今回、発売されるラインナップは全部で「4種類」です。
❶「Ryzen 9 9950X」
❷「Ryzen 9 9900X」
❸「Ryzen 7 9700X」
❹「Ryzen 5 9600X」
価格・・・未定
発売日・・・7月予定
スペックは以下の通りです。
CPU | Ryzen 9 9950X | Ryzen 9 9900X | Ryzen 7 9700X | Ryzen 5 9600X |
コア数 | 16 | 12 | 8 | 6 |
スレッド数 | 32 | 24 | 16 | 12 |
ベースクロック | 4.3 GHz | 4.4 GHz | 3.8 GHz | 3.9 GHz |
ブーストクロック | 最大 5.7 GHz | 最大 5.6 GHz | 5.5 GHz | 最大 5.4 GHz |
L2 cache | 16 MB | 12 MB | 8 MB | 6 MB |
L3 cache | 64 MB | 64 MB | 32 MB | 32 MB |
対応メモリ | 5600 MHz | 5600 MHz | 5600 MHz | 5600 MHz |
TDP | 170 W | 120 W | 65 W | 65 W |
特に「Ryzen 9 9950X」は、最大5.7GHz、80MBキャッシュ、170W TDPで、ゲーミング性能で最大23%、クリエイティブ性能で「最大56%」向上しています。
インテル社の「14900K」を凌駕し、「世界で最も速い消費者向けCPU」と称されています。
新しい「X870/X870Eチップセット」はPCI Express 5.0やUSB4に対応し、7月に発売予定です。
AMDはSocket AM5プラットフォームで2027年以降も新プロセッサを提供し続ける予定です。
筆者が気になるポイント
筆者が気になるポイント
インテルの「14900K」との比較では、おそらく「Intel Baseline Profile」設定を考慮していると思いますが、個人的には「Ryzen 9 7950X3D」との違いも気になります。
「Ryzen 9 9950X」は、「クリエイティブ作業」に特化している印象が強いですが、「ゲーム性能」も非常に期待しています。
お目通し戴き、ありがとうございました。
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「Ghost of Tsushima」の価格はSTEAMにて7,590円で発売中です。
プラットフォームはPC版(STEAM)になります。
このレビューでは、ストーリーは一切省略し、「ベンチマーク」にフォーカスしています。
今回のベンチマークは、「最新グラフィックボード」を使って「4K解像度」で行いました。
「Ghost of Tsushima」に興味がある方にとって、このレビューが参考になれば幸いです。
購入サイトはこちら!
システム要件
システム要件
「推奨/最低」
OS・・・Windows 11 64-bit / Windows 10 (64bit必須)
プロセッサー・・・Intel Core i5-8600 / Intel Core i3-7100
Ryzen 5 3600 / Ryzen 3 1200
メモリー・・・16 GB / 8 GB
グラフィック・・・NVIDIA GeForce RTX 2060 / NVIDIA GeForce GTX 960
AMD Radeon RX 5600 XT / AMD Radeon 5500XT
ストレージ・・・ 75 GB 利用可能
ゲーム画面
ゲーム画面
ただ、非表示にすると視界が広がり、ゲームの世界に没入しやすくなります。
その結果、より臨場感あふれる体験が得られるでしょう。
また、道しるべは常時表示されませんが、ボタン操作で風の向きを確認でき、それに従って進むことで迷わずにストーリーを進めることができます。
画質設定
画質設定
❶ウルトラワイド対応「21:9」
❷画質プリセットは5段階で調整可能です。
アップスケーリング技術(DLSS、FSR)は、ゲームプレイ中のリアルタイムのグラフィックス処理において、高品質な画像を実現しつつ、パフォーマンスを向上させることができます。
ここで、アップスケーリング(DLSS)の違いを見てみます。
囲んだ枠を拡大して違いを見てみます。(ネイティブ)
一方、「ネイティブ」では画面全体がクリアで、奥行きや遠近感がしっかりと感じられます。
もう一つの例として、提灯の柵を見てみます。
上「ネイティブ」
これらの違いを見て、アップスケーリング技術がどのように画質やパフォーマンスに影響を与えるかを実感していただけると思います。
ベンチマークスコア検証
ベンチマークスコア検証
PC構成
【PCケース】「Fractal Design North Charcoal Black」
【CPU】INTEL社「Core i9-14900K(PL1=125W PL2=253W)」
【マザーボード】ASUS社「ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 6000MHz 32GB(16GBx2)」
【GPU】NVIDIA社「 Founders Edition「NVIDIA GeForce RTX 4090」
【PSU】CORSAIR社「Corsair RM1000e」
【AIO】ASUS社「ROG RYUJIN II 240」
【Ver】GeForce 552.44
「Resizable BAR」は有効にしています。
検証時は「プリセットー非常に高い」に設定しています。
フレームレートを測定するためには、ゲーム中に「CapFrameX」を使用します。
冒頭から「90秒」かけて、まっすぐに進んでいきます。
さらに「DLSS」を活用するとフレームレートが約70%も向上し、驚くほど快適なプレイが可能になります。
「WQHD」や「FHD」では画質を優先させてもフレームレートが十分に高いため、「ネイティブ」でのプレイをオススメします。
