、御伽話どころか、日本神話の、イザナギイザナミか、忘れましたが、見るなとか、振り返るな
と、キツく言われたのに。。見る馬鹿ばっかりで、そら、言ったこっちゃないわ
って、昔の人や、神様すらそんな教訓をたくさん残してくれ、口を酸っぱくして優しく文献で説明してくれるのに。。。子どもにすらわかりやすく、昔話で語られる。。。
だいたい誰しも境界線を引いて聖域を持って生きていて当たり前だ。それは、人それぞれかもしれないが、必ず誰にも立ち入り禁止の聖域は誰でもある。
あなたも、わたしも。。。地雷を踏むとトラブルになるのだ。
浦島太郎氏も玉手箱を開けたらヨボヨボなお爺さんになるよ。と、言われたら言われたで中味がわかっていたら。。。開けないだろう。開けると呪われるよ。と脅されるように。。。
まぁ。そんなものを持たせる女はロクデナシ亀を助けたのに。御礼だけしとけばいいし。真面目に仕事してきたんだから、たまには遊ぶのも必要だし。しかも独身の独り者でしょう。漁師なんて命を賭けたお仕事でしょう。時には派手な遊びも必要だわよ。
玉手箱なんていかにも綺麗ごとあけてダメなら渡さなきゃいいし。太郎氏もそんなヤバいものさっさと不燃物のゴミ収集にだしてしまえばいいのだ。
大事な亀を助け、御礼に遊んでいけ、と言ったから素直に遊んだのに。。
なにが気に食わないのか、恐ろしいものを手土産に持たすとは。。。
そんなバカ女はお礼を受けたら遊びでさっさと忘れてしまえばいいのだ。開けていけないものをわざわざよこすとは、かなり精神的にヤバい人としか言いようがない。大切な恩のある方に対して。。真心のこもった贈り物ができないとは、ベルモとは、友達になれないタイプだし。。。
しかし、なにが起きるのかわからない、とか。なにが入っているのか秘密とは。
きっと、悪いものだとわかりつも、未知なものにはゾクゾクするのだ。世の中がうまく回るには、知らない方がいい事もある。。。わかった上で、パンドラの箱を開ける。。。。
ホラホラ。。古今東西。。遥か昔から、遠く離れた海外にも禁忌。開けてはいけないものを開けたら。。という教訓話があるのにね。
私なんぞ。中途半端な霊感があるから。ベルモには、霊媒体質がゆえの数多くの悩みがつきまとう。
ご家族が、
行方不明の人も、TVに出たりする方々いらっしゃるけど、依頼した親が毒親の可能性で子どもが逃げてる場合だってあるし。元カレ元カノが、ストーカーで消えたパートナーをしつこく執着しているかもしれないし。人間関係なんて、一方的な意見ばかり
聞くもんじゃない。ベルモは、人生相談の傾聴鎮座で後ろで黙って話しを聴いているのみ、だけど。
あまり話をしていない場合だと、だいたい普通なら、良い人かもしれないと思うけど。
しかし、話をしていくうちに。。。相談に乗ると。。。
アホか。。。この人っ。ボケと感じたり、夫婦喧嘩みたいな感じで。。。旦那と奥さんが、バラバラに話しを聞けば。。。夫婦全く違う話になっています。
話しはトンじゃったけど。
霊能者、なんて言うけど。
私がもしも間違えてたらどーするんだろうな。捜査や警察がいらなくなるし。赤ちゃんの頃にどうも、ナイフが池に捨ててあるだの、あの奥さんの後ろに血塗れで怖い顔した。。。多分旦那さんが首をしめている、だの、
ベラベラベラベラ。。。悪気なしに犯人や証拠品の場所などが、見えた場合があったらしく。冷泉署長が、その当時はまだ署長ではありませんが、半信半疑でベルモの告白の裏付けを取ると検挙になり、。。冷泉氏は、それでプルメリア警察署のボスに出世しました。ベルモ様々。。。本当は誰にも言えないけど、心底拝んでいるのです。。。
しかしまぁ。。。朝方の事件、詳しく聞くと。。なんと、先日来た環さんが刺された
えーちょっと、どう考えても恨みをかうタイプじゃない。。。未熟者なわたしだけど、人から怨まれたりきらわれた人ってオーラが全然感じられない。あの人がどうして。。。環さんは。。。どうして?しかも、環さんを刺した人を聞いたトタン。。ベルモは。。。びっくり
なんと。。。行方不明の緋夏さん。。これは仰天えー
よくよく話を聞けば、なんと。ベルモのところに病院勤めで、戦後のドサクサに紛れて看護師よろしく、大金と結婚生活を夢見て子どもを盗んだ、と懺悔しにきたお婆さんの魂は。。。。
