「RE/100 イフリート改」 レビュー - ぶつよくさんの『言いたい放題』。
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「RE/100 イフリート改」 レビュー


ガンプラ「RE/100 イフリート改」のレビュー記事ダヨ。


『パーソナルカラーのプラモ』+『3Dアクションゲーム』≒『気分はガンプラバトル』!

「RE/100 イフリート改」




▶INTRODUCTION
19年の時を越え、遂に形となった自称“ジオンの騎士”専用機


さて、レビュー記事の記念すべき第1回目は、今楽しんでいる「バトルオペレーション」にも関係のあるアイテムと言う事で、「RE/100 イフリート改」である。

『イフリート改』と言えば、元々セガサターン専用ソフト「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」で初登場した“ゲーム発”の機体である事はご存じだろう・・・もちろん当然当たり前、当ブログをご覧の方なれば知っているに決まっている(真顔)。
「ガンダム外伝」シリーズのの魁たるSFCソフト「機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079」第2部「死にゆく者たちへの祈り」で初登場したMS『イフリート』の派生機であり、プレイヤーにとってのライバル機である。これにより「ガンダム外伝系ライバル機はイフリート系」という流れが生まれた(例外作もあるけども)と考えると面白い。

『イフリート』と名の付く機体のどれもが、非常に存在感のある素晴らしい仇役なのは言うまでも無いだろうが、その中でもイフリート改は初見のインパクト、ゲーム内での強さ、そしてパイロットの強烈な個性のお陰で特に印象が強い。個人的には、最終決戦であるブルーディスティニー2号機対3号機の対決よりも、ブルーディスティニー1号機対イフリート改の方が遥かに印象に残っている。この作品はブルーディスティニー1号機とイフリート改の圧倒的存在感があったからこそ、今でも根強いファンに支えられているといっても過言ではあるまい。

そしてこの作品は「バトルオペレーション」の監督である徳島監督が初めて監督を務められた作品でもあったりする。当時まだ20代半ばでゲームとは言えガンダム作品の監督をやることになった心境は如何ばかりであったろうか?当時大学生だったこの身は「20代半ばで(ゲームとは言え)ガンダム作品の監督がいる」という事実に感動したものだ。ゲーム制作時にシナリオ担当者がギリギリのタイミングで代わったり、当初社内では厳しい意見が出ていたり・・・等といった経緯は当時発売されたムック本(下の写真の真ん中)を読んでみると色々と様子が分かるので面白いぞ。


当時購入した書籍とソフトだ。残念ながら、2巻のバックインレイは紛失してしまったらしい・・・

とはいえ、「ゲームにのみ登場するMSの立体化」はなかなか実現しないものだ。映像に比べてゲームオリジナルの機体は圧倒的に露出が少ない=知名度が低い事もあり、そもそもからして商品化の話が出てこない。当時は辛うじてガレージキットで発売されたり(それもブルーディスティニー系だけ)、SDガンダムやキーホルダー等で立体化されるのが関の山だったのだ。2005年になってようやく完成品トイ「ガンダムフィックスフィギュレーション(GFF)」でブルーディスティニー1号機(2号機とのコンバーチブルモデル)が商品化されたり、2007年にプラモデルのHGUCシリーズでブルーディスティニー1〜3号機がキット化されたりしているが、そのライバル機たるイフリート改は商品化されないままだったのである(ちなみに『イフリート』はGFFのジオン版「ジオノグラフィ」シリーズの『グフカスタム』とのコンバーチブルモデルとして立体化されているぞ)。

そんな切ない時を経て、ついに至った2015年。「ガンプラEXPO ワールドツアージャパン2015」で初めてこの「RE/100 イフリート改」が姿を現した。ゲーム発売から、実に19年後(1996年発売)の事である。いきなりの彩色展示、しかも1/100サイズでの登場という事で、そのインパクトは絶大であった。さらに展示写真を見るだけでも充分に伝わってくるその格好良さ。初キット化にして決定版になりそうな予感がした人も多いだろう。サイズが1/100だった事もあり、「何故HGUCブルーディスティニーと同じスケールじゃないんだ!?」と思った者も多かったと思われるが・・・何を隠そうこの身もその一人だ。しかし、それでも喜びの方が強かった。とうとうイフリート改がキット化する、しかもかなりのクオリティで!長かった・・・コレがキット化されるのをずっと心待ちにしていた。それがとうとう現実のものとなったのだ、これを喜ばずして何とする!!購入する事自体は、この画像を見たときから既に決まっていた。

