葉月は。。。
困った二人を。。。というか困った状況を打開するのに協力したグーや純ちゃんを
サッと救って
自分のスペースに入れました。
「オーナー様、大事なお話し合いだったのではないですか、他のものがお邪魔しては。。」と料理長のピースが葉月に遠慮しましたが、
「いいのよ。
貴方達が嫌じゃなければ。仲の良いおふたりの仲を相席で、って。。そちら様が嫌でなければ。」
ヴィーナスが普段から言ってるような、ちゃらんぽらんでわがままな甘やかしチワワみたいなクソババア
と、母親の葉月さんをボロカスに言っていましたが。。
幼いぐらい若々しいけど、綺麗だし、わがままそうな感じは否めないのですが、
葉月は、
とっても親切な人でした。
わがままだけど親切。。。
それまた他人様の親切や豊かさ
から形成された性格で。
「マスターお久しぶり。純ちゃんも。」笑〜と茶目コが、言いますので、
シュナ坊も「マスターお久しぶり。」
「シュナ坊は。昨日ヴィーナスと学校帰りに来てくれたでしょ。」マスターは呆れますが。。。
うわぁ〜
クラクラする。。。
宝石箱みたい。。。
大広間はひときわ。。際立った。
ガラスの向こうの、海中の。。。
まるで。。。絵にもかけない
宝石箱をひっくり返したような美しさ。
ヴィーナスは、美しすぎる場所には身にまとうオーラがあり、形には残らないかもしれないけれど。。美しく豊かな場所に触れると自分も知らず知らずとして、
豊かさが蓄積され。。。自分も美しさを身にまとうので。美しい見えない宝石が心身に培われる
と、美術家として。。積極的に美しいものに触れましょうと、いつも言っています。
いわゆる富喜、富気ですね。。。人が豊かになってくると持つオーラで。
当然場にもありますが。。
この人、お金持ってるだろーなぁみたいな、そこはかとなく、品の良いお金の色気。
「あら、おふたり様、シャンパンは、」と、葉月が言うので、マスターが、
「実は私は下戸なんですよー。見えないでしょ。こちらの純は未成年だし。」
「えっあらあら。。。なんか、お酒強そうです?って見えるけど。」葉月がマスターを見て意外にとびっくりしました。
ここは、お酒好きそうなマスターも。。
ウェルカムシャンパンと、いきたかったのですが。
マスターは、お酒が飲めない体質なのです。。。しかし。。子供の頃は名古屋育ち。
喫茶店文化。。周りの喫茶店の珈琲の香りに癒されたり憧れて珈琲の香りの虜になり、喫茶店を経営しました。
しかし、母親の舞は珈琲嫌いで家には珈琲が置いてありません。マスターは、なんとなく母親が、珈琲を毛嫌いしている雰囲気を察していましたが、
母親は母親。自分は自分だしと、早く独立して珈琲に携わる仕事をすると子供の時から既に決めていました。
母親に内緒で喫茶店でアルバイトもしました。兄のピースがガソリンスタンドでアルバイトをしていた時も、こっちでどう、スタンドの人も知り合いだしと誘われたりしましたが。。。
オカンにもしも聞かれたら、ガソリンスタンドで働いてる事にしてくれ。。オカンは、
なんか、珈琲を嫌ってるみたいなんだけど、
俺は珈琲が好きだ。と、その頃ピースに、グーは、いいました。
兄のピースも察しがいい方で。。母親の舞が、珈琲を嫌っているのは多分、自分達の兄弟の父親と珈琲でなんかあったんだと薄々感じてはいました。
まぁ。ホストクラブかなんかで働くなら親に内緒ってあるかもしれないけどさ。喫茶店でアルバイトを内緒って変だけど。。。
でも、どうも母親の舞は珈琲を避けてるなと兄弟で感じました。
なんでと聞くのはヤボ。。。どー考えても、
ピースとグーの父親絡みだ。。
実際は、グーが珈琲の香りをさせて家に帰ってきたりしましたが、舞は怪訝な顔をしたものの。。。何も言わず、でした。
「そうそう。。。ヴィーナスが、いつもマスターにお世話になります。
マスターのお母様と妹さんが、今度うちのオープニングの招待状でお泊まりになるって、さきほどお兄様が言っていらっしゃったわよ。
プルメリア島のアマゾネスサンクチュアリにね。」葉月がニコニコしました。
あー
だからこっちに母親とココアがやってくる、みたいに言ったのか。
葉月達も。マスターと純ちゃんも
