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2019年05月12日

さよならクリスマスキャロル98フォレスター一族の女性たち。

フーッと

笑〜がため息をつきました。

笑〜は、クリスマスパレードの生徒代表としてクリスマスパレード参加小学生の
人骨事件の事情聴取に、警察署に呼ばれました。

今年は、中途半端なイレギュラーな出来事のままに、クリスマスパレードの続きを持って。

抽選会の
後半を残して、終わってしまい。
後片付け班と、プレゼントの生物生鮮品仕分け班に分かれて後片付けと、

仕分け班の人々が、
プレゼントのなかの、生物や消費期限近くの食べ物を仕分け取り出しました。

プレゼントの抽選会は、後半行事として、
お預けになりましたものの、
プレゼントのなかの、
野菜や果物や、消費期限一ヶ月以内の食べ物飲み物においては、寄付する方も
あるので、取り出して

時間制限の急を要するものに関しては、
それだけ仕分けして、まずは、今年のクリスマスパレードの参加した子ども達のおさがりになりました。

ほんとは、生鮮品もすぐに、プレゼントのひとつとして配られるので、誰かに配られますが、

今年は、ハプニングがあり、

プレゼント抽選会は後日に延期されて
おさがりお土産の、炊き出しのお料理や捧げ物は、人骨捜査関係者の方々の夕ご飯になりましたし。

それでも、クリスマスパレードの子ども達は喜び、クリスマスプレゼントもきっと

クリスマスが過ぎてからの抽選会になるので。しかし、そのぶん待ち焦がれたワクワクが長くなるし。
心なしか、毎年、毎年より、神楽町音鳴り町の小学生の友情もさらに深まったようです。


警察署の刑事さんは、まずは、笑〜に、捜査関係者スタッフに、暖かいもてなしを受けた事に感謝を述べました。

いきなりちょうどごはんどき前ぐらいに、
寒いなか。捜査関係者は、集められ、それも仕事ではあるものの、

ほとんどの子ども達が、寒いなかお腹ぺこぺこでヘロヘロの若い捜査関係者達をみかねて、
クリスマスパレードのスタッフに頼んで差し入れをしたのです。

地震や災害や飢餓じゃないだろうに、過保護と、呆れて言われるかもしれませんが、

精密な捜査、お腹が減って寒くては集中できずに、捜査も進みませんし、傍ら南側の美味しそうな香りが毒です。


クリスマス、という事もあり子ども達が気遣う気持ちを見せてくれました。

「ところで、
もも組の三グループの
笑〜さんのグループのお子さん達が、中心に王様のもみの木公園の北側で、土で遊んでいて落とし穴をイタズラで深く掘り下げている時に、偶然にも。。。人骨が発見されたのですな。。」

年配の刑事が言いました。

「はい、私たちは、ごはんどき前で、ご飯の準備や飲み物の準備をして、低学年生徒にココアをくばりました。人数が多いので、低学年生徒は、待機したり
北側で。遊んでる生徒もいました。」

「で、ももの三グループの、ワンちゃん達が、穴を掘り下げて遊んでいて、偶然にも、人骨を発見したんですな。」

「正確に言いますと、ワンちゃんもいましたが、発見したのは、美術家のヴィーナス氏ですね。」笑〜は、小型犬に間違われると、きゃんきゃんムキになって怒る
小型犬みたいなヴィーナスを思い浮かべました。

「アレ、ヴィーナスさんだったんですね。小学生の天才美術家の巨匠がいると聞いてましたが。あの人が、あははははは〜、あっ、失礼しました。
ケラケラ
若い刑事が、笑い出したので、年配の刑事がムギュッと若い刑事をつねりました。

ヴィーナスは、愛嬌いっぱいですが、
タコやらチワワちゃんやら、散々のからかわれよう。チワワの赤ちゃん用のサンタクロースのマントをきて、ちょこまかちょこまか跳ねまわり
最初は、
小型犬の生徒だと思われていたみたいです。

