お母さんが、アマゾネスサンクチュアリィに来るから
神楽町の喫茶店南風にもお母さんとこようかな。と、南風のマスターのグーは、彼女の純ちゃんからLINEがありました。と言っても。。最近ではグーも、彼女の純ちゃんとご多忙がゆえにすれ違ってばかり。。。
純ちゃんの母親の環と、ピースとグーの母親の舞が姉妹だった。。。環が9歳の時に舞が2歳で、舞は母親の峰に名古屋の実家にともに出戻り帰りした。。。なんて。
兄貴のピースも驚いた。。。ま、いとこは結婚できるしね。。
でも。。あの純ちゃんがオフクロの。。
ピースも、感情的な母親の舞。まさか。。純ちゃんが、あの舞の血統とはね。にわかに信じられないけど、ただ、純ちゃんのお母さんは、舞とは似たような性格じゃないかも。
ピースとグーも。。兄弟。
もの静かなピースと、賑やかな社交かのグー。
容姿は、
母親舞に似たピース、父親俊にそっくりなグーというように
顔もあまり似ていないし。でも、本質は、かなり気さくでフランク。おんなじハリネズミでも、感情的な母親舞とおっとり派純ちゃんに関連がとても想像できない。。
グーは、純ちゃんの穏やかな癒し系の雰囲気と性格に惹かれて。いままでお付き合いした女性は、だいたい目立つタイプで、キツくてわがまま。、
きつくてわがままだけど、まぁ。きつくてわがままな女性でも好きな男性には優しいので、グーにはふりまわされた、などめっちゃくちゃな被害はないけれど。。
仕事ばっかりと、経営多忙なグーの仕事に口をはさんだり、乗り込んできて南風で痴話喧嘩したり。。それで、まるで喧嘩の見学者みたいな常連さんにひやかされたり
キーキーと声を荒げ、
仕事とわたし、どっちを取るのよっと、店で叫び、グーもお客様に大変申し訳ないと、グーが、仕事っと叫び関係は終わりました。
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ常連さんは、怒って店を出て行く元の彼女が消えると、万雷の拍手が鳴り止みません。
南風は、くつろぎと優雅なひとときを過ごすわれらの平和な場所でなければ。、。。
癒しの場を提供してくれるマスター、ファイト。元はと言えば、女が勝手に寄ってくる。。女がグーに目をつけては、いいより彼女ヅラからはじまる。。。昔っからのだいたいそんなパターン。。
マスターは、子どもの頃から人気者。女の子がひっきりなし。。合コンも、おもしろくカッコいいマスターを連れて行きたがるのでした。マスターが別に他の友達の気に入った女性に手は出さないし。男の友情に厚くも女性ウケは良いし。。男性からも信頼されるし。
グーが、明るく
場を盛り上げる盛り上げ役も自然とこなせて。いつも、収穫なしに盛り上げ役で終わると文句ばかりいう人は、モテる人は主役も盛り上げ役もできるのでありまして。、。モテるなら盛り上げ役で終わりません。。。よねー。。。またまた、モテたい、モテたいという人はガツガツしていてモテないし。モテる人はモテるのが普通。。モテ期がどうした。。そんなもの年がら年中。。。
モテるのは自然にモテる。。
それが天性というか。。
そして。。。環と、峰と舞がアマゾネスサンクチュアリィへ行く日も近づき。。。
金星の葉月の実家のスナックキャラメルリボンでも、四日間ほど、地球旅行に行きますからお休みさせていただきます、と、ママのベリーが常連さん達にご挨拶しました。
ほぼ、毎日のように、スナックキャラメルリボンが開いていると学校みたいに通ってくる近所の資産家の先生。。。もうかなりのお爺さん。。
近所に住むベリーの元中学校の先生で、資産家で手広く他の仕事もやっていまして。仕込みの午後3時ごろには、スナックキャラメルリボンの裏口が開いてると、暗黙の了解で先生は、勝手に入ってきては飲んだり、
