プルメリア島の住民かは不明。
カモメの、ダイヤさんという女性。。いまは集中治療室に運びこまれました。
ただ、カモメなので渡り鳥であり、プルメリア島の住民でない可能性が高い。
身寄りがない場合、病院の治療費などは、市が責任持って面倒を見る、と。
ヴィーナス、ミリオン、ベルモは星空を見上げながら。。。きょうだいの再会を、、と。
アクアマリンビーチに出ると
傷ついて衰弱した一羽のカモメを発見してすぐに、ヴィーナスのワープでプルメリア市民病院に運びました。
ダイヤさんというカモメは、
まだ、目を覚まさないし、集中治療室から出られないので、とりあえずいまは、
ヴィーナス、ミリオン、ベルモはいても、ドクターでもなく、やる事もないし。明日、様子を見にお見舞いにお伺いしましょうという事になりました。
見ず知らずの方でしたが。。。助けたご縁だし、明日、グリのUFOで、潜水艦機能でスキューバで潜り海底散策をして、
それのち、帰りにお見舞いにお伺いしましょうと
無事に助かれば。。。だいぶ弱っていたし。どうも、盲目の女性らしい。。
「あの人は大丈夫かなぁ。。」ミリオンが言いました。「ゴブジヲイノルシカナイワ。。。アシタ、オミマイニウカガオウ。」
「そう言えば、ヴィーナスの話しだと、あたし達を、お母さんから取り上げてくれたのは、2人のカモメさん女性だったよね、」
ベルモははっ、として言いました。
そうです。陣痛が始まった葉月を助けたのは、2人の見知らぬカモメのおばさんだったと言います。
だけど、その2人のおばさんについては。葉月さんからは、一切
どんな人か、名前までは聞いてはいません。
ただ、見知らぬ人でも助けてくれたおかげで若い夫婦は、出産をすることができました。
見知らぬ人でも、私たちはお世話になりまして、
ミリオンやベルモは死んでいたかと思われましたが。。。こうやって生きて笑い合っているのです。
命の偶然というか、生命の奇跡といういうか。。。ただ、はっきりしたことはわかりませんが、ドクターの話しによれば、あの
カモメの
ダイヤという女性は盲目の可能性があるし、それに、自殺未遂をした可能性があるという事です。死にたいという人を助けるというのは、人によっては、逆恨みをうける場合もあるのです。
自殺未遂をした人は一大決心して決行しあとはもう死ぬしかなかったのにまだ生きているのですから。。。
しかし、自殺未遂を後悔し死ななくて良かったと思う人もいるし。。
人名救助をするのは誰になにを言われなくても生命体としてはあたりまえです。
三人は。明日、気になるし様子を見にいこう。助かるといいねとお祈りしました。
宿坊に戻ると、寝ぼけ寝ぼけと。福ちゃんグリ、シュナ坊が
帰ったんだぁー。とふにゃふにゃ言ってます。もう、半分は夢の中でしょう。
帰ったよう。。タダイマァ。
「あれっ。元気なくない」福ちゃんが、ロマンチックな星空のもとできょうだいでロマンチックな散策をしたでしょうに。
しかも。こんな晴天でさ。天の川もバッチリでビーチで、ビューポイントキャンプで満点の星空に包まれにくる
星浴を遠方からわざわざくる人々がいるほど素晴らしい景勝地なのに。。
浮かない顔で
どうかしたの
グリも不思議に思って聞いてみました。三人とも元気が無く。
まさか、きょうだいが、海辺で喧嘩したり、気まずい関係に
「実はね。。。さっき。。海辺で行き倒れになっていた人を発見して病院に運んで。。。今夜が峠みたいで、、、ショックで。」ミリオンが言います。
「アスハ、ミンナデヨウスヲミニイコウネ。シンパイ。。」
「知らない方だけれど、これもご縁だし、傷ついているよね。。。様子だけでもみにいこう。」
ベルモは満身創痍のカモメの女性の話しを説明しました。
