ガンダムバトルオペレーション日記U778『それは無い』 - ぶつよくさんの『言いたい放題』。
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ガンダムバトルオペレーション日記U778『それは無い』

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その機体でその行動。色々有り得なくない?

【只今の階級】伍長 LV7


ガンダムバトルオペレーション開始から1142日目。どうも最近は回線表示が安定しないな。普通は4本表示されているところが、何故か2本や0本なんて事もある。何だ?何故こうも不安定なんだろう??

それは無い


先日デザートジムで心が折れそうな戦果を出してしまったパイセンが、新たにチョイスした機体。それは、野良戦でそこはかとなく手ごたえを感じた上でのお目見えとなった。

ジム寒冷地仕様である。

え?そ、それ!?まさかその機体を選ぶとは!!

「パイセン、まさかのチョイスですね」
『何かね、陸戦型ガンダムよりいい結果が出せたのよ』
「ほぇー、そりゃすごいじゃないですか」
『へっへっへ、これって他のバズーカ装備と同じように戦えるよね?』
「それは無い」
『えっ!?そそそそそう??』
「装甲値と耐久値が低いから壁役にはなれないし緊急回避は無いから生存率は低いしグレネードの弾数は少ないからバズーカ系装備程の拘・・・」
『・・・分かった。よく分かった。オレが悪かった』

今回の舞台は無人都市である。開幕直後、ビルの上に鎮座していたヅダにチャージショットを直撃させる。・・・・・・い・・・一撃で爆散したぞ・・・?スゲェー。
開幕こそ調子がよかったものの、ちょいと動きが機敏な敵機が相手となるとなかなか当てられない。取り合えず敵支援機を中心に狙いを定める。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・ん?何か敵機の圧力が凄いな、ビルの向こうに固まってやがる。突撃されるとヤバ・・・アレ?レーダーに味方が1機しか映って無いぞ??ちょっと待て、どうした、何かあったのか?

・・・ゲェーッ!?味方3機が突出した敵機1機に向かってるぅぅ??

大通りから真っ直ぐに抜けてきた1機の敵機相手に友軍機が3機も向かったのである。汎用機が全力で前線放棄してどないすんのやぁー!!
あーあ・・・こりゃ押し込まれるぞ・・・取り合えず牽制射撃を行いつつ後退し、ビルの影に隠れる。ぬぅぅ、突撃されれば袋の鼠だ。さてどうしたものか・・・

するとレーダーに映っていた1機の友軍機が何事も無いようにビルを越えてそのまま突貫、敵機の群れの中に身を投じたのである!!うほぁー誰だ、それはあまりに無謀・・・タリタリタリタリタリ

パイセンじゃねぇか!!

そう、それは特攻野郎を地で行く男、パイセンの駆るジム寒冷地仕様であった!!
だ、ダメだパイセン!その機体もデザートジム同様、単騎で前に出てなんとかなるもんじゃないですよ!!

他の友軍機がいないまま、単騎で中継地点Fの前にまで進んでいくパイセン機。もちろん当然当たり前、敵機から集中砲火を受ける事に。

『うわあぁぁぁか、囲まれたぁぁ』
「当たり前じゃあ!!それは無い無い、パイセン後退!後退して!」
『す、すまん!足をやられた』
「だーかーらー、突貫しちゃダメですってば」
『やられたー!』

あぁ、こっちの狙撃による援護だけじゃ足りないわな。あっという間に、波に飲みこまれるようにジム寒冷地仕様は消えていった。アウチ。こうなれば次に狙われるのはこちらである。
更に後退してビルの影に隠れる。左右に展開しつつ攻め込んでくるジオン側。チクショウ、来るなら来やがれ!!すると、バズーカによる攻撃で敵の動きが止まった。突出していた敵機を追っていた3機が目標を撃破して戻ってきたのである。遅いよー!これで辛うじて押し込まれずに済んだ。ジオン側が慎重な動きをしてくれたから間にあった様なものである。

序盤こそバラバラに動いていた連邦側だったが、中盤以降はうって変わって密集隊形で進撃し、終盤には中継地点F〜ジオン側拠点前の広場が主戦場となっていた。押し込まれていたハズが、気が付けば押し込んでいたのである。

残り時間もあとわずか。ポイントは辛うじて連邦側が優位になっていた。いいぞ、このまま味方が撃破されなければ勝利はこちらのものだ!!そんな時、パイセンが男気ある台詞を口にした。
『オレも前に行った方が良いかな?』
フムス、現状でもこの身を含めて他の友軍機の残り耐久値は充分にある。確かに数が増えた様が安心感が増すけども・・・チラッ

パイセン機の残り耐久値、

211。


だー!?あるかそんなモン!!パイセン下がって!!アンタが撃破されたら逆転負けになっちまいますよっ!」
下手すりゃバルカンの流れ弾で撃破されちまうよ!!慌ててパイセンを制して後退させつつ、用心でパイセン機の前に出た。そしてそのまま戦闘時間は終了した。

結果は勝利!序盤の不安げな展開は何だったのか?ポイント差自体は僅かではあるが、後半の安心して戦えた感じは素晴らしいものであった。

『ん〜、陸戦型ガンダムより撃破出来るんだよねぇ〜』
「マシンガン撃つだけじゃないところはいい感じですよ。その機体で単騎突貫はどうかと思いますが」
『足止めされたら無理だわー』
「そういう問題じゃネェー!」

汎用機というカテゴリーはブレないが、方向性の違う機体に興味を持ったパイセン。このままジム寒冷地仕様を使い続けるのか、はたまた別の機体を持ちだしてくるのか?それは、また次のお話で。



koukoku



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