「パパさんのおかげで、パパさんが葉月さんを騙したおかげで私たちが生まれたんだ。。。だから、パパさんから命や魂をいただいて、パパさんは、命の恩人だし。。。どうか、別れないで欲しいの。」
事情聴取が終わったミリオンと、ベルモが、ダイヤさんのビップスイートルームで、
葉月とダイヤさんと、ヴィーナスの中のミシェルが話し合っているところにやってきました。。、
そして。。。葉月に懇願します。
どうか。パパさんの死後の離婚はやめてくださいませ。
サファイア強盗殺人未遂事件にあった
ミリオンは、刑事さんに事情聴取をされ、
パパじゃなくてよかった。
想像していたパパみたいな人が目の前に現れたかとは思ったのだけれどね。でも、一瞬。パパじゃない、というか
変な違和感を感じて。。。目の前が真っ暗になった、、、
と答えていました。そう。。。それに、ミシェルは、葉月さんの才能を見抜いて投資家にした。
投資家にして、じゅうぶんこれから生きていける術をみにつけて、原石を見つけ磨いてきた。。。お金は全てではないにしろ、お金は幸せな条件の重要なひとつではある事は、葉月さんは、子供の頃から
大富豪の近所の先生に育てられて身をもって感覚をつちかってきたのです。
玉の輿に乗るのもいいけど。。。私は、やはり自分で稼げる人生を送りたい。。。だって。。。お金があれば、自分だけじゃなく、周りだって豊かにできる。
お金は綺麗事じゃなく、幸せな条件の重要なひとつだ。。。
世の中なにがあるかわならないし。。。まさかの。。。あたしみたいに旦那が突然居なくなったり、亡くなる場合もある。
ミシェルは、私に生活していける財産を与えてくれた。。現金以上に、お金を稼ぐパワーやすべを。。。
葉月ちゃんは、言いました。。。
「あの、プルメリア島３３３の大邸宅なんだけどね。。。夢屋敷というか。。。
」あの。。。ミシェルからの贈り物。。。
葉月さんは、語ります。。
あの、プルメリア島の大邸宅は。。。女性専用の別荘にしたいと思います。
仕事が
困った女性が、あの大邸宅で働き。。おばあちゃんで独り身になって身よりがなくても、住めばいいし。。美の福の神の笑〜ちゃんに協力してもらって、エステやスパ、日帰りで入浴やランチや、ディナー。。。
ラグジュアリーな空間、キラキラしたものは、女性は幾つになっても好きなわけだしね。
だから。。。美と魅力の福の神の笑〜ちゃんの協力で。。。
アクセサリーや、真珠も置いて。。。究極に癒されて究極に美しくなる、シンデレラタイムを。。。
女性につくってあげたい。解けない
魔法がかかる時間を。。。
それで。。。
「管理人さんを、ダイヤさんにして欲しいのだけど。
ここのお部屋も綺麗だけど、サナトリウムじゃね。それより。。。管理人さんと、あと、車でお客様を送り迎えをしていただきたいの。
車は好きなのを買っていいから、目が見えるようになったお祝いよ。
笑〜ちゃんのお兄さんが、車やさんも持ってるから。。。買ったら、交通安全の祈祷もしてくれるみたいだし。笑〜の兄の大蔵は、交通の福の神で、車やさんも持っています。
「いいんですか。。。私は。。。」
これからの人生は、笑って生きましょう。
さて。。。
木蓮寺の、住み込み小僧の茶色黒。。チャイクロ、
本名クレソンは、ボスのマンゴスチン大佐に電話して。「組織COMPLEXを辞め、本当に僧侶になります。お世話になりました。
」と、挨拶しました。。。クレソンは、木蓮和尚に、実は。。。私はベルモさんが、、、お母様の持っている特殊な細胞を持っているのではないかと。。。
調査を頼まれました。。。あと、なぜ、
ベルモさんのお母さんは、投資家として成功して、子供がみんな優秀なのかを、、、細胞よりそっちが気になると組織の親分は。。。
組織COMPLEXという。。。いわゆるギャングみたいなものに入っておりました。
と、言ったら、森沢家。。。木蓮和尚夫婦と、濃紫婆とチワワの二人が