「えっ。。。自殺未遂をとか。大丈夫なの。。身元わかるんかなぁ。。とにかくまず、命に別状がないといいね。。」グリも話しを聞いて心配になりました、兎にも角にも、いまは命が無事なことが、先決。
明日はみんなでダイビング。UFOを潜水艦にして、竜宮城の様な海の風景と海の宝石とイリュージョンを楽しむ。。。だけれど。。
明日は、あのカモメのダイヤさんが、目を覚ますかどうか。。。
だけれど。カモメ。。。と聞いて、できれば
ヴィーナス、ミリオン、ベルモが生まれた時に出産を手伝ってくれたカモメさん
葉月を助けた
2人の女性にも探して会ってみたい気持ちになりました。
通りすがりの2人のカモメさんでしたが。
父親のミシェルについてなにか知ってる手がかりがあるかもしれない。
しかし。。。父親のミシェル。タコのミシェルの事を知るのが怖い気持ちもあります。
健全で健康健在なら、名乗り出ないか。
もしも、ミシェルが無事なら
葉月に連絡ぐらいとるのではないでしょうか。
ミシェルと葉月の仲が終わり、
会わなくなった
葉月の言い分だけですと、ミシェルは、四年前のハリケーンで行方不明になった、
やっぱりそうなんでしょうか。
行方不明になっても、葉月や子ども、ヴィーナスは健康に生まれた事を知ってるはずですから。ミリオンやベルモは亡くなったとカンチガイしていても、
何事もなければだけど。
葉月やヴィーナスにあちらから会いに来るはず。。。
しかし。犬も歩けば棒に当たる、じゃないけれど。このところ人生が変わってしまう様な事ばかりヴィーナスの身に起きています。
「それは。成長期と言うものよ。」ベルモは、ヴィーナスに、さすが仏様の道を行く身なのか、
解説しはじめました。
まったくもう、ベルモときたら、なんでもお説教に近くなると言うか精神哲学みたいな仏様の話しに持ってこうとするので、
ミリオンは、呆れて「あたしは、宗教に入りませんからね。無宗教です。桑田家の菩提寺は木蓮寺だけどね。」と。
「誰がいつ、宗教に勧誘をしてるのよー、ただ、私は普通に話してるだけでしょ。人聞き悪いなー、ミリオンは。」ベルモはプンスカ信じられないとむくれますと、
「ベルモは、亡くなった人じゃあるまいし、仏様、仏様言い過ぎでしょう。
現実生活、私らは生きているのよ。成仏してどうするのよ。」科学的なミリオンは、ベルモが御説法じみた事を言い始めるとウンザリしました。
ヴィーナスが、言い合ってもキリがないし、
とにかく、明日は、あのカモメさんのお見舞いとにかく様子をお伺いしましょう。
まずはカモメのダイヤさんが無事でありますように。
と、ヴィーナスが、葉月を説得してみるのと、
神楽町に帰っても、私たちのタコの父親の捜査をして。あと、できれば葉月の出産を手伝ってくれた2人のカモメさんも探したいと言いました。
翌朝はスッキリと快晴の空がまぶしく無限に広がっています。
朝から、木蓮寺の井戸水が、五臓六腑に染み渡り元気になりその冷たさに思わず目が覚めました。
お寺住まいの小坊主さんたちは、朝ごはんの準備をしてくれましたし。
なんと。一緒の部屋で寝ていたベルモはさっさと起きて庭掃除をしています。
「大福様。こんな時ぐらい、お休みなされたら。。。」休暇のはずの、僧籍大福様、ベルモはさっさと朝から今日も働いていて。
小坊主さん達はびっくりしています。
今日は、朝ごはんを食べ、ダイビングして、お昼ご飯をいただき、お別れする予定です。
しかし、お昼ご飯の後に、カモメのダイヤさんの様子を見にプルメリア市民病院にみんなでお見舞いに伺う事にしました。
2019年07月06日
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