2022年01月14日
クレディセゾンと袂を分かつ西友の進む道
12日、西友・リヴィン・サニーは、2022年3月31日(木)でクレディセゾンとの提携サービスを終了することを公表しました。
現在、西友・リヴィン・サニーでウォルマートカードセゾンを利用すると毎日3%OFF、全てのセゾンカード利用で対象日が5%OFFの特典を利用できるものの、4月1日(金)以降終了となります。
2022年3月までは、毎月4回「セゾンカード感謝デー5%OFF」を実施するが、春以降は、楽天との会員プログラムを開始する予定です。
なお、出光カードなどでも「セゾンカード感謝デー5%OFF」は終了します。
西友からのリリースは以下の通りです。
「いつもセゾンカードをご利用いただき、ありがとうございます。
このたび、株式会社西友の意向により、2022年3月31日(木)をもちまして誠に勝手ながら株式会社西友と株式会社クレディセゾンとの提携サービスを終了することとなりました。これに伴い、「ウォルマートカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード(以下、ウォルマートカード セゾン)」の新規入会終了、ならびに株式会社西友および楽天西友ネットスーパー株式会社と共同で提供してまいりました以下サービスを順次終了いたします。
これまでにお客様より賜りましたご愛顧に心から感謝申しあげますとともに、ご迷惑をおかけしますことをお詫び申しあげます。
「ウォルマートカード セゾン」のお切り替えについて
株式会社西友との提携解消に伴い、2022年1月18日(火)以降順次お切り替えカードをお届けいたします。カード切り替えによるカード番号の変更はございません。公共料金決済やETCカードはお手続き不要で引き続きご利用いただけます。また、西友との提携サービスはサービス終了日までカード切り替えに関わらずご利用いただけます。
お切り替えカードをお届けするまで、お手元のウォルマートカード セゾンは、セゾンカードとしてクレジット機能を引き続きご利用いただけます。ぜひご利用ください。
カードのお切り替え時期および、カードのサービス・機能につきましては、ウォルマートカード セゾン会員様宛に別途お送りするご案内をご確認くださいますようお願い申しあげます。」
2020年11月、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)と楽天は、スーパー大手の西友に出資する方針を定めました。。
西友の親会社の米ウォルマートから西友株をKKRが65%、楽天が20%取得し、新型コロナウイルス禍で消費行動が変わる中、提携を通じてネットとリアルの小売りを融合し、西友のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めることとしました。
ウォルマートも引き続き15%を保有し、3社でデジタル技術を使った西友の競争力強化に向けて連携します。
かつてセゾングループの中核として、隆盛を誇った同社ですが、母田であるセゾングループが分裂してからは、試行錯誤の経営に明け暮れていたように思います。
カード業界は今や楽天が圧倒的存在感を放っており、楽天と組む代わりに、かつての仲間であったクレディセゾンに見切りをつけたのでした。
1990年代のバブル崩壊後、不動産開発の西洋環境開発(西武百貨店傘下)とノンバンクの東京シティファイナンス(西友傘下)はともに多額の負債を抱え、1990年代後半のセゾンはリストラを断行、それぞれ親会社の西武百貨店・西友でリストラ・資産売却を実施、西友はファミリーマート・良品計画など上場子会社とインターコンチネンタルホテルグループの持株を手放し、1996年には西武百貨店からロフトが分社独立しました。
第一勧業銀行を筆頭とした取引銀行団の意向は強く、それでも残った負債のために、クレディセゾンなど他のセゾングループ企業や、堤清二個人からも支援を要求したため、各所で資産売却を決行し、最後の懸案だった西洋環境開発の清算をもって、2001年に「セゾングループ」は事実上解散しました。
かつて小売業として日本有数の規模の売り上げを誇ったセゾングループ。
時代の変遷とともに、セゾン各社は生き残りをかけた事業戦略を掲げているわけですが、やはり一抹の寂しさをかんじるところです。
現在、西友・リヴィン・サニーでウォルマートカードセゾンを利用すると毎日3%OFF、全てのセゾンカード利用で対象日が5%OFFの特典を利用できるものの、4月1日(金)以降終了となります。
2022年3月までは、毎月4回「セゾンカード感謝デー5%OFF」を実施するが、春以降は、楽天との会員プログラムを開始する予定です。
なお、出光カードなどでも「セゾンカード感謝デー5%OFF」は終了します。
西友からのリリースは以下の通りです。
「いつもセゾンカードをご利用いただき、ありがとうございます。
このたび、株式会社西友の意向により、2022年3月31日(木)をもちまして誠に勝手ながら株式会社西友と株式会社クレディセゾンとの提携サービスを終了することとなりました。これに伴い、「ウォルマートカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード(以下、ウォルマートカード セゾン)」の新規入会終了、ならびに株式会社西友および楽天西友ネットスーパー株式会社と共同で提供してまいりました以下サービスを順次終了いたします。
これまでにお客様より賜りましたご愛顧に心から感謝申しあげますとともに、ご迷惑をおかけしますことをお詫び申しあげます。
「ウォルマートカード セゾン」のお切り替えについて
株式会社西友との提携解消に伴い、2022年1月18日(火)以降順次お切り替えカードをお届けいたします。カード切り替えによるカード番号の変更はございません。公共料金決済やETCカードはお手続き不要で引き続きご利用いただけます。また、西友との提携サービスはサービス終了日までカード切り替えに関わらずご利用いただけます。
お切り替えカードをお届けするまで、お手元のウォルマートカード セゾンは、セゾンカードとしてクレジット機能を引き続きご利用いただけます。ぜひご利用ください。
カードのお切り替え時期および、カードのサービス・機能につきましては、ウォルマートカード セゾン会員様宛に別途お送りするご案内をご確認くださいますようお願い申しあげます。」
2020年11月、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)と楽天は、スーパー大手の西友に出資する方針を定めました。。
西友の親会社の米ウォルマートから西友株をKKRが65%、楽天が20%取得し、新型コロナウイルス禍で消費行動が変わる中、提携を通じてネットとリアルの小売りを融合し、西友のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めることとしました。
ウォルマートも引き続き15%を保有し、3社でデジタル技術を使った西友の競争力強化に向けて連携します。
かつてセゾングループの中核として、隆盛を誇った同社ですが、母田であるセゾングループが分裂してからは、試行錯誤の経営に明け暮れていたように思います。
カード業界は今や楽天が圧倒的存在感を放っており、楽天と組む代わりに、かつての仲間であったクレディセゾンに見切りをつけたのでした。
1990年代のバブル崩壊後、不動産開発の西洋環境開発(西武百貨店傘下)とノンバンクの東京シティファイナンス(西友傘下)はともに多額の負債を抱え、1990年代後半のセゾンはリストラを断行、それぞれ親会社の西武百貨店・西友でリストラ・資産売却を実施、西友はファミリーマート・良品計画など上場子会社とインターコンチネンタルホテルグループの持株を手放し、1996年には西武百貨店からロフトが分社独立しました。
第一勧業銀行を筆頭とした取引銀行団の意向は強く、それでも残った負債のために、クレディセゾンなど他のセゾングループ企業や、堤清二個人からも支援を要求したため、各所で資産売却を決行し、最後の懸案だった西洋環境開発の清算をもって、2001年に「セゾングループ」は事実上解散しました。
かつて小売業として日本有数の規模の売り上げを誇ったセゾングループ。
時代の変遷とともに、セゾン各社は生き残りをかけた事業戦略を掲げているわけですが、やはり一抹の寂しさをかんじるところです。
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