外為ラボ

（主な米経済指標）　　　　　　　　　　　＜発表値＞ 　　＜前回発表値＞

3月米輸入物価指数（前月比）　 　　▲0.5％ 　　 　0.6％・改

前週分の米新規失業保険申請件数 34万6000件 　　 　38万8000件・改



・ドル円は小反落。バリアオプションが観測されている100.00円を上抜けることが出来なかったため、上値の重さを嫌気した市場参加者がポジション解消に動いた。米長期金利の低下に伴う売りが出たほか、市場では「ドイツ系銀行の円買い・ドル売りが入った」との指摘があり一時99.10円まで値を下げた。

　ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。日銀が導入した「量的・質的金融緩和」を背景に円の先安観が強まるなか、米国株価の上昇を手掛かりに円売り・ドル買いが優勢となった。前日の高値99.88円を上抜けて、一時99.95円と2009年4月14日以来の高値を付けた。市場関係者からは「100.00円突破を狙った仕掛け的な円売り・ドル買いが出ていた」との声も聞かれた。

・ユーロドルは反発。欧州株相場の上昇をきっかけにユーロ買い・ドル売りが先行。資源国通貨に対してドル安が進んだ影響も受けて、一時1.3138ドルと2月28日以来の高値を付けた。ただ、1.31ドル台半ばに観測されている売り注文に上値を抑えられると、徐々に頭が重くなり一時1.3083−86ドルまで下押しした。ドル円の持ち直しにつれたユーロ売り・ドル買いも出た。

・ユーロ円は6日続伸。ドル円と同様に、足もとの相場上昇に対する反動で利益確定の売りが先行。一時129.73−78円まで下落しアジア時間に付けた日通し安値129.72円に迫った。ただ、下値では押し目買い意欲が旺盛で相場は徐々に強含んだ。米国株が上昇し、投資家のリスク志向が高まると円売り・ユーロ買いが活発化。一時131.10円と2010年1月15日以来の高値を更新した。

ダウ工業株30種平均：同62ドル90セント高の14865ドル14セント

ナスダック総合株価指数：同2.90ポイント高の3300.16

10年物米国債利回り：同0.01％低い(価格は高い)1.79％

ＷＴＩ原油先物5月限：同1.13ドル安の１バレル＝93.51ドル

金先物6月限：同6.1ドル高の１トロイオンス＝1564.9ドル


業界最狭水準のスプレッド・・・米ドル／円　ついに0.1銭
その他　EUR/JPY　0.59銭　GBP/JPY　0.99銭　AUD/JPY　0.85銭　EUR/USD　0.49pips
FX業界初！提示レート少数点以下4桁表示のSBI FXTRADE