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2020年02月26日

マリッジcelebration141なんでよ。。。なんなのよ。。。

鷹さんは、富士という資産家奥様を訪ねました。

ここが。。。小梅さんのおっしゃる、産みの母親の。。

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うわぁ
立派な洋館と庭園でした。小梅さんから聞いたお話しだと、富士という女性は、名前通り静岡から嫁いできて、フランス料理教室に通ったり、実家もなかなかのお金持ちらしく。。。名古屋の次男で家つき、同居なしの男性と結婚したらしく。。

富士と旦那の慶が結婚することが決まると、慶が将来的に住む為に親が建てた洋館に住む事にしました。慶は次男なので、家督を継がないのでせめて屋敷を。。。と。

富士はもともと他のお見合い話しがあった慶を気に入り、生来の勝気な気性で親に駄々をこねて自分と見合いできる運びに持っていきました。何事も最初から諦めず

やれることは先手を打ち行動すべきという富士。。。将来的には東京の家もちで、同居なしの次男や三男のところに嫁ぎたいと夢がありましたが、

このさい、名古屋でも。こんな素敵な人や屋敷があるなら、と親が知人に持っていく見合いを横取りしたのです。親は富士が、都会好きで東京へ行きたい東京へ行きたい、と小さなころから言っておりましたから。

まさか。名古屋のお見合いに興味を示すとは

でしたが、可愛い娘がそういうならば。富士は末っ子で甘やかされましたから。言い出したらききません。

富士はイケメンの慶を気に入り、慶も活発で可愛らしく料理上手な富士と結婚しました。
富士は、
順調にハタチで結婚し、すぐ妊娠して21歳で男の子ができて。しかし、富士は、出産は大変だったけど、女の子が欲しい。女の子を産むのがどうしても夢。

うちは分家筋で跡取りはどうでもいいし、嫁いでも同居したり、近所に住んだりと、女の子の方がいい。服やら身の回りのものやら、男の子とは楽しみが全然違う。。。と、妊娠して診断にきて、看護師の小梅さんと親しくなった富士が言っていたようです。


鷹さんは、じゃあ、お母さんは、わたしの双子の妹、、、ともうひとりわたしも女の子で、喜んでくれそう。。。と考えました。

鷹さんが、お屋敷のチャイムを押すと、どうやらウサギ。。。メイドさんのようです。ウサギのメイドさんは、「どちら様でしょうか。あ、あれっあー、み、峰様、峰お嬢様っ、なにかございましたか学校は。。。」

峰様。。。はっ、そうか、双子。。この人は、その妹とわたしを間違えているのね。。峰って言うんだ。。鷹さんは、メイドさんに、

「いいえ、わたしは鷹と申します。峰様ではございませんわ。。」

メイドさんは、あっ、峰様にしてはなんだかみすぼらしい格好だ、と。「あの、あなたは。。」

「わたくしは。。その峰様の双子の姉ですわ。このお屋敷の奥様。富士様をお呼びください。」

メイドのウサギはびっくりした顔をしましたが、でも、あまりに峰お嬢様そっくりでしたので、ちょっとお待ち下さいませ、と。、。

しばらくして、また、メイドがやってきて、こちらにお入りくださいと、中に通されました。

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美しい大理石の階段のある大広間を抜けて

応接室のような広い部屋に通されます。鷹さんが豪農の娘さんだった頃は日本家屋の素晴らしいお屋敷でしたので。。落ち着いた雰囲気のあるところは共通しているものの

西洋の館がかなり珍しく新鮮に感じます。鷹さんは、落ちぶれた今を惨めになりましたが、しかし、お屋敷に通された、と言うことは

希望をもちました。産みのお母さんに認められるかも。。。と。

さきほどのお手伝いさんがやってきて。、。

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奥様がお見えになりますので、
しばらくお待ち下さい、と紅茶とケーキを置いていきました。鷹さんは。。。やっぱり歓迎されているのかしら。。


産みの母親、富士はどういう人かしら。。。

しかし。。清楚な白いワンピースを着た、三十代。。。計算ですともうすぐ40歳でしょうが、裕福な暮らしをしているのか、三十代になったばかりにみえます、そんな富士らしき

女性が入ってきて、大理石のテーブルの向かい側に座ると

「お嬢さん、なんの真似かしら。」

「えっ。。。
「あなたは、嫌がらせかしら。どうせ、うちの娘の峰にそっくりに整形して。。。うちの主人の愛人の子どもだから認知しろ、とか、お金目当ての。。。詐欺なんでしょう。

「ち。。。違います、違う。わ、わたしは、峰さんの、峰さんの双子の姉です。」鷹は必死で言います。すると、

富士は。、。「わたしが峰の母親よ。峰を産んだのはわたし。うちの峰が双子なわけないでしょう。馬鹿おっしゃいな。産んだわたしが一番よく知ったことよ。あなたは、病院から抜け出してこられたのかしら。。。そして、うちの資産に目をつけて、峰そっくりに整形して。。。金目のものをせしめようとするのね。