「RTX 4070S」では「ネイティブ4K」で少し重さを感じることがありますが、「DLSS」を使うとフレームレートが約60%向上し、かなり軽快に動作します。
「RX 7800XT」の場合、「ネイティブ」では「RTX 4070S」と同等のスコアですが、「FSR 3.0」を利用するとフレームレートがほぼ2倍に向上します。
「RADEONベース」は「PlayStationタイトル」との相性が良いとされていますが、ここまでフレームレートが伸びるのは驚きです。
「RTX 4060Ti」はエントリークラスにも関わらず、ネイティブで「4K60fps」をキープします。
ただし、「ビデオメモリ」が「8GB」と少ない影響で「DLSS」ではあまり伸びが期待できません。
「ネイティブ4K」で「RTX 4070Ti」と「RX 7800XT」が「RTX 4060Ti」と大差ないのは少し残念ですが、最適化次第でこれらのグラフィックボードがもっと伸びることを期待したいです。
プレイ感想
プレイ感想
映像美は圧倒的で、対馬の風景がより美しく描かれています。
例えば、キャラクターが話している方向に背を向けると声が聞こえにくくなるといった細かな表現が追加されており、音の定位が一層リアルになっています。
専用コントローラーによる「ハプティックフィードバック」が実装されており、触覚フィードバックがよりリアルに感じられます。
良かったところ
良かったところ
❶ 動作が軽い・・・エントリークラスの「RTX 4060Ti」からハイエンドの「RTX 4090」まで、幅広いハードウェアで快適にプレイできます。
特に、「RTX 4070S」や「RX 7800XT」で「アップスケーリング」を使用すると、さらに高フレームレートでのプレイが可能です。
この柔軟性は、多くのPCゲーマーにとって非常に嬉しいポイントです。
❷ 読み込みが速い・・・初回起動時の「シェーダーコンパイル」は1分程度で完了し、一度コンパイルが終われば、その後の起動時には数秒で済みます。
チェックポイントからの再開も1〜2秒程度で済むので、プレイヤーが斬られてもストレスなく何度でもチャレンジできます。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶ 会話やムービーのスキップ不可・・・会話やムービーをスキップできないため、特に再プレイ時にはストレスが溜まります。
PS4版をプレイ済みのプレイヤーにとって、強制的に見せられることでテンポが悪く感じるかもしれません。
❷ 操作性の問題・・・目的地を風で示すシステムが操作しづらいです。
コントローラーの場合、移動しながら十字キー右と右スティック上を同時に操作するのが難しく、ゲームのプレイに影響します。
もっと直感的な操作方法があれば、より快適にプレイできるでしょう。
❸ フレーム生成設定の不具合・・・フレーム生成を有効にすると、ゲームが黒い画面のままフリーズしたりクラッシュする問題があります。
リリースして間もないため、アップデートによる改善を待ちましょう。
この点が早急に解決されることを期待しています。
❸アップスケーリングによる問題・・・「DLSS」や「FSR」などの「アップスケーリング機能」を使うと、火の照り返しのクリア感が損なわれ、画面全体がオレンジ色に霞んでしまいます。
筆者個人的には、動作が軽いため「ネイティブ」をオススメします。
総評
総評
「Ghost of Tsushima Director’s Cut」は、驚異的なグラフィック性能と臨場感あふれるサウンドが、プレイヤーの没入感を極限まで高めています。
対馬の風景は息をのむ美しさで描かれ、サウンドはゲームの質を一層高め、時間を忘れるほど没頭させます。
このゲームは、映像美と音響の両面で、プレイヤーをその世界に完全に引き込む作品と言えるでしょう。
しかし、会話やムービーをスキップできない点や操作性の問題、フレーム生成設定の不具合など、改善すべき点も存在します。
バグ修正とアップデートの待ちながらプレイすることが賢明かもしれません。
それでも、和風の世界観や物語の深さを楽しみたい方には是非オススメしたい作品です。
お目通し戴き、ありがとうございました。
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2024年05月06日
【ゲームが直った?!】インテル社 第13・14世代CPU向け「Intel Baseline Profile」を試してみた!
ASUSのマザーボードBIOS「Intel Baseline Profile」は、第13・14世代Core向けの新機能で、CPUの安定性問題にフォーカスしています。
最近、「Raptor Lake」のCoreプロセッサでは、ゲームプレイ中に安定性の問題が報告されています。
現在、「ASUS」を含むマザーボードメーカーは、この問題に積極的に取り組んでおり、第13・14世代Core向けのマザーボード向けの最新BIOSに「Intel Baseline Profile」を追加するなどして、安定性を向上させています。
このプロファイルの主な効果は、システムの動作安定性を重視したBIOS設定です。
主に電力供給や動作温度などのオーバークロック関連の設定を変更し、安定性を高めます。
「Current Execution Protection」や「IccMax」(電流リミット)、「Thermal Velocity Boost」などの項目において、安定性重視の値を初期設定として変更します。
しかし、この設定を適用するとCPU「主に13900K(S)、14900K(S)」の性能が低下するという報告もあり、ユーザーの間で議論が広がっています。
今後の対策に注目が集まります。
早速、最新のBIOSに更新してIntel Baseline Profileを適用し、CPUの性能にどんな影響をもたらすかを検証してみます。
1. どんな症状が起きるの?
2.不具合が侵食し、次第に破壊されていく?!
