2017年09月03日
『こんな時が来ようとは』
それは、想像もしなかったひと時。ファン冥利に尽きるってモンですわいな。
こんな時が来ようとは
さてさて、前日のオフ会も大切なイベントであったが、翌日も個人的には非常に大切な一日であった。
なんと、昼から村長と共に徳島監督とお話しする機会を得ていたのだ!!
そして夜には、大学卒業以来だから約20年振りに3人の後輩達と会う約束をしていたのだ!!
1日の間に外せぬ約束がふたつ。充実した日になるのは約束されているようなものだ。思いっきり寝不足ではあるが、この後に訪れるときめきを思えば何の事は無い。またしても無駄にテンションを高めつつ、待ち合わせの時を待った。
午後2時頃。これまた初めて訪れたのは「阿佐ヶ谷」である。阿佐ヶ谷駅で村長と合流し、そのまま徒歩で目的地に移動する。バスで移動しても良かったのだが、初めての町は何となく歩いて見て回りたいものなのだ。幸い、目的地も距離的にそれほど遠い訳ではないので、二人で町並み等について話しながら移動した。そして15分程で、目的地に到着した。
『アンティークスカフェ』(ネットでも何度か紹介されているぞ)。ここは徳島監督行きつけのお店・・・というか、場合によってはスタッフとしてお店を任されることもあるという場所である。お店に入った早々、歴代スーパー戦隊のロボ(超合金)がお出迎え。そしてお店の奥には・・・
あぁ〜徳島監督だぁぁ!!
昨晩お会いしたばかりだが、こちらとしては嬉しい事極まりない再会である。しかも『バトルオペレーション』で徳島監督をはじめ開発スタッフが用意していたルームでご一緒したことのある、のーと様(仮称。書いていいものかどうか分からないので詳しくは書かないが、こちらも業界の方である)もいらっしゃったのだ。うおお・・・奇しくも徳島監督のみならず業界関係の方ともお話できるとは・・・ああ、なんてステキな日なんだ。
とはいえここはカフェである。何も注文せずに話すばかりも失礼というもの。この身としてはせっかく遠出してきているのだ、普段あまり食べないものを注文したいところである。と、何気にパンケーキが目にとまった。まだ昼食を取っていなかったのでランチを注文するつもりだったのだが、そのパンケーキに惹かれるものがあったのでそちらを注文した。うん、何ら問題はない。
しばらくすると、店長の奥様が注文の品をもってきてくれたのだが、
おや?小さなフライパンの様なものに乗せられている!?しかも実に分厚い・・・その上に生クリームやらアイスクリームやらが鎮座している。勝手に所謂ホットケーキを想像していたので驚きを禁じ得ない。確かに見た目は想像していたものと異なっている。が、その香ばしい香りはむしろ期待感を高めた。このいい香り、たまらんですな。では早速、いただきまーす。
んまーーい(ノシ >ω<)ノシ
このぶつよく、齢40を越えた今も甘党である。これはイカン、イカンな〜、凄い好きな味ダヨー!思わず話半分で食べるのに夢中になってしまった。さらに危うく食べ終わった早々におかわりを注文するところだったヨ。
そして、村長が用意した地元のお酒で乾杯(飲めぬこの身はジンジャエールで)。先日のお土産イラストを話を切っ掛けに、色々な話をお伺いする事が出来たのだった。
開発人の方々のメイン機体の思い出:天神様はデザートジムと伺っていたが、相手をしていた側としてはゲムカモフが非常に印象的だったそうな。そういう相違って、あるよねぇ(チラッ)
プラモ談義:徳島監督やのーと様達が作成したキットの話。MG版「ジムSPUWD隊仕様」とMGハイザック。チョイスが渋すぎる。
バトルオペレーションの「ポストカード」のイラスト選択について:これは『舟谷セレクション』とのこと。そう、舟谷様が各キャンペーンCGを作成していたというのだ。しかし彼自身は初期の仕事に納得しておらず、ポストカードでイフリート改とペイルライダーのいずれかを選択する(「暗闇の中」で「二刀流」という同シチュエーション)となった際にペイルライダーが採用されたとの事。いや、見てる側からすると何一つ文句は無いのヨー!むしろ採用して欲しかったヨーー!!
