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2020年01月11日

マリッジcelebration95忙殺される日常で。。。

また。。。また。。またなの。。。

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ゾワッ。。。

超霊媒体質のベルモ。。。だけどね。。。やっぱりオバケは怖い。得体が知れないものだし。生きている人間の方が怖い。。。って言う人もいるけど。。

それもあるけど。。オバケも怖い。。無視しようかな。。まだまだ。。さまよえる霊などをきちんと成仏させることができないのだから。

だから、わたしに頼っても無理
なんだ。。。けど。。あっ。。。

暗闇の境内に白いモヤ。。。ベルモは、二度ぐらい生死をさまよって。。。いま、生きてる。そのせいか。。理不尽な事なんだけど。。

なんて。。。思ったら、この白いモヤは。。。生きている人の。。。魂の叫び。。。みたいなもんだわ。ボーっと現れた白いモヤはユラユラ揺れています。。。29210D38-0ACB-456F-8745-A1C8255F0267.jpeg

モヤだけれど。。。随分と物悲しい雰囲気が伝わってきます。。。
「お坊様。。。わたしが。、、見えますか。、。」モヤが言うので。。ベルモは、

「モヤ。。。モヤみたいに見えますが。でもあなたは生きていますね。生きてるなら、うちのお寺にお昼間にご相談ください。わたしのような未熟者ではなく、住職の木蓮和尚がお悩みにお応えしております。私はまだまだ修行の見で、お悩みのご相談にお応えできるほどの力量は備わっておりません。」ベルモが言うと。

「わたしは。。。事情があって生きてはいますものの。。。口がきけないのです。こうやって、魂が抜け出して、お坊様のように高感度なアンテナをお持ちの方でないと意思をお伝えする事ができません。」

まぁ。。。お身体の不自由な方か、赤ちゃんかしら。。。

モヤは続けて、「この間は。。。娘が車椅子でこちらのお寺に散策で連れて来ていただきまして。。あなた様を見かけたのです。大変な人の多さと、あなた様がお仕事中で話しかける事ができませんでした。わたしは。。。生きていますが。。。もう肉体は認知がすすみ。。現実社会ではうまく意思疎通ができません。。魂なら。。こうやってあなた様に、話しかけることがやっとです。。。」

頭の中。。。想念との会話。。。のようなものです。。。「あ、認知。。。お年寄りの方で、うちに娘さんに連れてきて貰った事があるのですね。。。あなたをいたわって散策に連れてきてくださるご家族がいらっしゃるのはなによりですよ。。。認知のご病気は残念ですが。。なにか、、、ご不満やお悩みになっているのでしょうか。。。」

しかし。。。その認知症のお年寄りの魂は、なにも言いません。言いませんというか、言えない事でしょうか。

ゴクッ。。。まさかまさかの凶悪な犯罪の懺悔かしら。。。
しかしながら。。肉体は現実生活、認知症になった今、この魂は、はっきりとした意思を持ちそれでもこのお寺に救いを求めたてやってきています。
「このお寺は、安心と信頼と、私たち僧侶には守秘義務がございます。お客様のプライバシー保護も。。。わたしはまだまだ修行の身、あなた様のお話しをご聴拝させていただく事はできます。。なんなりと、お話しくださいませ。」

勝手にベラベラお客様の相談に回答したら木蓮和尚に叱られる。なので、ベルモは、木蓮和尚様が発言権を許可しているシンポジウムか、

ネットの人生相談で、回答を投稿しているのです。ネットの人生相談は、様々なお悩みや、様々な回答がバラエティに飛んでいて、まさに千差万別な十人十色の回答で。。。

ベルモも、ああ、それは、そう言う事を言っていいんだとか、やっていいんだ、、

そう言う考えもあるんだ。。。と、目が覚めたり視野も広くなったり、語彙も増えていく事がある。
当たり前だけど。。。
ネットは悪い、悪い、ばかりじゃない。情報の洪水の玉石混交だけど。。。思わぬ宝を拾う事もできるし。。。話しを聞く。。人は話しをすれば、胸に溜まっているモヤモヤを。。

吐き出して半分くらいは楽になると言われます。人に言えない事ならなおさら。この魂さんは、普段認知症のお年寄りで、肉体的にはもう自分のわだかまりは忘れてしまっているのかもしれない。。。でも。。。

魂が。。。命がけでここまでわざわざ来ている。お年寄りという事で、長年人に言えない重大な秘密があり。。。墓場まで持っていかなきゃいけない事ではあるけれど。。

だけど。。。本当に秘密にしたまま墓場に持っていっていいのだろうかみたいに。
現実社会では、認知症になり家族とも意思疎通がままならず。。魂として。。誰かに重要な事を打ち明けておかなければとの衝動にかられたのではないだろうか。