3.対処方法の手順
4.「Intel Baseline Profile」のスコア検証
5.使ってみた感想
6.総評
7.関連商品
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どんな症状が起きるの?
どんな症状が起きるの?
筆者はASUS社製のマザーボード「ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI」に、旧世代の「Core i9 13900K」を使用していましたが、最新の「Core i9 14900K」がリリースされたため、それに入れ替えてしばらく使ってきました。
しかし、使用していく中で、「Horizon Zero Dawn」や「ホグワーツレガシー」などのゲームで徐々に、ロード中に強制終了するという症状が目立つようになりました。
最初はその場を諦めていましたが、しばらくゲームをしない間に再度これらのゲームを起動したところ、完全にゲーム進行が不可能な状態(クラッシュ)になっていました。
さらに、同様の症状を抱えるユーザーからの報告も相次ぎ、この問題が筆者だけのトラブルではなく、多くのユーザーが遭遇している可能性があると感じました。
これは単なる個別のトラブルではなく、致命的な欠陥の可能性があると考えられ、今後の解決策が待たれています。
そのため、今回はクラッシュして進行不能になったゲームを再び起動させる目的で、筆者が「Intel Baseline Profile」のBIOS設定(PL1=PL2=100〜125Wなど)のいくつかのパターンで、段取りや対処方法、解決方法などを図解で記載した記事を執筆しています。
不具合が侵食し、次第に破壊されていく?!
不具合が侵食し、次第に破壊されていく?!
以下がPCの構成です。
【PCケース】:Fractal Design North Charcoal Black
【CPU】:Intel Core i9-14900K
【マザーボード】:ASUS ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI
【メモリ】:CORSAIR VENGEANCE DDR5, 6000MHz 32GB(16GBx2)
【GPU】:NVIDIA GeForce RTX 4090
【PSU】:CORSAIR Corsair RM1000e
【AIO】:ASUS ROG RYUJIN II 240
【GPUドライバ】:GeForce 552.12→552.22
【BIOS】:2102→2202
このPC構成において、NVIDIA社のNVIDIA GeForce RTX 4090やASUS社のTUF-RTX4090-O24G-GAMING、PROART-RTX4080S-O16Gなど、全てのGPUにおいて同様の症状が発生しました。
手持ちのRX7800XTリファレンスモデルも、GeForce RTXシリーズと同様の問題が起こり、「Horizon Zero Dawn」のみがクラッシュする現象が発生しました。
クラッシュするゲームタイトルは以下の通りです。
❶「Horizon Zero Dawn」
❷「Horizon Forbidden West Complete Edition」
これらのゲームはどちらも「ロード中」に強制終了します。
❸「ホグワーツレガシー」は起動さえしません。
❹「ゾンビアーミートリロジー」はゲーム中にフリーズし、マウス操作に反応するものの、デバイスマネージャーを開いても操作ができず、強制的に「シャットダウン」を選択してゲームを終了するしかありません。
こうした問題に対処するため、起動しなかったゲームやアプリを再度起動できるよう準備を進めていきます。
対処方法の手順
対処方法の手順
対処方法の手順は以下の通りです。
「BIOSアップデート方法」はこちらをご参照ください。
【ちょっと待って!】第12世代「Z690 / B660」マザーボードを買う前に・・・【問題解決編】
まず、BIOSを起動するには、電源を入れた後に「F2」を押し続けてください。
次に、「F7」を押して「詳細設定モード」に切り替えます。
その後、「Intel Baseline Profile」を適用するために、「YES」をクリックします。
新しいBIOS「2202」にアップデートしただけでは、アプリやゲームが起動しない場合があるため、「Intel Baseline Profile」を必ず適用してください。
❶GeForce旧ドライバ 552.12 旧BIOS 2102(NGパターン)
BIOSプロファイル「デフォルト / AUTO=4095W」と「XMPU / AUTO」の2パターンで起動しましたが、どちらもNGでした。
❷GeForce新ドライバ 552.22 新BIOS 2202 「Intel Baseline Profile / AUTO=デフォルト=4095W」(NGパターン)
BIOS 2202にアップデートし、「Intel Baseline Profile」を敢えて適用せずにBIOSプロファイル「デフォルト=AUTO」と「XMPU / AUTO」の両方で起動しましたが、どちらもNGでした。
❸GeForceドライバ 552.22 BIOS 2202 「Intel Baseline Profile」(OKパターン)
次に、「Intel Baseline Profile」を適用してBIOSプロファイル「デフォルト」で起動したところ、「Horizon Zero Dawn」が無事にロードが完了し、ゲームができる状態になりました。
デフォルト設定は「AUTO」に設定されていますが、CPU破損やハードウェアの損傷を心配する場合は、「Intel Baseline Profile適用」または「Long Duration Power Limit(PL1=PBP)」と「Short Duration Power Limit(PL2=MTP)」を100W〜125W程度に設定しておくことをオススメします。
「Processor Base Power(PBP)」は、CPUがベースクロックで動作した際の電力指標を示します。
「Maximum Turbo Power(MTP)」は、そのCPUのTurbo Boost時における最大消費電力(熱量)を示します。
ただし❸のパターンではCPU処理が大幅に低下し、少々不満でしたので、試しに❹を試したところ、驚くことに、「Intel Baseline Profile / AUTO」を解除してBIOSプロファイル「XMPU / AUTO」で起動したら問題なく動作しました。
