えー
あの。。。2人が。。鉢合わせやっ。。。ヤバくない
今日はいいお天気で境内に拝観者さんもたくさんいるけど。。。
あっつ舞さんと環さんが。。。。こっちに。。。
あっ。。。両方とも。。。。相手に気づいた
舞も駿栄も、お互い近づいてくる相手に気づいた
わわっ。。。大きく目を見開くふたり。
「ま。。。舞さん」げ。。。駿栄が。。。舞を呼ぶ。。。
あ、あれっあー
駿栄が。。。なにやら。。様子がおかしい。。
モッのすごい意外な驚愕なかお。。。
ハラハラ。。。ベルモは固まりました。どーしたの、え?桃と白の龍がベルモに聞きます。
「シーっ。。。」
舞は、ギクっとしましたが、さすが夜の商売の経験者か、嘘や隠し事のうまい切り抜け海千山千の百戦錬磨なのか。。。
「あらっ、。。あ、あなたは、あの時の。。。」舞が言います。「えっ。。。えーえー。。。」駿栄がびっくりした顔をして。。。
舞にもびっくりしたのは当然ですが。。それよりもびっくりしたのは隣の環に、です
「な。。。なんで、なんで環おばさんが」駿栄はボー然としています。東京のご近所で。。。親の虐待からかばったり助けてくれたご近所の環おばさん。。。同級生純のお母さん。。。
えー
「し。。。駿ちゃん、駿ちゃん。。。無事で。。良かったわ、駿ちゃんどうしてこんなところに。。。」環が言いますと、舞は。。
「えっ。。。どういう事なの。。。環さん。。
この駿栄さんは。。。私が
このプルメリア島に娘と来たでしょ。その時、中心街の流行ってるお店でたまたま相席になったのよね。その時、いろいろプルメリア島についてお話しくださったの。その説は。。。姉と母とまたプルメリア島に来てるの。
えっ。。。環さんと。。駿栄さんは」
確かに舞の言葉に。。。それほど違和感はなく。。。駿栄も駿栄で。。。舞に会えたびっくり嬉しさと。。。驚愕と。。。さらには。。
家出した実家のご近所さんの環おばさんがいる。。。しかも。。。
舞さんと姉妹だって
駿栄も気持ちの優しいタイプなので。。ここでゴタゴタ言ってはならない。。舞に会いたかったとか、ホストだとしても。。
舞さんとホストの商売で会ったわけじゃない。。と。言いたいことは山積みでしたが。
そして。。。東京から家出したので。。。近所の環に見つかったのはヤバイけど、、、環さんは、むしろ駿栄を匿ったり助けたり子どもの頃から大変お世話になったし。。。
ここは。。。大人の対応で。。。
駿栄は、知性派の紳士。ジェントルマンタイプ。冷静になって対応しました。。。
駿栄は。。。舞さんから連絡がくる。だって。。舞さんと会いたいと思ったら会えたし。。
だから。。。連絡くる。。。と願いながら。。。
「娘の同級生の近所の男の子、駿栄君よ。。あら、舞さんと。。。知り合いだった。。のね。」環が言います。。。
なんという。。巡り合わせ。。。
環は駿栄の気持ちを配慮して。。それにもう。。駿栄もハタチ。。。駿栄が家出中だとは言いませんでしたが、
ところが。。。駿栄自身自ら、
「僕ね。。。東京の生活を捨ててきたんです。。」と言います。。。「駿ちゃん。、、、」
環は小さな頃から知ってる駿栄を駿ちゃんと呼びましたが。。。
シュンちゃん。。。か。。舞はボーッとしました。
駿ではなく。。俊。元旦那さん。行方不明の。。。
そして。。。この駿栄がここにいるのもなにか、夢のような。。だって。。環さんのよく知ってる男の子だったなんて。。
全てが。。霧の中に包まれた幻想のようでした。。こういうのってシンクロとか、セレンディピティって言うのだっけ。。。
でも。。。
ここでは。。。この木蓮寺では。そんな事が、珍しくない。日常的に起こるべくして起きるような聖域です。。。
そう。。。木蓮寺なら。。。そんなご縁の巡り合わせも。。。
