飲料水から放射性ヨウ素が・・・、対策は? Q&A
遂に浄水場から放射性ヨウ素が検出された!
内部被曝(体内被曝)の影響は!?
今後の日本に必要なのは放射性物質を取り除く機能のある浄水場の設備だけれども可能なのか?
それが完成するのならば世界から絶賛し賞賛されて先進国のトップになるのだろうが・・・
しかし、日本人の技術と開発力なら出来る!
・・・と、私は信じる!!
[放射性物質]水道水からヨウ素検出
…生活上の疑問Q&A
東京都葛飾区の金町浄水場で、水道水から1キログラム当たり210ベクレルの放射性ヨウ素が検出された。
都は23区内などで乳児の飲用を控えるよう求めたが、入浴などには利用してもいいのか。
幼児は大丈夫なのか。
生活上のさまざまな疑問点を、専門家らの話を基にまとめた。【山崎友記子、五味香織】
Q:なぜ1歳未満の乳児だけなの?
A:原子力安全委員会は、放射性ヨウ素が300ベクレルを超える飲料水は飲用を控えるよう定めている。一方、食品衛生法に基づく暫定規制値は、100ベクレルを超える牛乳などを乳児用の粉ミルクや飲用に使用しないとしている。これを基に国はこれまで、100ベクレル超の水道水を摂取しないよう呼びかけていた。ヨウ素は甲状腺に集まりやすいが、小さい子どもは成長が盛んで甲状腺の発達も進むため、放射性ヨウ素も多く取り込み、影響が大きいと考えられている。
Q:妊婦は?
A:妊婦が飲んだ水は胎盤を通じて胎児に影響を与えると考えられる。胎児についての放射性物質の規制値はなく、現時点で妊婦に摂取しないよう呼び掛けてはいないが、ある産科医は「水道水はできれば避けてほしい」という。ただし「ペットボトル入りの飲料水が入手できずに強いストレスを感じるなら、その方が母体に悪い」とも説明する。
Q:そもそも浄水場で放射性物質は取り除けないの?
A:浄水場での水処理は汚れやにおいを取り除くが、放射性物質の除去は想定していない。左巻健男・法政大教授(科学リテラシー)によると、今回、暫定規制値を超える放射性ヨウ素が検出された金町浄水場はオゾンガスで汚れを分解し、活性炭で有機物などを吸着する高度な技術で処理をしている。それでも放射性物質の除去はごく一部にとどまるとみられる。
Q:家庭用浄水器や煮沸(沸騰)では減らせる?
A:一般的な家庭用浄水器も浄水場と同様の仕組みなので、あまり期待できないと考えた方がいい。煮沸させても難しいとされている。
Q:乳児はお風呂や歯磨きにも使わないほうがいい?
A:厚生労働省は「問題ない」との見解を出している。丹羽太貫(おおつら)・京都大名誉教授(放射線生物学)も、飲んだとしても放射性物質がすべて体に取り込まれるわけではなく、入浴や歯磨きでの影響はほとんどないと指摘する。丹羽氏は「乳児は粉ミルクを水道水で溶いて飲むから基準を引き下げたのだろうが、そもそも日本の基準は厳密すぎる。あまりナーバスにならない方がいい」と冷静な対応を求めている。
Q:水道水の摂取を控える地域は今後広がるの?
A:厚労省は21日、全国の自治体の水道事業者などに対し、水道水から100ベクレルを超える放射性ヨウ素が検出された場合は、公表するよう通知を出している。今後自治体が発表する数値に注意しよう。
◇ベクレルとシーベルト◇
ベクレルは放射能の強さを表す単位で、1秒間に原子核の崩壊が1回起こる放射能の強さが1ベクレル。シーベルトは放射線の人体への影響を示す単位。光に例えると、ベクレルは電球本体の明るさで、シーベルトは光を受けた場所の明るさに相当する。放射線や放射性物質の種類、放射線を受けた臓器によって人体への影響は異なる。1ベクレルの放射性ヨウ素を経口摂取した場合の人体への影響は、0.022マイクロシーベルトとなる。一般人の1年間の被ばく限度は、自然放射線を除き、1000マイクロシーベルト。
関連記事:
金町浄水場で放射性物質…乳児には飲ませないで
水道水から放射性ヨウ素=乳児飲用基準の2倍―東京都
深刻さ判断できず=農産物の放射性物質検出-WHO(時事通信)
新たに2市町で暫定規制値上回る=ホウレンソウの放射性物質-茨城(時事通信)
基準値超える放射性ヨウ素検出=福島県川俣町の水道水-厚労省(時事通信)
損害賠償「しっかり対応」=基準超の放射性物質検出で-東電(時事通信)
小売店、販売の有無調査=放射性物質検出の農産品(時事通信)
※ 川や池の濁り水を飲料水にするには 浄水器でリスティング
※ 人間も! ペットも!! 体内被曝(内部被曝)の対策にはプレミアムゼオライト
この記事へのコメント