2019年09月30日
真夏の夜のおとぎ話120ほんとは助けたくなんかない。。。だってムシが良すぎるじゃない?冗談じゃないって。
葉月は。。。
「ウララさん。。。。ペルセウスは、ルイ3世の本名だけどね、ペルセウスは、女性に興味が無いのよ。。。だから、プルメリアスキューバーズのペルセウスは、生きているのかもしれないわ。。。。ウララさん、種族ってあるでしょう。宇宙人とか、チワワとか、生物の分類ね。。、
アタシの旦那のミシェルも、ペルセウスと双子だから当然プルメリアスキューバーズだけど。。。
アタシに子供ができたから亡くなったのよ?」
プルメリアスキューバーズの男性は、パートナーの女性に赤ちゃんができると一年かそれぐらいかで亡くなる性質なのよ。
ね、ミシェル。
スクリーンのミシェルは。。。
「そうなんです。。。葉月に言わなくて。。というか言えなくて。。突然葉月や子供を置いていってしまった。。。」
子供ができた、のは魂の引き渡し、だからね。
ミシェルが言えば、ウララは、
「じゃあ。。。子供ができないとか。けっこんしないプルメリアスキューバー人はどうなるの。。。」
プルメリアスキューバー人ね。。プルメリアスキューバーは、タコで。。人間でも宇宙人でも無いんだけどさ。
「それは。。。事故も病気もなければ人間みたいな感じで。80歳とか、それ以上とか。平均長生きの寿命かな。でも基本的な性質が子孫繁栄だからね、早く死ぬのわかっていながら、子供をつくるよ。プルメリアスキューバーは。。。」スクリーンのミシェルが言えば、
「じゃあ。。。じゃあルイちゃんは、なんにもなければ、の場合だけど。。。そんな早く亡くなるわけじゃないの。、」ウララがいいます。
「なんにもなければね。。でも、女性に興味が無いし。あなた、結婚できないし、子供も作れない相手なんだよ。。。まぁ。結婚や子供。。別に無くても幸せならそれでいいけど。。。だけど。あなた。。。好きな人がそれでいいの」葉月は言う。
好きになってもらえる可能性がない。
「女性に興味が無いなら、ほかの女性をつくることもないし。結婚も、私は家事も苦手だし。。子供も。。。育てる自信ないもん。。」
そ。。。そうきたか。よーするにして、それでもペルセウスが好きってこと。。。
あー一言っても、こう反論する。、。
もー、相手の事情がどうでも。なんでもと。
ウララは。。。そー言うんだけどもね。
誰が誰を好きだとかそんなのは。。。自由よ。だけど。。好きだから、その人を助けてとか、きょうだいだから助けてとか。。。
無理よ
葉月は、ミシェルとウララに、
「あなたたち。。自分が殺されそうになったらそれでも許せれるの。
アタシだけではなく、子供も、罪のない人も。。。大事な人を殺されたら、殺人未遂を犯されたらどうなの
それに。。。ホストはともかくも。。闇商売はどうなのよ。暗黒草の違法ビジネスでぼろ儲けでしょ。覚せい剤の売人みたいなもんじゃない。。。」
どうも。。。
暗黒草から、覚せい剤を作ったり売ったりというビジネスもペルセウスは、しているようです。
今更助けたってマトモな人生は送れないどころか。。。他人様まで迷惑かける。。。
そもそも、いま。プルメリア市民病院での治療はされている。。悪い事をしたから天罰が当たり、それでもプルメリア市民病院は、助けようとしてくれるのだ、
それだけでありがたいじゃない。。
それ以上に欲を出すと言うの。。。馬鹿おっしゃい。
ベルモが、
「多分。。。天罰が。。ペルセウスさんの己のなかの良心たるものが、、、ペルセウスさん自身に、一撃で亡くならずに。持続性ある苦しみを与えているんだと思う。。一撃でコロッと逝かせずに。
バチを与えるのは、ご神仏でなくて、己の招く事でありますからね。天罰が、の天罰とは、すなわち自分が招いた罰。。。自分は気づかなくても、潜在意識の中には、自分の中に悪いことをしたと、、罪の意識もある。。神様や仏様は、なら、自ら罰を受けなさいと後押しするのみ。」
神様や仏様のせいにする人は、
自分が悪いのを認めたくなく。。。
神様や仏様のせいにしとけば楽なのだ。
そんな人にはいつまでも、同じようなトラブルがおきる。自分が気づいて成長するまでね。。。
自分のなかの、潜在意識が、自分が気づいてなくても変わりたいから、災いを引き起こして成長を促しているのだ。
ベルモは普段から傾聴の修業をさせられて、傾聴の修業は、相手の話をひたすらに聞くのみ。。一切口を挟むなご意見はならず。。を、かなりよくやらされる修業なためか、
日頃発言を押さえつけられて。
