ヴォー。。。。。ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ。。。燃え盛る戦乱の炎のなかのように。。。足下が崩れ行き。。まるで、戦国時代の合戦場の様に、たくさんの人々が、うめき苦しむ阿鼻叫喚。。。耳に突き刺さるおどろおどろしい声が聞こえてきたと思えば。。。背後からは。。たくさんの死者亡者達の手が、、、バーバラとリアの母娘を追っかけて捕まえようとしてきます。。。まてぃー、。。まてええええぃ。。
気がつくと魑魅魍魎の地獄絵図。。。
わ、私たちが、なにをしたって言うのよ、あのクソ坊主。。くっそデブ。怪僧だわ、あいつは。。。バーバラとリアは、逃げ足は早いのですが、どんどん亡者の手がウヨウヨうごめいて伸びてきます。。。死者色の。。何千という蛇の様にぐねぐねうねうねうねりながら。。、
あの、大福という葉月の子ども。。木蓮寺に引き取られたらしいけど、子育てしない子どもを捨てた葉月も葉月だけど、捨てられたデブも、わざと、不気味な力を使って木蓮寺に乗り込んだに違いない。。憑物坊主。。。木蓮寺の葉月の子どもの大福。。。奴は赤ん坊の頃にこの寺へ来たらしいけど、。。
奴は。。。わざと妖術でも使ってこの寺に入り込んだんだ。。。バーバラと、リアは突然ベルモがブチ切れてなにがなんだか。。。君の悪い地獄に突き落とされた奴がやったんだ。。。あのくっそデブと喧嘩したらいきなり。。。だいたいあんなチビの癖に坊さんになりたいって頭おかしいって。
木蓮寺に来る前に、葉月関係者でもあるし。。いろいろ木蓮寺のネット検索をバーバラとリアはしましたが。。。
木蓮和尚の息子や娘は外に出ているのに、里子の大福が同居して木蓮寺で坊主をやっているなんて。。。
奴は、木蓮寺を乗っ取る化け物なんじゃない。。。怪しげなデブめフッサフサバッサバサの草食動物みたいな長い睫毛に、クリッとした目で。。。デブデブのぷよぷよでアホみたいだと。。。甘く見てなめてかかったら。。。
い。。。今はそんなこと言ってる場合じゃない。。。ああっ。。。はるか彼方に天国の様な明るい美しい輝きが。。。あそこに逃げれば大丈夫。。。バーバラとリアは灼熱地獄から、天国に続くグラグラした階段を必死によろめきながら、。。
溺水者、わらをも掴む心境で。。、
遥か彼方の一筋の光を目指して。。。
階段が、グラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラ、、、ガタンガタン。。と、揺れて。アー誰が。。。
渡らせるもんですか。。。ガラガラガラガラガラガラガラガラガシャーン。。。おぼつかない天国行きらしい階段は。。ウヨウヨした亡者達が先廻りして、途中で亡者達のとてつもない力で切断されてしまいました。。。ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ。。。天が落ちてきたかと思うほどの崩れ行きる大音響がします。。。
ああっ。。。
ドォーン熱風が湧き上がったかと思えば。。。目の前で大爆発が起きました。、目の前にいた、亡者達は、あっという間に大爆発の炎にまみれて。。。
「ざ。。。ザマァ。」顔にススをつけたリアが言います。「どうしたってあたし達をこんな目にあわすんだっ。」髪型が半分縮れ自慢の凶器の様な頭がバーバラは崩れています。しかし。。。爆発音とともに。。。「相変わらず。。。自分達さえ良ければって言うの。。。変わらないようだな。。。あの化け物より、あんたら魑魅魍魎のトップだぜ。。。」そこには、死に神のような、骸骨が一人で炎の調整をしています。
「キモ。。。」リアは思わず言ってしまいます。「何やってんのよ、あんたは。。。」バーバラが言います。「助けてやってそのツラか。。。ワシはお前ら一族の守護神のひとり。。。ペスト一族のジンクスさ。。テメェ、助けてやっていい度胸じゃねえかよ。お前ら一族と俺らの一族は、代々提携して世の中を地獄からこの世からめちゃくちゃにしてやってるのさ。」疫病神一族のペスト。。。その、ひとりであるジンクスが、バーバラとリアに迫る亡者達を残酷にも爆破で吹っ飛ばしてしまいました。悪運、悪運で、疫病神に取り憑かれているバーバラやリアのバブーン系モンスター達は、悪いことをしても、生き延びてきました。ペスト一族疫病神は、悪や不幸がなければ、幸せも善もわからない、それこそ必要悪だと開き直っています。「悪かったわ、ありがとう、ところで、なんで、私たちはこんなところに。。。」バーバラは、疫病神のジンクスにお礼を言うと、
ジンクスは、「さあ。あの世とこの世の境い目に落ちて。。。冥界へ迷い込んだんだろうな。」あっ。。。ジンクスは、ヒョイっと。。。「勝手な事をするな」ドドメ色の空間に、甚大な頭蓋骨が現れて、ジンクスのマントのハシを噛むと引っ張って。。。頭蓋骨は暴れるジンクスにかまわず、どんどん天に昇っていってしまいました。。。。。
ジンクスがいなくなると、炎はみるみるうちに消えてしまいました。。灼熱地獄から抜けたんだ。。。