それで霊媒体質のベルモに白羽の矢が立った。。。

直感的にベルモは、魂の意図を読み取ります。匿名希望として。。魂は、想念でベルモに話しかけてきます。

わたしが認知症のお年寄りになったのは、若い頃のあやまち。。若い頃のバチが当たったのでございますから。。。

あやまちとは。。。
「犯罪なのでしょうかその行為は、犯罪行為になりますか」恐る恐る。。。ベルモが尋ねると。。

なりますとも。。一人の生命体の人生を狂わせたのですから。。いや。。。一人の。。。じゃないでしょう。。取り返しがつきません。。

えっ。。。かなりの重い話し。。。

他言無用ですから。。。

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「綺麗。。。オーロラが出てきた。

満天の星に包まれて、40年以上ぶりに再開した姉妹は。。。


舞の方は環と別れた時は2歳で全く環という姉すらいる事も知りませんでしたが。。。

環さんは。。。舞という妹がいる事は知っていたけど、新しい生活をはじめて、ジローの愛人の喜美と異母妹の緋夏がほどなくして家族になり。。。

環を捨てた母親の峰とセットで居なくなった舞については封印しようとしていました。だけど。。。

忘れようと思ったんですが。。。

成長するにつれ、母親の峰にも思うところがあるし。祖母の志乃は環を可愛がってきたけれど、新しい母親の喜美や、緋夏に対して冷たい対応でしたので、

環は喜美や緋夏と志乃の間に入りました。「全く。。。跡取りを産むかと思って妥協して貧乏人の家庭の子どもでもこぶつきでも受け入れてやったというのに。これじゃ峰の馬鹿を追い出した意味がないじゃないか。

なんて。。。志乃は後妻の喜美に言いますが、

うそ。。。出て行ったお母さん。。峰お母さんはきつい人でしょっちゅうおばあちゃんと怒鳴り合っていたし。峰お母さんは、料理もしなかった。。。
環は思いました。環は志乃に、「喜美お義母さんは一生懸命やっているし、優しいし。おばあちゃん、緋夏ちゃんだっていい子だし可愛いし。」と言って抗議しても、志乃は、「環がきにする事はないのよ。」とききません。

義母の喜美は、よほど父親のジローが好きなのでしょう。。耐えています。。。峰とは大違い。。。しかし、父親のジローは、お坊ちゃんなのか。志乃に強く逆えず。。

出て行った峰もきつい性格だったけれど、いま思えば、船の船長に二人船長がいるなど、どっちも船長になりたがるタイプなど、船は沈むし家庭に二人置いたら家庭が壊れるに決まっています。

しかも、ジローは、母親の志乃にも先妻の峰にもいい顔ばかりしてどっちつかずで。。環はだんだんと出て行った峰を恨む気持ちが薄れていきます。

だけど。。。峰も喜美も、二人の母親を悪く言うけど可愛がってくれている祖母の志乃を嫌いにはなれません。
「私は赤ちゃんの頃から祖母の志乃が峰のお母さんから取り上げて育てられたようなもの。。。だんだん。。峰のお母さんの気持ちもわかってきた。。。だけど、言えなかった。」祖母が卑怯なのには気付いていたけど。。。一番近くにいたのは祖母。。。だったから。。。

峰が出て行った時は、峰を憎む反面、わたしがお母さんと仲が悪いおばあちゃんに可愛がられているからお母さんに嫌われたんだ。
と。峰に愛想をつかされて捨てられた、とも環は思って。。。

だけど、後からきた喜美の義母と異母妹の緋夏もいい子だったし。喜美と祖母志乃の間に入るのでいっぱいいっぱいというのもあり。。

しだいに峰や舞の事はあまり思い出さなくなった。。。進学やキャリア。。。結婚、出産。仕事で海外へ行ったりきたりの日々。
忙殺される日常。。。

環の長男
渡海を祖母志乃に預けて。キャリアウーマン。義母喜美は時々パートしていました。

そして。。緋夏の家出。。。

緋夏が赤ちゃんの純ちゃんを環に託してまた行方不明に。。。
環は海外出張先で気づかなかった妊娠で赤ちゃんを産んだ、とごまかした。

いろいろあって、やっとひと息ついた頃。
志乃は亡くなり、父親ジローが入院したころに、環は、またふと。
峰と舞を思い出しました。
興信所で、母親峰について、妹舞について。。

そして。。探偵は調査の結果の報告書とともに女性週刊誌を環に渡した。

「ご覧ください。付箋のページです。

「まあっ。」小料理屋蝶々の女将さん。。舞が。。。環は滂沱の涙に溢れました。。。

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「うわぁ。。。。今度はグリーンになったわよ。。。」展望台で昔話をする環にと舞の姉妹。。。

しんみりした空気になったけれども。。空には赤から。。オーロラがグリーンに染まっていく。。。こんな滅多ない空気に。。

「綺麗ね。宝石箱のアイスクリームみたい。」環がいいました。「なにそれ。。。
「多分、舞さんは覚えてない。。けど、舞さんが名古屋に峰母さんと出て行く少し前に、宝石みたいなフルーツの氷の粒が入ったアイスクリームがあって、食べてると舞ちゃんが口を開けてくるのよ。可愛かったわ。おばあちゃんが買ってくれて。舞はまだ2歳だから早い、って私に買ってくれたんだけど。舞ちゃんも欲しかったみたい。。。」環さんは、泣いていたようです。ほんのりと薄ぼんやりとした展望台の灯りの中で。。。


あっ。。。流れ星が、スーッと流れていきました。

少し。。。黙って舞は環をそっとしておきました。





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