アフィリエイト広告を利用しています
リンク集
最新記事
写真ギャラリー
カテゴリーアーカイブ
<< 2021年12月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
記事ランキング
ファン

広告

posted by fanblog

2021年07月25日

運気を磨く

   41mtE7AIWOL._SY346_.jpg



「シンクロニシティ」( synchronicity)とは、人生において「不思議な偶然の一致」が起こることであるが、良いタイミングで、このシンクロニシティが起こることも、「良い運気」の表れである。 例えば、「こうした情報が欲しい」と思っていると、たまたま手にした雑誌の偶然開いたページに、その情報が載っているといったことも人生において起こるが、これも「良い運気」の表れであると言える。


コンステレーション」( constellation)とは、「星座」という意味の英語であるが、我々が夜空を見上げるとき、そこに見える星々は、それぞれ、全く関係のない星である。しかし、我々は、それらの星々の配置に「意味」を感じ、「物語」を感じ、オリオン座や蠍座といった形で、それを「星座」として呼ぶ。 同様に、「コンステレーション」を感じるとは、人生で起こる、一見、無関係な出来事や出会いに、何かの「意味」や「物語」を感じ、その意味や物語に従って選択や行動をすると、良い方向に導かれることであり、これも「良い運気」の表れである


自らの人生で、大きな「運気」の分かれ目を体験した人間は、 他者の「運気」の強さも、敏感に感じ取ることができる。世の中で「成功者」と呼ばれる人々は、分野を問わず、職業を問わず、人生と仕事の様々な場面で、無意識に「運気」を感じ、「良い運気」を引き寄せ、その好機を掴む力を持っていたのである。


第三の理由は、実は、これが最も重要な理由であるが、人間同士のコミュニケーションの八割は、「ノンバーバル」(非言語的)だからである。 すなわち、コミュニケーションには、「言葉で伝わるメッセージ」(バーバル・メッセージ)以外に、眼差しや目つき、表情や面構え、仕草や身振り、空気や雰囲気といった「言葉以外で伝わるメッセージ」(ノンバーバル・メッセージ)があり、実は、後者は、コミュニケーションの八割以上を占めているのである。


「ウェット・ブランケット」(濡れた毛布)と揶揄されるリーダーである。「ウェット・ブランケット」とは、家庭などで小火が生じたとき、濡れた毛布を掛けて火を消してしまうことからの隠喩であるが、たしかに世の中には、部下やメンバーがやる気を出し、情熱を持って何かのアイデアや提案を出しても、そのアイデアや提案の問題点を冷ややかに指摘し、部下やメンバーのやる気を削ぎ、情熱の「火」に水をかけて消してしまうリーダーがいる。


我々の無意識の世界に、「自分ならできる」「自分は価値ある人間だ」といった「自己肯定意識」や「自己尊重意識」があると、そのポジティブな想念が、人生において幸運と見える出来事を引き寄せ、「良い運気」を引き寄せていく


世の中で「天才」と呼ばれる人々は、この「潜在能力」を、普通の人の何倍も開花させた人々に他ならない。それゆえ、我々も、もし心の中のネガティブな想念を消し、心をポジティブな想念で満たすことが十全にできるならば、同様の才能を開花させる可能性があるのである。


自分の無意識の世界に働きかけようと思うならば、「意識的な自己暗示」は、実は、あまり無意識の世界に浸透していかないが、「無意識的に使う日常言葉」は、恐ろしいほどに無意識の世界に浸透していくことを理解する必要がある


第三の「感動」の言葉とは、素晴らしい自然などに触れたとき、その感動を表現する言葉である。 例えば、「素晴らしい星空だ!」「爽やかな風だ!」「最高の夕焼けだ!」といった言葉である。 生物学者、レイチェル・カーソンの遺した言葉に「センス・オブ・ワンダー」(Sense of Wonder)という有名な言葉があるが、「感動する心」とでも訳すべきこうした感覚を、我々は大切にするべきであり、それを言葉にして語ることをためらう必要はないだろう。


無意識の世界を浄化していくためには、ネガティブな日常言葉を使わないことに加え、ポジティブな日常言葉を使うことが大切であるが、その一つの技法は、「感嘆」「感謝」「感動」の「三つの感」の言葉を大切にすることである。 そして、最初は、こうした言葉を、日常生活において意識的に使うようにする必要があるが、まもなく、それが「習慣」になったとき、自然に口を衝いて出るようになっていく。そのとき、こうしたポジティブな言葉が、我々の無意識の世界に浸透するようになっていき、同時に、無意識の世界のネガティブな想念を浄化するようになっていくだろう。


