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2019年10月07日

真夏の夜のおとぎ話127これからの葉月。これからのダイヤさん。そして。。。

あの。。。

そもそも。。。イヴァンさんは、生きていたのよね。
いま、病院。。。らしいし、記憶喪失らしいのだけど。。
うなだれたダイヤさんに
葉月さんが言います。


「はい。。。あたしも。。。無理心中したみたいに言われて、助けられてしまいました。
「ダイヤさん。。。ダイヤさんは。。。多分。。。暗黒草の薬を。。。どこで買ったの。。。」

「パソコンの闇サイトです。お恥ずかしいですが。。。自殺サイトや闇サイトばかり。。。閲覧。。。というか、音声で。。。一時期視聴していまして。

視覚障害者になって、もう治ることはないと思われて。。。
親にも、旦那にも。。。友達だと思っていたイヴァンさんにも裏切られた。

葉月さんは、スマホを取り出すと、「ちょっと失礼しますね、あ、ベルモ。。。」

ベルモを呼び出しました。ベルモは、VIPスイートルームに呼ばれて。、、緊張のおももちでやってきました。。。

「こんにちは。。。」

「この子が、あの時の。。。赤ちゃんの一人よ。。」葉月が、ダイヤさんに紹介すると、

「まあっ。
「信じられないでしょ。まるまるのおデブの健康的過ぎて。」葉月がベルモをからかうと

おデブと言う言葉には反応して
ベルモは、ちょっとすねたように。。。

「森沢ベルモです。」と、ダイヤさんに挨拶をしました。
デブはしょうがないでしょ。だって。。、家がよく食べる人ばっかりだし。。。

「まあっ。可愛い。こんなに元気になって。。。」ダイヤさんは感激しました。感動と言うのでしょうか。。。

亡くなった、瀕死の状態で海に流されたこの子が。。。

「今はもう、森沢さんという、お寺の住職の子供になってお坊さんをしてるらしいのだけど。。。ベルモ。。。あなたは、暗黒草の薬を騙して売ってる人の事件を。。。知らない、闇サイトの事件よ。。。」葉月さんが言います。

「暗黒草の。。。あー、わかります。自殺サイトみたいな。。。自殺サイトで、暗黒草の薬と嘘をついて、実は強い睡眠薬を売った人がいて。。、それが、激しい論議になって。。

売った人は、人助けだよ、死ぬと言って、
毒薬を売るに見せかけて。。。実は。。
強い睡眠薬を売って。。。で、飲んでも死なないわけさ。だから、目覚めたら考えさせられるだろう。。。死ねないからさー。って言った。。それの賛否両論ある裁判と言うか。。

嘘をついて、薬は売ったが、でも。。。自殺者を止めたんだからねー、毒薬を飲んで死んだと思っていたが。。目が覚めて、考え直すだろ、と。言うこと。。。みたいな屁理屈を言っていた。」

そう、木蓮寺でも、和尚が、この件についてどう思われますかとインタビューを受けた。

だから。。。多分。。。ダイヤさんは、イヴァンさんとともに、生きていたわけだし。葉月は、ダイヤさんをイヴァンさんから守らなくてはと。。。イヴァンさんについて、

調査員を派遣する。。調査員に、イヴァンさんの様子、

神楽町病院のイヴァンさんに、昔の知り合いですと偽り、お見舞いにウォーターサプライのスタッフを行かせて。。。

様子を探らせると、どうも、記憶喪失は本当のようです。。。と。ドクターと話したのですが。。。イヴァンさんが、発見された時は強い睡眠薬を飲んでいたので
強い睡眠薬で入水自殺をしようとしたのではないかと。。。

イヴァンさんは、借金もかなりあったようですから。。。

ダイヤさんは、おそらく、そのインチキ暗黒草の薬を売った人に引っかかってしまったのでしょう。。。

暗黒草の薬と嘘をつかれて睡眠薬を買っていたのです。。。

「悪人にすら。。。騙されたのね。。。馬鹿みたい。。。私は」

「騙されて良かったのよ。暗黒草の薬だったら恐らくは亡くなっていたでしょうね。たまには騙されるのもいいのよ。ダイヤさんも、生きているし。。。目が見えるようになったのよ。」葉月はにっこりしました。

