2016年02月28日
目標は神聖なるもの|ないがしろには出来ない
全社の部門戦略会議が始まりました。「目標とは神聖なるもの」という社長のあいさつで始まりました。
「神聖」と聞くと、どこか宗教じみた感じや、神々しく思われるかもしれません。確かに、よくつかわれる場面としてはそのようなシチュエーションが多いと思います。
その言葉の意味を調べてみると、尊くておかしがたいこと。清浄でけがれがないことと書かれています。
また、宗教や信仰の対象などとしては、日常とは区別して扱われるべき特別な尊い価値を持っている事として、使われます。
私たちが日ごろの業務の中で、営業系であれば売上目標・粗利目標・新規獲得件数、業務系であれば時間最短・経費最少など、業績を向上させる為に目指すべき目標を掲げます。
この目標を「神聖なるもの」として考えているのです。
尊いものであり、決して軽々しく考えてはいけない、だからこそ掲げる目標についてはシュミレーションを繰り返して議論したうえで決めるのです。低すぎるものになっていないか?また、精神論で掲げた実現不可能な目標になっていないか?という事をみんなで確認します。
そこまでして掲げる目標ですから、途中であきらめたりする事は許されません。必達すべきものになるのです。
自分のチームの戦略発表も含めて3部門の目標に社長より指摘が入りました。また、営業部全体(8部門)についても、数字の修正が入りました。
これを持ち帰り、改めて目標を設定しなおしとなります。基本的に上方修正となりますので、そこに到達する為にどのような行動をとっていくのか?というKPIを設定しなおすんです。
ちなみに自分のチームに指摘のあった部分は、目標とする指標を変更でした。私たちの仕事は、お客様からの注文に対して商品を手配し(または在庫から)お客様へお届けする仕事ですが、その過程では納期に間に合わなかったり、品違いでお届けしたりすることもあり、そのデータは「納品率」という数値で管理しています。
この納品率の目標値に「99.99%」を掲げたんです。現状は99.91%前後。これは、納品間違いなどが10,000万受注に対して1回の手配ミスが発生するレベル。
社長が言いたかったのは
「99.1%を99.9%に持っていくのは良い、しかし99.91%を99.99に上げるのは非常に難しい設定だ」
そういうのです。
同じ8ポイントの改善ではありますが、99.91%から99.99%へ持っていくには経費など費用を費やして、人の手ではなく、ある程度機械化をしていかなければいけないと考えられたからです。他にも、そこにかかる業務負担が想像するに大きくなる割に、0.08ポイント改善した場合の効果が少ない・・・「費用対効果」ですね。
もちろん、業務の改善・現場従業員の作業時間や負担が軽減できるのであれば、金に糸目はつけないとおっしゃって頂いてはいるものの、1/10,000のせめぎ合いは、業績への大きな影響もないと思われるし、CSアンケートでも不満としての声は上がっていなかったのです。
ここについては、見直しを図ることになりました。
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「神聖」と聞くと、どこか宗教じみた感じや、神々しく思われるかもしれません。確かに、よくつかわれる場面としてはそのようなシチュエーションが多いと思います。
その言葉の意味を調べてみると、尊くておかしがたいこと。清浄でけがれがないことと書かれています。
また、宗教や信仰の対象などとしては、日常とは区別して扱われるべき特別な尊い価値を持っている事として、使われます。
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この目標を「神聖なるもの」として考えているのです。
尊いものであり、決して軽々しく考えてはいけない、だからこそ掲げる目標についてはシュミレーションを繰り返して議論したうえで決めるのです。低すぎるものになっていないか?また、精神論で掲げた実現不可能な目標になっていないか?という事をみんなで確認します。
そこまでして掲げる目標ですから、途中であきらめたりする事は許されません。必達すべきものになるのです。
自分のチームの戦略発表も含めて3部門の目標に社長より指摘が入りました。また、営業部全体(8部門)についても、数字の修正が入りました。
これを持ち帰り、改めて目標を設定しなおしとなります。基本的に上方修正となりますので、そこに到達する為にどのような行動をとっていくのか?というKPIを設定しなおすんです。
ちなみに自分のチームに指摘のあった部分は、目標とする指標を変更でした。私たちの仕事は、お客様からの注文に対して商品を手配し(または在庫から)お客様へお届けする仕事ですが、その過程では納期に間に合わなかったり、品違いでお届けしたりすることもあり、そのデータは「納品率」という数値で管理しています。
この納品率の目標値に「99.99%」を掲げたんです。現状は99.91%前後。これは、納品間違いなどが10,000万受注に対して1回の手配ミスが発生するレベル。
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「99.1%を99.9%に持っていくのは良い、しかし99.91%を99.99に上げるのは非常に難しい設定だ」
そういうのです。
同じ8ポイントの改善ではありますが、99.91%から99.99%へ持っていくには経費など費用を費やして、人の手ではなく、ある程度機械化をしていかなければいけないと考えられたからです。他にも、そこにかかる業務負担が想像するに大きくなる割に、0.08ポイント改善した場合の効果が少ない・・・「費用対効果」ですね。
もちろん、業務の改善・現場従業員の作業時間や負担が軽減できるのであれば、金に糸目はつけないとおっしゃって頂いてはいるものの、1/10,000のせめぎ合いは、業績への大きな影響もないと思われるし、CSアンケートでも不満としての声は上がっていなかったのです。
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