今日は、
同じコース料理でしたが、葉月さんは、「あら、いつもヴィーナスがお世話になってます御礼よ、
アラカルトは、みんなでシェアしましょ。ドリンクは好きなものを頼んで。あたしとダイヤさんは、お酒だから。」
アマゾネスサンクチュアリィの管理人になったカモメのダイヤさんも、なかなかいけるクチのワインが大好きです。
土壌が良ければ気候は抜群だし。。。ワインを作る工場や、プランテーションのために、
プルメリア島の付近の無人島を買おうかなぁ。。
近くにマンダリン卿があるぐらいだし。仕事も働く場所も増えるし。
と、葉月さんは、言います。で、船を出して、クルージングしながら果物狩りやワインの試飲会とかねー。
気候の良いところや放置された場を開発して仕事に困ってる人も働けるようにしたいし。
観光にもなるしね。プルメリア島の付近は、福の神が気まぐれに作った福の神の遊び場と言われ。。
なぜか常夏の島。。。近くの神楽町は四季おりおりなのに。
それもまた楽しいのよねー。
ところで葉月が、パソコンを開いてアマゾネスサンクチュアリィの様子を見せました。
うわぁおー。
マスターも純ちゃんも目が覚めた。スッゴ。
「男の子はダメなんだって。」シュナ坊がぷりぷり怒っています。
アマゾネスサンクチュアリィと言うだけありまして。
「男人禁制の聖域よ。女人禁制に対抗して。」笑〜がいいました。クスっと。。。「世の中には、そういう場所が必要だし、あってもいいと思いますわ。。。」品の良い若いおっとりとした象さんは、今度笑〜の会社から希望して
アマゾネスサンクチュアリィの葉月さんの社長秘書の藤森さんという女性でした。
「ほんとはね、特別に結婚式だけは。。。男性参加もっていうチャペルを作ろうかとも考えたんだけどね。」
葉月は続けて言います。
「でもねえ。。やっぱり女神達の楽園として、男人禁制の方がミステリアスで美しい謎多き居場所って感じでいいと思って。」結婚してもしなくても。。、
独身でも既婚でも。。。
子どもがいても居なくても。。。
どんな状況でも。。。
私は幸せ。。私は私らしくわたしはいつでも私だし、幸せってコンセプト。
徹底して女性の楽園。。。
って事なんだけど。。。でも、男性の力も借りたらいいのでは、というか、私はシェフなんか本来はもちろん女性でも優秀な方々がたくさんいらっしゃるんだけど。。。やっぱりまだまだ。。お料理界も男性のプロフェッショナルが多いのよね。。。」と、管理人のカモメのダイヤさんは、いいます。
それは。。。言えてるかも。。。まだまだなんか、シェフは男性が多いし。本来なら
笑〜ちゃんのお兄ちゃんの食の福の神様のタチバナ氏のパワーもじゅうぶんお借りしたいところ。
美容もリラクゼーションもだけど、食べるのも楽しみに来る方々がいますし。
でも。。。
男性スタッフを置くと。。
しかし、ひとつ落としどころをつくると、あれもこれも、やっぱりってなっちゃうし。
例えばイケメンスタッフなんて言ってると、ホストクラブかっ。
て、なるのよねー。
仮にも男性採用があるとしたら。。美しい男性を。。。なんだけどね。
美しい男性を。。。だと。俺、イケメンみたいな自意識過剰ってのが集まるし。お金の面はいいんだけども。
葉月の嫌いな、俺、イケメンってイケメン。
不細工で、俺イケメンとカッコいいと勘違いしてる奴は論外だけど。
男性って見栄っ張りが多いし。結構自分がカッコイイかどうか?みたいに。。。こだわり過ぎな奴が多いし。
聖域として。。。
男性排除するか。
ここは、徹底してシェフもすべて女性にした方がいいのではと葉月さんは、思いながらも。。。大奥みたいに女性だけにすると、揉め事も起こるんじゃないの、と福の神笑〜
福の神の笑〜の会社のエステ部門はもちろんほとんど女性ですが。。。スタッフも比較的穏やかではあるものの。。。
笑〜の姉の結婚と恋愛の福の神のラブは、「男性がチョロットすると、余計に男女関係のスキャンダルが起きると面倒なんじゃない。聖域は聖域だから。。。
女性だけでもいいのでは。」恋愛結婚の福の神のラブは
最近出雲大社から帰ってきたばかり。また、10月には神無月の一ヶ月間出雲大社に出向きますが。。