しかしながら。。。ブルブル。。さ、、寒い。。寒い。。灼熱地獄が消えたかと思えば。。
周りは真っ暗に。。。ヒューヒューヒューヒュービューヒュービューヒュー。。。木枯らしが吹いてきました。。。な。。。なにここ。。。
バーバラとリアは。。。二人。。。吹きさらしの薄暗く荒れ果てた河原に立たされていました。。。げ。。。
賽の河原。。。欲望の亡者。。。。欲望の亡者。。。
ザワザワざわざわざわ。。。
地の果てから、バーバラとリアを非難する亡者達の声が聞こえてきます。。。あたしよ。。。あたし。。。あたし。。マユミ。。。。フフフフフフフ不負不負不フフフフフフフ。、フフフフフフフ。。。不気味な笑みに包まれて。。。マユミ。。。
「マユミ。。、マユミって。。。また。。また。。あんたなの。。。クソ坊主に取り憑いて。。。あっ。。。」ガシッとバーバラの背中に。。生気のない青白い顔で血だらけの女学生が怨みの念を込めておぶさってきます。き。。。。ぎゃあああー、、、娘のリアは逃げ出します。。。
「や。。。やめて。。苦しい。。重、やめ、、」悲しみ憎しみのドロドロの念がバーバラにのしかかり。。。り。。。リアは。。リアは、あいつは。。あいつは自分だけ逃げやがって」バーバラは、マユミの怨霊にのしかかられ、これでもか、と悲しみ苦しみ痛みを同じように味わっています。、リアは、腰をぬかしながらも、よろけながら。。。しかし。。リアは片足を。。。不気味な沼から現れた化け物の手が引きずり込みます。。。
底無し沼。。。そう、底無し沼。底無しの欲望。。。
ガリガリ亡者よ。。。
賽の河原のように欲を積んでも積んでも尽きることのない虚しさ。。虚し繰り返す。。
さらに。。繰り返す虚しさに、他人を傷つけてきてさらに虚しい負のループ。。。
いつまで経っても変わらない、、。いつまで経っても。。。喜びや満足や感謝を感じない。。。哀れな人生。。。お金持っていようと。。。飢餓感ばかり。。。どこまでもどこまでも不満だらけ。。。
さ。。さて。うって、かわりまして。。ペガサスが天に駆けて行き、また希望は、美しい静寂に包まれています。なぜでしょう。。別れがあったのに。。。妙に懐かしくて。悲しいより、会えて嬉しかった、すると、あたりがもっともっともっと金色を帯びてきました。。。フワッ。。。希望の頭上には。。。みるみるうちに、金色の雲がモクモクモクモク。。雲なのに、雲がいっぱいなのに明るい。。
パァーッ。。。シャララララン、。。金色の星が流れるようにきらめきました。
すると。。。どこからか、ホワァホワァオギャアオギャア。。、ミーミーミイミィ。。チーチー。。。あらゆる生物の赤ちゃんの泣き声が、、。あっ。。。あの金色の雲の上からだ。。。金の雲の上の方で様々な赤ちゃん達が、泣いたり笑ったり。。、幸せに暮らしています。姿は見えないものの。。。可愛いだろうなー、ミニウサギの赤ちゃんは、いるのかなぁ。
希望は、まだ早いやとは言え、子どもは欲しいけれど。。。一緒にアマゾネスサンクチュアリィに来た旦那さんの同期の奥様二人は赤ちゃんを自分の親に預けて、の参加です。
だから、なんだか話に入れないのと、自分だけが、名古屋から東京へ来たコンプレックスも。あとの二人は東京都心のお金持ちの娘さん達。。。あの二人がマウントしてくるわけじゃないんだけど。、。
希望さんも、赤ちゃん可愛いわよ、なんて言ってきて。。。
雲を見上げていると、一匹の鳥がフワフワ飛んできました。鳥は、希望を見つけると、「こんにちは可愛いお嬢さん。わたしは、コウノトリの、JUGEMです。」
あっ。。。
希望は、コウノトリ、赤ちゃんの声。。天。金色の雲の上に関連づけて。、。
コウノトリに、「あのっ。。、JUGEMさん。、、あの金色の雲の上は。。天国の赤ちゃんですか。。。もしかしてなにかの事情で生まれなかったり。。。産まれてすぐ死んじゃったり。。。」希望が泣きながらコウノトリのJUGEMに聞くと。。。
JUGEMは、首を振り。「これから産まれてくる幸せな赤ちゃん達です。赤ちゃん達が、金の雲の上から、地上を見てあのお母さんがいいと、子どもが親を選んで産まれてくるのですからね。あの子達は、チャンスを狙ってこの人に決めた、と、親を選んで降りてくるんです。自らこの人の子どもにこの生命体で生まれようと、ね。」
だからねー、産んでくれと頼んだかなんていう子どもはおかしいし。
罪がなくても子どもが親より先に死ぬと、親不孝とか言われるのよ。自分がこの人のもとに生まれる決心しといてその親を悲しませたんだからね。。。
そのとき。。。それっ
ピューっと金色の光がひとつ流れ星のように降ってきて、希望のお腹にあたりわっ、暖かいなー。と、思うとスーッと消えていきました。
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2019年11月14日
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