外為ラボ

（主な米経済指標）　　　　　　　　　＜発表値＞　　　　＜前回発表値＞

12月米住宅価格指数　　 0.8％ 　　　 ▲0.1％・改

10−12月期米住宅価格指数

前期比　　　　　　　　　 1.2％ 　　　　 　1.8％・改

12月米ケース・シラー住宅価格指数 165.69 　　　165.82・改

前年比　　　　　　 13.4％ 　 　　 13.7％

2月米消費者信頼感指数　　　　　 78.1 　 　　79.4・改

2月米リッチモンド連銀製造業景気指数 ▲6 　　 　12





・ユーロドルは小幅上昇。米長期金利の低下を手掛かりに1.3768ドルまで買いが先行した。ただ、前日の高値1.3772ドルや19日の高値1.37735ドルを上抜け出来ず、上値の重さを嫌気した売りが優勢に。一時1.3715ドルまで下げ足を速めた。もっとも、前日の安値1.3708ドルがサポートとなり下げ止まると、ポンドドルがロンドン16時（日本時間1時）のフィキシングに絡んだ買いで一転上昇した影響から、1.3758−61ドルまで買い戻された。引けにかけては1.3740ドル付近までじり安となるなど、方向感が定まらなかった。

・ドル円は下落。米長期金利の低下を受けて売りが強まり、前日の安値102.165円を下抜けた。2月米リッチモンド連銀製造業景気指数や2月米消費者信頼感指数が予想を下回ったことも嫌気され、102.005円まで下押しした。102.00円手前で下値の堅さを確認すると、ダウ平均のプラス圏浮上を支えに102.23−26円まで下げ渋ったが、ダウ平均が引けにかけて弱含んだため戻りは限られた。

・ユーロ円も下落。ユーロドルやドル円と同様の値動きとなった。弱い米指標などをきっかけに140.14円まで売り込まれた後、140.58−63円まで買い戻されたが、終盤には140.30円付近まで再び下げた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅反落。2月米リッチモンド連銀製造業景気指数や2月米消費者信頼感指数が予想を下回り投資家心理が冷やされた。ダウ平均は一時60ドル近く下落した。ただ、「米経済指標の悪化は悪天候が要因」との見方が織り込まれているほか、米低金利政策の長期化観測を支えに50ドル近く上昇する場面も見られるなど、前日終値を挟んで方向感が定まらなかった。

　ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指も小幅反落した。


ダウ工業株30種平均：同27ドル48セント安の16179ドル66セント

ナスダック総合株価指数：同5.38ポイント安の4287.59

10年物米国債利回り：同0.03％低い（価格は高い）2.70％

ＷＴＩ原油先物4月限：同0.99ドル安の１バレル＝101.83ドル

金先物4月限：同4.7ドル高の１トロイオンス＝1342.7ドル