2015年11月26日
これは便利! 無料 DNS サービス 【パブリックDNS】 の一覧
無料DNSサービスの一覧
DNSとは
DNSとは、ドメインネームシステム(Domain Name System)の略称です。
通常、ネットワーク上のすべてのコンピュータには固有の「IPアドレス」が割り当てられており、
このIPアドレスを指定してデータ送受信を行っています。
しかし、IPアドレスは数字の羅列であるため、
識別は難解で覚えにくく、IPアドレスだけを見ても何のサイトなのか分かりません。
そこで、
これを解決するために、インターネットドメインが生み出されました。
ただし、ドメインそのものではデータ送受信はできないので、
ドメイン名とIPアドレスとの相互変換を行う為にDNSが存在しています。
そして、それを担う各サーバがDNSサーバと呼ばれています。
DNSサーバには様々な役割があり、
役割毎に DNSコンテンツサーバ や DNSキャッシュサーバ
などの名前が付けられています。
パブリックDNSサービスの一覧
DNSのうち、公共のDNSというものが存在します。
その名も、パブリックDNS。
このパブリックDNSは、
申請や登録などの手間がなく、
誰でも無料で自由に使える便利なものです。
そこで今回は、
有名なパブリックDNSをご紹介したいと思います。
Google Public DNS
まずは、
なんといっても検索エンジン最大手の「Google」が運営するDNSサーバーがお勧めです。
噂ではGoogleが持つ100万台を超えるグリッド化されたコンピュータでは、
膨大なデータと共に、さまざまな情報がキャッシュされており、
一回の検索で数千から数万台ものコンピュータが処理を行っているようです。
それだけに、
キャッシュされているドメインとIPアドレス情報を用いた高速な変換は卓越しています。
覚えやすいアドレスも特徴的です。
優先DNSサーバーアドレスは 「8.8.8.8」
代替DNSサーバーアドレスは 「8.8.4.4」
OpenDNS
世界最大のネットワーク機器メーカーである「Cisco」が運営するサーバーです。
膨大なドメイン名キャッシュを備えており、かなり高速です。
フィッシングフィルター機能、ドメインブロック機能、
タイポ(タイプミス)訂正機能などを備えていおり、
悪意あるサイトにアクセスしようとするとブロックすることができるようになっています。
セキュリティ面で安心してお勧めできるDNSサーバーです。
【基本(速度重視)】
優先DNSサーバーアドレスは 「208.67.222.222」
代替DNSサーバーアドレスは 「208.67.220.220」
【基本(セキュリティ、アダルト)】
優先DNSサーバーアドレスは 「208.67.222.123」
代替DNSサーバーアドレスは 「208.67.220.123」
Norton ConnectSafe
ウイルス対策ソフトのNortonが運営するDNSサーバーです。
シマンテックの基本的なセキュリティ機能が含まれており、
高速で、信頼性の高いWebブラウジングを可能にします。
最大の特徴は、各種のフィルタリング機能です。
アドレスはフィルタリング毎に異なっており、
各アドレスは以下の通りです。
【セキュリティ】
優先DNSサーバーアドレスは 「199.85.126.10」
代替DNSサーバーアドレスは 「199.85.127.10」
【セキュリティとポルノ】
優先DNSサーバーアドレスは 「199.85.126.20」
代替DNSサーバーアドレスは 「199.85.127.20」
【セキュリティ、ポルノと "その他"】
優先DNSサーバーアドレスは 「199.85.126.30」
代替DNSサーバーアドレスは 「199.85.127.30」
※"その他":成人向けコンテンツ、中絶、アルコール、犯罪、
カルト、麻薬、ギャンブル、憎悪、性的指向、自殺、タバコや暴力が含まれているサイト
上記フィルタリングを無料で利用できるので、
お子様がいるご家庭にお勧めです。
Yandex.DNS
ロシア最大の検索エンジン「Yandex」が運営をするDNSサーバです。
世界各国に80以上のDNSサーバーを設置しているので高速です。
これもフィルタリング毎にアドレスが異なります。
【基本(速度重視)】
優先DNSサーバーアドレスは 「77.88.8.8」
代替DNSサーバーアドレスは 「77.88.8.1」
【基本(セキュリティ)】
優先DNSサーバーアドレスは 「77.88.8.88」
代替DNSサーバーアドレスは 「77.88.8.2」
Comodo Secure DNS
ファイアウォールやSSLで有名な「Comodo Group」のDNSサーバーです。
世界5大陸、15箇所にサーバーを設置し、高速に処理できるよう設計されています。
マルウェアに感染したドメインへの接続をブロックしてくれます。
優先DNSサーバーアドレスは 「8.26.56.26」
代替DNSサーバーアドレスは 「8.20.247.20」
DNS Advantage
セキュリティサービスで有名な「Neustar」が運営しています。
世界中のクラウドサーバ上に構築されており、
利用者の用途に合わせたDNS変換を行なうことで高速化を図っています。
優先DNSサーバーアドレスは 「156.154.70.1」
代替DNSサーバーアドレスは 「156.154.71.1」
Baidu DNS
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの中国検索エンジン最大手のBaiduが運営するDNSサーバー。
膨大な人口による検索アクセスを難なく処理しているだけに、
そのパワーは相当なものです。
中国国内サイトの変換は最速ではないでしょうか。
優先DNSサーバーアドレスは 「180.76.76.76」
代替DNSサーバーアドレスは 「114.114.114.114」
その他のパブリックDNS
Level31
優先DNS 209.244.0.3
代替DNS 209.244.0.4
Verisign2
優先DNS 64.6.64.6
代替DNS 64.6.65.6
DNS.WATCH4
優先DNS 84.200.69.80
代替DNS 84.200.70.40
DNS Advantage
優先DNS 156.154.70.1
代替DNS 156.154.71.1
GreenTeamDNS7
優先DNS 81.218.119.11
代替DNS 209.88.198.133
SafeDNS8
優先DNS 195.46.39.39
代替DNS 195.46.39.40
OpenNIC9
優先DNS 162.211.64.20
代替DNS 199.195.249.174
SmartViper
優先DNS 208.76.50.50
代替DNS 208.76.51.51
Dyn
優先DNS 216.146.35.35
代替DNS 216.146.36.36
FreeDNS10
優先DNS 37.235.1.174
代替DNS 37.235.1.177
Alternate DNS11
優先DNS 198.101.242.72
代替DNS 23.253.163.53
censurfridns.dk13
優先DNS 91.239.100.100
代替DNS 89.233.43.71
Hurricane Electric14
優先DNS 74.82.42.42
puntCAT15
優先DNS 109.69.8.51
【どのフリーDNSサーバが速いかを比較してみました】
まとめ
通常ご家庭では、
契約しているプロバイダが指定するDNSサーバーのアドレスを設定していると思います。
しかし、何らかのトラブルで変換できなくなったり、速度が遅くなることもあるので、
そんな時に無料のDNSサーバーが役立ちます。
また、外出先のホテルやカフェなどでWiFi通信するときなど、
セキュリティ面が不安なので、
Norton ConnectSafeやComodo Secure DNSなどのフィルタリングされているパブリックDNSだと安心です。
また、主に検索することが多い場合は、Google Public DNSにすることで、
かなりのスピードアップが期待できます。
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