仕込み中のマスターのルッコラに、お酒をごちそうしながら、話しかけています。だいたいは、いつもそんな感じで、。。先生は、月払いでお釣りがかなり来るぐらいにたくさんお金を落とすので、飲み放題。。。
差し入れを持ってきたり、出前を取り、ルッコラやベリーに食べさせたり。
常連さん達に奢ったり。
奥様も三年前にお亡くなりになり、不動産その他、子どもも独立しの不労所得の悠々自適生活。
先生は、なにより
葉月を夫婦で育ててくれた恩人だし。
第三子がどうしても欲しいルッコラの肩を持ち、子どもはもういらない教え子のベリーを、
子どもは2人って約束したでしょ。
約束が違うと怒るベリーの間に入って説得しました。
亡くなった奥様と先生は、
私たち夫婦が第三子の赤ちゃんを支援するから、と説得しました。赤ちゃんの頃は、葉月はだいたい先生の家で育ち、夜先生が飲みがてらに、葉月をベリーの店に返しに来る。だけどまた、先生の家に行きたがる。。。
葉月がベリーの店に来ると、ママの赤ちゃんで、キャーキャーご祝儀がお客様からもホステスさんからも集まるし。。。
先生夫婦もベリーより歳上の子ども達はみんな全員が独立し、遠くにいるし。先生夫婦は、赤ちゃんの頃から葉月を可愛い可愛いと甘やかしました。先生は先生で、ベリーが第三子の葉月を産むなら、葉月を支援する約束だし、と、いつも飲み代も綺麗にキチンと支払うし。
キャラメルリボンは、午後7時オープンで、終わりは適当。お店がオープンする頃、先生はだいたい既に出来上がっています。
金星の午後7時。。。
今夜も、キャラメルリボンがオープンしました。
昨日、先生は、少しキャラメルリボンで飲んだあとに、ベリーの娘が引き継いでママをやっている超高級クラブ、キャラメリゼに顔を出して、ママのマリリンの婚約のお祝いに、ご祝儀を渡しにいきました。
キャラメリゼは、ベリーが立ち上げ、いまは、娘のマリリンに経営を譲っていますが、先生は、時々キャラメリゼにも顔を出してくれます。ずーっとベリー一家を長年のご贔屓にしてくれている先生なのでした。
今夜もキャラメルリボンがオープンしたので、常連さんがゾロゾロと顔を出すと、マスターとママに、「おめでとう、マリちゃん結婚するんだってね。」と言うので、ベリーが、おしぼりを出し、常連さんのいつもの瓶ビールを継ぐと、「ありがとう。おかげ様です。でも、この人。。。ちょっとは、ウチの娘は嫁にやらない、って言ってくれないかしらねぇ。マリリンが結婚する、って言っても、あっそうなんだ、なのよね。」と、常連さんが、ベリーとルッコラにも、と、コップにビールを継ぐとベリーは、ルッコラにため息をつきます。。
すると、先に来ていた常連さんが、「おいおい。。ママ、そんな三文芝居か猿芝居か、三面記事みたいなセリフ。いまどき言うかよー。歳がバレるぞ、うちの会社のおツボねみたいに、お願いしますから娘をもらってください。頼みます、みたいに違った意味で親が泣くよりずっとマシじゃんね。」と、茶化します。ルッコラも、「今時の若者だし、嫁にやらないみたいに言って、そうですか、じゃあやめときますわ、とかそんなクソオヤジがいる娘はいらんと言われたらヤバイじゃん。」マスターのルッコラはほどよくに酔っ払って楽しげに大笑いします。常連さんも次々と「じゃあ、嫁にやるのがダメならば、僕を貰ってください、金目当てで、みたいに婿に来られてもねぇ。」「いまどき、いるんかね、娘は嫁にやらないみたいに言う人ってさ。」「さぁ。漫画かTVの見過ぎなんじゃない。世の中、どちらかというとお願いですから結婚してください。嫁に行ってください。早く行ってください。頼みます、お願いしますからって親の方が多いんじゃね?」「自分自身で精一杯だしね。。。」「いまどきだいたいは、この人と結婚します、って報告じゃねー」「そら、子どもの相手が親の言いなりならそれはそれできもくね?」「キモい」「引くよな。お母さんがお父さんがダメって言ったんだもん、みたいに。。」あはははー。
