神楽町福の神ゲストハウスにて。
アザラシの福ちゃんは、南新町の発展とともに牡蠣小屋を開きたいと、笑〜に申請しました。
神楽町南部の海辺。南新町麗しが浜では。
白い砂浜と透明な海が広がり。干潮時、大潮には
トンボロ現象で
南側のプルメリア島への
プラチナミルキーウェイという
白い星の砂の橋がスーッとあらわれます。
幻想的な
それもあるし、総じて絵にもかけないほど息を呑むほど美しいので
福の神が、
麗しが浜と名付けられました。
実は
福ちゃんやヴィーナスは、
ふたりとも就労児童多忙の身。、
灯台下暗しで
晴れると美しい姿をあらわす
向こう海岸。向こう島の。
プルメリア島に行った事はありません。
プルメリア島も美しい田舎町のようです。
神楽町に観光に来て何日か宿泊してプルメリア島に羽を伸ばす人々もいました。
プルメリア島は
田舎町なので、買い物に毎日お客様が多くも少なくも誰かしら連絡船でやってきました。
プルメリア島と、南新町に橋を架ける提案も出ましたが、、、
プラチナミルキーウェイが貴重ですし、
連絡船の事業もあるので、
福の神は反対しました。
福の神が手がければすぐに橋を架けることができますが、景観を損ないますのと
幻の
プラチナミルキーウェイの貴重さや、連絡船のお仕事の邪魔はよくありませんから。。
スイスイユラユラと、深い船底から、透明な窓があり、水族館みたいにサンゴ礁の海の中を見学できる連絡船は
水上の潮風に吹かれたり、船底の海中を眺めたりやと
人気もありました。
連絡船は、1日一往復のみ、プレミアの潜水艦タイプもあります。
こちらは、少し遊覧船みたいな要素も含め、いろいろ海をまわり、スカイダイビング気分になるので、
予約が必要でした。
麗しが浜は
真珠も有名ですが、
牡蠣や大アサリやサザエなど、あたたかい麗しが浜の名産品です。
お好み焼きパーティーで盛り上がり、三木龍馬氏が中心でお好み焼きを焼いていましたが、
横からアレコレヴィーナスが、仕切り口を出しました。
ヴィーナスはいつも
鍋や焼き肉、大人数のお食事だとお奉行様のお殿様。お大尽な司令塔にならずに気が済まないタチなのです。
やはりヴィーナスは、シュルッと手を伸ばしてひとつのお好み焼きに、トマトやチーズをドバッと入れました。
一人ひとつでなく、
いろんな種類のお好み焼きをつくり、切り分けてみんなで食べます。
あっさりネギ焼きも、コッテリ豚玉も。
そば入りウドンいり。バリエーション豊かなお好み焼きが、アツアツのジュウジュウいっています。
鮮やかな色をなすトッピングバリエーション。
様様な香ばしさが奏でるハーモニー。
まずは、
焼き牡蠣を食べながら。
さてさて、、、音鳴り町警察署。
全てなにがあろうと事実を受け入れます、
クライド・フォレスター氏も西園寺玲泉氏も耳を塞ぎたくなりましたが、
ヒカルの供養の為にもわざわざお越しいただきました榎本明治さんの誠実さにも感謝して
証言の続きを聞きました。
そのとき。。。
パーン。。。銃声が鳴り響きます。
父親ジェイ・フォレスター氏の猟銃です。
まさかっ。さきほどの、ヒカルの母親の祐希の。。。死の真相だけで衝撃でフラフラになったところ。。
真っ白だった頭を目覚めさせるような銃声が鳴り響き、ヒカルは、思わず、
ドンドンドンドンドンドンドンドン、
ドアを叩きました。
「ど、ど、どうした、どうしたんです、おとうさまっ、おと。。。。おとうさまっ。」
ドアの向こうからは。。。
「ひ。。。ヒカルひ。。な、なんでもない。猟銃の、、、手入れをしてたら。。。
手が滑った、だけ。」
「だ、だけ、、だけど。。」
ヒカルが、、まさか、
父親が
猟銃で、、、義理の母親を
「とりあえず、、とりあえず大丈夫、、、だ、、、あ。。。あ。なぜ、お前はここにいるんだ、今日は明け方まで。。。」
と、部屋から父親の声がして、ドアが開いて。。。
あっ。。。
義理の母親本妻イライザの座り込んでいる壁の近くに、、、穴が。。弾丸がめり込んだのでしょう。
イライザは
クウを見て。。。。。ブルブル震えていました。
「ま。。。まさか。。まさか、手入れをして発砲するとは、母さんも
驚いたみたいだ、、、さ、さぁ。。さ、
おおごとにしてはいけない、寝なさい、ヒカル」
すると下の階でザワザワ、就寝していた別棟から従業員が何人かやってきました、
だんな様、だんな様。。。
さすがに銃声が鳴り響いたので、これはただ事ではない、テロか
と、。。。しかし、二階の寝室のジェイ・フォレスター氏は、従業員に、
「猟銃の手入れを誤っただけだ、たいしたことない、さ、さ、明日は御前達早いんだおおごとにするな、ヒカルも寝ろ、」
元々怒りやすく短気なジェイ・フォレスター氏が、、、
さらには激しい怒号で、、。
本妻のイライザが、、、もしかしてヒカルの母親の祐希を殺害したかもしれないと、
