外為ラボ

（主な米経済指標）　　　　　　　　　＜発表値＞　　＜前回発表値＞
10月米耐久財受注額（前月比）　　　0.0％　　 　　9.2％・改
輸送用機器を除く（前月比）　　　 　　 1.5％　　 　　1.7％・改
11月米消費者信頼感指数　　　　 　 　73.7　　 　 　73.1・改
9月米住宅価格指数　　　　　　　　　　0.2％　　　　 0.5％・改

・ユーロドルは下落。ユーログループと国際通貨基金（ＩＭＦ）がギリシャ支援で合意したことを受けて、アジア市場では一時1.3010ドルまで上昇したが上値は重かった。欧米市場では、「ギリシャ合意は織り込み済み」として戻り売りが広がった。フィッシャー米ダラス連銀総裁が金融緩和の長期化に否定的な発言をしたこともユーロ売り・ドル買いを後押しした。米国株が下落し、投資家がリスクを取りにくくなるとの見方からユーロ売り・ドル買いが進むと、一時1.2915ドルまで下げ幅を広げた。原油相場の下落を背景に、対資源国通貨でドル買いが強まった影響も受けた。

・ドル円は4営業日ぶりに小反発。ドルと円がユーロなどに対して同時に売買されたため、82円台前半で方向感が出なかった。予想を上回る米経済指標が相次いだことで、円売り・ドル買いが出て一時82.29円とアジア時間に付けた日通し高値82.315円に接近する場面があった。半面、リード米上院院内総務が「米『財政の崖』回避に向けた協議はほとんど進展していない」などと発言し、米国株が下落。米長期金利も低下したため、上値は限定的となった。

　なお、米スタンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）が発表した9月Ｓ＆Ｐケース・シラー住宅価格指数は前年比 3.0％上昇と予想の2.9％上昇を上回ったほか、米大手民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した11月米消費者信頼感指数は73.7と予想の73.0程度を上回った。また、米リッチモンド連銀が発表した11月製造業景気指数はプラス9と予想のマイナス9に反して上昇した。

ダウ工業株30種平均：同89ドル24セント安の12878ドル13セント

ナスダック総合株価指数：同8.99ポイント安の2967.79

10年物米国債利回り：同0.03％低い（価格は高い）1.63％

ＷＴＩ原油先物1月限：同0.56ドル安の１バレル＝87.18ドル

金先物12月限：同7.3ドル安い１トロイオンス＝1742.3ドル

業界最狭水準のスプレッド・・・米ドル／円　0.12銭
その他　EUR/JPY　0.59銭　GBP/JPY　0.99銭　AUD/JPY　0.85銭　EUR/USD　0.49pips
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