松茸の香りが、ピークに達して、そろそろ食べごろだなぁ〜、
そうすると、毎度ーぉ!ゴーン。。。お寺の鐘的な、チャイムが鳴ったので、ヴィーナスが、滝の向こうに、ふわふわ飛んでいくと、
居酒屋
金曜日から、アツアツの揚げ物が、届きました。「オーナーさんからの、差し入れね、」
アルバイトのお兄ちゃんが、どーも、スイーツらしいな、と言うタチバナからの、箱を差し出しました。
ちょうど、グッドタイミング後ろから、
ヴィーナスと一緒に住んでいる
アザラシの福ちゃんが、やっと仕事を終えて、及びがかかっていましたので、やってきて、ヴィーナスが、箱を持ち
出前を福ちゃんに持って貰い席につきました。
「わー、すっご〜い。な、なにここさ。これが、ヴィーナスがよく言ってる異空間魔法のルーム。。?」シミジミと、深まる仲秋の名月。。。
佇む福ちゃんは、感激しました。いつもいつも。。。確かに海辺の白い家で、満天の星に包まれ眠りますが。。。
ヴィーナスが、タチバナからの、箱を開けると、キラキラした、種類の、カラフルな、小さないろいろな種類のケーキが、宝石のようにならんでいました。蝶々の絵や、星やハート型のもあります。
「タチバナモヤルワネー。」ヴィーナスが、まぶしそうに、ケーキを眺めます。
「ちょっとちょっと。ケンカしちゃいそ。大丈夫かなぁ」ラブが、覗いて言います。カラフルで綺麗で、バリエーションがあるものは、チョイスのセンスの競争があるしね。。。
ヴィーナスは、箱を閉じると、「コレハ、アラソウナラアラソウデ、アトデー!」
橋を渡り、茶室の院の、木のこひきだしにサッサと閉まってしまいました。
「はじめまして、福の神、真珠苑の、福です。ヴィーナスと住んでます、と、言っても、ヴィーナスは、仕事で帰ってこないことも、よくあるよね。」
福ちゃんは、グリに挨拶をしました。
「あら、グリです。ヴィーナスは、寝相が悪いでしょ〜。」
ヴィーナスは、あまりに寝相が悪くて、ベッドから落ちて、そのまま、ついに、地球に落ちてしまったのですから。。。
「バカー。ネゾウガヨイナラ、イロイロナタノシミモイマノワタシモデアイモナカッタワヨー、サスガ、ワルイネゾウバンザイダワヨ」
「唐揚げ、唐揚げー。」ラブが、金曜日の出前を並べました。
「揚げ物なら、天麩羅がたくさんあるのに、お料理教室の生徒さんの。。。」笑〜が言うのですが、
「和は、和。洋は洋よ。両方楽しまないとねー。これだけの人数そろいだし。」
「あ、そうそうそう、福ちゃん、福ちゃんも覚えてない???ね、ね、座敷わらしのさっちゃん、」茶目コが、同級生の福ちゃんに言います。
「え、え、えーっ、」福ちゃんは、ドキッとしました。覚えてるもなにも、さっちゃんは、福ちゃんの初恋の人です。
「ん、ん、なんとなく。。。かなぁ」福ちゃんの胸に甘い苦味が。。。
福ちゃんは地元の海に、さっちゃんは、遠方の雪国に。居場所が違ったのです。
「座敷わらしのさっちゃんに、あの、苺ちゃんて、行方不明の少女がそっくりなのよー。ね、ね、福ちゃんも、神楽町チャンネル公開捜査、見たでしょ〜」
茶目コが言うのですが、福ちゃんは、「え、、、仕事で忙しくって。茶目には、悪いけど、、。あんまり、テレビ、最近見れないし。最近は、帰ってきて、テレビつけても、知らない間に寝てるよ。。。」
と、お茶を濁しました。
ヴィーナスは、アレ???
公開捜査は、シュナ坊と一緒に福の神の棲家で見ていましたが。。。
だけど。。。福の神新聞の、行方不明の少女、苺ちゃんの写真を福ちゃんは、とっても複雑そうな顔で見ていたのでした。
マサカマサカマサカマサカ。
福ちゃんは、あの、女の子を、誰だか、知っているのでは???
あの。。。福ちゃんが。。。なにか、知ってる??知り合い?
ヴィーナスは、あまりのいつにない、福ちゃんのシリアスな空気に、声もかけられずにいましたが。
2019年02月05日
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