なんと。。。環さんと舞さんのお母さんの峰さんの双子の姉の鷹さんが、被害者だというではありませんか。ベルモは、双子の一人、健康なほうを、健康なら病院に通う必要がないので極力人目につかないように盗んだ、とは聞きましたが、
本人は、豪農の一人娘に。。。で、いいことをした、と割り切ったけど。しかし、詐欺や不作倒産で破産して。。。
それから。。。苦労知らずの両親は落ちぶれ、娘にあんたは盗んできた子だの、育ててやったんだの。。。そうやって責められる状況に盗んだ娘さんが落ちぶれて。。。
それが、まさか。。。環さんや舞さんのお母さんのお姉さんだったとは。。。
誰が双子の妹とか。。。
そこまでは全く知りませんでしたし。なんと、その鷹さんが。。。
環さんの行方不明の異母妹の緋夏さんのお子様を轢き逃げして自殺した。。。って。どうにもこうにも。。。どういう因果かしら。。。
轢き逃げ犯の鷹さん。恐らく一卵性双生児の峰さんと間違えて。。。
で、緋夏さんは、狙おうとしていた人が人違いで。。。しかも、異母姉の環さんのお母さん。。峰さんを、轢き逃げ犯の双子の姉の鷹さんと勘違いした。。。
鷹さんの霊がのりうっってる時のベルモの記憶が無いので、ベルモは、録音をスマホの漫画に表現するアプリに入れた。。。
その鷹さんが、、峰さんと一卵性双生児だったなんて。。。
「環さんは、回復されたようじゃ。葉月さんが尽力したらしい。」木蓮和尚が言いました。
「そうなの、良かった」ベルモは、まずは、安堵しました。
あっ、電話。。。木蓮寺の固定電話が鳴ったので、電話のそばにいたベルモが電話を取りました。
公私、寺院と家庭。
木蓮寺用の固定電話と、森沢家用の固定電話が二つならんでいて、木蓮寺の固定電話の方が鳴っていたのです。
「お電話ありがとうございます。こんにちは木蓮寺でございます。」
「あの。。。」それは、青年から中年の男性の声でした。「はい、なんでしょうか、当寺の僧侶大福でございます。」「えっ、大福あ、あれっ、すみません。お寺に掛けたんですが。。。和菓子屋さんですか、」ベルモは、ひっくり返りそうになりながらも、「いいえ、当寺は、木蓮寺でございます。大福は、私の僧籍でございます。」
だから、ベルモが電話にでると面倒なんじゃ。と木蓮和尚は思いました。当寺、トウジ、を。冬至大福とか、大福がどうのこうのいきなり言われて、
和菓子屋か、大福の営業や押し売りされるのかと思われたり。ベルモからしたら、じゃあ大福って僧籍をつけなきゃいいじゃない。としか思えない。
それは、さておき、電話主は、「大変失礼しました、すみません、木蓮寺様は、人生相談をされていらっしゃるとかで。。。」
「はい、予約制になりますが、あっ、お待ち下さいませ、住職の木蓮にお電話代わります。」
ベルモが木蓮和尚に電話を代わりますと男性が、「あの。。。過去の記憶を亡くしておりまして、どうも。。。自分では。。。忘れたい過去を自分で封印している様なんです。どっかから逃げてきた。。。というか。
モヤモヤしまして。まさか。。自分は犯罪者。。ならまぁ、捕まっていると思うんですが、モヤモヤ。。しながらも思い出さないのに安堵する矛盾といいますか。」「記憶喪失なんですか?」
なにやら、和尚は話し込んでいました。「そうですか、フリーランスのお仕事で自由になるのですね、あっ、一番早いのでしたら。。。明日のお客様がお仕事の都合でご延期になりましたので、、、あ、そうですか、じゃ。」
話し終えると電話を切り、明日、傾聴14時、とベルモはお食事から言われた。
明日は午前中は、木蓮幼稚園の保育士、午後からは僧侶、の予定通り。。。午前中は、園児の音楽指導。音楽と歌。
ベルモは保育士だし、ヴィーナスは手先が器用で、ベルモ達三つ子のうちの二人は、音楽の才能にも恵まれた。ミリオンだけ、音痴。パソコンや機械ならなんでもござれのくせに、ダメ
まぁ、それはいいとして、チラチラと記憶喪失だの、直感的にベルモは、
「あの、あの和尚、わたし、その人知ってるかもしれない。あ、会った事はないんだけど。。。なんと言うか。。。」「えっ」
「こないだ、相談に来た、舞さんの行方不明の旦那さんの俊さん、でしょ。」
「あっ。。。」
ベルモは、直感しました。
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