「イイなぁ。なんか。。。歩いてるだけでデズニーランドみたい。」焼き鳥を頬張りながら、ココアが言います。「ディ、ディズニーランド、ココアちゃん」茶目コが笑います。「ランド、よりディズニーシーでしょ。プルメリア島は、雰囲気を楽しむって感じだし。」笑さんが言います。
「ギャハツって心臓なのっ」シュナマロンちゃんが、ハツの焼き鳥を食べる笑〜や茶目コに言います。。ホルモンとか臓物が好きなくせに、ハツとか、心臓だとギャーギャー変態扱いするシュナマロン。
ま。それはさておきー。で。
プルメリア島は、島全体が巨大なテーマパークの様で、縁取りに自然な香りのあふれる海辺を含めて、街中お店などなど。。。ひとつひとつがまるで興味深いアトラクションの様です。
もともと、福の神が神楽町をつくってから、また近くの島を福の神の休息地としてつくり。神の遊び場。神々の別荘地などと言われ、だいたいの街は雰囲気というか、集合的なテーマみたいなイメージを持っているけど。。
例えば、洗練されたセレブ地域とか逆にスラム街とか、ひとくくりで。。生き物のように、あの街は、柄が悪いだのお金持ちだの、と地域性としてのキャラクターがある。。。神楽町も、どこかテーマパークみたいな街だけれど、その福の神の中心都市の副都心という事で、よりのんびりと遊び場みたいな感じがしてくる。
クリエイター達が、昔からメデティョンの休息地に訪れているのです。休息、と言っても。。。彼らは島の隅から隅まで、インスピレーションを得て。アイデアが天から降りてくる、と言われます。バカンス休みながらにして最高の仕事場そこに。。。神殿の様な、美しいアマゾネスサンクチュアリーがオープンしました。
これまた、プルメリア島の代表的な名所木蓮寺では、プルメリア唯一の寺院。南国の異国情緒のなかに違和感なく溶けこんでいます。檀家さんが、遠方からやってきたり観光客も多いので。残念ながら、常夏のために紅葉はないけれど、竹の林はあるし。幼稚園も木蓮寺の幼稚園なので評判がよく、本島の園児も増えてきて水上バスも導入されはじめました。水上と言っても、潜水艦にもなり、たまに情緒教育として海に潜ります。そこそこの裕福な産まれの子ども達で、木蓮寺の幼稚園に通うのもステータスです。
ベルモは、幼稚園の保育士の仕事もしていました。お坊さんですが。。本業は僧侶です。おっとりして見えて。。。いきなりお坊さんになると里親の木蓮寺の和尚夫妻が度肝を抜きました。ど。。。どうしよう
昔の人の話ではありますが、農家の人は、自分の娘を農家に嫁にやりたくないが、良い嫁さんがきて欲しいではありませんが。。。芸能人は、自分の子どもを芸能人にしたくない。。なんて言う。。(でも、内心はわかったもんじゃないけどねー。)が、ごとくに。。。
木蓮和尚夫妻は。。まさかー
ベルモが坊さんになるって。。
が。。。木蓮寺和尚もベルモの自由意志や、自分達の僧侶という職や地位を否定できません。木蓮寺和尚夫妻も、長男が別居で僧侶なんですが。。。次男はビジネスマン。嫁いだ娘はたまに木蓮寺幼稚園のパート。
もう、子どもはとっくにスッキリ独立した七十代夫婦。。。可愛い可愛い孫世代より小さなベルモを育てる事になったのはいいけれど。なんら抹香臭い。。。ぬいぐるみを与えても気に入らない。あ、じゃ。もしかしたら。。。男の子なのかなっとミニカーを与えてもだめ、
遊ぶのは、木魚や仏像や鐘。。。赤ちゃん用のビデオやアンパンマンを見せても興味がないし。。ストーリーがわかりすぎて嫌なの暴力はよくありませんとか、これは、イジメです、話し合いで解決なさいよ。正義の味方とか言って拳はないでしょ。と怒り出すし。で、見るのはお経などのビデオ。。抹香臭いベルモ、昔からいつも、ミリオンがからかいます。
「あら。ベルモちゃんって優しそうな感じじゃん。ミリオンちゃんが、お説教してくるみたいに言ってたから。。。」ココアが言います。
「まだ言ってるの。。。ミリオンのヤツ。。」ベルモがヘキエキすると、「ツボヤインカンヤジュズハタカクウレタノ」と、ヴィーナスがベルモをからかいます。「もー、やめてよ。変なこと言うのは。いつ私がそんな事したのよー」
普段から話していてベルモがだんだんと精神論になっていくと、ミリオンはウザいので、ツボや印鑑を売りつけないでちょうだいなんて、からかうのです。もちろんそんなもの売らないし、お守りもミリオンちの桑田さんは毎年お年始に初詣でがてらお札やお守りを自ら木蓮寺のを買っていくのに、