この「言葉」と「心」の関係を考えるとき、もう一つ、我々が理解しておくべき大切なことがある。それは、仏教思想で語られる「身心一如」という考えである。 すなわち、我々の「心」と「身体」は、本来、一つであり、「心」が「身体」の姿勢を変えると同時に、「身体」が「心」の姿勢を変えるのである。 同様に、「言葉」を広義の「身体」と考えるならば、「心」の状態が、語る「言葉」を変えるだけでなく、語る「言葉」が「心」の状態を変えていく。 これを分かりやすく言えば、我々は、「有り難い」という心を抱くから、「有り難う」という言葉を発するが、逆に、「有り難う」という言葉を発するから、心が「有り難い」という状態になるのも、一面の真実である。


「心の世界」で、一人一人と和解することである。 すなわち、「現実の世界」ではなく、「心の世界」で、それらの人々と和解していくのである


昔から語られる格言に「感謝は、すべてを癒す」という言葉があるが、その言葉通り、この「感謝」の言葉を用いる技法は、劇的にではないが、静かに、我々の傷ついてしまった人間関係を癒していく。そして、何よりも、我々の心を癒していく。


我々は、人生を振り返るとき、「与えられたもの」よりも「与えられなかったもの」に目が向く傾向がある。「成功したこと」よりも「失敗したこと」に気持ちが向かってしまう傾向がある。それが、我々の心の中にネガティブな想念が生まれてしまう大きな原因になっているため、この人生の振り返りと、ささやかな成功体験の棚卸しを丹念に行っていくだけで、我々の想念は、少しずつポジティブになっていく


いかなる逆境が与えられても、いかなる挫折が与えられても、我々は、その逆境や挫折を糧として、「成長」していける。 そして、その「成長」をしっかりと掴むことができるならば、我々は、いかに「不運に見える出来事」や、いかに「痛苦な失敗体験」であっても、それを単なるネガティブな体験に終わらせることなく、必ず、素晴らしいポジティブな体験に変えていくことができる。


「この出来事は、自分に、何を気づかせようとしているのか」 「この出来事は、自分に、何を学べと教えているのか」 「この出来事は、自分に、いかなる成長を求めているのか」 そして、人生において、どのような「不運に見える出来事」が与えられても、こうした問いを胸に抱き、その出来事を成長の糧とすることができるならば、その「不運に見える出来事」も、実は、「幸運な出来事」であることに気がつくだろう。


我々は、いかなる過去の「不運に見える出来事」も、それを自らの成長に結びつけることによって、「幸運な出来事」に変えることができる。そして、いかなる過去の「失敗体験」も、それを自身の成長の糧とすることによって「成功体験」に変えることができる


それは、次の「五つの覚悟」を定めた人生観を体得していく技法であり、この「五つの覚悟」を、順に一つ一つ定めていく技法である。 第一の覚悟 自分の人生は、大いなる何かに導かれている、と信じる 第二の覚悟 人生で起こること、すべて、深い意味がある、と考える 第三の覚悟 人生における問題、すべて、自分に原因がある、と引き受ける 第四の覚悟 大いなる何かが、自分を育てようとしている、と受け止める 第五の覚悟 逆境を越える叡智は、すべて、与えられる、と思い定める


自分の人生は、大いなる何かに導かれている。 大いなる何かは、自分の人生を、 必ず、良き方向に導こうとしている。 それゆえ、もし、この「全託の祈り」の結果が、 自分の願望と違う方向になったとしても、 それも、深い叡智を持った大いなる何かの導き。 その導きの意味を深く考えながら、 与えられた問題や逆境に正対し、力を尽くし、 さらなる成長を目指して歩んでいくならば、 必ず、素晴らしい人生が導かれていく。


本書の思想は、いかにして「ネガティブな想念」「ネガティブなもの」「不運な出来事」を否定していくかという思想ではなく、本来、我々の人生においては、「ネガティブな想念」も「ネガティブなもの」も「不運な出来事」も無い、という「全肯定」の思想、すなわち、「絶対肯定」の思想を述べている。



運気を磨く〜心を浄化する三つの技法〜 (光文社新書)

新品価格
¥902から
(2021/7/25 22:58時点)


タグ:Kindle
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10872895
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
最新コメント
タグクラウド
プロフィール
サンドゥリエさんの画像
サンドゥリエ
プロフィール
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。