2019年06月16日
真夏の夜のおとぎ話、13水蓮寺と木蓮寺。
ここは。。金星。
「ハズ、、、」
ヴィーナスのババ。
ベリーは久しぶりに帰ってきた跳ねっ返りの子どもで、ヴィーナスの母親の葉月ちゃんを問い詰めました。
ハズ、
ヴィーナスが、ヴィーナスそっくりの2人の子どもを地球で最近発見したらしいけど、
まさか、まさかあんた。。。
さて。。。その頃ちきゅう
夕方6時ごろ。。
水谷和尚のお寺
水連寺では、茶室に料亭からお料理が運ばれてきました。
水連寺御指定。。。神楽苑
食べものの福の神タチバナの料亭のひとつから。。。季節。鰻とハモのお料理。
鮎のコースもありましたが、若鮎でまだ脂が乗っていないので、鰻とハモにしました。
秋の脂が乗ってる落ち鮎の方がいいしね。。。
料亭の神楽苑。
こちらのお店のコンセプトは、美味しいだけでなく見るのも香りも楽しむお料理らしいです。。。
「さ。、。いただきます。。。ワシの弟弟子の木蓮じゃがのう。。。瀕死の宇宙人の子どもベルモを育てたんじゃが、
環境がお寺とお寺の敷地内にある幼稚園で育ち、お経を詠んだりいまは保育士になって
木蓮幼稚園の先生をしたり、拾ったチワワ2人の保育士の指導や、大奥様、木蓮の高齢の母親の世話をしているらしい。。まさか、まさかここまでやってくれるとはと。。。
結構な自慢話を聞かされて。
じゃからのを。メグの自慢をしてやった。」
水谷和尚は、お寺の小坊主に冷たいほうじ茶を持って小坊主させ、
ひとまずは、
ほうじ茶を配ると、自分とみーじいさんとには、ビールを注ぎました。
水谷和尚に。
シュナ坊が、メグちゃんをお馬さんと言いそうになったので、ヴィーナスがシュルッと腕を伸ばしてシュナ坊の口をさっとふさぐと
ンガ、もゴッ。
「ベルモハ。。。アノカオデ。
チャランポランハズキソックリデ。
ホイクシオボウサンカイゴヲシテイル」
森沢ベルモが、ヴィーナスの母親の葉月にそっくりですが。葉月がぽっちゃりした感じですが。。。
葉月とは真逆な世話好きな性質らしく。葉月とは真逆な古くさいと言っては失礼だけど。
お今日とか法事とか自ら坊さんになりたいやら。。。高齢の老人介護を自らすすんでやりたいって。。
いまどきの子
そりゃ。いまどきの子多種多様。、
カタカナ商売というか。。なりたがるのは華がある商売なんだろうけど。。。
職業に貴賎はないけど。
もともと
お寺の子どもじゃないのに。保育士もやってるのに。。お坊さん。。法事でお経を詠むのが好きとか。。。
顔は葉月そっくり。。
葉月には性質が全く似ていないけれど。。。
葉月以外はヴィーナスの家はだいたいは世話好きな性質。。
ベリーはスナックババアだし。
パートナーの
ルッコラもマメだし。
葉月のきょうだいもマリリンがクラブママとか、ビジネスマンの
ナオキはチームリーダーみたいだし。
2人とも世話好きな性質。
じっとしとれないうちの性質は葉月らしいけどね。
「船で流されたって。。。誰かに赤ちゃんを盗まれてイタズラされたんじゃないの??