口々にアッハッハアッハッハ。。。おっさん達は、大笑いをし、勝手な事を言いはじめました。よーめに行く日がー、来なけりゃ怖い。。。
ソラドッコイ
きーっと帰って、くるなと思うけど。、ら
帰ってく〜るなよぉ〜。
なーにわぶし。。では、飯は食えん。
よいしょ
アハハハハハ。。イイぞ、イイぞ、その通り。
カラオケをかけてマイクを奪い合い変な替え歌を歌い出したり。打てば響くような合いの手を打ったり。
「だいたい。。。ウチは、ベリーんちが実家からして水商売で、ご両親はやっぱり放任というか、あっ、そうなんですね、だったんですから。」ルッコラが言います。嫁のベリーよりビジネスマン家庭で、ほかに女きょうだいしかいないルッコラの方の実家がうるさかったのですから。
ルッコラが、水商売の家庭のホステスと結婚するなんて、みんな実家は超猛反対で。
しかも、婿養子でもないくせに、なんでベリーサイドなわけ。ベリーの実家の近所が拠点。嫁に来たくせに、それで通用するのか、とルッコラの親がベリーんちに怒鳴り込みに来られたし。
「あの、ウチはヤクザじゃありませんから。怒鳴り込みなんて。チンピラみたいな品のない事はやめてください。ご近所様にもご迷惑ですよ。」また、ベリーはベリーで気がキツいので、ピシャリとルッコラの親を叱りましたが。。なんて気が強い嫁。。
ルッコラがどうしても、と言うのでもう親はどうしようもありません。
ベリーはベリーで、しめしめ。これで距離をキチンと置き、あまり干渉されなくて済むし。
ベリーの親も、娘が決めた事ですから、ご本人同士で決めた事ですから。、。私たちが結婚するのではありませんし。幸せならよろしいのではと、ベリーの両親も、ルッコラの親に対してはあなたいまどき何を言ってるの、もう大人でしょ。みたいなあっさりした感じでありました。
ベリーも、親の超高級クラブで働き、そこに会社の接待で鞄持ちみたいについてきた若者のルッコラに見染められて。
通常
まだまだこんな高級なお店に入れるはずはない若い
ルッコラは、時々会社の接待で、つきそう鞄持ちみたいについてくる。。。
ベリーもベリーで、ルッコラが好みでしたし。それが、内緒で連絡を取り合う仲になりまして。。「そうね。。。なかなか、息子がホステスと、なんて親はね。。。わたしの場合は、実家から生粋の飲み屋の水商売だし。。そうじゃなきゃ、さっさと辞めて知らん顔して結婚すれば良いんだけどね、いずれ、わたしは外に出て嫁に行っても水商売はやめるどころか、経営する計画もあったし。」とベリー。
ベリーは、兄と弟がいますが、両方ともビジネスマンで妻子持ち。水商売は全然関係がなく、実家の親も、兄弟よりも女性として成長した水商売に携わるベリーを特に可愛がりました。ルッコラの両親は、水商売の家柄のベリーとの結婚を大反対していましたが、
あの時も結局は。篤志家の先生が間に入ってまるくおさまったのです。先生は、幅広く地域の人に尊敬されておりましたし、名の知れた存在でした。
ベリーの地域の中学校の恩師で、資産家。先生が、ルッコラの家に出向いて、ベリーの家は、水商売とは言え、超高級クラブだし。お客様の筋もそうそうたる名の知れた方々だし、
なにより。水商売でも、花嫁修行学校として有名だし、洗練されたマナーや教養や身のこなしを身につける上にお給料もいただけまして、おまけに良い出会い、素晴らしい男性とのご縁が生まれるかもしれないと。。親も、ベリーの家のお店ならば、水商売であっても、という素晴らしいお店だし、と。ルッコラの両親を説得したのです。