❹GeForceドライバ 552.22 BIOS 2202 「Intel Baseline Profile」は解除、BIOSプロファイル「XMPU / AUTO」(OKパターン)
最後に、ポイントとしては、「Intel Baseline Profile」を適用させて動作不安定なゲームタイトルを起動し、動作安定を確認した後に再起動してBIOS画面を立ち上げて、「Intel Baseline Profile」を解除し、「BIOSプロファイル「XMPU / AUTO」を起動すると、CPUのパフォーマンス性能が大幅に低下することはありませんでした。
よって、現在は「Intel Baseline Profile」を解除し、「BIOSプロファイル「XMPU / AUTO」で順調に動作しております。
マニュアル操作による高負荷なオーバークロックは避け、むしろBIOSプロファイル「XMPU / AUTO」を敢えて適用して運用しております。
それではそれぞれの「プロファイル別」にパフォーマンス性能を見てみます。
「Intel Baseline Profile」のスコア検証
「Intel Baseline Profile」のスコア検証
PC構成
【PCケース】「Fractal Design North Charcoal Black」
【CPU】INTEL社「Core i9-14900K」
【マザーボード】ASUS社「ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 6000MHz 32GB(16GBx2)」
【GPU】NVIDIA社「NVIDIA GeForce RTX 4090」
【PSU】CORSAIR社「Corsair RM1000e」
【AIO】ASUS社「ROG RYUJIN II 240」
【Ver】GeForce 552.22
「Resizable BAR」は有効にしています。
3D MARK
Cinebench R23ー「CPU」
blender(V3.4.0)ー「CPU」
「フォースポークン」−「プリセットー最高」
「Call of Duty: Modern Warfare 2」−「プリセットー極限」
Horizon Zero Dawn−「プリセットー最高」
「zombie army 4」−「プリセットーウルトラ」
「アサシン クリード ヴァルハラ」−「プリセットー最高」
「ファークライ5」−「プリセットー最高」
ゴーストリコン・ブレイクポイント−「プリセットーウルトラ」
ディビジョン2−「プリセットー最高」
SHADOW OF THE TOMB RADER−「プリセットー最高」、「DLSSークオリティ」
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「プリセットーウルトラ」
strange brigade−「プリセットーウルトラ」「スケール150%」
トータルスコア・ゲームスコア(3D MARK、R23、blender-省略)
使ってみた感想
使ってみた感想
「プロファイル別」によるパフォーマンス性能の差は、ユーザーを悩ませるほど大きなものです。
❶「Intel Baseline Profile」Cinebench R23 室温24℃
「14900K」という高性能を期待するにふさわしいハードウェアにもかかわらず、「Intel Baseline Profile」の性能はエントリーCPU「Core i5-14500-AUTO」と同等になってしまいます。
破損したと思われるCPUを再度「14900K」に買い替えるという方法もありますが、性能が十分発揮されない以上、これは根本的な解決策とは言えません。
オーバークロッカー向けの「14900K=無制限設定(4095W)」などに対して、早急な改善策が待たれます。
総評
総評
マザーボードの「デフォルト設定」が「オーバークロック設定」として扱われることには驚きました。
現在、何らかの不具合が発生しているのであれば、交換をすぐに行うことをオススメします。
交換後には、安定したBIOSの適用やPL(電力リミット)設定の変更をオススメします。
追記:2024.05.07
しかし、メーカー側は正式に不具合を認めていないため、修正されたBIOSアップデートを待つことが現時点で最善の選択肢のようです。
何か進展がありましたら、追って報告いたします。
お目通し戴き、ありがとうございました。
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新品価格 |
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2024年04月30日
【美しく優雅!】ASUS社「ProArt GeForce RTX 4080 SUPER 16GB GDDR6X OC Edition」をレビュー
価格は218,980(税込)です。【ASUS様より貸出提供】
PROART-RTX4080S-O16Gの詳細はこちら
「RTX4000 SUPERシリーズ」のラインナップは以下の通りです。
❶「GeForce RTX 4080 SUPER」
発売日 1月31日
価格・・・999ドル
❷「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」
発売日 1月24日
価格・・・799ドル
❸「GeForce RTX 4070 SUPER」
発売日 1月17日
価格・・・599ドル
スペックを見てみます。
GPU | RTX 4080 SUPER | RTX4070 Ti SUPER | RTX4070 SUPER |
コア数 | 10240 | 8448 | 7168 |
ベースクロック | 2210 Mhz | 2210 Mhz | 1980 Mhz |
ブーストクロック | 2550 MHz | 2550 MHz | 2480 MHz |
メモリ | 16 GB | 16 GB | 12 GB |
メモリ種類 | GDDR6X | GDDR6X | GDDR6X |
バス幅 | 256-bit | 256-bit | 192-bit |
メモリ帯域幅 | 736 GB/S | 672 GB/S | 504 GB/S |
TDP | 320 W | 285 W | 220 W |
追記: 2024.11.08
「RTX 4070 Ti SUPER」の「TDP」を「385W」と誤って表記してしまいましたが、正しくは「285W」です。
大変申し訳ございませんでした。
1.今から始めるなら「RTX4080-S」がオススメ!
2.「ProArt」というブランドが強く美しい!