「ヴィーナスさんにも事情聴取しました。
しかし。イーストサイエンス大学の科学班からの情報によりますと人骨は、男性で、50年前後前のもの、二十代ぐらいで若い男性のようです。

「まあっ、、、50年前後の、、、と言ったら特に戦争でってわけではありませんね、、、あそこは墓地だったわけでもないようですし、、、って事は。。。殺害されて埋められてしまったんでしょうか。

「いかにも、そう考えるのが普通ですね、、それに、人骨は、ある紋章入りのボタンを握りしめておりまして。羽ばたく鷹、です。」

笑〜は、「紋章があるとなれば、名家ですね、」

「ええ、これは、フォレスター一族の紋章です、もっぱら、フォレスター一族は、破産して。。。今。残ってるフォレスター家の、、、クライド・フォレスター氏は、既にわざわざもう紋章など使用しなくなってきたみたいですが。」
言いながら、
シルバーの紋章入りのボタンの写真を笑〜に見せました。

「これは、いかにも、立派なおウチ、な感じですね。
フォレスター一族の紋章ですか。。。

クライド・フォレスター家。。。

クライドさんは、

「左手に持ってた?左手に、、、確かヒカルは、左利きだった。
人骨は、左手にフォレスター一族のシルバーのボタンを握りしめていた。

二十代、男性、50年前後ぐらい前の人骨。。

クライド・フォレスター氏と西園寺玲泉氏は
警察にともに、DNA鑑定として、髪の毛を提出しました。

人骨は、ヒカルのものなのでしょうか?

シルバーのボタンは、フォレスター一族の女性のものです、
なぜ、その人骨が、握っていたのでしょうか。。謎が深まるばかりです。

50年前後ぐらい前のフォレスター一族の女性。。。
クライド・フォレスター氏はまだ結婚してはいませんでした。学生から、働きだしたごろかそれぐらいになります。

兄がひとまわりは、歳上なので、その頃は既に結婚していたが、そして、

クライド・フォレスター氏の母親や、
祖母も生きていた頃かな。


クライド・フォレスター氏の母親は、愛人の子のヒカルを幼い頃に、父親のジェイに隠れては虐待していました。

兄のオリバーもでした。

クライドさんだけが、ヒカルをかばいました。祖母はヒカルを無視しました。

だから早くフォレスター一族を出たくてヒカルは、家から離れたセントラル美術大学に進学したのです。

父親は、仕事で忙しく、母親が産後の肥立ちの悪さで亡くなったヒカルが男の子なので、

ヒカルの実家から取り上げましたが、

ヒカルをフォレスター一族に取り上げて連れてきたものの、
父親が、ほとんど家に帰ってこずに、

クライド・フォレスター氏がヒカルをかばうだけでした。使用人も、ヒカルを可愛がりましたが、
見つかると、クライド・フォレスター氏の母親から使用人が。いびられるのでした、

誰のボタンなんだ?
シルバーの、。。

フォレスター一族は、あらためてろくな女がいない。

きつくて浪費家で、
嫁姑ドロドロで、

だから、結婚なんかしたくなかったが、
政略結婚の果てに。

クライド・フォレスター氏は父親ジェイの決めた女性と結婚しましたが。

ジェイが、事業を広げるために、クライドさんは利用されました。

クライド・フォレスター氏の嫁も、
もともと資産家のワガママ娘で、クライド・フォレスター氏は仕事にあけくれ
ほとんど家庭を顧みずに、

仲は冷たいものでしたし。
クライドさんの一人
息子はグレてヤクザみたいになったし、

奥様の実家が没落したので、
母親も、いやになってわざと、浮気をさせるように仕向けて、

慰謝料なしで、離婚して放り出したし。

もう、女なんてこりごり。。。

クライド・フォレスター氏は、

刑事が見せてきたシルバーのボタンを悲しく見つめました、



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