外為ラボ

（主な米経済指標）　　　　　　　　　　＜発表値＞　　＜前回発表値＞
ＭＢＡ住宅ローン申請指数（前週比）　▲0.9％ 　　 　　　▲2.2％
10月米新築住宅販売件数（前月比）　▲0.3％　　 　　　0.8％・改
件数　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 36万8000件　 　36万9000件・改

・ドル円は小反落。ただ、ニューヨーク市場に限れば下値が堅かった。来年初めに米国で大規模な財政引き締めが起きる「財政の崖」への警戒感が根強いなか、10月米新築住宅販売件数が市場予想を下回ったことでダウ平均が100ドル超下落。米長期金利が低下したことも相場の重しとなり、一時81.68円まで値を下げた。ただ、米共和党のベイナー下院議長が「歳出削減が伴えば歳入についても協議する用意がある。オバマ米大統領との合意に楽観的」などと述べたと伝わると、米国株が急速に買い戻されダウ平均は100ドル超上昇。ドル円にも買い戻しが入った。

　米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は28日、米地区連銀経済報告（ベージュブック）を公表し、総括判断で「米経済活動はここ数週間、落ち着いたペースで拡大した」と指摘した。ただ、為替相場への影響は限定的だった。

・ユーロドルは小反発。アジア株や欧州株の下落で、投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めユーロ売り・ドル買いが先行した。格付け会社フィッチが「財政計画が未達ならフランスの格付けを引き下げる可能性ある」と指摘したこともユーロ売りを誘い、一時1.2880ドルまで下げ幅を広げた。ただ、米下院議長が米財政協議に楽観的な見通しを示したことが伝わると、米国株が急速に切り返したためユーロドルにも買い戻しが入った。アジア時間の高値1.2946ドルを上抜けて、一時1.2955ドルまで上昇した。

ダウ工業株30種平均：同106ドル98セント高の12985ドル11セント

ナスダック総合株価指数：同23.99ポイント高の2991.78

10年物米国債利回り：同横ばいの1.63％

ＷＴＩ原油先物1月限：同0.69ドル安の１バレル＝86.49ドル

金先物12月限：同25.8ドル安い１トロイオンス＝1716.5ドル

業界最狭水準のスプレッド・・・米ドル／円　0.12銭
その他　EUR/JPY　0.59銭　GBP/JPY　0.99銭　AUD/JPY　0.85銭　EUR/USD　0.49pips
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