そうだ。。。この木蓮寺で、環さんの娘の純ちゃんとバッタリ会って。。。純ちゃんは、電話で実家の環さんにさりげなく東京の実家の近所の駿栄はどうしてるのか聞いて。。。
環さんは、駿栄が家出中で親は大騒ぎをしているが。。。環さんや、駿栄を子どもの頃から知ってる人々は駿栄が虐待を受けている可能性があるので。。。
生きていて元気でいてくれれば、親元から駿栄を逃してあげたいと駿栄の親には内緒で噂しているようです。。。
純ちゃんは、駿栄をプルメリア島で見かけたとは環さんに話してはいませんでした。それは、駿栄も純ちゃんとこの木蓮寺で会って聞いたことです。。。
駿栄を幼い頃から知る環を含めた近所のおじさんおばさんは、
優しい優秀で素直な子だし、家から出て伸びる自分を発揮できるこだし、と。。。
家にいたらありあまる才能が全く無になる可哀想な子どもが世の中にたくさんいる。。
そして。。環さんと幼なじみの近所の警察官が中心になり、駿栄の近所の人は、子どもの自殺の理由で一番多いのが、イジメではなくて。。。
親や家庭環境。。親との摩擦と知り。。ま。。。まさか。と心配していたみたい。
イジメはつらい。。だけど最悪学校へ行かないという方法がある。。けど、親は。家庭環境は。。。逃げるに逃げられない。。なかなかプライバシー保護で。。他人様の家庭環境までは。
問題のあるボーダーラインも曖昧だし。。。
生まれながらにして。
性別や親や容姿など、自分で選ぶ事ができなく授かるものがある。。。
あの親じゃ。。だけど。。、優秀な遺伝子はあの親でなくては。。だし。
駿栄の近所の人々は。。
。
どうしよう。。。虐待かもしれないのに。。見て見ぬ振りで。。
駿栄の両親が地域の名士でなかなか。。物を言いにくいところもあるし。居なくなってしまった駿栄。。。自殺だけは何があっても。。それだけは。。まさか。。。
一般には。。。
親が心配する事を駿栄の近所の人たちが心配していました。
ちゃんと心配してくる人がいる。。。
純ちゃんから聞いたとき。。。駿栄の気持ちがジンワリとしてきました。
確かにうちの親と揉め事はなかなか。。東京都心でも。。実家近くの地元民が多くて。地域の人はだいたい昔から知り合いが多いし。。。
なんだかしがらみというか。。。
「あなたが無事で元気でなによりだわ。心配していたのよ。。でも、あなたはもう大人だし。。。それに。。。」環は言いづらそうだっのだけれど。。駿栄が。。。
「もう。。。軟禁監禁監視生活はたくさんです。。。。」
「えっ。。監禁」舞はびっくりしました。。。
駿栄からは、知性や
どことなく育ちの良さを。。端々に感じる。。
監禁まさか。。。その筋。。
それで。。。逃げてきたの。。横着に見えないけどホストだし。。。
いいえ、、、極道
ではなく。。。駿栄は、「うちの家で、僕は落ちこぼれなんで。」駿栄が言う。。。東大に行かないとイコール人生終わりの家系なんです。うちは。。
で。そこまでできなくて。。昔からご飯を食べさせてもらえなかったり。。寒い中外に立たされたり。。。
で。。。純ちゃんの母親が家にいたり気付いて、ご飯を食べさせたり。純ちゃんの母親は、海外にもよく行くので、継母の喜美さんに、なんかあったら助けてあげてほしいと頼みました。
祖母の志乃も環が言うなら。。。と。
純ちゃんの兄の渡海が服をあげたり。。駿栄の家はお金持ちですが、成績が下がると新しい服を買ってもらえない。。。など。。
舞はクラクラしました。。。
葉世田やKO大には駿栄は受かっているというではありませんか。。。
な。。。なんて次元の話をしてるの。。
そろそろ。。。環や舞が帰ってくる頃。。。
なんだって。。。子どもの頃の夢を見たんだろ。、、峰は全身施術やヘアケアまで受けて。。。
いいお天気。。。