実はグラフィッカーがいなかった:監督と舟谷様ができて(描けて)しまったが故の現実。改めてグラフィッカーを雇わずに済んだ・・・とはいえ、やはり相当大変だったと思われる。
クローズドベータの頃の話:陸戦型ガンダムとドムは期間ギリギリでドロップできるか否かというくらいで設定していたつもりが、後半たくさんいて驚いたそうな。旧カウンターアタック=矯正ジャンケンの苦ーい思い出も。
三竦みの秘密:元々は「歩兵」「戦車」「MS」の三竦み(以下「旧三竦み))だったとのこと。その為、初期のMSは優秀な兵器にはできなかったそうな。その名残が格闘攻撃の方向斬り。旧三竦みの頃のMSはとにかく操作が難しく、格闘攻撃を繰り出す際には最初に重心移動をしなければならず、例えば左側を攻撃したかったら、一旦右側に重心を移動させてから勢いをつけてからでないと攻撃を出せなかったらしい。これをうまく使うと歩兵や戦車の攻撃を上体移動だけで避ける「スウェー」が可能だったというのだ。恐ろしい話だ・・・これが採用されていたら難しすぎてついて行けなかっただろうな・・・。
ドムはバランスが難しい:重装甲、高機動、大火力。地上戦における最強機といっても過言ではない設定のため、いつもバランスには苦慮されているとのこと。思わずバトルオペレーションのドムのカッコ良さを思い出してしまったねぇ。
幻の機体「アッグ」:実装するとしたら「戦車」同様配置型か、もしくは攻撃手段がタックルのみ(その代わりタックルの威力最強)とか。まさにドリームマッスィーン。ま、無理だわな。
「ブルーディスティニー」のBGMについて:ブルーディスティニー系の楽曲は「誰に権利があるのか分からない」らしい(滝汗)。結構、というかかなり深〜い事情があるようなので詳しくは書けないが、アレンジ版ならギリギリ許されるそうな。実に残念な話よのぅ。
動画主の方々には感謝:ブログ同様、動画も開発人の方々はチェックしていたようだ。しかし一応版権にも関わる為、それをおおっぴらに言うことができず、苦肉の策として「ガンダムゲームまつり」等で独特の用語を使って「見てるよ」アピールをしていたそうな。
「フレンドの一人がトランスフォーマーファン」という話から、若い世代が昔の作品に触れる機会が多いという話:幼稚園児が砂山の上から滑りおりる遊びを繰り返しており、先生が「何してるの?」と聞いたら「ダグラムごっこ」と言われた話。
お店の常連さんと「腐」の世界の話に。そういえば「レビル×デギン」ってのを聞いたことがあるな・・・絶対見たくないけど。
ここで、「ガンダムTHEオリジン」を見ようという流れに。その準備の間に徳島監督の作成したHGUC「ブルーディスティニー1号機 EXAM」を拝見。何げに各部分にライトのモールドを追加してバトルオペレーション仕様になっていたぞ!その後何故か0080を見る事に。1話を見つつバトオペの0080関係の思い出話へ。
プレイの時間帯の話:徳島監督はアニメ監督や雑誌編集者=完全夜型の方とプレイしていた為、午前2時スタートで大変だったらしい(徳島監督達は普通に朝からお仕事)。
ラケーテンバズの思い出:監督的には色々と悩ましい武器だったみたい。あのシールド部分に耐久値を設定しようと考えていたそうな。でもやっぱりドムトローペンにはコレだよねぇ。
チェーンマインについて:正しい爆導索談義。元々武器というよりはツール。シュツルムガルスの使用方法が正しい。
ここで監督から「ガンダムバーニアタンブラーチタニウム」をお土産としていただいた。チタニウムバージョンって通常盤よりもお高いハズ・・・ありがとうございます。大事に使います。
タンブラーが35周年の時だった事から、今度はガンダム40周年の話:来年SEEDが15周年??早いもんだな・・・。
そして徳島監督に、持参していた当時の「ブルーディスティニー」のにソフトにサインしてもらう事に。その間、設定資料集を見ながら当時の思い出話を。
社会人になってからの金の使い方:用途は違えど、費やす姿勢は皆同じである(汗)。しかしいい加減場所のことも考えないとねぇ。
ガンダムベース東京の1/1サイズ「ユニコーンガンダム立像」について:完成後に見に行くのが楽しみだのぅ。年内に行きたいものだが、果たして・・・?
ガンダムカフェについて:「アーガマのティータイム(フローズンケーキ)」をオススメされる。
プレミアムバンダイの話:年末にかけて単品で高いシロモノが連発されているのでキツイキツイ。置き場が・・・。
ゾゴックについて:「村」の始まるきっかけとなったゾゴック・・・実に、実に思い出深い機体である。ゾゴック関連商品のレビューもしないとね!
