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2019年03月27日

さよならクリスマスキャロル。50。遠い記憶の中で。

「なんですって、、、、三木さんの家?三木さんの家に、こんな感じな絵があったの、シュナ坊?」

笑〜が言います。

IMG_4222.JPG

「うん。この子達そっくり。
オジイに年がら年中、クリスマスの絵をかけてさー、って言ってたもん、僕。」

「今日は遅いから明日、ちょっと連絡を取ってみるわ。

笑〜が言います。

まさか、、、、クライド・フォレスター氏の

弟さんの絵かしら。。。


翌日。。。

「まあっ、笑〜ちゃん、お久しぶり。お元気?シュナ坊もどう、みなさんも、いかが?」

笑〜が、シュナ坊の元飼い主さんの三木さんの家に電話すると奥様のローズ夫人が出ました。

「ローズさん、おかげさま、みんな、ピンピンしてまーす。ありがとうございます。ローズさんもみなさんも、いかが?」

「うちもおかげさま
だけど、ほんと、偶然、つい昨日、みんなで、神楽町に旅行したいって言ってたばかりよー、噂をすれば、だわ。びっくりね。

「あらまぁ、ぜひ、喜んで。みんなで、一緒にお食事でも出来たら嬉しいです。
うちで、パーティしてもいいしね。

「まぁっ、福の神家さん、お城でパーティみたいだわね〜。

「あ、それはそれで、、、ちょっとお尋ねしたいことがあるんですが、、、龍馬おじいちゃんしか、わからないかも、もしかして。」

「そう?どうしたの?」

「シュナ坊が、三木さんのお宅に、ミニチュアシュナウザーのサンタクロースの絵が飾ってある、みたいに言ってるんですが、
その絵を描いたかもしれない人を探している方がいらっしゃるんです。
もしかして、音信普通の弟さんかもしれないって。。。」

「あら、あら、、あれね。あれは、主人がお客様からいただいたもので。すっかりうちの日常生活に溶け込んでなじんでるけれど。。。音信普通??弟さんかも?」

「はい。。。ご存知かもしれませんが、大富豪のおじいさん。クライド・フォレスター氏です。」

「あらあら、あらまぁ。なんとなく、テレビや雑誌で見たことあるわ。。。」

ローズ夫人は、怖そうなクライド・フォレスター氏を思い浮かべ

その人が、あんな可愛らしいタッチの絵と結びつくとは。。。

なんか、ギャップというか。変な違和感が、悪いけどもしました。

「その、クライド・フォレスター氏の弟さんのヒカルさんという男性が、美大生の頃に突然失踪したみたいなんです。。。」

「あら。主人から、お客様が、新人ビジネスマン時代に、学食ランチに行ってた美大の学園祭で気に入って何枚か買われたものだ、ってそういえば。。。あの絵の事を話していた気がするわ

「そ、それはもしかして、あっ、、、龍馬おじいちゃんは?」

「いま、ショッピングモールへ、うちのワンちゃん達と一緒に行ってるところよ。あとからすぐに、電話させますから。ね、


音鳴り町病院。

クライドさん、クライドさん、クライドさん。。。

クライド、クライド、クライド。。。


夢の中で。。。

「だって、、、、なんでもいいって言ったでしょ。」

五歳の誕生日。。。フォレスター一族の帝王学を学びレールを敷かれるけじめ、

希望の節目の誕生日プレゼントを希望した。


白い、あのサンタクロースみたいな犬がどうしても欲しいのに。

兄の、オリバーは、ヨットを買って貰った。。。オリバーは、長男だから特別、ヨットと海外旅行。。。を。

だけど、クライドさんは、そんなものより、

なにか、暖かくてイキイキした方がいい。

「フォレスター一族の男児たるもの、そんな犬だなんだの、、、しかも、軍用犬でなく愛玩犬だと、なんの役に立たつ、情けない。」

父親のジェイフォレスター氏は、クライドさんの希望の誕生日プレゼントに眉をひそめました。

ジェイフォレスターも、妻のイライザも、

犬は嫌いで、ばかばかしい、なんの役に立たつんだ、と、兄を見習え。

全くお前は物にセンスがない。

父親のジェイフォレスターは、幼いクライドさんを小馬鹿にしました。

しかし、お手伝いさんのマリーナが、

お孫さんに、ワンちゃんと暮らしますようにとクリスマスにお孫さんにサンタクロースみたいなワンちゃんをプレゼントしたり、

いつの日か、知らない男の子の

白いサンタクロースみたいなワンちゃんが、

うちに迷い込んできたり。。。

弟のひかるは、クライドさんと年子みたいなものでしたが、

僕も、五歳の誕生日は、小さいにいちゃんと一緒でいいから、ワンちゃんが欲しい

と、クライドさんと年子のひかるは

2人で父親に懇願していました。


しかし。。。クライドさんは、ワンちゃんと暮らす事は

今まで、、、ありませんでした。


それどころか、父親のいうよその軍用犬に噛まれ瀕死の重傷を負いました。

もしかして

あの時、死んでいたかもしれない。

しかし、なぜか、生かされた。

良かったのかわるかったのかは、未だにわからない。


ただ。本当に、いろいろあった。。。




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