3.「PROART-RTX4080S-O16G」の特長
4. 開封の儀
5.「PROART-RTX4080S-O16G」をチェックする
6.換装の際の準備
7.ドライバをインストール
8.使ってみた感想
9.良かったところ
10.残念な点、注意する点
11.総評
12.主な仕様
今から始めるなら「RTX4080-S」がオススメ!
今から始めるなら「RTX4080-S」がオススメ!
「RTX4080-S」は、「RTX4080」と「RTX4090」の間を埋めるモデルです。
「RTX4070Ti」と「RTX4080」は既に販売終了となり、在庫がなくなり次第、販売も終了する予定です。
今回のモデルでは「SUPER」が採用され、主なターゲットは「4K」での「最高品質ゲーミング」と「生成系AI」です。
これは現在のトレンドに合わせたものです。
「RTX4090」は主に「クリエーター向け」ですが、「RTX4080-S」では「クリエーター」および「AI関連」の使用にも重点を置いています。
「コア」のアップグレードはありませんが、「SM数」が増加し、「ブーストクロック」も向上しています。
「TGP」が「320W」に固定されているため、強化には限界がありますが、「AD103ベース」のGPUは最高スペックを誇ります。
「ビデオメモリ」は「GDDR6X」の「23Gbps」を採用しており、「4K」などの高解像度では重要な役割を果たします。
性能面では、「RTX4080」と比較しても差はわずかで、「消費電力」も僅かに上昇していますが、その差はほとんど気になりません。
「SUPER」という名前にはやや物足りなさを感じるかもしれませんが、それでも「RTX4080」の上位バージョンとしての地位はキープしています。
性能向上の余地は限られていますが、「GeForce」の優位性と安定性は変わりません。
「ProArt」というブランドが美しく強い!
「ProArt」というブランドが美しく強い!
「ProArt」は、「美しさ」と「実用性」の完璧な融合です。
「ProArtブランド」は、クリエイターが作業に没頭し、最高の成果を生み出すために特別に設計されました。
その美しさは、見た目だけでなく、実用性にも根ざしています。
「ProArt」は、クリエイターが創作活動に集中できるように、さまざまな機能を提供しています。
特にディスプレイを使用する作業では、色の「正確性」が極めて重要です。
「ProArt」は、色の「再現性」と「正確性」を高めることで、クリエイターが作品の美しさを最大限に引き出すのを支援しています。
別の言い方をすれば、「ProArt」は「プロフェッショナリズム」と「アート」の完璧な融合です。
その設計は、クリエイターが最高の「表現力」と「効率性」を実現するために最適化されています。
「ProArt」を使用することで、クリエイティブな作業をより楽しく、効果的に行うことができます。
「ProArt」は「美しさ」と「実用性」の両方を兼ね備えた製品であり、クリエイターにとって理想的な作業環境を提供しています。
「PROART-RTX4080S-O16G」の特長
「PROART-RTX4080S-O16G」の特長
❶NVIDIA Studio・・・RTXやAIが高速化を実現するクリエイター向けアプリ、独自のAIソフトウェア、卓越した創造性とパフォーマンスを実現するStudioドライバー
❷NVIDIA Ada Lovelaceストリーミングマルチプロセッサ・・・最大2倍のパフォーマンスと電力効率を実現
❸第4世代Tensorコア・・・DLSS 3でブルートフォースレンダリングと比較して最大4倍のパフォーマンスを実現
❹第3世代RTコア・・・最大2倍のレイトレーシング性能
❺OCモード・・・2640MHz (OCモード) / 2610MHz (デフォルトモード)
❻Axial-techファン・・・旧世代よりエアフローの性能が21%向上しました。
❼2.5スロット設計・・・優れた冷却性能を維持しながら、より高い互換性を実現
❽デュアルボールファンベアリングは、一般的なスリーブベアリング設計よりも優れた耐久性を持ちます。
❾Auto-Extreme精密自動製造により高い信頼性を実現
❿GPU Tweak III・・・直感的なパフォーマンス調整、温度制御、システム監視を提供します。(ASUS社HPより引用)
開封の儀
開封の儀
1 x Collection Card
1 x Speedsetup Manual
1 x Adapter Cable (1 to 3)
1 x ProArt Graphics Card Holder
1 x ASUS Velcro Hook & Loop
1 x Thank you Card
外観
外観
「PROART-RTX4080S-O16G」をチェックする
「PROART-RTX4080S-O16G」をチェックする
ボディーカラーはブラックで、上品なシャンパンゴールドの印字が施されています。
近年のPCケースでは、ウォルナット無垢材を使用したものが増えており、そのデザインはブティックとの相性が抜群です。
金属製のクーラーカバーやメタルバックプレートは、外部からの衝撃やダスト、熱からPCを保護し、同時にユーザーに堅牢さと安心感を提供します。
ファンはデュアルボールファンベアリングを採用しており、スリーブベアリングや一般的なベアリングと比較して、安定した性能と長寿命を実現しています。
またデュアルボールファンベアリングは耐久性が高く、高温や高負荷下でも安定した冷却性能を実現し、静音性も高く、コンピューターや家電製品の冷却に広く採用されています。
次は冷却性能を見てみます。
「フィン」は「2.5スロット」に拡大し冷却性能を強化しました。
「バックプレート」の通気口が新たに設けられ排熱効果が高まりました。
通気口は単に開口部を広げるだけでなく、「PRO」のカッティングが施されており、遊び心と拘りのあるユニークなデザインに仕上がっています。
インターフェース周りを見てみます。
ブラケットにはステンレス製が採用されています。(通常はスチール製です)
「ディスプレイポート」が3つ、「HDMI」が1つ備えてます。
Armoury Crateダウンロードはこちら
またASUSのオーバークロックツール「GPU TWEAK III」を使えばワンタッチでオーバークロックを設定するほかメモリ周波数、電圧設定など細かな調整やモニターすることができます。
「UI」はシンプルで見やすいので直感的に操作することができます。
換装の際の準備
換装の際の準備
グラフィックボードを取り換えるときに古いドライバの削除をおススメします。
古いドライバ削除の詳しくはこちら!