そして無事商品が発売されてきっちり入手。それを組んで喜んでいた時、ホビー総合サイト『電撃ホビーウェブ』にてこのキットの作例(キットレビュー)が紹介された。そこには、設定とは異なるペイントが施されたイフリート改の写真が並んでいたのだが・・・

おおぉおぉおぉおおぉお??これ、この身がバトルオペレーションで使ってるパーソナルカラーに似てるなぁ・・・いいなぁ!これ欲しいぃぃ!!

実はこの作品、以前ブログでも少しだけ話題に出した事のあるプロモデラー、本庄聖さんツイッターはここから見られるぞ)が制作されたものだったのである。そう、「バトルオペレーション」で何度かご一緒させていただいたり、スカイプでお話させていただいたことがあるという程度の実に微々たるものではあるが、この身と“縁”が全く無い訳でも無かったのだ。そこで、その縁を頼りに(懇意にされている方にご協力いただいて)作例と同じものの制作を依頼できないかと本庄さんにお尋ねしたところ、なんと快く依頼を引き受けてくださったのである!っきゃーー!!何てありがたく、何て嬉しい話であろうか!!更には、この件に関して本庄さんの方から直接電話してきてくださったのである。こ、心の準備ガーー!!舞い上がったテンションを必死に隠しつつ話をしたのは言うまでも無い(無論、この制作はお仕事を優先していただいての話である)。
それが遂に完成し、我が手元にやってきたという訳だ。当然『電撃ホビーウェブ』に掲載されているものとは少し違って見えるだろうが、基本的にキットレビュー時と同じ改造、同じ塗装を施してもらっているぞ。

この完成品が手元に届いてからというもの、ゲーム内のペイントも、それに合わせて若干修正した。他の機体を使用している時はともかく、「バトルオペレーション」でイフリート改を使用している時だけはガンプラバトル気分である。


こんなの見たら自然と笑みがこぼれるに決まってるじゃあないか!!

さて、それではキットの紹介をしていこう。あ、レビュー自体は素組した場合のキットの方を紹介するので、格好よろしい塗装済完成品画像はまた後ほどたっぷりと。

▶PICKUP
「EXAMよ! この私の前にひれ伏せ!」




単純に素組しただけでこのクオリティなのだ。

このキットは「RE/100」シリーズの第4弾に当たるアイテムだ。この「RE/100」シリーズ、サイズは1/100と大きめだが、パーツ構成そのものは1/144HGシリーズに近く、パーツ数も抑えられている為非常に組み立てやすい。その割にパーツによる色分けがしっかりされており(イフリート改は元々色数が少ないけども)、細部を除けば塗装せずとも設定がに近い状態になる。それこそ墨入れを施してトップコートを吹くだけでも随分とイメージが変わるぞ。
特に脚部の増加装甲及びミサイルランチャーは、パーツ分けの巧みさで、塗装しなくても白いラインやスラスター等が再現されるようになっている。ミサイルランチャーもミサイル周囲の黒い部分が別パーツになっている為、それだけでミサイルが違和感無く再現されているぞ(前面だけだけども)。

何気に手持ち武器がヒートサーベル2本(パーツ総数3×2)だけ、というのも作り易さに一役買っている。もっとも、武器がたくさんあった方が嬉しい方からするとちょいと物足りないかもしれないが、それもまた機体の個性として割り切って考えるといいぞ。

全体的に組みやすい上に、そのまま組み上げただけでもかなりの満足感を与えてくれる良キットだ。

▶PICKUP
「ますますマシンに力が漲ってくるのが分かるぞ・・・!」


ではここからは、ちょいと部分的に見てみよう。

●頭部
その形状、ギミックなどは実に素晴らしい。全体的に現代風にブラッシュアップされていて何とも男前である。パネルライン等のディティールもうるさくなり過ぎない程に追加され、間延びした感じは全く無い。
形状のみならず、可動部も面白い。頭部、というよりも首の部分は少々特殊で、頭部と胴体を繋ぐジョイントが通常時は胴体に収納されているのだが、上を向かせる際に引き出す事によって可動域を確保している。これは後頭部の大きさ(長さ)を考慮しての発想だろう。首の可動位置を固定していた場合、どうしても張り出した後頭部が背中に引っ掛かってロクに上を向く事ができない。かといって背中の部分を抉り取ったようなデザインにしてもバックパックが邪魔になる。それを踏まえた上でのギミックなのだろう。さすがに下から見たらちょいと残念な感じになっているが、この辺りはMGと違って割り切っているようだ。