ミリオンは、からかって冗談で、こないだうちの大将が変な宗教のお札を売りつけられた、とベルモをからかうのです。桑田さんは、ミリオンに怒るのですが、赤ちゃんの時から、ミリオンを木蓮寺に連れて行くと、ベルちゃんが変な話をしてくるってパターンになるのです。変な話を、って事で最初、まさか。ベルモちゃんが、悪口とか脅しとかイジメとか、まさか、まさかミリオンをいじめるのか
まさか。。と桑田さんはびっくりしかし。よくよくミリオンの話を聞いたところ、そうではなくて、精神論みたいにそういう事をやったり言ったりすると自分に返ってくるとか。そんなお説教じみた話で大笑いしました。だいたいの親は。。自分の子どもはまさかイジメにあっているのかと、被害者サイドの心配をしても、いじめたりからかったりの、加害者サイドになる事は
よっぽど
夢にも思わないでしょう。桑田さんも、ベルちゃんは悪気があってそう言ってるんじゃないし、ミリオンはからかうんじゃないよ。ミリオンが、心を豊かにしていく方向で、ベルちゃんがお説教みたいな事を言ってくれてるんだから。。。
と、言っても小さい頃からスピリチュアル嫌いなミリオンは、ベルモが白熱してお説教ぽくなると、勧誘、洗脳、と言ってからかうのでした。
ヴィーナスやシュナマロン。笑〜や茶目コ、それからゲストさんのココアちゃん。。
今夜は腕によりをかけ、木蓮和尚の地鶏焼き鳥です。イチジクとチーズのサラダも出されて。。。木蓮寺のプライベートの座敷でワイワイがやがや。。。さきほどまで、実はベルモはシリアスな顔をしてヴィーナスに悩みを打ち明けていました。ヴィーナスとミリオンとベルモは、赤、青、レモンイエローの三つ子のきょうだい。同時に生まれたので、兄や姉、弟、妹もないのですが。。。ヴィーナスは、天才美術家、ミリオンは、塾の先生と海の家クワタのサーバー。ベルモが僧侶兼保育士です。
イリュージョン。。空間の美術マジックで、空間を想いのままに演出したり、花火を打ち上げたり。。。特殊メイク、本人最高の美を際立たせるシンデレラメイク。。。時間制のタトゥーなど。。。ヴィーナスは美のマジックが得意です。花火を今度、海の家クワタの常連さんに打ち上げる、と。
ベルモは、、。それに比べてわたしは。。。バチの魔術というか。。天罰の術というの。。地獄の沙汰を相談者に与えてしまった。。。うかつに。。相談者も極悪非道だったけれど。。
そりゃ。きょうだいがいて1人は美しく皆んなが喜ぶ花火の様な華やかで豊かな魔術と、ベルモみたいにおどろおどろしくて、得体の知れない不気味な妖術みたいなマジック。。化け物みたいなモンスターから。。化け物だと暴言を吐かれて
「ベルモ。メズラシク、アンマリショクガススマナイ」ヴィーナスがベルモの心配をします。「もー。。。修行をしてもっと自分をコントロールができるようにしたらいいだろう。」木蓮和尚が言います。本来なら、来客者の相談者の前の和尚の横で座布団に座り黙って鎮座すべしの傾聴修行のベルモ。ところが、相談者の被害者の霊魂に身体を乗っ取られたベルモ。。。
それで、天罰の術みたいに、地獄のシュミレーションを相談者に体験させたのですが。。黙って鎮座する、を破り相談者はボロボロになったものの。。最終的に
なんかの、お化け屋敷か、アトラクションの一興みたいに思われだって。。敵は疫病神憑のモンスターなのですから。。
未熟者なベルモを、木蓮和尚は叱りませんでしたが。。。なぜ、三つ子なのに私はこんな能力を授けられたのか。比べてはいけないけど、比べてしまう。
木蓮和尚は、「誰かがイヤな役をやらなければ世の中は成り立たないし。本人は、イヤな役を、かもしれないけど。。それで救われる人がいる。良い悪いはないじゃろに。、、ただ、やっぱり頼ってくる霊魂はかわいそうだと同情の余地はあるにしろ、正当に成仏や浄化、浄霊ができるように修行すべし。」
と。。。
ベルモは、お坊さんになった記念に、木蓮和尚のお母さん、濃紫が、なにか記念にあげる、と言ったので、元気で長生きしてください。私の望みはそれだけでございます。私に早々にお経をあげられないようにしてくださいます、と言って、濃紫婆さんを感動させました。きっと。良いお坊さんになるでしょう
濃紫婆さんは、元気ですが、もう多分100歳は越えています。ベルモとチワワのミーナとココナとともに、木蓮寺の離れで寝起きしています。
好きな時に起きて寝て、食べて。の気ままなお気楽生活。結局は、ベルモは、濃紫婆さんの真珠の数珠を貰いました。欲を出さずにいたら。。なんだか、金の斧と銀の斧の話じゃないけど。。。