ドライバをインストール
ドライバをインストール
グラフィックボードを換装したら「GeForce」ドライバをダウンロードしインストールします。
ダウンロードはこちら
「PROART-RTX4080S-O16G」のスコア検証
「PROART-RTX4080S-O16G」のスコア検証
【PCケース】「Fractal Design North Charcoal Black」
【CPU】INTEL社「Core i9-14900K」
【マザーボード】ASUS社「ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 6000MHz 32GB(16GBx2)」
【GPU】ASUS社「PROART-RTX4080S-O16G」
【PSU】CORSAIR社「Corsair RM1000e」
【AIO】ASUS社「ROG RYUJIN II 240」
【Ver】GeForce 552.12
「Resizable BAR」は有効にしています。
GPU | RTX 4080 SUPER | RX7900XTX | RTX4070 Ti SUPER | RTX 4070 Ti | RTX 3090 |
コア数 | 10240 | 6144 | 8448 | 7680 | 10496 |
ベースクロック | 2210 Mhz | 2300 MHz | 2210 Mhz | 2310 MHz | 1400 MHz |
ブーストクロック | 2550 MHz | 最大2500 MHz | 2550 MHz | 2610 MHz | 1700 MHz |
メモリ | 16 GB | 24 GB | 16 GB | 12GB | 24 GB |
メモリ種類 | GDDR6X | GDDR6 | GDDR6X | GDDR6X | GDDR6X |
バス幅 | 256-bit | 384-bit | 256-bit | 192-bit | 384-bit |
メモリ帯域幅 | 736 GB/S | 960 GB/s | 672 GB/S | 504 GB/S | 936 GB/S |
TDP | 320 W | 355 W | 385 W | 285 W | 350 W |
3D MARK
blender(V3.4.0)ー「GPU」
「フォースポークン」−「デフォルト設定」
「Call of Duty: Modern Warfare 2」−「デフォルト設定」
Horizon Zero Dawn−「デフォルト設定」 (7950X3Dにて検証)
「zombie army 4」−「デフォルト設定」
「アサシン クリード ヴァルハラ」−「デフォルト設定」
「ファークライ5」−「デフォルト設定」
ゴーストリコン・ブレイクポイント−「デフォルト設定」
ディビジョン2−「デフォルト設定」
SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」
strange brigade−「スケール150%」
トータルスコア・ゲームスコア(3D MARK、R23、blender-省略)
ゲーム中の消費電力(Watt)
高負荷時3DMARK 「FIRESTRIKE」(Temp)
使ってみた感想
使ってみた感想
このGPUは、長さ300mm、厚さ2.5スロットというコンパクトなサイズながら、驚くべき性能を持っています。
「4K」での「最高品質ゲーミング」を謳うだけの性能があります。
最近、私が夢中になっている重いゲーム「サイバーパンク2077」で、性能を試してみました。
検証時は「プリセットーウルトラ設定」にしています。
「サイバーパンク2077」にはベンチマークが用意されており、さっそく試してみました。
コンパクトなサイズにもかかわらず、冷却性能はかなり優れています。
また、ファンノイズも静かで、ゲーム中はほとんど気になりません。
バックプレートを触ってみると、かなり熱く感じましたが、サーモグラフィで確認すると、2.5スロットとは思えないほどの優れた冷却性能があります。
この性能なら、「ProArt仕様」の「RTX4090」にも期待が持てるほどの冷却性能を備えています。
良かったところ
良かったところ
❶コンパクトなサイズと高い完成度・・・極小サイズのGPUでありながら、シンプルで美しいデザインと高い完成度を誇ります。
長さ300mmというコンパクトなサイズながら、驚くべきスペックを持っています。
❷機能性と静音性・・・コンパクトなサイズでありながら、十分な処理能力を持ち、静音性も高いです。
microATXケースでも問題なく使用できます。
❸処理速度・・・「ファクトリーオーバークロック」されており、高いベンチマークスコアを記録しています。
多くのアプリケーションやゲームで快適な使用が可能です。
❹付属ソフト・・・「GPU TweaK III」を使用することで、「オーバークロック」などの設定が可能であり、便利な「OSD機能」も備えています。
❺付属の支え棒が便利です。
支え棒はグラフィックボードを支えるだけでなく、反転すれば「マイナスドライバー」にもなるので、手間を省きグラフィックボードの取り外し作業に役立ちます。
❻ 「PROART-RTX4080S-O16G」の最大のメリットは、2.5スロットの薄さにもかかわらず驚異的な冷却性能を発揮することです。
ちなみに、NVIDIA社の純正モデル「Founders Edition」は厚みが3スロットです。
超小型PCケースに収めるには、「PROART-RTX4080S-O16G」がベストチョイスです。
❼Adobe Creative Cloudの利用が、3か月間無料で提供されます。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
❶インテル社CPU「Core i9 14900K」との相性が悪いことが判明しました。
具体的な症状としては、「Horizon Zero Dawn」を起動する際にロード中に突然「強制終了する」というトラブルが発生しました。
多くの報告によれば、原因は「RTX4080S」ではなく「14900K」にあるとされています。
「GeForceドライバ」を最新版に更新したり、少し古いバージョンのドライバを試してみても解決しませんでした。
さらに、BIOS設定で「電圧」「クロック」「メモリクロック」などを調整しても、状況が改善されませんでした。
最終的に、ASUSの「X670EIマザーボード / 7950X3D」の構成で試したところ、問題なく起動できたため、「14900K」が原因である可能性が高いと結論づけました。
したがって、「14900K」と「PROART-RTX4080S-O16G」の組み合わせでは、一部のアプリが正常に起動しない可能性があるため、注意が必要です。
追記:2024.05.24
最近、インテルの第13・14世代デスクトップCPU「14900K(S)」および「13900K(S)」に関する不具合や内部損傷の報告が多数寄せられています。
もしお時間がありましたら、一度ご確認いただけると幸いです。
これらの情報が皆様の参考になればと思います。
【ゲームが直った?!】インテル社 第13・14世代CPU向け「Intel Baseline Profile」を試してみた!