そして、我にかえる銃声が響く。。。
ヒカルは、なにか言おうとしたが、
はっ
ジェイ・フォレスター氏のうしろ、
クウを見て壁にもたれかかっていた義理母のイライザが、、、
ヒカルを憎悪の憎しみの眼差しで、、睨みつけ。。
おやすみなさい。。。なぜか、ヒカルは
見てはいけないフォレスター家の闇のひとつを開けてしまった、垣間見た気がした。ゾクッ。
その時、ヒカルさんは、
殺される
と直感したそうです。。。
ヘナヘナと、なにがなんだか夢中で部屋に戻って。
証言を続けます
元探偵の榎本明治さんが言いました。
榎本明治さんは、
結婚前に、探偵の仕事をやめるきっかけになった
フォレスター家の本妻のイライザからの
依頼のターゲットである夫の愛人の子供で三男の
ヒカル・フォレスターに、あまりに
理不尽だと耐えきれず本当は良くない。違法だけれど意を決して
素行調査のターゲットのヒカルにアポを取りました。
ヒカル・フォレスターの通っていたセントラル美術大学の最寄り駅の付近居酒屋
食都炉祇庵にて。
「私は闘います、闘いますよ、榎本さん」
ヒカルは言います、だが、榎本さん、当時の霧島明治さんは、探偵の勘があたりやはりイライザ本妻の奥様は、人を殺したことがあるんだ。。。
と、納得したうえに、
「だめですよ、ヒカルさん。ヒカルさんね、あなた、失礼ながらこれも。。素行調査の。。あなた、同棲されている彼女さん、、、おそらく妊娠してるんでしょ?」
素行調査中に、ヒカル・フォレスターの同棲中女性は、何度か産婦人科に通ったのを
霧島明治さんは目撃し、調査書に書いていました。
「あっ。。?や、やっぱり、やっぱりそうかもしれないんです、ね!」
そのとき。。。彼女が、子供を妊娠したかもとヒカル・フォレスターの、最高の喜びの表情。。
霧島明治さん。。
現在結婚して榎本明治さんは、、
あの時のヒカル・フォレスターの喜びの表情を、
音鳴り町警察署で、ヒカル・フォレスター氏の兄のクライドさんと息子の西園寺玲泉さんに、はっきり語りました。
「あのとき、ヒカルさんはとても喜びの表情で、このうえなく喜んでいました。が、、、同時に、ならば、もうほんとに、、闘います、ケジメをつけなければ、と言いました。私は、やめなさい、
奥様と、赤ちゃんがいるかもしれない。あなたは守るべきものがあるんだ、と、
私は言いました。
同棲中の女性は、なかなか妊娠を切り出せないんでしょう。学生同士。
これからやりたいことがたくさんある
前途洋々なヒカル・フォレスターさんに。。
ヒカル・フォレスター氏が、霧島さん、私は闘います、ケジメをつけて、そのあとキッチリしてから、、、彼女と結婚し子供も産ませますから。まずは、、、ケジメをつけなければ。
そうじゃなきゃ、彼女の身体にさしさわる。
まず、はっきりさせます。
それから、彼女にはっきり妊娠を聴き出しますから。
あの高校一年生の真夜中の発砲騒ぎから
義理母のイライザは精神病院に入退院を繰り返し、かと言って正常な時もありましたが
ヒカルさんは、
僕はあの人とどう接していいのかわかりませんでした。。。本妻のイライザ。。。
を。。
口もろくにきかず。。。避けてでも恨んで。。。
僕の。。僕の存在が、イライザ本妻の精神を蝕んだのも確かだし。
かと言って。。、愛人だからと言って。僕の母親を殺していいわけがない。」
と、私にヒカル・フォレスターさんは言いました。
霧島明治さんは、
私は、
「でも、ヒカルさん、ヒカルさんあのあの女性は、、、危険だ。危険だよ、」
と止めました。
クライドさんには失礼です、すみません、
しかし、、、、
この場で、
全て話すお約束ですから。
私の探偵の経験的な感覚で、、
クライドさんのお母様の、イライザ本妻様は、、あの人は、サイコパスです。
榎本明治さんは、言いましたが
クライド・フォレスター氏が
「私がお金を持っていても、女性遊びに興味がなかったのは、母親のイライザの影響かもしれません。
ドラマだと、男はマザコンだと一般的に言われますよね、母親は永遠のマドンナとかね、
母親が、理想の女性とか。
それは嘘です。
もちろん、そういう男性もいるでしょう、
確かに慈しむ見返りのない温かさ、
母性には男性は憧れますが、必ずしも、母親を理想の女性とする男性は全てじゃない。
母親のせいで、女性嫌いな、母親と正反対の女性を好み理想とする男性は
残念ながら
世の中にたくさんいます。」
クライド・フォレスター氏が
いつか少年の日父親の書斎で見た
一枚の写真を。ハタチぐらいの清楚で女性らしい上品な
ヒカルの母親らしき祐希の写真にときめいた
あの初恋の日を
クライド・フォレスター氏が思い出しました。
2019年05月23日
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