ヒカルの回想。。。ヒカル・フォレスター１６歳。
高校生の時に、１６歳、高校一年生のある日のよるに
夜中、なにか凄い言い争う父親ジェイ・フォレスターと、妻のイライザが大喧嘩をしていた。
夜中で、
使用人は別棟に寝ていてよほど内線を鳴らさないとプライバシーなので、
夜中は、用事を言いつけ内線で許可
本屋敷には来ない。。
別棟の少し離れた従業員棟で就寝中。。
その頃は、惣領息子オリバーの家族は、２年程仕事で海外暮らし。
相談しようとしたひとつ歳上の、クライドさんも、高校２年から受験生３年生に向けての塾の合宿で三日間不在。。、
その頃。
クライド・フォレスターさんは、
フォレスター家の子供が通う私立大学は
エスカレーター式とは言え、
僕は
もっと上の大学を目指しますと
クライド・フォレスターさんは受験を考えていると父親のジェイ・フォレスターに言うと
フォレスター一族の進学、聖ラグジュアリーカレッジに行かないとは何事だっ、とか、
惣領息子の長男オリバーを差し置くとはなにごとだ
と、怒りながらも、
Aユニバーサルは、フォレスター一族の進学私立校、聖ラグジュアリーカレッジより
遥かに行くだけでもう素晴らしい名誉な大学なので。。。
次男坊のスペアだし。。はっきり言って
Aユニバーサル。。。超エリートだ、
フォレスター一族の進学聖ラグジュアリーカレッジも素晴らしいが、物凄い家柄であれば
少々学力が足りなくとも、
お金を出せば、という生徒もいなくはないし
ところが、
Aユニバーサルは、そうはいかない！
それも、フォレスター家のブランドになるかとも考えを持ち直した。
はっきり言って、クライド・フォレスター氏は兄のオリバー・フォレスターより遥かに賢い事は父親もよくわかっていました。
クライド・フォレスター氏は、Aユニバーサルに進学して、これだけでも兄やフォレスター一族を凌ぐこと。。。
保険の予備のフォレスター一族のスペアだが、、、行く大学だけでも。
しかし。。
それは
このころからすでにクライド・フォレスター氏は、フォレスター一族からいずれ独立しようとの意思を示す為にも
野心まんまんと、
Aユニバーサル大学を進学希望したのです、
一方、クライド・フォレスターさんの弟
ヒカルは、フォレスター家のものが下働労働なんぞ見苦しいと、父親のジェイに叱られましたが、高校の他校とのボランティアサークルで知り合った庶民的な高校の同い年の友達が、
インフルエンザで、
居酒屋のアルバイトに
行けなくなった時に代わりに行くと友達ができたり、未成年だけど内緒でカクテルの作り方を教えてもらったり、なんら楽しめて。
ヒカルは。どんどん他校の庶民的な生徒との交流を持っていました、
たまに夜中に行くようになり、父親には、
アルバイトなんて醜いと
いろいろ言われたものの。
しかし、半分は愛した祐希という日本人女性は、貧しい生まれでよく働いていたし
できるだけは、ヒカルを自由にさせたい気持ちもありました。
あと、本妻のイライザが、ヒカルに私服の良い服を与えなかったのもあります。
クライド・フォレスターさんは学生時代は痩せていてヒカルと背も同じくらい。だいたい１７５センチ前後痩せぎみで、体型も似ていました。
内緒で私服をイライザに見つからないようにヒカルに何枚かあげていましたが。。あまり兄のクライドさんに世話になるのもと、
自分でバイトして、それからクライドさんにもお返しでバイト代で服を買ったりしていました。
もちろん、フォーマルスーツは、父親のジェイ・フォレスター氏の目が光っているので、
フォレスター一族の紋章、羽ばたく鷹の紋章の男性ゴールドボタン付きスーツはヒカルも与えられましたが、あと、学校制服も。
その他私服までは、仕事で飛び回る父親は、そこまで気が回らず。。。
ヒカルが夜他校との庶民的な生徒と交流しアルバイトまでしている、フォレスター一族の恥だと、妻イライザはジェイ・フォレスター氏に言いつけましたが、
ジェイ・フォレスター氏がヒカルを最初叱ったものの、
多忙なのとヒカルはのびのびした方が本人の性分だし、
それがさらには
亡き最愛の祐希さんの面影をヒカルに感じていました。なぜ、ジェイ・フォレスター氏は
