街のワクワク。。。街が冷え込みが深まるにつれ、
シャンパンゴールドの
ともし火は暖かく優しくなり。
街がそれこそ、待ちのワクワクになってくる。。。
「アタシトハニートボタント。
スナボカ。。。
ナンカイツモノメンバ。チュウガクネンセハ、エミチャメダシ」
ヴィーナスが言います。
「スナボ、ってなに、ばっかじゃないの、」キー
ヴィーナスに、シュナ坊が怒りました。
「ビナスッテイワレテムカツクカラ、ツナボウ。」
シュナ坊が、
プライドの高いヴィーナスをびなすと書く事にネチネチ根に持っているようです。
「なんだよー、ツナ坊って、なまってるよー、」
シュナ坊がうるさいので、ヴィーナスは、シュナ坊をお尻でキックしました。
「なんだよー、ちいちゃんには、手をあげないくせにー、小さいちゃんは、ヴィーナスを押さえつけたりかじるのに、僕ばっかり蹴るし。先生に言ってやる、」
シュナ坊は、顔を真っ赤にして怒ります。
「蹴るし、ってヴィーナスはグミみたいにプルプルのぷよぷよ!!で、痛くないでしょー、」
あははは
シーズーの牡丹が笑います。
「だけど、蹴ることにま違いない。」
「オンナノコマシテヤアカチャンハ、デリケートダシ。アノコムスメハ、ナンカチョウシクルウ」
「ホラホラホラら
そーやってちいちゃん、かばって嫁さんだからかばうんだろ、ヴィーナスは、嫁さん持ちー。」
シュナ坊が、ヴィーナスをからかうので、
ムギュッと
ヴィーナスは、シュナ坊の耳を引っ張りました。
「ケッテハナイゾーダ」
クリスマスパレードの班、低学年児童の振り分けで、
ヴィーナスとシュナ坊とボタンと、福の神印の蜂蜜の蜜蜂のハニーが、
笑〜と茶目コと同じ班になりました。その他、音鳴り町の子供と高学年児童です。
「鬼ババとも一緒だしなぁ。。」シュナ坊が言うと、
ハニーが、
「えー、笑〜社長カッコイイじゃん。優しいし、、、憧れるのにー、」
「わ、わ、わ、ーハニー僕が、鬼ババって言ったら、すぐ笑〜って反応してんのっ。」
「そ、そ、そそれは、シュナ坊が、笑〜さんを散々いろいろいつも言ってるからでしょー、」
ボタンが、
アタフタします。
「アハハハー、エミシャチョ、キガツヨイゲド。アタシニハヤサシイシネ
トコロデ。ミンナデ、シュナボーノトモダチノオミマイニイカナイホシノカケラノ、
シュナボーノトモダチノ、」
ホシノカケラのシュナ坊の友達とは、
白い、シュナ坊そっくりらしい、音鳴り町の入院患者のひかるくんです。
「大丈夫かな、患者さんだから、大勢押しかけると、病院もヒカルちゃんも迷惑をしないの?」
ボタンが冷静に言います。
「エミシャチョガ、LINEデ、ヒカルチャン、トモダチホシイッテ」
「えー、でも。音鳴り町病院、怖いおじいさんがいるよ。かわいそうだけど、僕たち助けた人。あの人、怖い感じだけど、大丈夫かなぁ」
シュナ坊が言いました。
「オカネモチノヘンクツサン
アノヒトモキニナルネ」
ヴィーナスが言います、クライド・フォレスターさんの事です。
しかし、クライド・フォレスターさんは、だんだん雪解けの時期を迎えたようです。
入院患者のヒカルチャンや、
最近、自分の周りに目に見えない天使がいるのではないかと、妙に優しい気持ちにかられます。
キミは、誰なんだ?
わたしは、ぼけてきたのか?
それとも、お迎えが近く。。。走馬灯のような幻覚をみるの??