こんな感じで引っ張り出すのだ。思ったよりもスムーズに動くぞ。

モノアイもヘルメットパーツを外す事で左右に動かす事が可能で、表情付けに一役買っているぞ。モノアイが奥まっている上に唐突に追加されたバイザーがあるので陰になり易いのが残念なところである。思いきって点灯ギミックを盛り込んでみるのもアリかもしれない。ちなみに、元の設定画に合わせようとしてバイザーを切り飛ばすと、見えなくてもいい中身が見えてしまう可能性が高いので注意が必要だぞ。


矢印のハンドルを左右に動かすだけという実に分かりやすい構造になっている。

●胴体/腕部
「RE/100」シリーズなので同スケールのMGシリーズと異なりインナーフレームは採用されていないが、肘はもちろん二重関節。腕の付け根を引き出せる為、腕を胴体の前の方に向ける事も可能となっている。胴体も胸部と腹部に分かれている為、前屈させることも可能なのだ。腕部2連装グレネードランチャーも弾頭が別パーツ化されており、実に見栄えがいい。
フロントアーマーは1パーツ形成になっているが、真ん中から切断すれば左右独立して動かす事ができるようになるのもHGシリーズと同じである。
さらに股関節部にはMGキットで採用された「股関節の位置を前後にスライドさせる」ギミックが搭載されており、これにより思い切り踏み込んだ姿勢やら膝立ち等も可能である。


股関節の軸(赤い丸部分)がスライドすることで、こんなに踏み込めるのだ。

そして、本キットで目を引くのは何と言ってもこの「ショルダーアーマー」である。


この技術力を垣間見よ!!

何が素晴らしいって、なんとコレ、写真のもので1パーツなのである!スパイクを含め、形状も違和感が無く実に格好良い。なんといっても合わせ目が出ない為、曲面が非常に綺麗なのである。
うーむ凄い技術だ。将来的にはザクのショルダーアーマーも同じように1パーツで形成されるようになるのだろうか・・・それはそれでいい時代だなぁと素直に思う。

●脚部

胴体側の股関節のギミックは上記の通り。そして脚側の股関節(腿の付け根)は別ブロック化されており、ロールさせる事ができる。その為、脚をハの字に開いて力強いポーズを取らせる事ができるぞ。ボールジョイントよりも安定感があるので個人的にはこちらの処理の方が好きだな。注意点は、外側にロールさせる分には問題無いのだが、内側にロールさせると股関節ブロックにあるポリキャップの受けの凸モールドに思いっきり干渉してしまう点だ。


ここが接触してしまうのだ。思いっきり削れているのが分かるだろうか?

立っている状態なら内側へロールさせる事は無いだろうが、足を踏み込んだポーズや膝立ちポーズを取らせたりすると、どうしても内側へのロールが必要になってくる。そのままでもロールさせられない訳ではないが、明らかに接触している為確実に表面を削る事になる。塗装後にやってしまうと・・・おおっテリブル。

そして脚部については、特に足首にご注目。足首はソール部分が前後に分かれて可動するので、踏み込んだポーズでもある程度までなら足の裏を地面につけた状態でいられる。そして足首の付け根は左右にスライドさせる事ができる為足首を内側へ曲げやすく、スタンスを広げた状態でもしっかりと接地させることができるのである。インナーフレームが無くても可動範囲そのものに大きな問題は無いという事だ。むしろフレーム構造ではないからこそ可能なギミックといえよう。


赤丸内のポリキャップが左右にスライドすることで軸の位置が調整でき、足首の設置角度が大きくなるぞ。

しかし注意点がひとつあるぞ。このギミックを活用する事で足首を大きく内側に捻る事ができるようになるものの、赤丸で囲んだ箇所が内部で干渉してしまうのだ。塗装していた場合は塗料がはがれてしまう可能性が大いにあるので注意を怠ると哀しい目に遭うぞ。


