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手っ取り早く「文章力を上げる」6つの方法




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ここでいう文章力とは、分かりやすい文章を書く力のこと。

分かりやすさとは、シンプルかつ明瞭であることです。


今回は、シンプルな文章を書くポイントを6つに分けて紹介します。




1)一文一文を短くする



例1) 私が書く文章は読みにくいと友達に言われたので、文章力を上げたいと思い、いろいろな本を読みましたが、どれも効果はありませんでした。

  私が書く文章は読みにくいと、友達に言われました。
    そこで文章力を上げるために、いろいろな本を読み始めることにしました。
    しかし、どれも効果はありませんでした。




1つの文に、たくさんの情報を詰め込めばいいわけじゃありません。

文章を短く区切れば、読んでいる人も理解がしやすいです。



例2)そのよにして考えてみると

  そう考えると



例3)国がすることのできることは2つある。

  国ができることは2つある。
   


例4)報道ひとつで、世論が左右されることの危険性がある。

  報道ひとつで、世論が左右される危険性がある。




言葉を足せば足すほど、文章は分かりにくくなるのです。
削れる言葉は、徹底的に削りましょう。






2)言葉をぼやかさない



例1)文章を分かりやすく書いたりすることは、読み手に負担などをかけないことができる。

  文章を分かりやすく書けば、読み手に負担をかけない。




「とか」「感じ」「〜したり」「など」を使うことによって、言葉が曖昧になります。
簡潔に言いたい場合は、不必要なので省きましょう。

あとは、思い切って断言しましょう。

文章が引き締まり、説得力が増します。



例2)多くのお客様と接する中で、接客のプロとして認められるようになりたいと思います。

  多くのお客様と接して経験を重ねながら、接客のプロとして認められるようになりたいと思います。



抽象的な言い方よりは、具体的な言い方のほうがいいです。
物事をストレートにハッキリと言えば、理解と説得力を得ることができます。






3)読点は、意味の切れ目に打つ



例1)私は村上春樹の作品が好きなので彼の新作が待ち遠しい。

  私は村上春樹の作品が好きなので彼の新作が待ち遠しい。



例2)ニュースで大きく取り上げられる犯罪は、たくさんあり過ぎて惨い殺人事件などもしばらくすると忘れてしまう。
  
  ニュースで大きく取り上げられる犯罪はたくさんあり過ぎて惨い殺人事件などもしばらくすると忘れてしまう。



読点を的確に打てば読みやすくなり、理解しやすくなります。



例3)彼は一年前に、転職して今は順調にやっている。

  彼は一年前に転職して今は順調にやっている。



時間や場面が変わるところにも、読点は有効です。



4)「つなぎ語」を意識する



例1)やる気のない毎日を、やっとのことで打破することができた。
   そう、私を救い出してくれたのは、無二の親友だった。

  やる気のない毎日を、やっとのことで打破することができた。
   私を救い出してくれたのは、無二の親友だった。



例2)1つ1つ物語の全体を見れば、原作の土台はしっかり押さえてあるのだと分かる。
   またどの短編も、最後にはよく知っている終わり方だからだ。

  1つ1つ物語の全体を見れば、原作の土台はしっかり押さえてあるのだと分かる。
   どの短編も、最後にはよく知っている終わり方だからだ。




話の内容が自然に繋がっていれば、わざわざ文と文を繋ぐ必要はありません。
繋げなくても違和感がないなら、思い切って省きましょう。

「そして」「また」「それに」「さらに」は省ける場面が多いです。



5)「てをはに」に気をつける



例1)コンビニの前を通りかかるたび、今日の夕食は何にしようかと考える。

  コンビニの前を通りかかるたび、今日の夕食は何にしようかと考える。


例2)体重落とすために運動しています。

  体重落とすために運動しています。


例3)母は、私の恋愛を反対した。

  母は、私の恋愛反対した。



「てをはに」は入れるのを忘れてしまったり、使い方を間違えたりと扱いが難しいです。
ただ「てをはに」を上手く使えば、文章がスムーズに読める秘訣です。



6)省くべき言葉を知る



になります・なっております


・「お水になります」
・「こちらが、昨日の事件現場になります」
・「この部屋の広さは、1LDKになっております」


「お水です」
「こちらが、昨日の事件現場です」
「このお部屋の広さは、1LDKです」


この「なります」は、とても変な風に聞こえます。
書き言葉としても違和感があるので、使用は控えましょう。



基本的に・に対して


・東京は基本的に何でも揃っているから便利である。
・私が知らないことも、彼女は基本的によく知っているのだ。 

・私はいつも言葉使いに対して、気をつけている。
・この仕事に対しての意味も分からずにやっていた。
・曖昧なことに対しては放っておかず、正確な情報を頭に入れておきたい



上の文の「基本的に」「に対して」を取り払って読んでみてください。
違和感なく読めることでしょう。

こういう意味のない言葉は、省くとすっきりします。


なぜなら・理由としては


・私は京都を訪れている間、毎日心が踊っていた。
 なぜなら、風景がとても綺麗だったからだ。

・私は、簡潔で読みやすい文章を心がけている。
 この点をあげた理由は、限られた時間内に読み手に内容を理解していただく必要があるからだ。



こんなの言われてなくても、分かることです。
無くてもいい言葉は、削りましょう。



まとめ



以上、文章力をあげる6つの方法でした。

この6つを押さえれば、だらだらと長い文章もスッキリしたものに出来るんじゃないでしょうか。


文章力の基本
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今回挙げた6つの方法は「文章力の基本 簡単だけど、誰も教えてくれない77のテクニック」を読んだのを、自分なりにまとめたものです。

そのため「実用的な文章」のポイントであることに注意してください。ブログなどで書く場合には、当てはまらない部分があると思います。


といいますと、こればっかりに意識しすぎると、とても硬い文章になってしまいます。

テンポ重視のブログでは、話し言葉の軽やかさも大事です。

軽快な文は、読みやすいですから。



ただ基本を知るのも、悪いことでは無いはずです。
基本という土台が無ければ、魅力的な文章なんて書けません。

あとは自分なりに考えて、よりよい文を模索していけばいいんじゃないかと思います。


おわりに


今回の記事は「文章力の基本」のほんの一部分です。

本書ではより具体的に、わかりやすい77個のテクニックが収録しているので興味があったらぜひ手にとってみてください。


それではまた!!




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