わざわざ祐希さんを愛したのか、それは祐希さんが、働き者で優しく身分関係なく素直で。。。だから
ジェイ・フォレスター氏もたまにしか家に帰ってこないし、
あまり強いことも言わずだんだんほうっておいたのです。
そして、その夜は、
朝方まで、ヒカルが居酒屋のアルバイトで
帰ってこない日も、もう両親はなにも言わなくなった頃でした。
庶民的な生徒と付き合うなとか、
酒を飲んでいるんじゃないかとか、最初は、フォレスター一族の名誉を守れ！！！
とはじめのうちは叱られましたが。。。
あの日。。。
久しぶりに、ジェイ・フォレスター氏が屋敷に戻り。。
ヒカルは、明け方までアルバイトの予定でしたが。
なんとなく、風邪気味でふらっとし、
いつもよくやってくれてるし。。。今日は人数がたくさんいるのでと
早退した夜。。。
ヒカルは、寝ている人を
起こさないようにと、ソーッと帰ると
両親が言い争う声がします。これは。。。
両親の喧嘩ですので、子供がとやかく言うわけにはいかないが、
それにしても。殴り合いが始まる雰囲気。
ヒカルは、万が一に備え、隠れもしもの時には止めようと思いました。
義理母のイライザには虐待されたものの、
父親は好きだし、影でクライド次兄はよくかばってくれているし。。。
「お前が、お前が、お前が祐希をっ、」
はっ
祐希。。。祐希は、確か、ヒカル、の母親です。産後の肥立ちが悪く亡くなったと。
万が一に備え止めに入ろうとしたヒカルは、両親が言い争う部屋の外で、聞き耳を立てました。
「だって。しょうがないじゃない。。
あの女が、あの女が。。。あの女が勝手に足を滑らせたのよ。」
話しによると、ヒカルを産んだ祐希の入院先を突き止めて、病院に乗り込んだイライザは、
妊娠した祐希は、、、音鳴り町病院の産婦人科のVIP部屋へジェイ・フォレスター氏が
日本から呼び寄せて、特別待遇でヒカルを産ませました。
それを、イライザが探偵に依頼し突き止めて
夜中に激怒したフォレスターの本妻のイライザが怒鳴り込み。。。
怒鳴りあう話を訳すると
もつれ合い、ナイフをもったイライザに
祐希はベランダに追い詰められました。
音鳴り町病院は、良い病院でもヒカルが生まれた当時はまだ、
平和で、治安もよく、鍵は閉まっていましたが、これも独自に、イライザが闇社会に繋がる探偵を雇い、音鳴り町病院のお金に困った看護師を探して買収し、イライザがお金を払い、音鳴り町病院の合鍵をつくりました。
ベランダに追い詰められた祐希はベランダから転落してしまいました。最上階のVIP部屋です。。。打ちどころも悪く祐希は即死
VIP部屋の
傍で泣くヒカル。。。
イライザ本妻は恐ろしくなりさっと逃げ出しまた鍵をかけて。
イライザは何事もなかったかのように逃げ出し。。。
祐希は、愛人がゆえに自殺と処理され。。
ヒカルは、
鈍器で後頭部を思い切りなぐられた衝撃。
しかし。。。その時。バーン、
父親ジェイ・フォレスターの趣味のハンティング銃の音が部屋から響きました。
さてさて。現在。
神楽町。福の神ゲストハウス。
三木龍馬氏と、招かれた、福ちゃんヴィーナスグリは、、
お好み焼きパーティー真っ盛り。
グリが焼き牡蠣の担当をし、焼き牡蠣を配ると。
「あっ。
」がりっ。イチゴ姫の牡蠣や、ローズ夫人、コモモの牡蠣に真珠が入っています。
うわーぁ。きゃっきゃっ。
女性たちはオー喜び。
お好み焼きを焼きながら三木龍馬氏は、
「まったく、好きだねー、女性はキラキラしたのが。。。
」「プレゼントです。
うち、もーすぐ麗しが浜に、牡蠣小屋をやる予定で。
」福ちゃんは言いました。福ちゃんは、真珠養殖に、アコヤガイだけでなく牡蠣も使うようにし、
牡蠣の養殖もはじめるので、時間制食べ放題と、グリがこないだ天然真珠が牡蠣のなかに入っていたので、
それもウリにして旬のシーズン
牡蠣小屋をすると笑〜社長には許可を得た、と言っていました。
「で、これはハッピーオイスターで、養殖になっちゃうけど。。。10個とか、20個のなかにひとつ養殖の真珠持ちの牡蠣を混ぜたの。
男性から、女性への記念プレゼントとか、母の日ギフトとか。
」グリが言いました。
