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2019年04月24日

さよならクリスマスキャロル。78すべては、これでよかったの。

あのときもしも、あの出会いがなければ、自分は。。。

と、考えることがある反面にして。

あのときもしも。。


わたしが死んでいれば、わたしはあどけない、自分のままで、死ねた

と、何度か思っていた。クライド・フォレスター氏は、
軍用犬に襲われて瀕死だった過去の事件を考えると、

いつも。そう思っていました。あのとき死んでいれば、よかったのに、と。

つらい孤独な人生で。人に嫌われてひとりぼっちで。

だけど。。実は、サン太が、命をかけ、命をかわりに与えてくれた、という事に、75歳になり、やっと気づくと。

それは、大きな間違いで。。。
これで、よかったの、生きていてよかったのと、思えるようになれたんです。

サン太の存在が思い出されて。
サン太の愛情が。クライド・フォレスター氏を救い。

その他。点在する数々の幸運が身近にあることに気づいて。。。

そして、なにより。

サン太は、クライド・フォレスター氏の、自分の犬だったんです。

犬が苦手で、恐怖心を感じたのは、軍用犬に襲われて、だけではなく。自分の為に、大事なサン太の命が奪われたから。

だから、それがトラウマになって。犬を見るとモヤモヤしていました。

苦手で怖い。だけど、なんだろう、ほんとは実は好きなんじゃないかと期待する妙な気持ち。いつも、モヤモヤしていた。

サンタ太との、記憶を思い出し。遠ざけたかった犬。。。

クライド・フォレスター氏は、ガミガミがみがみ街や公共に、文句やクレーマーをしたり。。。

だけど。。。小銭はじゃまだ、フン、と、言って、わずか、小銭とは言えど、

困った人、災害や困った環境。

自分では、どうにもならない環境の、
クライド・フォレスター氏がそうでありましたように。クライド・フォレスター氏は、裕福な家庭財閥育ちではありましたが、

親に厳しいレールを敷かれて、長男のオリバーのスペアの予備保険扱いで育てられて。

子供は、どうすることもできない。

無力だ。
それを感じて、小銭は、時々スーパーで、チラチラと、じゃまだ、うざい、と、

募金箱に小銭は、少しづつ、寄付をしていました。

ほらほら、やっぱり、ね。

クライドさん。優しい、んだよ、ほんとはね。だって、

僕の主人なんだもんね。

もちろん、サン太は、クライド・フォレスター氏とともに見えないけど、いつも一緒にいましたし。いままで、それをちゃんと見ていました。

残念ながら、クライド・フォレスター氏は、サン太の存在に気づいてくれなかった時でも。


どうにか。クライド・フォレスター氏を、彼らしい人間らしい人生を、歩ませてあげなければ、と。

クライド・フォレスター氏に、生命を与えてくれた、サン太の責任でもありました。

「おめでとう。。。クライドさん。。、よかったね、、。

音鳴り町病院の、小児科の、入院患者、ホワイトシュナウザーの、幼児。ひかるちゃんは、ベッドの上で弱々しげに、でも、笑って、

クライド・フォレスター氏の、退院を喜んでくれました。


クライド・フォレスター氏はズキン、と、心が痛みました。

こんな、おじいさんが、元気になってしまい。

自分ばっかり健康になってしまい。
ひかるちゃんの目の前から消えようと、したんだけれど。

だけど、そうしたら、幼いひかるちゃんは、
急に、親しくしていた人がいなくなることに、
どう、思うことでしょうか。


三木龍馬氏が、ある日突然、サン太がなにも言わずに、家出したかのように。

ずっとずっと、、、もしかして、自分が嫌いだったんだね。。。僕は好きだったんだけど、と。

だから、ひかるちゃんには、黙って退院は、できないし、お見舞いや、これからも、

内緒で援助をと。

自分は、すでに死んでいてもおかしくないのですから。

ひかるちゃんは、さらにまた小さくなっていました。

「僕ね。クリスマスに、手術するかもしれないの。。。なんだかもう、そんな、元気がなくて。。。怖い。。

ボチボチ、お兄ちゃんのヨルザちゃんは、神楽町と、音鳴り町のクリスマスパレードで、

担当地区をハロウィンみたいに、サンタクロースになって練り歩くんだって。。

ひかるちゃんは、一生懸命、クライド・フォレスター氏に、クリスマスパレードを説明しました。


知ってます。だって。。いままでは、クライド・フォレスター氏は、クリスマスパレードの邪魔をしたり、悪口を言っていましたからね。

だって。。。自分は、クリスマス産まれなのに、なに一つ、子供のときから、いいことがありませんでしたから。

浮かれていないで、サンタクロースなんか、いやしないだろうに。

あれは、商売用のじいさんのアルバイトだからな、小さな頃に、

クライド・フォレスター氏は、街のサンタクロースを見ると、そう言われてきては、

学校で、サンタクロースなんか、いないと、

親が夜に。プレゼントをおくだけだ、クラスメイトや、他の子供に、いいふらして、

クラスメイトの親から苦情が出たり嫌われてきました。

だけど、今年は、まだ会ったことがない、僕にそっくりの、

ミニチュアシュナウザーの、シュナレモン君というこが、

王様のもみの木の願い事の短冊の、にじのかけら、ホシノカケラを、くれて。

お兄ちゃんの、ヨルザちゃんは、

サンタクロースに会いたい、という、ひかるちゃんの願い事の短冊を、


王様のもみの木の願い事として、飾りにいってくれました。


嬉しそうにひかるちゃんが、クライド・フォレスター氏に言うので、

クライド・フォレスター氏は、

きっと叶うさ。

絶対叶うよ。

と、ひかるちゃんを励ましました。




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