この赤丸で囲んだ辺りが干渉しやすいので、動かす時は注意だ。


▶WARNING
「これ以上は、イフリートの機体が持たん!」



さて、初キット化にして絶賛に値する良キットではある事に間違いは無い「RE/100 イフリート改」だが、だからと言って問題点が無い訳ではない。というか、一言言わずにはいられない箇所がいくつかある。・・・当ブログは「言いたい放題」なのである。良いところは褒めるが、度し難いところは当然突っ込ませていただく!余程の事が無い限り、ベタ褒めのみで終わる事など無いのだヨ。

●ブレードアンテナ/肩のスパイク/脚部増加装甲が取れやすい
これについては個体差もあるだろうが、動かしていて気になったのはこの辺りである。特に頭部のブレードアンテナとショルダーアーマーに取り付けるスパイクは元々テンション(張力)が低い。さらにスパイクに関しては、動かしていると肩の内部パーツと干渉し(写真参照)、内側から押し出される形になってしまう。その為、動かしているとポロポロと取れてしまうのだ。
脚部増加装甲はまだしもブレードアンテナとスパイクパーツはサイズが小さい為、下手をすると紛失してしまう可能性が非常に高い。取れやすいパーツはいっそのこと固定してしまったり、ピンの部分を接着剤などで太くすれば問題は解決するぞ。これだけで扱いやすさが断然変わるので、紛失する前にやっておく事をオススメしておく(経験者談)。


こういう角度になると内側から押し出してしまう形になるので注意した方がいいぞ。

●腰の動力パイプの弾力が強い
このキットの腰の動力パイプだが、このパーツは実はなかなかの曲者なのだ。一応、軟質素材で作られている為可動そのものを妨げる訳ではないのだが、その弾力が強過ぎる為、上体を前後にスイングさせてもその弾力によって少し戻されてしまうのである。結果的に多少角度がつけられる程度になっている。これではせっかくの可動が活きているとは言い難い。実に勿体無い話である。


本当はもう少し角度をつけられるのにもったいないのぅ。

製作を依頼した際にここについて相談させていただくと、作例同様、動力パイプは市販の改造パーツに変更してくださった。本キットの動力パイプの形状は「凸型」の上にモールドが追加されているという独特のものなので、通常の動力パイプを使用しても完全に再現する事はできないのだが、市販の改造パーツでも違和感が全く無いので何ら問題は無い。むしろストレス無く動かせるようになるのでオススメの改造だ。

あと腹部パーツ(ブロック)にも注意が必要だ。実はここ、2つのパーツの間にポリキャップを挟む構造になっているのだがポリキャップの弾力が強い事に加え、パーツ同士を固定するピンのテンションが低い為、パーツ同士をしっかりと固定できていないのである。その結果、動かしていると自然とパーツが左右に分かれていってしまうのである。最悪、動かしている最中にパーツが分かれてしまい、そのまま上半身が落下・・・なんて事にもなりかねない。ここもピンを太くするか、思い切って接着して固定した方がいいだろう。

・・・まぁ上記の点は比較的簡単な作業で解決するので大きな問題では無い。ちょいと気になったくらいの話である。・・・真の意味で問題なのはここから、である。

●プロポーションの問題
そもそもイフリート改の設定は、「EXAMシステムを小型化できないまま頭部に搭載した為に大型化している」というものがある。それを踏まえた場合、イフリート改はバランスが悪いと思えるくらい後頭部が大きくなっていてちょうどいいのである。
ところがこのキットのバランスだと、その頭部のサイズ前提で頭身の高いプロポーションを導き出しているようにしか見えないのである。それ故、このイフリート改は頭が小さく足が長い為頭身が妙に高くなっており、ジオン製MSならではの武骨さが薄まっている。確かに格好は良いのだが、本来のイフリート改のデザインが持っているイメージとは全く異なる印象を与えているのだ。他の同スケールキットと並べると若干の違和感を感じるのは否めない。

