なにやってるんだろー、ボスは、
げー。
サイアク。もしかして。。。酒でも飲んでるんじゃ？
モーコンな時間だし。
そーだわ。。。飲んでるわ。
あー、１００パー。。。
飲むとしばらく。。。壊れるなー。
かと言って報告を怠れないさ。それなりに金は貰ってる。。。
トホホ。マンゴスチン大佐。。。と、もしもしと話しかけて、だけどもザワザワして
電話は。。。
プチんと切れてしまう。
こっちはひとりぼっちの見張り調査。
おまけに、木蓮寺の人住み家屋から、ジュウジュウと肉ったらしいぐらいなアツアツの肉を焼く音や。この。。。
香り。。。ウーっ。。。
グルルキュルキュル。。
しまったー。
腹の虫が。、
慌てて追いかけてなんも食ってないぞー、
ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ。。。
うるさいぐらいな夏の風物詩、カエルや蝉の様に。。。それ以上なり、
木蓮寺からは、なんとも
楽しげな大笑い声すら聞こえてきて。
木蓮寺を覗く宇宙人クレソン。
COMPLEX
彼は学生時代から。。。。この組織に属して。知らない間に正式なメンバーになってしまった。
最初は、お手伝いなお小遣い稼ぎ感覚だった。。。なんとなく友達になった人の代わりにバイトをするうちに。
何でも屋というか。。。
根は生真面目ながらも。
グレーゾーンすれすれに興味のあるタチである、
ぬくぬくとちやほや育ててこられたわけじゃないけど、生活が退屈だからと言って死ぬほどは辛くないです。
それでいて、お給料は、ちょっと割高な料金で口が固い。
だから今思えば。。。自分に仕事をやらせて組織に属させる為に、友人は自分に近づいてきたんだろう。
学生時代の友人から紹介されたアルバイトから、この組織に属して。
今さら他の仕事に就けないかもしれないし。かと言って自分で事業を立ち上げる勇気も発想もない。
クレソン。。。。目をつけられたのは。。多分
自分の素質。
気が小さくて真面目。。小心者。。
薄幸。。。幸薄い感じが、、なんだろうさ。
木蓮寺の夕餉。
遠くから、彼らを眺めて。
彼らが雲の上に住んでいる人たちに見えてならない。
クレソン。。名前を名乗るとからかわれて、クレクレ、損。とか。。。
名は体を表す。。。クレソン。
損をくれ
だと。。
貧乏くじ、試練大好きマゾヒストみたい。。。
組織COMPLEX
組織COMPLEXも、自分の名前のクレソンも、
自分には良くお似合いだ
トホホ。。。
神様は不公平だ。。。
おっとっと、いけない、いけないぞ。
神様は不公平だの神様がいないだのや、そいやって、
そんなこと言うもんじゃないぞ、クレソン。
婆さんが生きている時に何度も何度も叱られた。婆さんは、特定な宗教に入ってなどいなかったけどね。。、
神様は意地悪をするだの、神様は不公平みたいに言っていると、本当に神様に嫌われるし。
最初っから恵まれて生まれてきた人もいるけれど、幸せな人は経験、経験を通して感動して成長する、とにかく動く。行動する、
トライとエラーの繰り返し。繰り返し。
だから幸せをどんどん感じるようになったんじゃ。
不幸だ、神様は意地悪だ、とか何だかんだ言わない。
シャイで内気な自分には耳が痛い。。
行動か。。。
そ。。。それにしても。。。クレソンはフラフラして、ひとまず本堂に身を隠した。
客室応接室で、
奴らはワイワイガヤガヤるんるんウキウキ。
今日は、
本堂には当分きやしない。
わー。
睨まれた、と思ったら、お不動様だった。
七福神などまでそこにあった。、。
仏様の前なのか、なぜか、気が抜け空腹で力がなく。そこで、勝手にクレソンは気が遠くなり
眠ってしまう。
ばあさん。。。クレソンの家系。
黄緑のさわやかな宇宙人。。亡くなったおばあちゃんが。。。
クレソン。。。
まだまだアンタは神様がいないとか、意地悪をするとか。
なんの成長もないのかね。
クレソン。。。クレソン。。。
渇
ビシッと
亡くなった
おばあちゃんにクレソンは、お寺の棒のようなもので叩かれる。
なんで、、。なんで、おばあちゃん、そりゃないよ。。。
あっ。
目がさめると、かなりの妖怪のような年齢の婆さんが、警策を持って睨んでいた。
お寺は１７時半までには訪問者は帰宅するよ。泥棒かね、
「宇宙人の肝は美容と、長寿に効くんだ。
」ゾワゾワ、ゾー
ばあさんは、クレソンを見て舌舐めずりをしました。