「でも。。。私は。。あんな人でも、イヴァンさんを殺そうとしたのよ。犯罪者だわ。イヴァンさんは、記憶喪失で入院してしまったし。」私のやった事は犯罪行為です。。


しかし。。。葉月さんは。。。

「何を言ってるの、心中事件よ。あなたは心中事件から蘇ったのよ。生まれ変わったのよ。私ね。。。ダイヤさんが目が見えないなら。。。私の細胞を移植して目が見えるようになるかも、、、って考えたの。。でも、どうやら。。。そんなことしなくても。。大丈夫みたいね。

と、いうと、葉月さんは、内線で十六夜カフェに連絡しました。

ケーキと、ワイン。

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お祝いよ。。。今時は。。。お酒も甘いものも楽しまなきゃね。

赤ワインが大好きな、
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ダイヤさんに、葉月さんは、赤ワインと、チョコレートケーキをプレゼントしました。

「ベルモ、ヴィーナスは、なにやってるの、ヴィーナスというか、ミシェルに用事があるから、呼んでくれない」ベルモは、テーブルの上のチョコレートケーキを怨めしそーに、見ると。。

「ベルモは、ダメよ。ダイエットしなきゃ。」と、葉月さんが、言ったので、ぶつぶつ言いながら。。。ベルモが出て行きました。

しばらくして。。。ヴィーナスと。。ヴィーナスにのりうっってる父親のミシェル。。が入ってきます。

「あら、あなた。。。ダイヤさんよ。。出産の時にお世話になったでしょう。」葉月さんは、ヴィーナスの中のミシェルに話しかけて。。。

ミシェルは、ちょっとだけ、ヴィーナスを眠らせるからね、ヴィーナスの身体を借りた。

と、ミシェルは、ヴィーナスの中でヴィーナスを眠らせました。
ちょっとだけ、ゴメン、ヴィーナス。。

さ。見かけはヴィーナス。。でも、今はミシェルです。

「見かけは、あの時ひとりだけ健康で、私が連れて帰った子供よ。ヴィーナスって言うのよ。いま、旦那、ミシェルの魂が入ってるわ。。。あの時いた旦那ね。」葉月が言いました。

「旦那様。。。お亡くなりになったの」ダイヤさんはびっくりして。。。

ヴィーナスの中に入っているミシェルが、プルメリアンスキューバーズというタコについて。。。
ダイヤさんに説明します。。。。

「そう。。。だったん。。ですか。確かに、生命体によっては、自分の命と引き換えに。。。って生物はいますね。。
なのに。。。私は愚かでした。自ら死のうとしたり。。」

生命は。。。自らの手でどうにかするものではなく。。どうにかしなかったから。。。

死ななかったから、、、ダイヤさんはだんだんと灯りが見えてきたような気がします。


ヴィーナスの身体を借りたミシェルは、

「目が見えたし。。。これからは、ステキなものを見ていけば良かったー。一時的に目が見えなくなったのは、きっと転換期では。毒出し期間というか。。?これから、新しいあなたの為の準備期間だったのかもしれませんね。。」

葉月さんは、

「ところで。。。あなた。。あたしたち夫婦は。。。
夫婦喧嘩で。、。あの大邸宅の
ルビーの鍵をミシェルに返してしまった葉月さんですが。。。まだ、旦那に籍があり未亡人のままです。。。。。