そして、イフリート改が発売された事で、当然バリエーション展開を期待している身としては、是非『イフリート』が欲しいのである。でもこの頭身バランスだと、通常のイフリートが想像できない。これで肥大した後頭部が無くなったら、恐ろしくバランスの悪い頭身にしかならないぞ!!まままままさか、バリエーション展開を考えて無いってコトは・・・?
同じような形状のイフリート・シュナイドは「プレミアムバンダイ」限定で登場したが、他のバリエーションはどうなるのだろうか?そもそも発売してくれるかどうか・・・。

●サーベルラックの位置
そして本キット最大にして最悪の改悪点がコレである。元々腰にマウントしていたヒートサーベルが、何故かバックパックの側面に移動しているのである。その変更の為、バックパック側面に設置されていたアポジモーターがオミットされ、サイドアーマーにはその名残のようなディティールが施されるという変化が起こっているのだ。
その為、先程のプロポーションの問題と相まって、従来見慣れていたイフリート改とは別の機体の様な印象がより強くなっているのだ。


予想を斜め上行く変更とはこの事よ!

どうしてこうなったーっ!?(汗)本当に何を考えてこんな事になってしまったのか皆目見当もつかない、個人的にはもっともガッカリな変更である。リデザインを担当したデザイナーのセンスの問題なのか、はたまたこうしてくれと指示した人がいたのか??風の噂に、その理由は「拡張性の為」だとか何かだと聞いたが、そもそもジオンのMSが腰に武器をマウントするのはザクの昔から行なわれている。元々腰に武器をマウントしていたのに、それが出来ないようになってる方が不自然ではなかろうか?サイドアーマーのディティールは何の為に施してあるんだ??

トドメに、マウント時のサーベルの向きがどう考えても反対側を向いているのもおかしい。どういう事かというと、デフォルトの設置方向のままヒートサーベルのグリップを手にとって前に持ってくると、刃が自身の方を向いているのである。


そのままサーベルのグリップを掴むことができる素晴らしい可動範囲!が・・・


ありゃ!?こ、これはカッコ悪い!!(汗)

これだと、引き抜いてからわざわざ逆向きに切り替えるなんて余計なアクションを取らなくてはいけない。非常に不自然な向きに設定されているということである。
こんな事は実際に持たせるように動かしてみたら誰でも気付くだろうに、第三者による監修等は行なわれなかったのだろうか?誰もこの点について疑問に思わなかった事自体が疑問である。

これらの理由により、制作依頼をさせていただいた際に真っ先に修正をお願いした箇所である。それを踏まえた上で、改めて下に表示している改修後の姿を見て欲しい。やはりこちらの方が圧倒的に“イフリート改らしさ”に溢れているではないか。元々イフリートのデザインモチーフは“侍”である。イフリート改もまた、同じ流れであるべきではなかろうか。

時代に合わせて、デザインにアレンジを加える事自体は悪い事とは思わない。むしろ良い事だと思う。しかし、それがファンのニーズに応えているものかどうか考えてもらいたいところだ。惜しい・・・この点は本当に惜しい。



とまぁ思い入れのある機体ということもあってついつい吼えてしまったが、愛故の咆哮と許してくれるがいい。一部問題点もあるものの、初のプラキット化にして決定番的なクオリティである事に間違いは無い。作り易さ、格好良さは折り紙つきだ。イフリート改が好きな人なら、是非一度手に取ってみてくれ!

▶IMAGE SHOT
『UNIT NAME:EFREET CUSTOM “BLAU DER HABGIER”』
















・・・はー、堪らん。(恍惚)

今回は幸運に恵まれてプロモデラーの本庄さんにパーソナルカラーの機体を製作していただけたが、本当に人の縁とは不思議なものだ。尊くも有難いものだ。正直なところ、限りなく個人的な宝物となっているのは言うまでもない。本庄さん、そしてこの制作依頼に協力してくれた方には感謝である。
この完成品が手元に来てからというもの、バトルオペレーションでイフリート改を使用するケースが増えたのは言うまでも無い。・・・その都度酷い目に遭っている様な気もするが、気にしないことにしておこう。



とまぁこんな風に小五月蠅い上に、正確とは言い難い蘊蓄にまみれたレビューになりそうだが、ちょっとした読み物と思って見ていただけると嬉しい。応えられるかどうかは分からないが、もし「これを紹介して欲しい」なんてものがあれば教えてくれ。・・・こんな文章でよければ、という前提だけども。

ではまた次回のレビューをお楽しみにー。

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