マスターは、やれやれと言った感じで。。
「ますます男性の肩身は狭いですねー。。最近はもう。。女性、女性優遇社会で。。」
マスターもなんだかんだ言って消費は女性というか。女性目線のメニューを考えているわけで。。。
「男性の中には。。。ラグジュアリーな雰囲気の場が苦手で。、。味がわからなく緊張する人もいるんですって。
それで、女性をエスコートできないとか、お洒落なお店を選べなくってふられちゃうとか。。」福の神ラブが言うと。ベルモが、
「うちの婚活パーティーにも来るわよ。話を聞くと、お洒落なお店は肩がこってダメなんだって。だから誘えないんだと。それで、私が最初のデートぐらい女性の好みに合わせてあげないと。あなたが好きな女性を口説くんでしょー
どうでもいい女性じゃなくって。あなたが気に入ってデートを申し込むんだから、女性が喜びそうなところぐらい把握しないとって呆れるんだけど。」
木蓮寺の
ベルモが、普段は傾聴修行で話を聞いて居るだけですが、
お寺の婚活パーティーの時だけは、相談者の相談に乗ってよし。
「そんなんさ。アタシここ行きたいんだけどー、とか、ここはヤダって女も言えばいいのでは
言わずにフェードアウトって。」ミリオンがバカバカしと呆れると。
「女性から言ったら、お金がかかると思われるからじゃない。金遣い荒いとかね。」笑〜が言います。
「ソヤッテ。ネコヲカブルノヨダマシアイ。」ヴィーナスがからかうと、シュナ坊も、
「そうそー、最初はおしとやかなんだよねー。で、あ、引っかかったと思ったら、しめしめみたいに尻に敷くと言うか。釣ったお魚に餌をやらないって言うのかな。。。女の人は。。」
「バカね。釣った魚に餌をやらないって男性の事でしょ。」笑〜が言います。
「えー、女性もでしょ。結婚したらまんまと尻に敷くとかね。」ミリオンが言うので。。
「ちょっと、ちょっと幸せなお二人さんの前で男女の揉め事の話はやめましょ。人によりけりよ。そんなの。女人禁制のゾーンがあるんだから。。。
その真逆もありじゃない。」
ドリンクが来たので。
葉月は、シャンパンをダイヤさんに注ぎました。
それにしても。。。優秀な女性はたくさんいるのに。
ノーベル賞の発明家は、圧倒的にまだまだ男性も多くて。。。
昔っから音楽室の音楽家は世界史的にも男性ばかりなのかね。
な、ぜー。ヴーン。。。
社会が昔は男性向けになっていたからかな。。でも。。結局は権力ある男性は、美しい女性に溺れて。。
世の中を支配する気になっていても。
男性を支配するのは女だと思うんだけど。
それに。男性は、やたら恐妻家ぶったり。嫁さんを恐妻家にしたいと言うか。尻に敷かれてる。。。みたいな。事を言いたがる奴いるのよね。
なんででしょうね、あれ、
男は単純、男は馬鹿って男の代表みたいに言って他の男性から。。。自分は馬鹿かもしれないけどさと。女性に媚びる男性とか。。。
「だんだんと。。。肩身が狭くなってきた。」
マスターが言う。
「あっ、ゴメン。ごめんなさい。マスターは、イイのよ。そーゆー男。そーゆー限られた男性の話し。」茶目コが言うと。
「マスタハ。サイキンミセデ、オキャクサンジョセイノハナシノワガママナコト、」ヴィーナスがウンザリしました。
「最近の女性なんか、ワガママばっかりだよ。笑〜はキツイし。茶目コはのん気だし。。、なんで、それでも結婚したいんだろ。」家ん中に爆弾置いてるみたいで安らぎどころか、危険じゃん。シュナ坊が言いますと
「最近の女の子は可愛いからでしょ?どんどん若くなってるし。昔っから美しいもんに男性なんか弱いのよ。」ラブが言います。
そんな時。。。
「知ってる声が聞こえてきたので、どうも、こんばんはー。」ノックされた個室のドアが開いたかなと思い
ドリンクか、お料理かしら。。。
なんて思ったら。。。
サイプレス。。。
サイプレス博士がにっこり
ドーやら。こいつは。、笑〜の存在を嗅ぎつけたようで。。。
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2019年10月14日
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