お互いに。。。
どうしたい

それは。。。

とにかく。。ミシェルは、葉月さんに鍵は返しました。

これから、なにがあっても、僕と結婚したのだから。。。

これは、その、ケジメというか。。。例えこの先葉月は若いし再婚して新しい人とやり直しても。。。それはそれで。。。これはこれ、としてのひとつの形、。。

べつに。。。葉月を束縛するとかそういう意味じゃなくて。。。あるひとつの御礼と言うか。。。彼が遺したもの。。。

葉月さんが、
なにか、役に立つなら使って欲しい。。


ミシェルは、葉月さんを置いて先に逝ってしまった。かなり、酷い。。。全然知らなかった葉月。。。

裏切ったのだ。

まさか。。。ミシェルが、子供ができたら魂を受け渡すと知ったら、葉月は子供を産まない人生を選択した。

ダイヤさんも複雑そうな顔をして見守っています。

なんとも言えないなー。今の子供たちの幸せな顔を見ていると。。。この子達を産んで良かったと思ってる。。

私が育てたわけじゃない。みんな。うちのオカンやよその人。。。最初は、ヴィーナスの顔を見るのが

ミシェルを思い出しイヤでした。かといって。。いじめるわけにはいかないし。だから、オカンに置いてきた。

こいつのせいで旦那が死んだんだ、と。旦那がしたことなのに、ヴィーナスを逆恨みしたり。。。怖くなってヴィーナスを避けて。

子育てをしなかったのに。。。なんて。。。ミリオンもベルモもヴィーナスも。

いい子に育ってくれたんだろうか。。

すると。。。ベリー。。、葉月さんの母親から電話がかかってきた。スナックババアからだ。。。

ちぇっ。なんだよ。いいときに。。。

シブシブ、失礼電話出ますと出ると。。まぁ。
「ちょっとー、ハズー、マンゴさんよー、」

お店のようで。かなり酔ってます、ベリー。。。マンゴー


「こんばんはー。。。娘はどうですかね。。」「あっ。

チワワのウララさんの。。。ヤーさんのオヤジ。。。


「なんとも言えないわ。。。あの、ペルセウスは、一命を取り止めただけは、伝えておきますわ。。。あなたんちのヤーさんにでも使ってあげたらどうなの、

地球にも支店ぐらいあるんでしょ。」「いえいえ、葉月さん。娘はカタギと結婚させたいので。。。ヤクザは、いけません。

「あなた。。。よく言うわよ。娘は父親みたいな人と結婚しやすいんですってね。好きでヤクザやってるなら、それでいいじゃない?
「いえ。。。あの、葉月さん。。。いろいろ物を頼み、あなたの周りをうろちょろと、部下なりにさせてすみませんでした。」「私の周りをうろちょろしたって、特殊な細胞の持ち主は、突然変異のあたしぐらいですからね。。。身内は関係ないわよ。」

「ハァ。。。。その。。実は。。細胞ってよりも。。。私はどーやったら、葉月さんみたいな投資家で成功して、優秀な子供ばかりを作るのか?

どうしたら、そんな優秀な子供ができるのかとそちらが気になりまして。

と、マンゴスチンが言ってきた。ハァ

「さぁ。。。あたしは子育てしませんでしたからねー、優秀な遺伝子だったんでしょうねー。両親が良いから、どんな環境でも素直に育ったんじゃないでしょうかね、

下手にあたしの影響を加えず。元が良いから仕方ないんですねー。良い遺伝子過ぎて、どこにいても、優秀だったんでしょうねー。」と、マンゴスチンをからかった。

「そう。。。。です。。。か。」マンゴスチンは、葉月さんのからかいを鵜呑みに本気にしたようで?

「ま。。。お嬢さんもあなたに似てなくて可愛いし、素直な良い子ですよ。私は好きですわー。」と、言ってやりました。


さ。マンダリン卿の教官や、刑事に取り調べを受けるペルセウスですが。。。


やはり。。。記憶喪失。。

しかし。ペルセウスの余罪が出るわ出るわ。、。

ホストクラブの支払いができない女性を売る、ダイヤさんをイヴァンさんと間違えて暴行。。。

葉月さんとダイヤさんを。。。

葉月さんが、月のサナトリウムのオーナーになったのを知り、弟のミシェルは死んだのになぜあのバカ嫁は、金持ちになって、と、
探偵に葉月の動向をチェックしてもらい

月のサナトリウムのオーナーである事を知ったと言う探偵に依頼した資料が、ペルセウスの部屋から見つかった。探偵も、葉月さんの調査をしました、と証言。。。

さらに、レンタルUFOの領収書も見つかり、刑事が調べて、ペルセウスが借りたレンタルUFOのナビ検索履歴が、葉月とダイヤさんが、狙われて暗黒草の植木鉢を

落とされた日。。。

きっと、葉月を狙おうとして、アッ

あの暴行して、死んだかもしれないカモメなんでここに。。。チキショウ、あいつはここにいるって事は、金を持ってるのか。。。

と。。。探偵には、実は弟を騙して殺したかもしれない女がいるので、復讐の葬儀の花を女の会社に置いてくるからと相談したらしいのです。

まさか、殺人計画とは言えないから。

もしかして、ペルセウスは、単に嫌がらせに暗黒草の植木鉢を、月のサナトリウムウォーターサプライに置いてくるだけ。。。しようとしたのたかもしれないのですが。。、


しかし。。。あのホストクラブの代金未払いのカモメがこんな高級サナトリウムに。おまけに

弟を殺したにっくき葉月がいて

許せないと。
つい。。。
植木鉢を落下させて、どちらが死んでもどちらもむかつくし。。。


ペルセウス。。。本人は、ダイヤさんの暴行のみは理解できる。。しかし。記憶喪失で。

しかし。。。余罪はたくさん。

ミリオンのサファイア強盗事件もありで、無期懲役はま逃れないかも。。。


イラストランキング






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