外為ラボ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　予想　　　前回　　　結果
10月住宅着工件数（季調済・年率）　86.3万件↓ 84.0万件 89.4万件
10月建設許可件数（季調済・年率）　89.0万件↓ 86.4万件 86.6万件

・ドル円は5日続伸。一時4月20日以来約7カ月ぶりの高値となる81.76円まで値を上げた。アジア市場では、白川日銀総裁が定例会見で安倍晋三自民党総裁の主張する「3％の物価目標」や「マイナス金利」に否定的な見解を示したことで、円買い・ドル売りが入り一時81.13円まで値を下げる場面があった。ただ、日銀が今後一段の金融緩和を迫られるとの思惑は根強く、売りが一巡すると再び円安地合いに。米長期金利が上昇し、日米金利差が拡大するとの観測から円売り・ドル買いが出た面もある。

・ユーロドルはほぼ横ばい。この日のユーロ圏財務相会合でギリシャ向けの支援がまとまるとの期待が強まり、ユーロ買い・ドル売りが先行。ユンケル・ルクセンブルク首相（ユーログループ議長）が「ギリシャをめぐり今夜最終合意の可能性が高い」と発言したことで、一時1.28295ドルまで上値を伸ばした。

　ただ、ユンケル議長がすぐに「ギリシャについて今夜合意できるという確信はない」と述べたことで、上値も限られた。原油安を背景に、資源国通貨などに対してドルを買い戻す動きが広がったことも相場の重しとなり、一時1.2786−89ドルまで下押しした。市場では「200日移動平均線が位置する1.2805ドルをにらんだ神経質な動きとなった」との声が聞かれ、相場は一進一退の展開となった。

　なお、欧州連合（ＥＵ）当局者の話として、「ユーロ圏財務相はギリシャ債務の対ＧＤＰ比率を2020年に120％に低下することを目指す」「ユーロ圏財務相はギリシャにＥＦＳＦ融資の利払いを10年間免除することを検討。440億ユーロの削減が見込まれる」などと伝わったが、相場の反応は限定的だった。

ダウ工業株30種平均：同7ドル45セント安の12788ドル51セント

ナスダック総合株価指数：同0.61ポイント高の2916.68

10年物米国債利回り：同0.05％高い（価格は安い）1.66％

ＷＴＩ原油先物1月限：同2.53ドル安の１バレル＝86.75ドル

金先物12月限：同10.8ドル安い１トロイオンス＝1723.6ドル

業界最狭水準のスプレッド・・・米ドル／円　0.12銭
その他　EUR/JPY　0.59銭　GBP/JPY　0.99銭　AUD/JPY　0.85銭　EUR/USD　0.49pips
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