ここぞとばかりにや、講釈をたれはじめた。
ベルモは、
将来的に、木蓮寺を背負って立つ可能性が高いので、私見偏見に走らないように、世の中には、いろいろな人がいるんだ、と、傾聴の修業を頻繁にさせられる。。
これについて、どう思うか、を言いたいのに、言えないのはツライ。喉まで出かかった言葉を無理矢理飲み込む。。。
木蓮和尚様から、ベルもの僧籍大福、大福は、どう思うか、と聞かれた時しか意見できない。
だから、プライベートで家族みんなでテレビを見ていると、ベルモは普段からけっこうテレビに向かって、ご意見番みたいに
意見するのだ。。。まるで、どっかの年寄りみたいに。。
ミリオンがベルもに呆れて、「もう、また変な仏様の話になってきた。。。
そのうち壺や印鑑まで売りつけはじめるんじゃないでしょうね。」
変な宗教みたいな話をしないでよと、
ミリオンは、スピリチュアルだのご神仏系の話が苦手で。。。非常に科学で割り切るのだ。
さ。。。ただいま。。。命の峠はペルセウスの天敵の葉月に握られている。葉月が、細胞を移植したり輸血したら
もしかして、元気になるかもしれないのだ。本人は、意識不明だけど。。。
哀れな
まな板の上の鯉のようなもの。、。
もしも。。。本人に意識があれば、確実に命乞いするだろうなぁ。。
ペルセウスさんだって、
これは本当に天の配剤。。。
ペルセウスにも、良心というか、弟のミシェルには優しいところがあり。。。
だからね、ミシェルも悪い兄だとはわかって居るけど。。
なかなか。。。
兄を見捨てる事が出来ないのです。本当は、いい奴なんだ、と。世間ではヤクザみたいなもんなんだけど。。。
ヤクザみたいなもんも、ミシェルに迷惑かけたくないから、なんとか自分なりにお金を稼ぐ為と。。。
ミシェルに借金の尻拭いをさせた事はなく。
兄としてのプライドか、弟への思いやりか。はたまた、両方ともか。。。
双子の一卵性双生児。幼い頃に両親を亡くした二人。多分支え合ったり、二人だけしかしらない思い出や、ミシェルしかしらない
ペルセウスの良さがあるのかもしれない。
誰だとて。。。身内や大切な友人、きょうだいがもしも悪い事をしても、だいたいはかばうでしょうが。。。
ようするに、身贔屓だね。身びいき。
けっこう、みんなみうちの自慢はするものである。
ペルセウスがミシェルと葉月の仲に反対したのは、ミシェル可愛さからだろうし。
心配しているから。。。
ミシェルが。死んでも、種族が違うしかも、平均長生きの宇宙人なんぞ、資産や金目当て結婚だ、われわれ若くしんで、旦那はさっさと死んだ。。。
しめしめと未亡人は遺産がちゃっかりもらえるし。資産やいのちをとられたあげく、美味しいとこだけ持っていかれる。。
やめろ、あの派手な宇宙人は。。。純粋なミシェルは、弄ばれてヨシだぞ、とペルセウスは。
葉月は、あまり家庭的な感じではなし。女性の好みは蓼食う虫も好き好きだけれど。。
あれは、わがまま放題で甘やかされた女だとペルセウスは葉月のことを言う。その通りですけどさ。。
葉月は。。。「あたしの細胞は、ミリオン、ベルモ、白神会長とピンピンさせてきた。おんなじ犬型、金星人B型だからここまで効果ありすぎかもしれない。。。ドクターズの見解だと、ほかの生命体にもなんらかの良い影響をもたらすかもしれない。
金星人同士ほどじゃないにしろね。。。違う生命体で、異色すぎても最低限の輸血にはなるらしいし。。。」
だから。。。安全と言えば安全である。。
続けて葉月は言いました。。
「そこまで効かないかもしれないけど。。。助けてやってもいい。。。ただし、ただし。。条件があるわ。」
その条件とは。。。
たしかに。。。ペルセウスのおかげで、ミシェルとは知り合ったのは、ご縁結びはアイツのおかげではある。
それは、認めます。。。
ほんとは助けたくなんかない。。。けど。。やっぱり。。。瀕死の状態の人をもしも
目の前にしたら、どうなんだろう。
今。目の前にしているわけじゃないけど、
白神会長を目の前にした時に無意識に最低限人として協力するのは、当たり前だと思って
葉月は。先ほど異常なしと健康に太鼓判を押されたので、迷うことなくたまたま輸血した。
それで、白神会長が、いきなりピンピン元気になり
葉月は、特殊な細胞持ちだと判明した。
さらに。。。
「その前に、怖い目にあわされたミリオンが、この条件に納得してくれたら、の話だけどね。。。」と、葉月は、つけ加えました。
その条件とは。。。
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