「グリガキソウ。」
給食ビュッフェで、ヴィーナスは、サラダを食べながら周りの友達に言いました。
最近、まるくなったんで、ダイエットしようかなー、
と、ヴィーナスが、うさぎみたいに、サラダばっかり食べていますが、
今日は、メインディッシュも、スープも、それほどたいして、ヴィーナスの好物じゃないだけ。
気まぐれ。
明日、好物が出されたら、ダイエットはやめるでしょう。
神楽町小学校では、給食は、ビュッフェスタイルで。
メインディッシュと牛乳以外は、
サラダやパンやスープやお茶は食べ放題です。
「やったー。グリちゃん、久しぶり、元気にしてるかなー、」みんな、会いたいねー。
グリは、ヴィーナスの故郷の金星の幼なじみで、たまに神楽町にやってきては、
神楽町小学校に通った事もありまして。
神楽町小学校の臨時生徒さんです、
神楽町小学校では、寒い時期暑い時期に渡り鳥のように移動する生き物や、
ある期間になると、
親の都合で移動する子どもがいて、
臨時生徒さんを受け付けていました。
グリは、普段は金星住まいです。
ホントは、グリさんの親が、地球旅行大好きで。
グリのきょうだいは、何度か地球に旅行もしていて。
実は、地球に住むまで、全く地球にきたことがなかった
ヴィーナスより、グリの方が、地球に住んでいても、おかしくはないのですが、
運命というのは、不思議なもの。
「ローズおばあちゃんに言う。
グリちゃんに、虹のかけらやホシノカケラを送ってもらったし。御礼に、ローズ
おばちゃんに頼んで、お菓子かケーキをグリちゃんに作ってもらお。」、グリちゃんから、クリスマスパレードの、虹のかけらやホシノカケラを貰った
シュナ坊が言いました。
虹のかけら、ホシノカケラとともに、クリスマスパレードのサンタクロースを彫刻したシュナ坊
虹のかけらもホシノカケラのサンタクロースも逃げ出して、
ぴょんぴょんスキップしながら。
音鳴り町病室の入院患者のホワイトシュナウザーの、ひかるちゃんの元へいきました。
だけど、シュナ坊は、グリに御礼をしたいと思いました。
ヴィーナスは、
福ちゃんと、シュナ坊と、4人の福の神のバースデイと、早めのクリスマスパーティーに、こないだお招きをありがとう。
ヴィーナスは、
シュナ坊に、
福ちゃんと、
あのとき。三木龍馬氏の家族のシュナ坊の兄さん姉さん、
ポポロ、いちご姫、コモモとも仲良くなり。
、
ヴィーナスは、シュナ坊の兄さん姉さんに、今度上手に耳かきしたげる。スペシャルで、
と、約束したのでした。
「ばっかじゃないの、ヴィーナス。耳かきばっかりして。僕の耳の中も、ヴィーナスが、すぐ耳垢を取っちゃうし耳かきのし過ぎになってるし。ツルツル。」
で、自分が綺麗にしたくせに、綺麗すぎてツマラナイって逆ギレするし。
シュナ坊が、バカにすると、「スヤスヤキモチヨクテイツモネルクセニ」
ヴィーナスは、掃除の時間が図書館や視聴覚室だと、
パソコンで、
勝手に耳掃除の動画を見て興奮しています。究極の快楽は耳掃除、
ムズムズ。
視聴覚室のパソコンの動画を耳掃除にして、
イケイケ、ソコダー、
バカ。アブナイゾ、バカ、バカ、ミギッ
チガデルヒット
ミルフィーユ、ミルフィーユ。
と、ギャーギャー興奮しはじめるので、
最初先生が、
まさか、だれか、競馬でも見てるのかっ、
行け。行け!