さ。こちらもおんなじプルメリア島の。プルメリアリゾートのホストクラブ熱帯夜。。
酔い酔いで、イケメンにお酒をついで貰って上機嫌なバブーン母娘。。「やっぱりナンバーワン、って言ってもブサメンには金は払えないわよー、ん。あ、ブサメンには、ってフツメンぐらいか。。」ギャハハハハハハハハハハハハー
あー、ナンバーワンがまだ出勤前で良かったわ
と、その場にいたホストは皆思いました。たまーに、トキオもチラッとバブーンの席に顔を出してみたりして。「あらま。あんたも色男ねナンバーワンなんて、呼ばなくってもよかったわー。」仕事が入っていないイケメンが、かわるがわると上手いことを言ってドンチャンどんちゃんやりはじめました。愚痴を黙って聞いてもらいたい、自慢話を黙って聞いてもらいたい。しかも、イケメンに。黙ってとか、ユニークさとインパクトに溢れた素敵なリアクションとかね。
ようやく。。。
トキオも、元のテーブルに戻ってきて。子山羊の珍念が、ダイヤさんにワインをついでいます。「でもさ。可愛い顔したホストで、なんで珍念なのー。」恋がいいます。
恋とタピ丘はスムージーを飲みはじめました。「実家が寺だからだよ?星降る町の。。。坊さんになるのがイヤで」と、珍念は言います。で、ギャップも狙って珍念。イケメンでカッコつけた名前で新人だとムカつくけど、その顔で珍念。その人の良さというか、ギャップもすぐに顔と名前を覚えて貰えるそうだ。
「寺って言えば。。。このプルメリア島の唯一の木蓮寺はそりゃもー、壮観壮観。」トキオが言います。あ、木蓮和尚に会ったことある、神楽奥座敷のパーティーで、と恋は言いそうになりましたが、
この場では福の神ラブではなくメイドの恋なので。。それは黙っておきました。「有名どころだわね。私もお休みに行ってみたいわ。」ダイヤさんがワインを美味しそうに飲みながら言います。「お。ご一緒しましょうか。」と、珍念が言うと、「バッカねー、ダイヤさんのデートの邪魔しちゃダメよん。」と恋がからかいます。。。「わっ、旦那さんとデートですか、ラブラブですねーしかも、木蓮寺って高尚ですね、実家のボロ寺とはオー違い」と、珍念が、いうので、ダイヤさんは、
「旦那じゃなくって。。バツよ。わたし。ま。。なんというか、ボーイフレンドなんて言い方古いかしら。」ダイヤさんは、ワインの効き目もあり、ほんのり赤くなりました。
草食系男子量産
黙っていたら男性が寄ってくるという時代ではなくなりつつありますが、50歳になって。。歳下の男性からアプローチされたダイヤさん。しかも。未婚でお金持ち、姑なし。家持ちどころか、マンションも経営している、
葉月さんの亡くなった旦那さんミシェルの亡きお父さんの双子のお兄さんのアポロンおじさんですが、プルメリアンスキューバーという種族のタコです。
アポロンおじさんも種の保存の思考が強いプルメリアンスキューバーズのなかで、小さい頃病気になって子どもができなくなり、だから長生きはできるものの。。。種族として。。アイデンティティとは、居場所とは。。葛藤するばかり。子どもは大好きだけど、子どもも持てず、結婚しようとした女性には、子どもができないのが原因で去られた。
「ふられちゃったか。おノロケお腹いっぱいごちそーさま、ダイヤさん。タピ丘ちゃん、名前がタピ丘ってぐらいだから、タピオカドリンクにしたら。」珍念が言うと、タピ丘は、「あ、そうね、後で。。。それより、トイレはどちら。、」
「あっ、お店薄暗いから、案内しますね、どうぞ。」珍念は、タピ丘をトイレにエスコートしました。タピ丘がトイレに行くと、珍念は、タピ丘のためにおしぼりを準備しましたが。。。
お手洗いから出てきてハンカチで手を拭きながら、タピ丘は出てきましたが、トイレに続く壁にホストのメンバーのナンバー4以下のパネルが飾ってあります。というか、ナンバーファイブ以下は写真みたいなもんですが、さりげなく。。。
さっ、とパネルを見たタピ丘は。。。
えっ。。。ルーキー、新人キャストのところで。。。
「えー」
知った顔を見て。固まるタピ丘。。。
なんで。。。なんでっ。。新人キャストに。。
駿栄がいる新人キャスト新星。。。
これ、絶対。駿栄よ。ど、どうして
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2019年11月24日
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