確かに。。。盗まれた鷹さんは、富士が気付かないうちに盗まれた。。。富士は、峰がまさか双子で生まれたことは知らないし。

だから、峰そっくりに整形しておかしなイチャモンをつける詐欺師や、精神病院から抜け出した患者に思われるのも無理はない。

裕福な資産家生まれの富士は詐欺事件など怪しいものには注意せよ、と言われ育ってきました。お金や権力目当てで、ハエのように手を擦りあしをすり寄ってくる輩に。。

つけ込まれてはならないわ。。。

「あの、信じて貰えないかもしれないのですが、わたしは。。。あなたが、お母さんが出産の時に、催眠術をかけられたでしょう。。その時に。。育ての親が子どもが欲しくて、双子だったのを、看護師とつるみ、あなたに催眠術をかけて。。。盗まれたのです、だから、あなたは子どもが双子の女の子ということを知らなくて当たり前ですから。。。」

催眠術。。。看護師に。。。

確かに、富士に心当たりがあります、しかし、

富士は、実家の両親がある宗教に入っていて、嫁いでわざわざ富士はその宗教に入っていませんでしたが、

子どもの頃には宗教の集会に何度か連れていかれて、双子は邪悪で、どちらか一方がどちらかの厄災を背負って生まれてきた、という講演を聞いた事があります。確かに富士の同級生の双子で、子どもの頃にひとり亡くなり、

残ったもうひとりが、どんどん成長して成功していくのをまのあたりにしました。

「あら、それがどうしたというの、たとえその話しが本当でも、あなたは犯罪者一族に育てられたのよ。
うちの娘は峰だけですわ。どうせ、お金を無心しにきたのでしょうに。

ギクっ確かに。。。確かに私たち家族は山形から破産でたまたま愛知県に流れてきた。

そして、産みの母親らしき富士に助けてもらおうとしたのは否めない。

「あなた?双子は片方は厄災をしょって縁起悪いのよ。。。まぁ、うちの峰ちゃんの厄災をしょって、もしもその話が事実なら、双子の縁起でもない片方を処分する手間がはぶけたわ。。。」

富士の言葉には一瞬、鷹はゾッとする、まさかまさか。。。まさか双子と知った上で富士がわたしと峰を授かったなら、この富士は、ひとり捨てたり、場合によっては縁起でもないわ、と殺害していたかも。。

と錯覚するほど怖くなって
「あなたの育ての親に入れ知恵されたのでしょうけれど。騙されないわ。警察を呼ぶわ。あなたのご両親は逮捕されるでしょうね。事項はすぎても、わたしは警察に特殊なコネがありますからね。子どもを盗むだの、その子どもをけしかけて、実の親をゆするだの、あなたを実の娘と認めるわけにはいかない。

富士が噴火しました。

信じられない。。。双子は縁起悪くわたしが厄災をしょっている、とか。手間がはぶけたわ。とか。。。

鷹は、だけどわたきは何にもしらず盗まれた、被害者なんです、実家が破産したのです、助けてくださいと喰い下がりました。切羽詰まっていたのです。鷹さんが運の悪いことに、

家主の慶がいればまだ、話しをきちんと冷静になって聞いてくれて、違った展開になってきたのですが、慶は、昼間でしたし、それに札幌にちょうど2、3日出張でした。

破産、ですって子どもを盗んどいて困ったら助けてくださいだって
ふざけるのはおよしなさい。

富士は、そんなにお金が欲しいなら、と、応接室を出ていきました。なんと、富士は、地元の知り合いのヤクザに電話します。

富士の知り合いの地元のヤクザの関係で、
遠く離れた、月待市の親分さんが、若い愛人を募集しているのです。

しかし、富士は鷹を騙して「よい待遇だから、メイドさんの仕事でもしなさい。本当にあなたがわたしの娘って言うならそれが嘘でも、仕方ないわ、ご縁よ。知り合いのメイドの仕事を紹介してあげるわ。」

と、言って騙して鷹を厄介払いしたのです。

富士の静岡の実家資産家は、用心棒的に、両親が、宗教で知り合ったヤクザとのお付き合いがあり、

なんかイチャモンつけてこれば、こちらがでてこちらの資金源に利用するから、害虫駆除は任せてくれ、と持ちつ持たれつのお付き合いがありました。

もう、うちにこんな人が二度ときませんように。。
と、富士が鷹さんを嵌めたのです。

鷹さんは、産みの母親からも騙されて売られたのです。

遠く。。離れた月待市へ。。。メイドの仕事ではなく、それは、愛人の仕事。。。

お金にはなるわよ。お金になるなら、一家心中や首を括るよりはマシでしょう。。。


双子なんて、実際そうでも、縁起でもない。うちの女の子は峰だけで上等よ。

そうよ。。助けてあげたチャンス。生命だけでもありがたいと思いなさい。。

それにしても、双子だとか盗まれたって。。峰ちゃんじゃなくてなによりだわ。






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