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2020年03月08日

マリッジcelebration152錯覚する時期尚早。。。。

え。。。
マスターが、
オヤジかもしれない。。って。

京極君は、あれっ、と不審に感じました。。。

え。。。

だって。。。あの人は、確かに息子さんはいたみたいだけど。。。3歳の時に亡くなって、生きていたら今は11歳ぐらいだって。。?言ってたよな。。

青の洞窟であったあの人はそう言っていたし、南風の名刺を渡しても。。。ありがとうとは言ったものの、特に他の反応はなかったし。

とてもマスターの身内や知人とは思えない様子だったんだけどなぁ。そんな反応いっさいなかった。。

やばい会いたくない身内って言うならそんな反応だし。全然違う。。あれは。。全然知らない関係ないって感じだった。。。

オヤジかも?って。。。

「マスター。。。あの。。。」京極君は異を唱えようとしたのですが、それが、マスターの方から。。。

「40歳前後の?」「あ、ええ、三十代にも見えました。若々しい感じだし。でも、なんだか、影がある感じ。。。でしたね。陰気くさいって意味じゃないですよ。。なんかこう、物悲しげなダンディズムって言うのかなぁ。。。それこそ、ブラックの珈琲が似合いそうです。だから、うちの店の名刺、渡しておきました。」「なんか、あと、話したのか?」

「南風のマスターの関係者さん?みたいに聞いたんですが。。。どうも。。。そんな、反応、、、なかったんで。。。それにお年も、三十代かもしれないのに、オヤジかも。。。ってマスターが言っても。。。年齢的に変かなと思ったんで。だって、マスター。。23歳でしょ。それにしたら。。。あの男性は、若すぎ。、」

「ハタチの時の子どもなんだよ、おふくろ、オヤジの。。。あっ、すみません、」

マスターは、ヴィーナス達のテーブルで話し込んでしまっていました。他のスタッフがいるからいいし、マスターは、テーブルに呼ばれてお喋り上手なので、常連さんと話すこともたくさんありましたが、

全くの自分の話題ですし。。。

「若いねー。ハタチの子どもか、あ、でもうちらもマリリンは、23歳の時の子どもだから。。あんま変わらないかな。」ルッコラがいうと、ベリーが、「マスターは、お兄さんがいるでしょう。かなり若くて子どもをお母さんが産んだのかな、葉月は16歳で、ヴィーナス達を産んだんだけど。。。

ベリーは、蜂蜜生姜ティーを飲んでいました。「あっ、17歳の時でしたね、兄が産まれた時は、それで、おふくろ家を勘当されたらしくて、ほとんど。。。おふくろの家と割と近くだったんだけど行き来なかったですね。子どもの頃は。。。今はもう、険悪も氷解してるみたいですがね。

「そうそう、アマゾネスサンクチュアリィで、マスターのお母さんと、そのお姉さんと祖母様をみたわよ。感激するほどタイプがいい意味で違いましたね。みんな雰囲気持っているっていうか。」マリリンが言います。

「そうですか、なんだか、自分勝手なんですよね、オカンもばあさんもみんな。あっ、俺と兄貴は早くから神楽町に来て働きながら学校を出ました。修行して。。。名古屋にいた時も、母親の再婚は賛成というか、好きにしたら良いと思いますが、再婚相手が同居しますか?と、聞かれたんだけど、家事や炊事は兄弟得意でできるから、できれば別居でマンション代を支払ってくれた方がありがたい、って言いまして。本当は、母親が、兄弟の学費も二人とも再婚相手にきっちり出させようって条件だったみたいで。。。」

「あらまぁ。男性は、大変ね、でも惚れた女の人の人生なら、まるっと子どもまでみるのは当然男の義務だわ。」ベリーは、トリュフをチワワとウクレレが食べてしまい怒っているので、京極君に、クッキー、オーダーします、と、クッキーをオーダーしました。京極君はクッキーを取りに行きました。

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「ちょっと、ちょっと。。。すぐ男を尻に敷く事ばっかり言う。。。」ルッコラが呆れると、マスターは、「いや、最初はそうやって、相手を諦めさせる方向にもっていく算段だったみたいですよ。。ところが、もちろん約束する、って再婚相手が言ってきて。。。」

「わ。お金持ちなのね、お母さんの再婚相手さん。」マリリンが言います。

「どうだか。まぁ、おふくろ自体も、商売やってますからね。その再婚相手が資金を出してくれて。料理できないくせに、小料理屋の女将。。ま、板前さんが何人かいるから問題ないんですが。。。」

京極君が、クッキーを持ってくるとまたチワワとウクレレがぴょんぴょん飛び跳ねました。

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ヴィーナスが、また、ウクレレを捕まえます。
チワワがすばしっこいのに、ウクレレはおっとりして大人しいので、すぐにヴィーナスに捕まります。自分に似ているのか、チワワとヴィーナスは、仲が良く、ウクレレをからかいます。