その、ミリオンて子とベルモって子は。」
シュナ坊が言います。
だけど、成長した
ヴィーナスが有名人になってお金を稼ぐから捨てなかったなんて赤ちゃんの頃はわからないし。
そもそも。。。葉月は、ヴィーナスにお金を無心したこともなければ、ヴィーナスに
無関心みたいだしね。
ヴィーナスは、実家のスナックで、
チーママ、チーママとお客さんにチヤホヤ可愛がられると、
葉月がムカッとして機嫌を損ねたのを今でも思い出します。
だいたい。。。産まれてすぐの子をポンッと実家に置き去り。。
しかも。子どもができて産まれたことも親は知らず。、。。その子どもを親に置き去りにして出て行く。、。
ベリーもルッコラも、子どもを捨てるような性格じゃないのを熟知して。
実家に
置き去りにしたら面倒を見るのは火を見るよりも明らか。
葉月はそういうずる賢い猿知恵みたいなところには頭がよくまわるし。
「ダケドサー、ヌスマレタリ、ユウカイサレタナラ、マワリニソウダンスルデショ。
ゼンゼン、ソレモナイ。」
「じゃあ、他人の空似で他の宇宙人の子どもかも。、」みーじいさんは言いましたが、
「だけど、お母さんそっくりなんじゃろい、ベルモは。」
「アタシヨリニテルシ。アタシニモベルモハソックリダシ。」
なんだか、他人とは思えないんだよねー。
「しかし。ベルモは、ヴィーナスに会いたがっているが、。。有名人だから遠慮してるんだって。。。」水谷和尚が、今度はみーじいさんに冷酒をすすめながら、
サラサラ。。檀家さんが献上くださいました
淡麗な冷酒なんだ、と言いながら。
夜更け、あと少ししたら蛍がでるかもしれないから、窓を開けよう。。
水谷和尚は、窓を開けました。
少し風が吹いてサラサラ繊細な竹の音が聞こえてきます。
「わ。。。お馬さんが覗いてる。」窓を開けると、向こうで、庭でメグちゃんがチラチラこちらを見てきました。
ヴィーナスは、お馬さんと言ったシュナ坊のお尻をキュッとつねりました。
メグちゃんは、お庭の散策を兼ねて、蛍を探しに来たのと、なんで、
ヴィーナスやらシュナ坊が
アイツラうちに来てるのかと庭に出てきたもようです。
しかし、ちゃっかりヴィーナスのキャラメルマキアートを飲み、食後にヴィーナスの手土産のグレープフルーツ生ゼリーをいただいて
ご飯が食べられなくなるから、ゼリーだけ、と水谷和尚の奥さんに言われ。
明日の柘榴のケーキを楽しみにしていますが。。。
ヴィーナスは、シュナ坊を。
お馬さんだのチワワだの。。。自分はジイさんみたいなシュナウザーのくせに。
あー、
こにくったらしい。
さて。。。プルメリア島の木蓮寺のベルモは、チワワちゃんのミーナとココナをお風呂に入れました。
お風呂に入って数を数えますが、
ココナはよくズルをします。
白いミーナがぽワンとした子で、フォーンのココナが活発でオテンバです。
ミーナとココナは、姉妹ではなく、
同じぐらいに産まれたこです。
ココナがミーナを引っ張る感じでした。
たまのお昼寝は
ベルモを真ん中にして、川の字で寝たり
夜は。
木蓮寺の住職のお母様、奥の院の濃紫おばあちゃんの部屋でみんなで寝ています。
ベルモは、ちゃんとお休みなさいと、
木蓮和尚夫婦に言われても、なんだかんだ毎日働いています。
もちろん、お買い物や海の家クワタにミリオンに会いに行くことはありますが、
しかし、家に帰ってくると掃除をしたり。幼稚園の整理をしたり。。。かなり生真面目な性格みたいですね。
木蓮和尚が、
兄弟子の神楽町の水蓮寺の水谷和尚の友達が学校の用務員さんで、ヴィーナスと親しいらしく。。。
なんとか、ヴィーナスに面会できないかなと。。。
しかし。ベルモは、笹舟に乗せられ瀕死の状態を流されたのです。
もしも、海の家クワタの常連さんに発見されなければ
魚のエサや鳥のエサや
溺れたり衰弱して死んでいてもおかしくはないのです。
運良く誰かに拾われたとしても。
それに、拾われた先で虐待されるかもしれません。
お寺育ちのベルモは、仏様のおかげまさ。じゃなくて、おかげさまだと深く感謝しました。
それに、もしも。、、ミリオンとあたしが逆の立場ならば。。
あたしは大好きな保育士にもお坊さんにも、、ならなかったのかな?
あたしはミリオンみたいに賢くはないし。。。海の家のサーバーはできるかな。。。
あ?でも、全ては必然的。。。あたしはお寺にくるのは運命。。
ベルモは、お寺の御説法にも聞きなれていて、運命だのおかげさまだの、必然的だの
そんなふうにも育ちました。
とにかく。運命を受け入れる。
なにがあっても。いらなくて捨てられても。
お釣りがくるぐらい適した環境に恵まれてきたし、お寺育ちのベルモは、肝が座っています。
現実的な科学的なミリオンに、運命だとか、魂のレベルだの人の成長だの話しても、
またまた、そんな話を??!
宗教じゃないんだからねぇ。。。と言われるだけ。
あたしが危篤でミリオンがぴんぴん元気で発見されたのも、すべてご縁だし。。。
ところで。。。金星では、
グリが、ヴィーナスに、テレパシーを送ります。
ヴィーナスは、お食事をして、さぁ、
蛍が出るかなと、ソワソワしていた時に、、、
グリがテレパシーを。。。
ヴィーナスの頭の中には
UFOで送りむかえするから、ちょっと時間ない。?
ベリーのおばちゃんが、話があるって。
葉月さんがどっか行かないうちに。。。できるだけ、早めに。。。
どうなの、
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