だとっ。
と、慌てて叱りに行ったら、
ヴィーナスが、耳掃除の動画を掃除をサボって他のクラスメイトと、
わー、すごっ。でかっ。きもちいいね、あれ、
ギャーギャー、言って騒いでいるので、それはそれで、
むっちゃムッチャしこたまに叱られましたが、
近所の耳鼻科にわざわざ耳掃除を見に行ったり、アルバイトしたり。
耳鼻科の先生に、
センセーハ、ドーセ、ミミソウジガスキスギテミミノオイシャサンニナッタンデシュナ。
ドーブツガダイスキダトジューイサンニナルシ。
と、真剣に言っているのでした。
それは。。よぶんなおはなしと、しまして。
今度は、ここ。音鳴り町病院にて。
ビアンカ院長先生が、びっくりしたのは、
なんと。
クライド・フォレスター氏の、ガンが嘘の様に消えていたことです。
奇跡、こんなことってあるのでしょうか?
でも、昔から、ガンは怒りという説もあるのです。悲しみと怒りが奔流となり、絶望の淵で生きてきたクライド・フォレスター氏が、
まるで、クライド・フォレスター氏が生まれ変わるためにと、がんになったかのごとくにして。。。
あのとき。。。病室に、小さな天使のサン太がやってきて。クライド・フォレスター氏は、いつもひとりぼっちではなく。
いつも、サン太が、実は一緒にいてくれた事に気付いて。本来のクライド・フォレスター氏に戻り。
そうしたら、ガンはいつのまにか、去っていきました。
なんという奇跡でしょうか。それに、幼い日の、友人、三木龍馬氏との再会。
三木龍馬氏は、そうだったんだ。。。多分、祖父も父親も、幼いわたしには、衝撃の事実を伏せたのでしょうね。
犬に、襲われた、って。
祖父も父親も、わたしが、犬嫌いにならないようにと。
悪いのは、襲った犬ではなく躾けられない飼い主の主人に責任が全てあるのですから。
でも、サン太が、サン太がうちを嫌ってイヤになっていなくなったんじゃなくてヨカッタ。
主人のもと、クライドさんの元に行ったんですね。
わたしは、ちいさなサン太が、他の三木センチュリオンのミニチュアシュナウザー親子の中で、仲良く暮らしている様に見えたけど。
やっぱり、自分だけ、ホワイトシュナウザーで、ひとりぼっちが、悲しみと、
それが、イヤで家出したのかと気掛かりでした。
だけど、サン太は、本来のご主人の元へ行きたいから行った。それがわかって。ほんとうに、
よかったんです。
三木龍馬氏の優しさが、クライド・フォレスター氏の心に刺さり、じわっと溶けていきました。
なんて、愛にあふれているのでしょう。
いままでに。。
ずっとずっと、気づかない、サン太が、そばにいる喜びに気づかない愚かなせいかつを送ってきて。
だけど、考えてみれば、ちいさな時も、
お手伝いのマリーナは、優しかったし。
弟のヒカルも。
なんだか、クライド・フォレスター氏は、嬉しくなりました。
真っ黒のオセロも。。。パチンとたったひとつちいさな白いオセロをおくだけで、
たちまち、黒は白にみんなひっくりかえされていく。
そんな、例え、光景を見たように。
三木龍馬氏が、幼い頃、一度だけ偶然にもあって、
大事なサン太を実は譲ってくれていて。
そして。お見舞いまで、きてくれて。
そしてそして。。。弟のヒカルの絵らしき、絵を、お見舞い。。
と、いうか、お見舞いが、それが、再会と、退院祝いのプレゼントになるとは。
ガンも消え、
大切なものをいただき、いただくばかりで。
サン太。。。三木龍馬氏。
おーキナものを、惜しみなく与えてくれて、ありがとう。
なんだ、なんだ。
サンタクロースは、やっぱりいたじゃないか。
ほんとうに、ほんとうに、サンタクロースは、いるんだ。
ありがとう。
幼い頃、ミニチュアシュナウザーのサンタクロースと。
あと、サンタクロースのおじいさんを見た。
確かに。。確かに見た。
だけど、親に言ったら、叱られてさ。
いるわけない、どっかの店の。
商売の宣伝のアルバイトのじいさんだ、と。叱られて。
だけど、あれは、サンタクロースだ、と。
わしは。。どっか。望みをもち。
でも、否定されて。削られ消されて。
今度、わしは、
わしは。サンタクロースに、なりたい。
わたしは、サンタクロースから、こんなに、かかえきれないおーキナものを、
与えられていたのだから。
2019年04月23日
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