「やめなさいって言ってるでしょ」ベリーは、ヴィーナスを叱りました

「だって。。トロイんダモン。ムカつくウクレレ。」ヴィーナスは、だんだんと地球の生活に慣れてカタコトがスムーズになりました。

「可愛いですね。おふくろは、でも。。その、兄と俺の父親の事を忘れられないみたいでね。。どうも俺が物心つかない頃に、、、オヤジが家を出ていったようです。だから、会った事もないし。唯一写真だけは見ました。。。小学校か、それぐらいか、一瞬、将来の未来写真というか。。ちょうど、その当時話題のドラマで、将来の自分に会うってのがかなり流行っていて。。。で、兄と一緒にその番組を見た日でしたから。。その夜不可解な現象って言うのか、一瞬、なにが起きたのかと。よく見たら、父親俊、2月26日次男、グー誕生だって。。あっ、そう。よく見たら周りは病院みたいで。あ、そっか、父親なんだって。でも、今それを見せたら、父親の写真を、それは俺だって言うでしょうね。」こともなげに、ヴィーナスが、簡単に、

「マスタ。マスタモ、おトンに会えば会わないの喧嘩シタワケジャ無いデショ。オカンとおトンが別れた他人でも。子どもは親子。

「どうなんだろう。しかし、オヤジがおふくろから逃げたのはなんとなくわかるわ。おふくろがオヤジを取り込んだんじゃないかな。女の片思いを強引に押しつけて、未来を奪った、というか。。」とマスターが言うと、聞こえたのか、隣の席の常連さんが、からかうように、

「よっ、色オトコいーねー、女の片思いを、押し付けられるって。。」と。

「ソーでもないですヨ」ヴィーナスがウンザリした顔で代わりに答えました。ヴィーナスは。。。チイちゃんというチワワの女の子にべた惚れに惚れられています。将来を約束された様で嫌なのです。別にチイちゃんがキライなわけじゃないけど、あんな赤ちゃんのオムツチワワに。。。
旦那というレールを敷かれるのです。ブルっと身震いしました。

束縛されるのが大っ嫌いなのにーっ。

なんだかんだで。。、、と、言っても。結局は、もしかしたら、ソイツはオヤジかと。

と、マスターが言うのですが、しかし。

京極君はキッチンに戻って、肝心な事を黙っていました。言おうか、どうしようか、その男性は、息子は亡くなった、生きていたら11歳だ、とはっきりと言ったのです。

言うべきか、言わざるべきか。。。考えながらも京極君は厨房で仕事をしていました。

まぁ。。。確かにさ、お父さんが、ハタチぐらいにマスターが、産まれたなら計算が合いそうだけど。。。

「で。。。会いたいのマスターは?」アイスチョコレートを飲みながらシュナ坊が聴きます。

ヴィーナスも、シュナ坊も、親元から離れて生きてきた育ちなので、父だの母だのそう言うのに関しては、ドライというか。なんというか。。。

シュナ坊も犬なので、どちらかというと産みより育ちの親の方がファミリーの絆を感じて当たり前ですし。ヴィーナスも父親はいませんし、母親とは、一緒に暮らして育ってませんし。

だから悪気はないけど、そういう問題には淡々ズケズケとしています。隣のグリが、デリケートな問題でしょうに。空気読めよーぉという顔をしていました。

「名刺をさ。。。京極君は。。ウチの名刺を渡してきたんだって。。。」

マスターが言います。。だから。。


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その人が、もしも俺の父親とか。。だったら、

京極君が、マスターのそっくりさんみたいな話をしているなら、ネット検索ぐらいするでしょう。。。興味を持って。。

どう出るか、だよ。

「はっきり言って、俺は、父親という存在に対して、あまりよくわからないし、違和感があるし。どうしたらいいのか、わからない。」マスターが言います。

「同ジク」ヴィーナスも言います。ヴィーナスは、大好きなマスターを励ましたのでしょう。

「だから、早く、家庭が欲しいとかなんだか準備不足な事ばっかり考えてた。。。まだ時じゃないし、時期尚早。。。純と。。あっ、」しまった。。。マスターは、まだ正確に純ちゃんから別れ話を持ちかけられていないのに。。。もうそうなると自分で予言して喋ってしまう。。。

しまった

それこそ、時期尚早。。、32067F27-5C0E-41A7-AC06-096F6A04619A.jpeg

そうだ。。。でも。。。無理がある、最初から、あの子は。。なんだろうな。

一方で、あの人は。。。俊は帰りしなやっぱり珈琲を買って帰った。

どうも、あの、喫茶店南風が気になり落ち着かない。






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