そして、村長の持ってきたポラロイドカメラで記念撮影。
この間、ざっと2時間。もうね、あっという間ですわ。
とはいえ、今日は午後7時から後輩達との待ち合わせがある。残念ながら時間は有限なのだ。ここで、今度はこちらから色々と質問させていただいた。ずっと疑問に思っていた事をご本人に聞いてみる機会なんて早々あるもんじゃないからね!
「『コロニーの落ちた地で・・・』の“スペシャルディスク版ガンダムについて”」
「『EXAM』と『HADES』の違い」
「本来、“ペイルライダー”とは何を指すのか?」
等々・・・と、これらの話に関しては皆も興味があると思うので、改めて書く事にしよう。
濃密な時間は本当に過ぎるのが早い。ふと気が付けば、既に18時をまわっていた。後輩達との待ち合わせは19時に秋葉原駅前だ。ここから阿佐ヶ谷駅→秋葉原駅までの移動時間を考えると、そろそろ出発しなくてはならない。でももう5分くらいいいか・・・?いやイカン。後輩達を待たせる事になる。ぬぅぅ、後輩達との約束が無ければ・・・いやしかし、後輩達と会う機会だって滅多に無いのだ。それを蔑ろにはできぬ!
後ろ髪惹かれる想いとは正にこの事であろう。それを振り切るかの如く、挨拶もそこそこに、『アンティークスカフェ』を後にする。見知らぬ街を走り抜ける間も、電車にゆられている間も、この4時間の事を思い出していた。楽しかった、本当に楽しかった!!まだまだ聞きたいことはたくさんあったが、それでも充分に満足だった。
18時55分、秋葉原駅に到着。あぁ、何たるジャストタイミング。さて後輩達は・・・お、いたいた。遠くから後姿を見ただけで分かる。20年近く経っても、あの頃と何も変わらない姿がそこにあった。おお皆、久しぶりだな!君は変わってないなぁ・・・そっちの君も若々しいままじゃないか。で・・・オマエさんどうした?老けてはいないが・・・色々と丸っこくなり過ぎだろ!?
20年振りの再会でも、微塵も余所余所しさは無い。皆社会的に立場のある年齢だ。それでも、会話の内容は大学生の頃のままのようだった。「また明日」。別れ際、大学時代の頃のようにそう言いそうになったのは内緒である。
はー・・・満足したヨー!今日の半日は忘れられない思い出になるだろう。よかった。本当に東京までやってきて良かったヨ・・・(超笑顔)。
ホテルに戻り、寝支度を進める。先日の睡眠時間の短さ、走ったりした事による適度な疲労、良い料理を腹いっぱい食べられた事による満腹感・・・明日のチェックアウトまでにちゃんと起きられるかなぁっはっはっは。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・何で寝られないんだよぉ!?(涙)
寝不足な上に疲労感も充分、なのに何故、何故眠れんんん??そんなにアドレナリン出っぱなしなの?それはアヴないだろ本気で!!
帰宅後、徳島監督と村長にお礼のメールを送った。心底からのお礼である。いちファンとして、心躍る時を過ごさせていただいた事への感謝の気持ち・・・文章だけでは表し切れないが、せめて気持ちを伝えたかった。ああ、本当に、本当にありがとうございました・・・!
すると、村長から返信が返ってきたのだが・・・そこには、気になることが書かれていた。
「カフェの飲み代でカバーということで」「『あっ・・・ぶつよくさん、食い逃げ・・・』っていうネタに・・・」
・・・ん?これは何の事を・・・・・・・・・・・・・・・はっ!?
ぎゃあああああ!?し、しまったぁぁぁ!店を出る時、後輩達に会う事ばかり考えていて、お勘定の事をパーフェクトに忘れていたァァァァ!!(盛大に突っ伏す)
情けない事に、立て替えてもらっていたのである。うおおお・・・今回の事で村長には感謝し足りないと思っていたくらいなのに、さらにご迷惑をおかけしていたとは・・・我ながら何たる無様。こ、このお礼は、いずれその内、精神的に・・・ゴフゥ(吐血)。
また東京に行く機会があったらまた『アンティークスカフェ』行って、パンケーキを食べよう。もちろん、お代はちゃんとお支払いしてね!(涙)
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投稿者:butuyoku|23:59|GundamBattleOperation(PS3)
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