ひとりじゃない。。。
クライド・フォレスターさんは、産まれてはじめてそう思えてきました。
そのせいか、人嫌いな偏屈じいさんのクライド・フォレスター氏は、
甥の西園寺玲泉と、少しづつ、少しづつ打ち解けるようになりました。笑〜にも、
人生最後。。。
弟のひかるの事を知りたい、そう思えて笑〜に相談しました。
「クライドさん、あなたは名のある男性です、プライバシーがなくなるかもしれませんよ、」
笑〜は、言います。
「死ぬ気ですから、もう、死んだも同然です。冥土の土産です、」
クライド・フォレスターさんは言いました。
笑〜は、クライド・フォレスターさんから、
弟さんの美大生の頃のスケッチ。
子どもの頃らしき、クライド・フォレスターさんと、弟さんらしき子ども、やら、
ミニチュアシュナウザーの仔犬のサンタクロースを見せてもらいました。
「うわーっ、可愛い。
あの、これ、撮ってもいいでしょうか?
うちも、ミニチュアシュナウザーの3歳ぐらいの男の子がいるんです。
ほら、こっちの、コアラみたいな色の、よくある方な」
「それは、それは。」西園寺玲泉さんはにっこりしました。
クライド・フォレスターさんもうなずきました。
「あの、ホームページでblogやっているんですけれど、これから、ヒカルさんの公開捜査も兼ねて、このスケッチ、アップしても良いでしょうか?」
「そうだな。。。この絵も、なんか、ひかるの行方のキーになるかも、しれない。」
クライド・フォレスターさんは、言いました。
そして。。。夜。
福の神家。、、では。
「思うに。。。クライド・フォレスターさんって。。おじいさん、それほど悪い人でもないんじゃない。」福の神の家。
お菓子を食べながら、ラブはミーハーなので、SCANDAL雑誌を読みながら言いました。
福の神
ラブの、トイプードルの赤ちゃんは、もうスヤスヤ、部屋で眠っています。
「だけど、、、あの人、親父とかアニキとか、助けんで、心中させただろ。、」福の神大蔵が言いました。
「そんなさ、私達はテキトーぬくぬくと、これでも、お互い文句あっても、無事幸い。親兄弟とよろしくやってるからさ、想像できないでしょうけれど、
親から
虐待されたり、、、って人や、骨肉の争いってあるわよ。
私も、恋愛、結婚、ご縁の福の神で、縁切り祈祷もする場合あるけれど。。。
骨肉の争いで、親兄弟呪えってあるもん。
もちろん、私は丁重に御断りするけど、
結構本気であるのよ。福の神神社の、恋愛結婚と、あと縁切り絵馬だけど、先生、先生って真っ青な顔して巫女さん達がたまーに、ヤバイ縁切り絵馬を見つけて知らせてくるんだけど。。。
もーすごいよ、殺してやる勢い」
ラブは、あらかじめ、人を怨んだりおどおどろしい、まがまがしい願いは不可です、と、
怪しい
祈祷を断わり、怨念系な絵馬は、供養します。
「そ。。。そーなん。俺、交通安全や、車のお祓いとかでまだマシだわな。。。」
「笑〜が帰ってくるから、さっさと寝よー。」シュナ坊が言いました。
シュナ坊と、
ラブと大蔵が、三人で、ベラベラ喋っていると、
笑〜が帰ってきました。
「あんた、食べてきたの、きょー、タチバナいないからテキトーにやってよ。」ラブが笑〜に言いました。
「そんな、お腹減ってないからなー、それより、これ、見て、可愛いでしょ」
笑〜は、パソコンを開きました。
「あ、、、アレッ。あ、あれー、」
シュナ坊が、その絵を見て目をまんまるくしています。
「シュナ坊どうしたの?」
「この絵。この絵、そっくりなん、オジイんちにあるよ。オジイん、お客さんからのプレゼントだって、飾ってあったもん。」
「えっ。。。」
それは、あの、クライド・フォレスター氏の
弟のひかるの描いたらしい、
サンタクロースのミニチュアシュナウザーのスケッチでした。
オジイんち。。。。シュナ坊の元飼い主さん、三木龍馬氏の自宅です。
2019年03月26日
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