篤志家の
先生がわざわざ説得に来てくださるだけでも畏多く。。。信用があり。
その功もなして。無事、ベリーとルッコラは結婚。実際には、ルッコラの妹もベリーの店で働き素敵な旦那様を見つけてホステスをあがり。
最初は、娘が夜の商売なんて、とカンカンだったルッコラの両親も、
すっかり品や教養が身に備わり良いところに嫁げたルッコラの妹に、
現金にもすっかりルッコラの両親もコロッと気分を良くしました。普通にしてたらまたとないご縁だよ。
先生は、既に出来上がりながら熱燗で一杯やっています。
お前ら何が食べたいんじゃい、みたいに先生が言ったので、ベリーが、冗談半分に、お寿司と、言ったら。。。「遠慮せいな」と、言いつつも、先生は、教え子の寿司屋に出前をしました。
なにかと、気遣いある先生でしたが、もともと資産家の遠い分家から、子どもがいないので、古い考えの身内の家なので、親が泣く泣く長男の先生を本家の養子にしたのです。
まぁ。。。先生からしたら。。
確かに親は泣く泣くかもしれないけれど。。
普通の家庭から、子どもひとり。
生まれながらにして。。産まれただけで、自動的にて資産家育ちに。。
お金持ちになりたい人はたくさんいるし、お金持ちになった人もたくさんいるけど、
先天的に偶然な
最初っからお金持ちに生まれながらにしてVIP席が用意されていて。、。
これがもしも。。本家に子どもがいたら。。自分は。。決して、こんな恩恵にあずかれない。運というのは。。なんでしょう。運というのは、きっと人生にとても大きく左右するのではないかな。
自分だけじゃどうしようもない事もままあるし。生まれながらにして、よほどの事がない限りお金に困ることがないという思わぬチャンスに恵まれて。。
そんな奇跡のような運の強さに感謝し、それを他人様にも分け与えようと心がけてきたのでした。あぶく銭って言い方はおかしいのだけれども。
今の時代で、
お金に困らないというのは、幸せの重要性の必須のひとつだと思うし。
もちろん、お金が目的や全てではないけれど、お金で自由や快適を買う世の中で、お金がないのは不幸だし。貧乏に良いことなんかまるっきりないし。金がないから嘘をつき、金がないから人を騙すし。。金がないから揉めたり苦しむのでありまして。。お金は無ければ困るけど有ればいくらあってもいくらでも困らないし。。。
って事で先生は、おすそ分けを。。
あっ。。リビングに繋がる通路から、マイクロビーンズのベリーのペットチワワとウクレレ。。ケサランパサランみたいなもので、チワワがツルツルのスムース。ウクレレがロングでフワフワ。。ベリーが、子どもの頃から飼っていて、お嫁にまでついてきた。永遠の子ども。。。ずっと赤ちゃんで、飼い主が亡くなると消えたり、また生まれ変わりほかの飼い主の元へいきます。甘いものを食べて生きていますので、
先生の顔を見ると飛び跳ねて喜びポケットを探りにいきました。スタンダードは、ドックフードみたいに金平糖なんですが。。。甘いもの。イレギュラーの方が大好きで。先生が、チョコレートなど甘いものを持ってくるのを知っています。
「まぁ、起っきしてきたのね。」ベリーは、小型犬BBAのようにペットに溺れてデレデレ
そして。。
ベリーの元へ葉月からLINEが入ってきました。
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2019年12月26日
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