そろそろ。。。娘たちが帰ってくるかもしれないけど。。。気晴らしに。。と。庭園を散策する事にしました。のんびりとした過ごし方なんて峰には珍しい。。。
買い物だの食べるだの、週刊誌だのテレビだの。。かしましいジャンク的な快楽を好む峰も。。。吸い込まれるような美しい庭園に。。。
ついつい柄にもなく散策を。。。だね。
バラの香り。。芍薬の麗しさ。。跳ね上げる初々しい噴水の水しぶき。。年老いてもなお。少女の自分がよみがえるようで。。
あのスパでのうたたねの夢といい。。この幸せな時間。。。たまには。。。文化的な静寂を愛する過ごし方も新鮮かもしれない。
息子夫婦とハワイへ行ったより楽しい。。。
幸せ。。。やっぱりあたしのような女は日本庭園もいいけど。。。ヨーロッパのイングリッシュガーデンとか。。。薔薇に包まれた方がお似合いだね。
夢の続きのように。。。
ふと。。。神社がある。。あら。。あれが。。美容とか恋愛だとか。。そーゆーやつだね。。。峰としても、灰になるまで女。。というか
女としての欲望のかたまり。。。
神社参拝は。。。
女性なら誰でも参拝できるし。庭園散策は女性ならできるので。。。
また、十六夜カフェは、宿泊者エステ、レストラン利用者以外のスペースは、
予約なしでも入れるので、ラグジュアリーな雰囲気を味わいたい女性がいつも入れ替わり立ち代わり。。セクシャリティーのブティックもありますし。。。
何人か、福の女神神社で参拝をしていました。
美容祈願神社というのは、どこの神社でも人気があるもの。今の時代は。。。恋愛結婚以上に女性に人気があるのではないでしょうか。。。
峰も。。。美容には70過ぎても執着があります。舞の嫁さんの静香さんへのお土産のアメージングゴットネスの美容液を豚に真珠だからと取り上げたし。。。
恋愛、結婚は。。。まぁ。そっちはいいとして。。。
峰が美容神社に並んで参拝して、ふりむくと。。。鹿の峰と同じぐらいか少し歳上の女性が、かなりの高齢者の鹿の女性の車椅子を押してきました。。。
あら。。まぁっ、いったい。。。あの女性は幾つぐらいなのかしら。。もしかして。。100歳近いか。。。
親子かしら。。。
確かに今の時代100歳前後のお年寄りがいてもなんら不思議はありません。口をモゴモゴしています。。介護かしら。。それも仕方ないお年だけど。。。うちは。。
両親とも施設だったわ。。、まぁ、親がそうしたほうがさっぱりしていい。。と。幸いコネやお金があったからねぇ。。。
峰は見舞いにさえこれば良いから。。。と。
それで、兄弟はギャーギャーギャーギャー。。。馬鹿だねー。自分が面倒みないくせにさ。
両親を施設にって、うちが引き取るみたいな事を兄弟が言ってきたけど。。あんたらは、金目当てで私らを引き取るのか、同居しなかったくせに。。。
最後の方でいい顔しようとして、と。
母親の富士から叱られていたし。
いまでは、兄弟が、お金どうこうじゃなくって両親に愛されたかったから言ったんじゃないかとは思うけど。
爺さんばあさんで、そんな歳になろうが、親の愛が欲しい人っているし。哀れだねぇ。あたしなんか。いっぱいもらったよ。
と。。。また。。。峰が珍しく思案に暮れていると。。。車椅子の老女が、峰の顔を見て。。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ウワーン。。。」と
子どものように泣き出してしまいました。。。
https://blog.with2.net/link/?2019256
全般ランキング
2020年01月22日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9577457
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック