お願いです。。。彼を助けて。。。
ちょっとちょっとチョット。。どこでこの家を調べたのよー。
関わりたくない。メンドくさい。
チワワ。。。白い。。ロングコートチワワ。。
これ、どー考えても、あの。。マンゴドラってオッさんの娘よね。
顔は似てないけど。。多分おかあちゃんが美人なんだろ。。。まぁ、アタシもチワワの血は濃いからうなずける。
デモ。。
な。。。なんでこの人この家知ってるの、怖いわ
インターフォン越しに。門前に佇む白チワワちゃんに。
「ちょっと、お嬢さん、あなた。何を言っていらっしゃるの。。」葉月が呆れると、
「パパに聞いたんです。パパに。。。パパの行きつけの飲み屋さんのお嬢さんが、凄い細胞を持ってるって。パパは、パパは、ヤクザ組織COMPLEXの親分、冥王星のマンゴスチンです。
金星のスナックキャラメルリボンのお嬢さんの葉月さんですよね」
こ。。。この子馬鹿。。?ちょっと大丈夫か。。多分あたしと年齢は、変わらないだけど、ホストに騙されたのもうなずけるわ。
初対面のあたしにわざわざおとんがヤクザとか。言うか。これから、物を頼もうというかもしれない人に。わざわざ言わんくっていいじゃん。
人によっては、暴力団関係お断りでしょ。あたしだって。ヤクザは嫌いよ。
人間関係ができてから、アタシの家はヤクザって言われるならわかるけど。
人間ってわけじゃないけどね、私らは。
なんだろう。この子抜けているっていうのか。ズレてる。
葉月は、アホだけど要領は我ながら自他とも認めちゃっかり良いので。。こう言うアホのお人好しは、ちょっとかわいそうになってくる。
夜の社交場に飲みに来て。。仕事や名前を偽る人もいるわけで。。マンゴスチンね。。
オッさん、本人は。自称海王星の多角企業のオーナーのマンゴドラとか言ってたけど。。
ヤクザのマンゴスチンね。わざわざ本当のことをバラさなくてもいいのに。
しかも。。。多分この子はペルセウスのルパン酸性。。。じゃないや、
熱帯魚の。。じゃないや。。熱帯夜のルイ3世と男女関係か、恋人関係になれると信じて。。。貢いで貢げば貢ぐほどハマったのかもなー。
片思いの場合。。女性は、寝れない男性とせめて男女関係だけでもと、寝れないなら寝れないで、よけいに恋心は、燃えるんだろう。
それが、下心と言えばそうなんだけどさ。で、男性は気軽な感じのお遊び、女性の男性への一方的な片思いの場合。。。
片思い女性も、美味しい思いしといて一夜を過ごし。でも、
彼女になれないなら。。。片思いで男性に手を出しといて。。。
遊ばれたー、だの身体目当てだの。自分も下心まんまんなのに。。被害者になりたがる。
たとえ。身体関係になったとて。。。
ほんとは。女性は、自分も嬉しく美味しく。。メリットまんまんに彼に手を出しときながらも
身体だけの
あたしは、都合のいい女ーとか。。ほざく。そんなんだから本命になれないんだ。
男性だって、さほど好きでもない女性に時間を割いてるんだから。
好きな女性に時間を割くというか、好きで自分から一緒にいたい女性ではない。
私はそういう女性は嫌いだ。
だいたい。
いいなー、気になる、好みだ、好きだ。好みじゃないけど会いたい、などなど。。
そう総合好感的な感情も芽生えない人。。
どうでもいいとか、
なんとも思わない人から好かれても。。みんなみんな、そういう人はどこか下に見るものだ。それが。。。
例え美人やイケメンでもさ。自分はモテるのに、美人なのにとか、イケメンなのにと言われても。
お目当の人は特になんとも思わないのだからしょうがない。ましてや。そー言う性格が相手からしたら合わないのだ。顔が良かろうと。
自分からしたら、ただ一方的に自分を好きなだけの人、だ。
まぁ、気持ちに答える事はありませんが、、ありがたいなー、人間的にはいい人なんだけどねーと思ったらファンみたいなものだけれどね〜。
自然に湧いてくる本人の感情は、どうしよーもなく。他人がコントロールできるはずもないがな。。
それを自分が好きだからいつか、相手をコントロールできると思い込んでるし。
はたまた稀だけど。。
女性は、アーティストやスターなどと本気で結婚できると思い込む人がいる。
ましてや。。ホストは、芸能人よりはまだまだ庶民だしホスト芸能人は一部だから自分のものになると、より勘違いする。
一定の金額を出せばよっぽど出入り禁止のストーカーでもない限り、お喋りぐらいはできるしね。
もちろん、ファンとスターがお互いがよくって立場どうあれ。一緒になる事はあるけれどさ。実際。。。笑〜ちゃんの話でも
笑〜ちゃんの芸能プロダクションのタレントでストーカー被害があるらしいし。
ファンと結婚するスターがいる。
じゃあ、私だってと全然あちらが相手にしない別世界のスターに、勘違いしたり。
しかし。あの、ルイ3世のペルセウスは、、女に興味なし。お店だけのシンデレラボーイらしい。
ファンとスター。。。離れていれば、手が届かないほど、女性は燃えるのかもね。
「イレテアゲナヨ。ハナシダケデモ。」インターフォン受けの背後で、ヴィーナスがフワッと飛んできて口を挟んできた、と思ったら。。。ミリオンや、ベルモも、なんとなーく。。。人の良さげでおつむの足りない感じの
若い女の子が、かわいそうな。。
やれやれと。。。この子らは、おせっかいだの、世話焼きだの。。。人の良いかわいそうな人をなんとかしたい、だの。。。
そこは。。。アタシに似たのかなー。
葉月は、さらに。このチワワが、上に馬鹿がつくほどのお人好し馬鹿正直とみて。。
でもっ。。なんでアタシがここに居るって、、あっ。
スマホだー。現在地センサー切ってなかった。
多分、マンゴドラのオヤジの携帯からベリーが私にかけてきて、
マンゴドラに電話を代わって
マンゴドラのオヤジの携帯からアタシの居場所を娘に流したんだ。
娘は、多分。。。プルメリア市民病院のペルセウスのお見舞いに行っているはず。で、マンゴドラが、娘に通話相手の場所を教えたんだ。
ヤクザの親分だから、そんなセンサーみたいなのを持ってる。多分。
あたしは。。。携帯に現在位住所センサーブロックがあるけど。。。オフにしてなかったわ、
「大丈夫よ。あの子は。」笑〜も言います。
葉月は、わたしも、大丈夫そーだとはわかるけど。。だけど。。。ペルセウス関係よ。関わりたくない。だけど、なんとなく年ごろも似たような。。人の良さそうな。。
抜けたような子。。。話だけでも聞いて説得するか。
ペルセウスのムゴイ本性を知ったら、いくらなんでもあの子も諦めるでしょうね。それが一番だわ。あんなロクデナシ。
助ける価値はない。。。って。言い過ぎかしら。。
でも。。ミリオンや、わたしやダイヤさんを殺そうとしたのよ。。
それがなければ助けてやるのは考えたかも。多分、マトモな人ならミシェルの兄だし助けてた。。。
でも、殺人未遂。。。
サファイアは盗むし。
死んだほうがいいのよ。
全くあんなペルセウスのロクデナシ。。
どこがいいのよ。
惚れるアホウに惚れられるアホウよ、
とりあえず門開けますから、玄関へどうぞ、と葉月はインターフォンに言うと。。
葉月は、玄関に出ました。思わぬ闖入者。?
そこには。真っ白なロングコートチワワの女の子がいます。。目を真っ赤に泣き腫らして。
「アタシが葉月よ。。」葉月が言うと。
「うわぁ。
綺麗ね。。。」挨拶もせずに、だけど葉月は綺麗と褒められたので、まんざらでもない。
「あら。やっぱり。。。正直なのね。。。あなたは、ウチのオカンのお店の常連さんのマンゴドラさんのお嬢さんらしいわね。。。でも。なんで、あなたはアタシがここに居るってわかったの。」と、聴くと案の定。。正直に
可哀想なぐらいベラベラ喋る
「パパが、パパの電話で、喋ってる時に。。パパは、若い衆たちの見張りがあるから、電話センサーをかけていて。。。で。。葉月さんの電話してる住所をもうひとつの携帯から
アタシに送ってきたの。。。そしたら。。プルメリア市民病院で、アタシは。。。ルイちゃんのお見舞いに行ってたから、すぐ近くだったから。。。」
で。。きちゃったってワケ。。
おまけに、電話相手が、どこにいて電話を受けているかわかる装置を、若い衆のコンピュータが得意なやつがいて、ほんとは、違法だけど、パパはスマホにつけているし、と、
そこまで言ってきた。
初対面に喋るかな
これは、もう。ホストのいい鴨。だよね。可哀想に。
「ここじゃなんだからね、中へ入って。」葉月は、
先程は。ミシェルに鍵を返すだの言ったくせに女主人みたいにチワワを招き入れました。
シアタールームでは、皆んなが待っています。葉月は、まず、シアタ〜ルームの隣の部屋で
チワワちゃんをテーブルに座っていただきますと。。。
葉月は、
「あなたは」「あたし。。。、チワワ系の冥王星人のウララと言います。パパが、葉月さんのご実家のスナックの常連さんで。。。」
「ウララさんとおっしゃるのあたしと同じぐらいかしら。」「あたしはいま、ハタチです。」「あら。。一緒ね。」
「パパが、行きつけのスナックのママさんのお嬢さんが、元気になる、スッゴい細胞や輸血するって聞いて。マスコミに。。。プルメリア島の葉月さんのお子様も、元気に回復したと。。。」
ベルモの交通事故だ。。。っ。
「あなたのお父さんは、アタシの細胞を活性化するのを狙ってたんでしょ。しかも。それだけじゃない。あたしの身内の周りまで部下か若い衆たちを使ってあたしみたいな細胞がある人がいないのかかぎ回ったんでしょ。あたしが、細胞を断じて解禁しないからね。」
「ごめんなさい。。。その。。。その通りみたいなんです。。」
まぁ。素直なこと。。。
「あなた。。。ペルセウス。。じゃなくってルイってホストに傷ついたんでしょ散々。」「だけど。。。そんな。。死んじゃうかもしれないし。ルイちゃん。」
「アタシに言われても。。。だわ。アタシは。そのルイってホストの双子の弟の嫁なのよ。」「えっ。葉月さんが、ルイちゃんの、ルイちゃんって双子だったんですか。」
そら。
無理もない、ホストがお客にわざわざ自分の身元やプライバシーをわざわざ馬鹿みたいに喋るわけないし。
く
「もう死んじゃったけどね。で、この家は、旦那からの遺産なんだけど。。。いまね。そのルイ。。本名ペルセウス、アタシの旦那の兄の、ルイ3世が原因で。。。離婚話で揉めてるのよ。
死んだ旦那と離婚話だなんて。シャレにならないわ。コントかと思うでしょ。」
葉月さんは、簡単にチワワ、マンゴスチン大佐の娘にいきさつを話し、隣のシアタールームに連れて行った。
「ミシェル。。。このお嬢さん、ペルセウスに傷つけられたのよ。まぁ、ペルセウスって言ってもね、玄人のルイ3世だけど。。。」
チワワのウララは、スクリーンのミシェルを見てびっくりした。えー、ルイちゃん。
でも、ルイちゃんより柔らかな感じ。ルイちゃんは、もっとスルドイし。
葉月は、わざと、ミシェルの目の前で。。
「ウララさんって言うんだけど、ウララさん、あなたもしかして、ルイに殴られたり、暴力を振るわれてない?」
「あの。。。それは。。その。。お店が終わったらルイちゃんの後をつけようとしたら、ばれて、殴られた事はありますが、それは、わたしがストーカーしたからだし。。」
ほーら、やっぱり。お店だけのシンデレラボーイのルイ3世だから、お店だし、暴力をって無いかなそれは。。。とは思ったんだけどね。
もしかして。。。と。
言ってみた。
と。言うのは。。、ミシェルは、女を殴る奴は最低。と蛇蝎の如くDVを嫌っていたからだ。生理的に。。。
「口で注意すれば良いのにね、いつもお世話になってるお客様をよ、殴る
後をつけるのは悪いけど、追っかけファンの気持ちもわかるしね。」葉月が言うと、ウララは、
「でも。。でも。アタシが原因で、なんですから。」と。。。かばうウララらららららら。。。
もう。。ダメだコリャ。
「ウララさん、あなたもネットニュースで見たでしょう。。ペルセウス、ルイ3世は、悪い人なのよ。サファイアを。。。五十億円以上のサファイアを盗む為に、弟の子供を殺そうとしたのよ。殺人未遂よ。
そういう人なのよ。」
ああ、恐ろしや。恋と宗教。。。盲信。洗脳。。。
しかも。。ペルセウスは女性に興味がないし。
「お願いです。。。葉月さん。。ルイちゃんを助けて。お願い。」
恋とは狂気。のめり込んだら、。
ウララは。。。
カルト宗教にのめり込んだ盲信者みたい。。
2019年09月29日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9246602
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック