「スゴく尊敬してたんだ。。。環おばさん、カッコいいだろ。その環おばさんが。。。舞さんのお姉さんだなんて。。。驚いた。」
タイプが全然違う。。。はっきり言ってさ。、。でも、尊敬しますのは環さん。。惹かれるのは舞さん。。
好ましいのは同じ。。密やかに駿栄が思うこと。。。
カクテルがあるのに、駿栄は、ビールを勧めてきた。ナッツとチーズがサラッと出てくる
ルグゼス。。。優雅に、という意味で。。。ここは、神楽町の福の神楽園の居酒屋ルグゼス。ビールやカクテルに、キラキラシャンデリアの輝きが乱反射する。。。その名にふさわしいたたずまい。。。
今は、日中。。。でも、
お店に入るとそこに、夜がある。。。
今晩は。。。
環が、福の神楽園界隈の
19時にディナー予約済みなので、18時45分時計台集合。それまでは、自由なのよ。。。と舞が言いました。こないだのお詫びもしたくて。。。
「そーなんだ。。。あっ、飲んでください。わざわざ、連絡くれたし。」「用事じゃなかったの。。。公休日って。。なんか、申し訳ないわ。。呼び出して、。」「いや、ぜんぜん。。でも、昨日はありがとう。環おばさんに、ホストの事は言わなかっただろー。」
舞は、駿栄がホストだなんだ、という事は、環の前で口に出しませんでした。舞も、夜の仕事をしていて。。。夜の仕事を知らない身内や友人知人がいる人がいて。。。
わざわざ仕事をバラすのはタブーと心得ていたのですから。。。別にスナックホステスが悪いとは思わないけれど、峰に知られて
勘当されていたのにうちに怒鳴り込まれて。だけど、峰は資金援助してくれたわけではないし。。
セレブ社長の
未森が、舞目当てに本気に通って口説いている事を知ると黙り込むし。未婚で3歳年下。。誠実なお金持ち。。美味しい
峰はホクホク未森を紹介すると、コロッと虎が猫になる。やったわね、舞。。。
しかし。。。峰は俊の事が嫌いではないようだ、孫のグーを見て、俊ちゃんと嫌悪感を表したわけじゃない。。多分、子どもが子どもを産んだ事に怒ったのかも。
体裁が悪いと。。。
サラダも来て。
「環さんが、駿栄がホストって言うの内緒かもしれないでしょう。。わざわざ言う事じゃないし。。だけど。。。意を決して東京から出てきたのね。。。」「もう、自分が人殺しか自殺か、まで追い詰められたんだ。。環さんや、周りの人がいなかったら、とっくに。。。ヤクザにでもなってたかもしれない。。ホストもヤクザみたいなもんかもしれないけど。。。生活の基盤ができるまでは。。こっちに知り合いもいないし。。夜の世界に飛び込むしかなかったんだ。。。在宅のパソコンの仕事だと、収入はあるには大丈夫だけど。。。住むところないし。」
ホスト。。なんて言って、環さんに心配かけたくはないし。
「でも、悪かったわ。ホストの営業でひっかけたんだ、って電話で怒って、一方的に切って。」舞が謝ると、「まぁ、ホストなんて偏見持たれるからね。。。いつまでもやっちゃ、いけないと思う。」
真昼の密やかな喜び。。昼酒。
駿栄は、ビールを飲んだ。「そうそう、純ちゃんとも幼なじみなの。。。」「まぁね、あいつは。。なんだろ、環さんに全然似てないね。。環さんの旦那さんの邦彦さんにもあまり似てないかなぁ。。。スッとしているだろ、環さんや邦彦さんは。。。背が高くて。。なんというか。。だけど、純は、小柄で、環さんみたいにテキパキって感じじゃない。。」
あ、そうか、駿栄は、純ちゃんが幼女って知らないんだわ。。。
「それなら、あたしも似ていないわ。環さんに。。。」
「あらっ、純ちゃんからLINEだわ。。。」
福の神ラブのもとに純ちゃんからのLINEがきました。。。
ラブは、トイプードルの赤ちゃんの小雪をお昼寝させて、今日は、パソコンで恋愛結婚相談の回答でも。。。と。
夜は、妹の笑〜と葉月さんのところへ顔を出す予定で。最近出来た福の女神神社、ラブが恋愛、結婚、笑〜が美容。。で。
福の女神神社に、白と桃の龍が住み着いたようです。挨拶も兼ねて、福の女神神社にさらに神通力を入れに行こうと。大蔵、ラブの四つ子の兄、三男が、ヘリコプターで、アマゾネスサンクチュアリの近くまで送ると約束しているので。。
大蔵は、男だから、アマゾネスサンクチュアリィまでは入れないけど、ちょうど、プルメリア島で夜仕事があるので、近くまで送る、と。大蔵は、交通の福の神なので。。