❷「12VHPWR」PCIeコネクターが必須です。
予算が許されるのであれば最新「ATX3.0電源ユニット」の導入をオススメします。
「12VHPWR」が1本で接続できます。
総評
総評
今回初めて「ProArtブランド」の製品を取り扱いましたが、筆者が最も気に入った点は、異なるGPUの性能差が大きく開いていても、サイズが統一されていることです。
この一貫性が印象的でした。
例えば、現在のラインナップを並べてみます。
❶PROART-RTX4080S-O16G: 300x120x50 mm
❷PROART-RTX4070S-O12G: 300x120x50 mm
❸PROART-RTX4060TI-O16G: 300x120x50 mm
❹PROART-RTX4060-O8G: 300x120x50 mm
グラフィックボードが強力になるにつれ、サイズが肥大化する傾向があり、従来のPCケースに収まらなくなるという問題が発生します。
しかし、「ProArtブランド」ではこの問題を回避できるため、非常にありがたいです。
そのため、コンパクトなサイズと高いパフォーマンスを兼ね備えた「ProArt GeForce RTX 4080 SUPER」は、小型ケースをお探しの方や、コンパクトなデザインを好む方には最適な選択肢です。
価格は他のモデルと比較してやや高めですが、その性能とデザインから見れば、十分に価値のあるグラフィックボードと言えるでしょう。
お目通し戴き、ありがとうございました。
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★「ProArtシリーズ」のE-ATX PCケース「ProArt PA602」も、ご一緒にいかがですか?
ASUS ProArt GeForce RTX 4080 SUPER 搭載 ビデオカード OC Edition 16GB GDDR6X / PROART-RTX4080S-O16G 国内正規代理店品 新品価格 |
主な仕様
主な仕様
サイズ-300x120x50 mm
2024年04月20日
【これからは隠す時代へ!】ASUS社「第14世代 BTF対応 ゲーミングマザーボード」を発表!
今回ご紹介するのはASUS社のINTEL社チップセット Z790 Refreshを搭載した「第14世代 BTF対応 ゲーミングマザーボード」です。
発売日 2024年4月26日(金)〜
新たに追加された「第14世代 BTF対応 ゲーミングマザーボード」は以下の通りです。(2024年4月1日時点)
❶TUF GAMING Z790-BTF WIFI(マザーボード)
発売日 4月26日
価格・・・46,980円
❷TUF GAMING B760M-BTF WIFI(マザーボード)
発売日 4月26日
価格・・・32,980円
❸TUF GAMING B760M-BTF WIFI D4(マザーボード)
発売日 4月26日
価格・・・30,980円
❺ROG MAXIMUS Z790 HERO BTF(マザーボード)
発売日 4月26日
価格・・・109,800円
❻TUF-RTX4070TIS-O16G-BTF-WHITE(グラフィックボード)
発売日 4月26日
価格・・・185,980円
❼ROG-STRIX-RTX4090-O24G-BTF-GAMING(グラフィックボード)
発売日 4月26日
価格・・・413,800円
❽TUF GAMING GT302 ARGB Black(PCケース)
発売日 4月26日
価格・・・22,350円
❾TUF GAMING GT302 ARGB White(PCケース)
発売日 4月26日
価格・・・22,350円
❿ROG Hyperion GR701 BTF Edition(PCケース)
発売日 5月予定
価格・・・79,800円
⓫A21 ASUS CASE Black(PCケース)
発売中
価格・・・12,980円
⓬A21 ASUS CASE White(PCケース)
発売中
価格・・・12,980円
みんな隠れろ!
みんな隠れろ!