あーっはっははあーっはっはははははは
と、ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ。。大笑いされ。既に、家に来た時から、
アヤシイ見張りみたいな存在だと。とっくに、偵察員みたいなのは、バレていたようです。
そして。。。茶色黒は、マンゴスチン大佐に、「お嬢さん。ウララさんは、元気なんでしょうか。。。」と聞いてみました。
マンゴスチンは、「まぁな。。。
」ウララは。。。。まずは、ペルセウスの生命が助かって良かった、と。。。しかし。。
ペルセウスは、記憶喪失半々。。
なんと、悲しい事に、ウララの事は覚えていないのだ、
それに、ペルセウスは、女性に興味がない。
ペルセウスとどうのこうのなど、恋愛や結婚は、望めない。無期懲役だし。。。マンダリン卿の医療刑務所に入る事になりそう。。。
それでも。。。時々。。マンダリン卿に面会に行くとは言っています。
「困った事がありましたら、自分に言ってください、、、出来る事はしますから、ウララさんによろしくお願い申し上げます、マンゴスチン大佐、お世話になりました。。。」と、
茶色黒は告げました。。。
おそらく茶色黒は、ウララの事が好きなのでしょうね。
葉月さんは。ウララさんにも、あの女性たちの別荘を作る事になったら、どうかと声をかけてみようかなぁ。
ま。働かなくていいお嬢さんかもしれないけどね。。。
一方で、イヴァンさんは。。。神楽町病院に、入院したまま。。。この先はどうなるかはわかりませんが。。。入院中のイヴァンさん。。。
記憶喪失のイヴァンさんは穏やかではあります。。。
ある意味では、イヴァンさんは幸せなのです。
ダイヤさんは、もうイヴァンさんに会う事もないでしょう。。。
さよなら。。。イヴァンさん。ダイヤさんは。。。今までイヴァンさんを殺したいほど憎み実際には殺そうと。。。
しかし。。。ダイヤさんは、毒薬の売人にも騙されて殺人や自殺、心中にも失敗しました。。
なんてアホ。いつまでも騙される自分と情けなくなる反面。。。
しかし。。失敗を悔やんできた人生でしたが、失敗するのも良いもんだ
と思えてきました。
さぁ。
それから、少し日が経って。。
ヴィーナス、ミリオン、ベルモは、あれから。。。
神楽町南新町で行われる流星群キャンプ。
神楽町小学校と、お隣町小学校でのクリスマスパレードの星のかけらを拾うために。。
小学校キャンプ。
流星群がたくさん落ちる付近が今年は南新町の麗しが浜と予報され。。。
ヴィーナスや福ちゃんの近所の南新町麗しが浜の地域が、小学校のキャンプ場になりました。。
今年は異色ごと。。。顔馴染みな
神楽町の世話好き爺さん婆さんが、流星群キャンプに協力してくれた、
八月のとあるたくさんの星の降る夜に。。。
ミリオンやベルモは、神楽町小学校でも音鳴り町小学校の生徒でもありませんが、
神楽町の三つ子のきょうだいヴィーナスに逢いにきては。。。そこですぐにできた新しい友達とともにキャンプをしました。
ヴィーナスの身体の中にミシェルが入った
あの日。。。
パパさんミシェルは、じゃあ、いつまでもみんなを見守っているから、元気で幸せに。
と。。。パパさん。。。
見守ってくれるのは、時々で、それより、葉月ちゃん、見守ってた方がいいんじゃない。
浮気されるよー。
あはは。。。三人がからかうと。。。
「黙れもう。
」葉月がプィッとし。。。ミシェルは、にっこり笑顔で消えていきました。。。
そして。。。今日。。
ヴィーナス、ミリオン、ベルモが見上げる夜空に輝く。。。満天の星空に包まれて。。。
パパさんは、お星様になったのね。
ヴィーナス、ミリオン、ベルモ。。みたいな三つの赤い星、青い星、黄色い星が、瞬いたかと思うと、微笑みながら、スーッと流れてかなたへ消えていきました。
（完）
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