船もヘリコプターも、飛行機も、操縦を楽々できるし。
しかし。。。以前、葉月さんが、アマゾネスサンクチュアリィに、リムジンとオープンカーを購入した御礼に、カフェ・スノーフレークで、
ラブと純ちゃんが、葉月さんやダイヤさんや、秘書のリノさんと一緒になり。。
飲食代金を、ラブが、大蔵の接待に一緒につけてしまい。。。バレたのですが。、「これ、お前だろ。。」伝票を見せられ。。。お子様ランチがあり。。。マンマとラブが勝手に大蔵の奢りにしたのがバレました。
「そのチビを連れて行くと絶対お子様ランチ食べるし。それと、フォンダンショコラの組み合わせ。。。そりゃ、お前しかない。。」チビというのは、小雪の事です。大蔵にもなついています。「あたしと純ちゃんと小雪が食べるもんなんて知れてるでしょう」
「もうね、金持ってるくせに、男に奢ってもらう事しか頭にないんだからね。」大蔵は、そう言いながらも、人はいいし、わざわざ金払え。。。というタイプじゃないし。「あらっ、甲斐性あっての男でしょ。太っ腹にいかないとね。」しかも。。。相手は妹だしね。。。
恋愛、結婚の福の神のラブ。女は好きな男にうまく甘えてという。大蔵が、一時家に用事で戻ってきて、小雪がシッポを振って出迎えました。
アマゾネスサンクチュアリィで、メイドの恋さんのアルバイトをしていた時は、小雪は大蔵が預かっていたのです。女の子だから、アマゾネスサンクチュアリィに連れて行ってもいいけど、仕事中だしね。
「ね、大蔵。純ちゃんも来るって。だから、笑〜と小雪とあたしと純ちゃん、四人送ってよ。イケルでしょ。」「別にいいんだけど。。。小雪も連れてくの。。。」「今日は仕事じゃないからね。」ね、小雪ちゃん。ラブは、トイプードルの赤ちゃん小雪にメロメロです。
純ちゃんに、LINEで電話してみると。。折り返しすぐ電話する。。。って。。と。。すぐに純ちゃんからLINE電話があり。。。
「あっ、ごめんなさい、カフェで、お母さんと一緒だったから、」なんだか。。。純ちゃんは、元気ない様子で。。いつもの笑っている純ちゃんじゃないわ。。。
それに、確か、わざわざ東京からお母さんが来ていて。。今夜いいのかしら。。
「あ、電話してよかった今は、」「うん。大丈夫、いったんお店から出たから。。。」「純ちゃん。。。今日、お母さんと来てるんでしょう。一応、大蔵がヘリコプターで飛ぶって言ってるんだけど。夕方6時ぐらいまでにうちに来てくれたら。。。でも、お母さんと用事、じゃないの」ラブが聴くと。。。間が空いて。。
「あの。。。その事で。。。ね。ちょっとご相談が。。。」なんだか浮かない様子で。。。まさか。。
まさか、マスターと。。。腐っても鯛。結婚、恋愛の福の神のラブに相談とは。。。
なんか、確か、純ちゃん。今夜はお母さんや、舞さんやおばあちゃんと食事に行くみたいに言ってた気がするけど。。。団欒じゃないの。。。え
わざわざ。。あたしに相談とは。。深刻な。
まさか。。。舞さんに気に入られなかったんじゃないでしょうね。でも。。。だいたいのお母さんが嫌うタイプじゃないと思うけどな。。
まぁ。。。とにかく。。なにがあったかは、。。後で。。、、ね、純ちゃん。。。
さ。。。綿毛になってフワフワ。。風に気ままに乗っていく峰と麗。。。ヒャッホー。。。遥か階下には、金のむぎが。。。キラキラしてる。。。
私たちいい感じ。あのまま宝の山にいれば良かった気もするけどね。。。「あたし。。。峰ちゃんの、仕事を取るからやりたくない。。。土仕事はやだ、って感覚好きだなぁ。」農家の麗が言うので、峰は、え
っと思いましたが、そう言う意味ではなくて。。。峰が自分がやりたくない事までやらない、その筋のプロに苦手な事はお金で雇うのが賢い。人には向き不向き、適材適所あり、だし。
人生は有限でボヤボーや。ボーっと過ごしてはいられないのだ。。ということ。なにもかも、必要ではないし。。スパっとお金で買える事は、お金を時間に変える。。
そういう快活さが好きなのだ。
なんだろう、くすぐったいねー。もー。
峰が照れると、あっ。。。
峰も、麗も。。。2人とも。。。
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2020年02月04日
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