PCパーツの内覧会が開催され、12種類の革新的な製品が紹介されました。
今回のイベントは、時代を先取りしたキャッチフレーズ「魅せる」から「隠す」への進化をテーマに、多くの期待を集めました。
ASUSのBTF DESIGNは、常に革新を追求し、自作PCユーザーの期待に応える新しい体験と技術を模索しています。
この哲学に基づいて、ASUSはBack-To-THE-Future(BTF)シリーズの製品とソリューションを発表しました。BTFシリーズは、DIYの未来を切り開く新たな方向性を示しています。
マザーボード裏面のコネクタを隠すことで、整然としたケーブルマネジメントとシンプルな外観を実現し、美しいPCアセンブリを目指すことがASUSの目標とのことです。
自作PCの歴史では、配線の管理が常に課題でした。
裏配線の登場により、不要な配線を隠すことが可能になりましたが、それでも見えるケーブルの美しさは重要な指標でした。
ASUSは、新しいPC/配線のスタイル「隠す」を提案し、これまでにない美しいPC構築を実現することを発表しました。
ROG MAXIMUS Z790 HERO BTF
ROG MAXIMUS Z790 HERO BTF
「PCIe 5.0 x 16スロット」が1つに統合されました。
マザーボードには、「VRM」と「アルミニウム」の「I/Oヒートシンク」がMOSFETやチョークに取り付けられ、埋め込みヒートパイプを介してアルミニウムのI/Oカバーに接続されています。
メモリスロットは4つ搭載されており、最大で「192GB」のメモリをサポートします。
サポートされるメモリは「DDR5-8000+ (OC)」です。
有線LANは「2.5Gbイーサネット」に対応しています。
オーディオには、8チャンネル出力(SupremeFX ALC 4082) + ESS SABRE9218PQ DAC/AMPが搭載されています。
新しくなった「PCieスロットQ-Release Slim」は、グラフィックボードを「PCIeスロット」から自動的に解除するため、ボードをラッチング機構に向かって傾けるだけで外せます。
グラフィックボードをスロットから解除するためにトリッキーなラッチをいじる必要も、ボタンを押す必要もありません。
TUF GAMING Z790-BTF WIFI
TUF GAMING Z790-BTF WIFI
「PCIe 5.0 x 16スロット」が1つに統合されました。
メモリスロットは4つ搭載されており、最大で「192GB」のメモリをサポートします。
サポートされるメモリは「DDR5-7200+ (OC)」です。
有線LANは「2.5Gbイーサネット」に対応しています。
オーディオには、8チャンネル出力(Realtek ALC1220P)が搭載されています。
「ROG MAXIMUS Z790 HERO BTF」と同様に「PCieスロットQ-Release Slim」は、グラフィックボードを「PCIeスロット」から自動的に解除するため、ボードをラッチング機構に向かって傾けるだけで外せます。
各コネクタの破損を防ぐために専用のクッション材が用意されています。
TUF GAMING B760M-BTF WIFI
TUF GAMING B760M-BTF WIFI
マザーボードには、「PCIe 5.0 x 16スロット」と「PCIe 4.0 x16スロット(x4モードをサポート)」が装備されています。
メモリスロットは4つあり、最大で「192GB」のメモリをサポートします。
サポートされるメモリは「DDR5-7200+ (OC)」です。
有線LANは「2.5Gbイーサネット」に対応しています。
オーディオには、「Realtek 7.1 Surround Sound High Definition Audio CODEC」が搭載されています。
「PCieスロットQ-Release Slim」は採用されていませんが、耐久性の高い「PCIeスロット」が採用されています。
ROG Hyperion GR701 BTF Edition
ROG Hyperion GR701 BTF Edition
グラフィックボードがまるで宙に浮いているかのような錯覚を覚えます。
また、ケーブルの抜き差しが頻繁なレビューアーにとっては、アダプターの摩耗を防ぎ、半差しを防ぎます。
将来的にも肥大化するPCパーツに対応できます。
TUF GAMING GT302 ARGB White
TUF GAMING GT302 ARGB White
ブラックとホワイトの2色を用意しています。
このケースの最大の特長は、フロントに3基、リアに1基の「140mm RGBファン」が最初から搭載されていることです。
LED RGBライティングアプリ「Armoury Crate」を使用すれば、美しいライティングを楽しむことができます。
ケースの天面に手で押さえながら取り付ける必要はありません。
フレームの強度は少し柔らかめですが、無理に押し引っ張ったりしなければ問題ありません。
A21 ASUS CASE
A21 ASUS CASE
MicroATX/Mini-ITXフォームファクターに対応したPCケースです。
コンパクトながらBTFに完全対応し、現在発売中です。
ブラックとホワイトの2色を用意しています。
フロントは十分なエアフローを確保するために、前面にメッシュタイプを採用しています。
以上、「第14世代 BTF対応 ゲーミングマザーボード」の発表会のレポートでした。
総評
総評
今回のテーマである配線を「魅せる」から「隠す」というコンセプトには、本当に驚きました。
これから、各メーカーが「BTF」に対応したパーツを次々に発売することが予想されます。
机周りのデバイスが次々とワイヤレス化する中、PC内部も「疑似ワイヤレス化」が主流になっていくと考えられます。
新しい世代では、ミニマルでシンプルな外観を追求し、美しいPCアセンブリを実現していくことでしょう。
お目通し戴き、ありがとうございました。
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★新しく自作PCを創るなら「ASUS ROG Swift OLED PG27AQDM」も一緒にいかがですか?